JPH04104697A - コードレス電話システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はコードレス電話システムに係り、携帯部により
、複数の固定部の持つそれぞれの通話エリア間を移動し
ながら通話する場合、通話を継続しながら他の通話エリ
アへの移動を可能とするものに関する。

［従来の技術］ 近年、小さい電力の電波を用いて、電話回線をコードレ
ス化した電話機が多く用いられるようになっている。こ
のような電話機はかなり広範囲で通話ができ、しかも持
ち運びが容易であることがら、移動しながら広い範囲で
の通話を必要とする場所にコードレス電話システムを導
入し、携帯部（子機）により随所で通話ができるように
したもの等がある、しかし、使用する電波が小さい電力
のため、固定部（親機）の通話エリアには限界がある。

このため、例えば、携帯部の移動範囲が広大なゴルフ場
等に設置するような場合、複数の固定部を適宜の場所に
設置し、携帯部は移動先を通話エリアとする固定部を介
し通話を行うようにすればよいが、この場合、１つの固
定部の通話エリアから他の固定部の通話エリアに移動す
るために前の固定部との通話を停止し、しかる後、移動
先の固定部を介しての通話に切替えを行う。このとき、
移動先の固定部の通話チャンネルを設定する等のため、
この間通話が中断されるという煩わしさを伴うものであ
った。このため、通話中に１つの通話エリアから他の通
話エリアに移動する場合に通話が中断されることのない
システムが求められていた。

［発明が解決しようとする課題］ 本発明はこのような点に鑑みてなされたもので、１つの
固定部の通話エリアのみでは移動する携帯部との通話が
不可能な広い場所にコードレス電話システムを導入する
場合、複数の固定部を適宜の場所に分散設置し、各固定
部の使用中の通話チャンネルを電話交換機等に登録し、
携帯部での所要の操作に基づきチャンネル設定部により
登録されたチャンネル以外の通話チャンネルを指定する
と共に各固定部に対しこの通話チャンネルの使用を禁止
する。そして、各固定部において前記通話チャンネルの
信号の受信感度を判定し、受信感度が設定値以上となっ
たとき、同一通話チャンネルを保持しながら携帯部との
通話回線を当該固定部に切替えることにより、携帯部が
複数の固定部の通話エリア間を移動する場合でも、通話
が中断されることのないコードレス電話システムを提供
するものである。

［課題を解決するための手段］ 本発明は上述の課題を解決するため、電話交換機に接続
されそれぞれの通話エリアにおいて無線による送・受信
を可能とする複数の固定部と、これら固定部との間で送
・受信を行う携帯部とでなるコードレス電話システムに
おいて、前記電話交換機若しくは各固定部に設けられ使
用中の通話チャンネルを登録するチャンネル登録部と、
前記各固定部に設けられ携帯部の所要の操作に基づき当
該携帯部の登録および移動等を設定する設定部と、設定
部の設定に基づき前記チャンネル登録部より読み出され
たチャンネル以外の通話チャンネルを指定するチャン矛
ル設定部と、前記指定されたチャンネルの通話信号を受
信する受信専用部と、前記設定部、受信専用部およびチ
ャンネル設定部を制御する制御部とでなり、前記設定部
の設定に基づき、制御部を介し各固定部の前記通話チャ
ンネルの使用禁止を指令し、受信専用部の受信信号レベ
ルが設定値に達した固定部に対し前記通話チャンネルを
指定し、電話交換機により携帯部との通話回線を当該固
定部に切替えるように構成したコードレス電話システム
を提供するものである。

［作用コ 以上のように構成したので、本発明によるコードレス電
話システムにおいては、複数の固定部を適宜の場所に分
散設置する。携帯部での所要の操作により、各固定部に
おいて使用中の通話チャンネルを電話交換機等に登録し
、チャンネル設定部により前記登録されたチャン矛ル以
外の通話チャンネルを指定すると共に各固定部に対しこ
の通話チャンネルの使用を禁止する。そして、各固定部
において前記通話チャンネルの信号を受信し受信感度を
判定し、感度が設定値以上となったとき携帯部との通話
回線を当該固定部に切替える。

複数の固定部に携帯部との通話信号を受信する受信専用
部を設け、チャンネル判定部により受信した信号の通話
チャンネルを判定し、電話交換機に設けたチャンネル登
録部に登録する。そして、各固定部は、新たに発生する
通話のためのチャンネルとして、前記チャンネル登録部
に登録された通話チャンネル以外を指定する。

口実施例］ 以下、図面に基づいて本発明によるコードレス電話シス
テムの実施例を詳細に説明する。

第１図は本発明によるコードレス電話システムの通話エ
リアの概念回、第２図は同コードレス電話システムの固
定部（親Ｉｔ）および電話交換機等の一実施例の要部ブ
ロック図である。まず、第１図において、１は電話交換
機で、外線２等よりの電話番号に基づいて交換接続を行
う、３．４および５は固定部で、それぞれ通話エリアＡ
、Ｂ若しくはＣを有し、各エリア内の携帯部とで無線に
よる通話信号の送・受信を行う。（ａ）、■）および（
Ｃ）は携帯部の移動する位置を示す。６．７および８は
受信専用部で、それぞれ固定部３、固定部４および固定
部５に併設され常時通話信号を受信する。

第２図において、１１はチャンネル登録部で、電話交換
機１を介し各固定部で使用中の通話チャンネルを登録す
る。１２は送・受信部（複数）で、アンテナＩ３を介し
通話エリア内の携帯部との通話信号を送・受信する。１
４は設定部で、携帯部の所要の「移動通話」操作に応し
、当該携帯部の登録および移動通話等の設定を行う。１
５はチャンネル設定部で、前記設定部Ｉ４の設定に基づ
いて、前記チャンネル登録部１１に登録された通話チャ
ン名ル以外のチャンネルを設定する。１６は制御部で、
送・受信部１２の通話チャンネルをチャンネル設定部１
５にて設定したチャンネルに指定する。１７は受信部（
複数）で、前記受信専用部５．６および７に該当し、ア
ンテナ１８を介しそれぞれ通話信号を受信する。　１９
は受信感度判定部で、受信部１７にて受信した信号のレ
ベル等を計測し受信感度を判定する。

２０は記憶部で、装置の制御プログラム等を記憶する。

次に、本発明によるコードレス電話システムの動作を説
明する。チャンネル登録部１１には、電話交換機ｌを介
し固定部３．４若しくは５等の使用中の通話チャンネル
番号等が登録される。さて現在、例えば、携帯部は通話
エリアＡ内の（ａ）点、にあり、固定部３を介し無線に
より通話中である。そして今後、携帯部を通話エリアＡ
より通話エリアＢ若しくは通話エリアＣ等に移動しなが
ら使用する予定がある場合、移動時の通話の中断を防ぐ
ため、携帯部の所要の操作ボタン、例えば、「移動通話
」ボタンを操作する。これにより携帯部より「移動通話
Ｊに設定するための信号が発信され、固定部３のアンテ
ナ１３を介し送・受信部１２により受信される。そして
、この受信に応動し、制御部１６を介し、設定部１４に
より記憶部２０のデータ記憶領域に前記携帯部の識別コ
ードの登録および「移動通話」の設定等を行う。そして
、チャンネル設定部１５により前記チャンネル登録部１
１より制御部１６を介して読み出された通話チャンネル
以外のチャンネルを設定し、制御部１６を介し送・受信
部１２の通話チャンネルをこのチャンネルに指定する。

そして、電話交換機１を介し、他の固定部、すなわち固
定部４および固定部５等に対し前記送・受信部１２に指
定した通話チャンネルの使用を禁止すると共に、これら
固定部の各受信部１７に対し、前記通話チャンネルの信
号の監視（受信）を指令し、それぞれの受信感度判定部
１９により受信した信号の感度の計測を指令する。そし
て、例えば、携帯部が（ａ）点より（ｂ１点に近づき、
固定部４における受信感度の計測値が予め記憶部２０等
に記憶されている設定値以上となったとき、制御部１６
により固定部３の設定内容、すなわち、携帯部の識別コ
ードの登録、「移動通話」の設定、使用すべき通話チャ
ンネルの設定等を固定部４の所定のデータ記憶領域に転
送する。そして固定部３において、以降通話が継続する
間、この通話チャンネルの使用を禁止する。そして、電
話交換Ｉ！ｌを介し、携帯部との通話回線を固定部３よ
り固定部４に切替える。

携帯部がさらに他の通話エリアＣ等へ移動する場合、前
記同様の動作を繰り返す。

なお、上記では、各固定部で使用されている通話チャン
ネルを登録するためのチャンフル登録部を電話交換機に
接続するものとしたが、このチャンネル登録部を各固定
部に設けるようにしてもよい。また、通話信号監視中の
固定部における受信感度が設定値以上になったとき、携
帯部との通話回線を自動的にその固定部に切替えるよう
にしたが、隣接する２つの固定部の受信感度の比較を行
い、受信感度が高いと判定された固定部に通話回線を切
替えるようにしてもよい。

なお、上記では、３か所に固定部を設けた例で説明した
が、さらに固定部を多数配置するならば、携帯部の移動
に応じ、移動先の固定部に同一通話チャンネルのまま次
々に切替えを行い、１台の固定部による通話エリアを越
える広い範囲で中断されずに通話を行うことも可能とな
る。

［発明の効果コ 以上に説明したように、本発明によるコードレス電話シ
ステムにおいては、１つの固定部の通話エリアのみでは
移動しながら使用される携帯部との通話をカバーしきれ
ないような広い場所に複数の固定部を設置し、各固定部
の通話エリアにより必要な範囲をカバーするようにし、
携帯部の「移動通話Ｊ設定等により、この携帯部との通
話チャンふルを通話が継続される間開−チヤンネルに固
定されるものであるから、携帯部が通話エリア間を移動
する場合の通話の中断は、固定部の切替えのための短か
い時間のみであり、従来のように、固定部の切替えの都
度生した通話チャンネルを設定するための時間が不要で
、従って、通話エリア間の移動による通話の中断時間が
短時間で済むという利点を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるコードレス電話システムの通話エ
リアの概念図、第２図は同コードレス電話システムの電
話交換機および固定部の一実施例の要部ブロンク図であ
る。 図中、１は電話交換機、３乃至５は固定部、６乃至８は
受信専用部、１１はチャンネル登録部、１２は送・受信
部、１３および１８はアンテナ、１４は設定部、１５は
チャンネル設定部、１６は制御部、１７は受信部、１９
は受信感度判定部、２０は記憶部、Ａは固定部３０通話
エリア、Ｂは固定部４０通話エリア、Ｃは固定部５の通
話エリア、（ａ）、（ｂ）および（Ｃ）は携帯部の所在
位置である。 特許出願人　株式会社富士通ゼネラル 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 電話交換機に接続されそれぞれの通話エリアにおいて無
   線による送・受信を可能とする複数の固定部と、これら
   固定部との間で送・受信を行う携帯部とでなるコードレ
   ス電話システムにおいて、前記電話交換機若しくは各固
   定部に設けられ使用中の通話チャンネルを登録するチャ
   ンネル登録部と、前記各固定部に設けられ携帯部の所要
   の操作に基づき当該携帯部の登録および移動等を設定す
   る設定部と、設定部の設定に基づき前記チャンネル登録
   部より読み出されたチャンネル以外の通話チャンネルを
   指定するチャンネル設定部と、前記指定されたチャンネ
   ルの通話信号を受信する受信専用部と、前記設定部、受
   信専用部およびチャンネル設定部を制御する制御部とで
   なり、前記設定部の設定に基づき、制御部を介し各固定
   部の前記通話チャンネルの使用禁止を指令し、受信専用
   部の受信信号レベルが設定値に達した固定部に対し前記
   通話チャンネルを指定し、電話交換機により携帯部との
   通話回線を当該固定部に切替えるように構成したことを
   特徴とするコードレス電話システム。