JPH04102610U - ミストセパレータ - Google Patents
ミストセパレータInfo
- Publication number
- JPH04102610U JPH04102610U JP1040491U JP1040491U JPH04102610U JP H04102610 U JPH04102610 U JP H04102610U JP 1040491 U JP1040491 U JP 1040491U JP 1040491 U JP1040491 U JP 1040491U JP H04102610 U JPH04102610 U JP H04102610U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- mist
- duct
- partition plate
- centrifugal fan
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- Withdrawn
Links
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Landscapes
- Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 大きな設備費および運転動力を不要とし、全
体としてコンパクトかつ低コスト化をはかる。 【構成】 ガスを吸入圧縮する遠心ファン7の吐出側に
ダクト11を配置し、このダクト11には遠心ファン7
の拡大部の外周壁側に連続して仕切板12を設置し、ガ
スから遠心分離されたミストや油滴をその仕切板12と
ダクト11の内壁面とで囲まれた空間に導き、この空間
に連通された排出口14より外部に排出、回収するも
の。
体としてコンパクトかつ低コスト化をはかる。 【構成】 ガスを吸入圧縮する遠心ファン7の吐出側に
ダクト11を配置し、このダクト11には遠心ファン7
の拡大部の外周壁側に連続して仕切板12を設置し、ガ
スから遠心分離されたミストや油滴をその仕切板12と
ダクト11の内壁面とで囲まれた空間に導き、この空間
に連通された排出口14より外部に排出、回収するも
の。
Description
【0001】
本考案は、ガス中のミストや油滴の除去を行うミストセパレータに関し、たと
えば原動機製品のボイラのファンに適用して、空気の中に含まれるミスト、油滴
、あるいは固体粒子をもその空気から分離して除去できるミストセパレータに関
する。
【0002】
図2は従来から用いられているミストセパレータの系統図である。図2におい
て、1はダクトであり、矢印Aはガスの流れ方向を示している。2はこのダクト
1の途中に設置されたファンであり、3はファン2の上流側のダクトの途中に設
置されたミストセパレータである。
【0003】
図3は図2に示すミストセパレータ3の詳細構成を示す断面図である。図にお
いて、4は仕切板、5はホッパを示している。仕切板4はホッパ5の中に垂下さ
れ、ガスの流れ方向を変えるようにしてある。このホッパ5の下端部には排出口
が形成されており、この排出口から分離されたミストが排出、回収される。
【0004】
上記図2および図3の構成において、ガスはファン2の回転によりダクト1内
に吸入され矢印A方向へ搬送される。その搬送の途中でミストセパレータ3を通
るが、このミストセパレータ3内にて、ガスはその流れ方向を変更される。そし
てガスがこの仕切板4によって方向を変えながら通ることによりガス中のミスト
や油滴が遠心力を受けてガス中から分離され、下方に落下し、ホッパ5にて受け
止められ、排出口を介して系外に排出される。
【0005】
図4はガス中のミスト等を予熱してガス中に気化させてしまうことによりガス
から除去する例を示すもので、ガスの系統に予熱器6を備えている。この予熱器
6の熱源として蒸気などが利用され、ここを通過する時に、ガスは熱交換されて
昇温され、気化される。
【0006】
ところで、従来のミストセパレータまたは予熱器方式によりガス中のミストを
除去する装置において、図2の装置においては比較的大きなミストセパレータが
必要なので、設備費が増したり広い設置スペースが必要となる。しかも、ドラフ
トロスの増加によりファンのヘッドが大きくなり、設備費や動力の増加が必要に
なる。
【0007】
また、図4の装置においてはガス温度の上昇によりファンの風量、風圧が大き
くなるため、図2の場合と同様設備費や運転動力の増加が必要となる。
【0008】
本考案は上記従来技術の問題を解決するためになされたもので、大掛りな構成
とならず、また予熱器方式をとらないミストセパレータを提供することを目的と
する。
【0009】
上記の課題を解決するために、本考案によれば、ガスを吸引昇圧する遠心ファ
ンと、この遠心ファンの吐出部に設置され遠心ファンの拡大部外周壁側に仕切板
を設けたダクトとからなるミストセパレータが提供される。
【0010】
遠心ファンに吸入されたガスは遠心力を受けてガスより質量の大きなミストま
たは油滴は仕切板とダクト壁との間に導かれることによって、ガスから分離され
る。この分離されたミストや油滴はダクト壁に沿って流れて集められ、排出口か
らから排出・回収される。
【0011】
以下、図面に従い本考案を説明する。図1は本考案の一実施例を示すミストセ
パレータの断面構成図である。
【0012】
この図において、7はガスの吸込口8および吐出口9を有するハウシング10
内に配置された遠心ファンであり、吐出口9にはダクト11の一端が接続されて
いる。このダクト11は遠心ファン7の後流側の拡大部に合わせて次第に開口面
積が大きくなるように形成されている。12は遠心ファン7の拡大部の外周側に
連続してダクト11の下方に設けられた仕切板である。この仕切板12はたとえ
ばダクト11の横断面が矩形状であれば長方形に、円環状であれば長方形の板を
円の曲面に沿って円弧状に折り曲げた形状にされる。13は複数のサポートで、
ダクト11と仕切板12との間に所定の間隔で配置され、仕切板12をダクト1
1から隔置しかつダクト11に固定し、ガスの流れに平行な空間を形成している
。14はその空間と連通されダクト11の途中に設けられたミスト回収用の排出
口である。
【0013】
上記の構成において、遠心ファン7が矢印B方向に回転すると、ミストや油滴
を含むガスが吸込口8から吸引されて昇圧され、吐出口9を介してダクト11へ
圧送される。この時、ガスは遠心力を受け、質量の高いミストや油滴は遠心ファ
ン7拡大部の外周側に飛ばされ、ハウジング10の内壁に付着する。これらのミ
ストや油滴はガスの流れに助けられてハウジング10の内壁伝いに流れ、ダクト
11の内壁と仕切板12との間の空間に流入し、排出口14より外部に排出、回
収される。
【0014】
以上述べたように、本考案によれば、遠心ファン後流側に設けたダクトの下方
にガスの流れに沿って所定の高さを有する仕切板を配置したことにより、ミスト
や油滴の遠心分離が可能となり、従来の大掛りなミストセパレータや予熱器が不
要となり、設備費や運転動力の増加もない。しかも、この装置自体にファンを備
えているので、ガス圧送用のファンも不要となり、全体としてコンパクトなミス
トセパレータを実現することができる。
【0015】
さらに、本考案によれば、遠心分離方式をとっているので、ガス中のミストや
油滴のみならず、固体粒子の回収も可能である。
【図1】本考案のミストセパレータの一実施例を示す断
面構成図である。
面構成図である。
【図2】従来のミストセパレータの例を示す系統図であ
る。
る。
【図3】図2のミストセパレータの詳細構成を示す断面
図である。
図である。
【図4】ミスト除去の他の従来例である予熱器方式を示
す構成図である。
す構成図である。
7 遠心ファン
8 吸込口
9 吐出口
10 ハウジング
11 ダクト
12 仕切板
13 サポート
14 排出口
Claims (1)
- 【請求項1】ガスを吸引昇圧する遠心ファンと、この遠
心ファンの吐出部に設置され遠心ファンの拡大部外周壁
側に仕切板を設けたダクトとからなるミストセパレー
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1040491U JPH04102610U (ja) | 1991-02-05 | 1991-02-05 | ミストセパレータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1040491U JPH04102610U (ja) | 1991-02-05 | 1991-02-05 | ミストセパレータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04102610U true JPH04102610U (ja) | 1992-09-04 |
Family
ID=31743418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1040491U Withdrawn JPH04102610U (ja) | 1991-02-05 | 1991-02-05 | ミストセパレータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04102610U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012081454A (ja) * | 2010-10-14 | 2012-04-26 | Tamatec:Kk | 気流浄化装置 |
-
1991
- 1991-02-05 JP JP1040491U patent/JPH04102610U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012081454A (ja) * | 2010-10-14 | 2012-04-26 | Tamatec:Kk | 気流浄化装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19950518 |