JPH04103234U - ターボチヤージヤの回転速度検出装置 - Google Patents

ターボチヤージヤの回転速度検出装置

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JPH04103234U
JPH04103234U JP736891U JP736891U JPH04103234U JP H04103234 U JPH04103234 U JP H04103234U JP 736891 U JP736891 U JP 736891U JP 736891 U JP736891 U JP 736891U JP H04103234 U JPH04103234 U JP H04103234U
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JP
Japan
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vibration sensor
turbine shaft
rotation speed
turbine
vibration
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Pending
Application number
JP736891U
Other languages
English (en)
Inventor
正彦 矢部
幸司 庄山
Original Assignee
日野自動車工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電磁的なノイズに対して影響されることな
く、耐振性に優れ、かつターボチャージャの全回転域で
正確な回転速度を検出する。 【構成】 振動センサ26がセンタハウジング17の外
面に取付けられ、この振動センサ26による検出出力が
増幅器及びバンドパスフィルタを介して所望の振動レベ
ルのピーク値が得られ、このピーク値の周波数をコンプ
レッサ扇車14の羽根の枚数で除すことによりタービン
軸12の回転速度を得る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車のターボチャージャの回転速度を検出する装置に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
この種の装置として、タービン軸に歯車を固着し、この歯車の歯先に近接して 電磁ピックアップをハウジングに取付け、この電磁ピックアップの検出出力によ りタービン軸の回転速度を検出するものが知られている。この装置は歯車の歯先 の位置が変化すると、コイルのインダクタンスが変化する、即ちコイルの端子間 の電圧が変化する特性を利用し、単位時間にカウントしたこの電圧変化よりター ビン軸の回転速度を算出するようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記装置は外部から電磁的なノイズが加わると、正確にコイルの端子 間の電圧変化をカウントすることができない恐れがあった。また自動車の悪路等 の走行により、或いはターボチャージャのタービン軸自身の回転によりある特定 の周波数の振動が発生すると、この振動により電磁ピックアップが共振して正確 に電圧変化をカウントすることができなくなる不具合があった。
【0004】 本考案の目的は、電磁的なノイズに影響されることなく、ターボチャージャの 全回転域で正確な回転速度を検出でき、かつ耐振性に優れたターボチャージャの 回転速度検出装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、タービン軸12の両端部にそれぞれタービン翼車13とコンプレッ サ扇車14とを備え、タービン軸12が軸受16を介してセンタハウジング17 に取付けられたターボチャージャの改良である。 その特徴ある構成は、センタハウジング17の外面に取付けられた振動センサ 26と、振動センサ26の検出出力を増幅する増幅器27と、振動センサ26の 検出出力のうち所望の帯域の周波数を通過させそれ以外の帯域の周波数を除去す るバンドパスフィルタ28とを備えたところにある。
【0006】
【作用】
振動センサ26による検出出力は増幅器27及びバンドパスフィルタ28を介 して所望の振動レベルのピーク値を含み、このピーク値の周波数をコンプレッサ 扇車14の羽根の枚数で除すことによりタービン軸12の回転速度を正確に得る ことができる。
【0007】
【実施例】
次に本考案の一実施例を図面に基づいて詳しく説明する。 図1に示すように、自動車に搭載されたターボチャージャ11はタービン軸1 2の両端部にそれぞれタービン翼車13とコンプレッサ扇車14とを備える。タ ービン翼車13は枚数N1の羽根13aを有し、コンプレッサ扇車14は枚数N2 の羽根14aを有する。タービン軸12は軸受16を介してセンタハウジング1 7に取付けられ、センタハウジング17の一端にはタービン翼車13を覆うター ビンハウジング18が取付けられ、更にセンタハウジング17の他端にはコンプ レッサ扇車14を覆うコンプレッサハウジング19が取付けられる。 タービンハウジング18の外周面には吸入口18aが設けられ、この吸入口1 8aにはエンジンの排気ガスをタービン翼車13に導くエキゾーストマニホルド 21が接続される。タービンハウジング18のセンタハウジング17への取付面 とは反対側の面には吐出口18bが設けられ、この吐出口18bにはタービン翼 車13に吹付けられた排気ガスを車外に導くエキゾーストパイプ22が接続され る。コンプレッサハウジング19のセンタハウジング17への取付面とは反対側 の面には吸入口19aが設けられ、この吸入口19aには外気をコンプレッサ扇 車14に導くインテークパイプ23が接続される。コンプレッサハウジング19 の外周面には吐出口19bが設けられ、この吐出口19bには圧縮されたエアを エンジンに導くインテークマニホルド24が接続される。
【0008】 本考案の特徴ある構成は、センタハウジング17の外面に振動センサ26が取 付けられ(図1)、振動センサ26の検出出力がその検出出力を増幅する増幅器 27の入力に接続され、更に増幅器の出力が振動センサ26の検出出力のうち所 望の帯域の周波数を通過させそれ以外の帯域の周波数を除去するバンドパスフィ ルタ28の入力に接続されたところにある(図2)。
【0009】 バンドパスフィルタ28の出力はコントローラ29の制御入力に接続される。 エンジンのクランク軸にはエンジン回転センサ31が設けられ、この検出出力は コントローラ29の制御入力に接続される。コントローラ29の制御出力は駆動 回路32を介してバンドパスフィルタ28の通過周波数帯域の調整用入力及び後 述するリニヤソレノイド33の入力に接続される(図2)。またコントローラ2 9は図3に示すように、バンドパスフィルタ28を通過した周波数帯域中の振動 レベルが突出したピーク値Pを示す周波数fを読取り、この周波数fをコンプレ ッサ扇車14の羽根14aの枚数N2で除してタービン軸12の回転速度Rを算 出するようになっている。ここで振動レベルのピーク値Pはコンプレッサ扇車1 4の回転により発生することが予め実験的に判明している。コントローラ29の メモリにはタービン軸12の許容回転速度が記憶される。 タービンハウジング18の吸入口18aと吐出口18bとの間にバイパス管3 4が設けられ、このバイパス管34のウエストゲート34aがテーパ孔に形成さ れる。バイパス管34には一端がウエストゲート34aに臨むシャフト36が挿 入されたリニヤソレノイド33が取付けられ、このリニヤソレノイド33は駆動 回路32の出力信号によりシャフト36をその軸方向に移動可能に構成される。 またシャフト36の一端にはウエストゲート34aを封止可能な円錐状のバルブ 37が固着される(図1)。
【0010】 このように構成されたターボチャージャの回転速度検出装置の動作を説明する 。 エンジンが始動すると、コントローラ29はエンジン回転センサ31の検出出 力に基づいてバンドパスフィルタ28の通過周波数帯域を調整し、振動センサ2 6の検出出力は増幅器27及びバンドパスフィルタ28を介して所望の周波数帯 域の振動レベルをコントローラ29に送出する。コントローラ29は振動レベル のピーク値P1の周波数f1をコンプレッサ扇車14の羽根14aの枚数N2で除 してタービン軸12の回転速度R1を算出する。このタービン軸12の回転速度 R1は外部からの電磁的なノイズ又は自動車等の振動に影響されることなく、タ ービン軸12の全回転域にわたって正確に得られる。
【0011】 コントローラ29はこの回転速度R1をタービン軸12の許容回転速度と比較 し、タービン軸12の回転速度R1が許容回転速度以上のとき、駆動回路32を 介してリニヤソレノイド33を作動する。この結果、シャフト36が図1の実線 矢印の方向に移動してバルブ37が開き、排気ガスの一部はバイパス管34を通 ってエキゾーストパイプ22に導かれ、タービン軸12の回転速度R1が許容回 転速度以下になる。従って、タービン軸12の過回転による軸受16の損傷が防 止され、ターボチャージャ11の信頼性が向上する。またウエストゲート34a の開度はシャフト36の移動距離によって微調整でき、従ってバイパス管34を 通る排気ガスの流量を微調整できるので、タービン軸12の回転速度をスムーズ に制御できる。
【0012】 なお、実施例ではコントローラが振動センサの検出出力に基づいてタービン軸 の回転速度を算出し、ウエストゲートを開閉するように構成したが、これは一例 であって従来の機械式のウエストゲート機構、即ちインテークマニホルド内が所 定の圧力以上になったときこの圧力がばねの弾性力に抗して別のウエストゲート を開く機構と併用してもよい。この場合、ターボチャージャの信頼性が更に向上 する。
【0013】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、振動センサをセンタハウジングの外面に 取付け、振動センサの検出出力を増幅器の入力に接続し、増幅器の出力を振動セ ンサの検出出力のうち所望の帯域の周波数を通過させそれ以外の帯域の周波数を 除去するバンドパスフィルタの入力に接続したので、振動センサの検出出力のう ち所望の振動レベルのピーク値を得ることができ、この結果このピーク値の周波 数をコンプレッサ扇車の羽根の数で除すことによりタービン軸の回転速度が極め て高い精度で得られる。また振動センサは電磁的なノイズや自動車等の振動に影 響されることなく、ターボチャージャの全回転域で正確に検出できる。 更に、検出されたタービン軸の回転速度に基づいてコントローラがウエストゲ ートの開閉を制御すれば、ターボチャージャの信頼性を向上させることができる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案一実施例ターボチャージャの回転速度検
出装置の要部断面図。
【図2】その装置の電気回路図。
【図3】その振動センサにより検出された振動レベルの
ピーク値を含む周波数分析図。
【符号の説明】
11 ターボチャージャ 12 タービン軸 13 タービン翼車 14 コンプレッサ扇車 16 軸受 17 センタハウジング 26 振動センサ 27 増幅器 28 バンドパスフィルタ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タービン軸(12)の両端部にそれぞれター
    ビン翼車(13)とコンプレッサ扇車(14)とを備え、前記タ
    ービン軸(12)が軸受(16)を介してセンタハウジング(17)
    に取付けられたターボチャージャにおいて、前記センタ
    ハウジング(17)の外面に取付けられた振動センサ(26)
    と、前記振動センサ(26)の検出出力を増幅する増幅器(2
    7)と、前記振動センサ(26)の検出出力のうち所望の帯域
    の周波数を通過させそれ以外の帯域の周波数を除去する
    バンドパスフィルタ(28)とを備えたことを特徴とするタ
    ーボチャージャの回転速度検出装置。
JP736891U 1991-01-25 1991-01-25 ターボチヤージヤの回転速度検出装置 Pending JPH04103234U (ja)

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JP736891U JPH04103234U (ja) 1991-01-25 1991-01-25 ターボチヤージヤの回転速度検出装置

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JP736891U JPH04103234U (ja) 1991-01-25 1991-01-25 ターボチヤージヤの回転速度検出装置

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JPH04103234U true JPH04103234U (ja) 1992-09-07

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ID=31739179

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP736891U Pending JPH04103234U (ja) 1991-01-25 1991-01-25 ターボチヤージヤの回転速度検出装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017203648A1 (ja) * 2016-05-26 2017-11-30 三菱重工業株式会社 アンバランス検出装置、および、アンバランス検出方法
US11060940B2 (en) 2016-12-07 2021-07-13 Mitsubishi Heavy Industries Engine & Turbocharger, Ltd. Vibration insulator and unbalance detection device including vibration insulator
US11187608B2 (en) 2016-05-26 2021-11-30 Mitsubishi Heavy Industries Engine & Turbocharger, Ltd. Unbalance detection device, and unbalance detection method

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