JPH04101286A - ナンバプレート情報読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的コ （産業上の利用分野） 本発明は、たとえば自動車などの車両のナンバプレート
を含む情景画像をテレビジョンカメラによって撮像し、
その撮像した情景画像の中からナンバプレート領域を検
出し、ナンバプレート上に記載された文字情報を読取る
ナンバプレート情報読取装置に関する。

（従来の技術） 一般に、たとえば自動車などの車両に取付けられるナン
バプレート上に記載されたナンバプレート情報は、日本
国内においては第１１図に示すような様式で表される。

すなわち、４桁以下のアラビア大数字からなる一連車両
番号ａｓ２桁以下のアラビア小数字からなる分類番号ｂ
１陸陸運局を示す漢字コードＣ１運送事業に用いられる
か否かを表わす仮名／ローマ字コードｄである。このよ
うなナンバプレート情報を自動的に読取る技術の応用と
して、駐車場の自動管理がある。これは、駐車場の入口
と出口において読取ったナンバプレート情報を比較し、
入場時間と出湯時間から駐車時間を算出することにより
、駐車料金を自動管理するものである。しかしなから、
−船釣に、このような自動読取処理においては読取不能
や誤読が必ず存在する。

（発明か解決しようとする課題） 上記したようにナンバプレート情報の自動読取処理にお
いては、読取不能や誤読か必ず存在する。このような自
動読取技術により、たとえば駐車場の自動管理などを行
なう上で読取不能や誤読が生じた場合、その都度、係員
を呼出して訂正するのでは、係員が常駐していなければ
ならないために省力化にはならない。また、車両の乗員
が訂正情報を入力する場合、車内からはナンバプレート
か死角となるため、車両のナンバプレート情報を常に記
憶しておく必要がある。

そこで、本発明は、認識結果の誤りを車両の乗員が速や
かに訂正でき、係員の常駐やナンバプレート情報の記憶
を必要とすることなく、ナンバプレート情報の読取不能
や誤読を訂正し得るナンバプレート情報読取装置を提供
することを目的とする。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明のナンバプレート情報読取装置は、車両のナンバ
プレートを含む情景画像を撮像する撮像手段と、この撮
像手段で撮像された画像情報からナンバプレート領域を
検出する検出手段と、この検出手段で検出されたナンバ
プレート領域の画像情報から文字情報を検出して認識す
る認識手段と、この認識手段の認識結果および前記撮像
手段で撮像された画像情報を前記車両の乗員に対して同
時に表示する表示手段と、この表示手段の表示内容に応
じて前記車両の乗員が前記認識手段の認識結果の誤りを
訂正し得る訂正手段とを具備している。

（作　用） 上記構成により、認識結果とともに表示された撮像画像
をもとに認識結果の誤りを車両の乗員が速やかに訂正し
得るために、係員の常駐やナンバプレート情報の記憶を
必要とすることなく、ナンバプレート情報の読取不能や
誤読を訂正し得る。

（実施例） 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。なお、この実施例では、たとえば駐車場自動管理装
置に適用した場合について説明する。第１図において、
入口撮像部１および出口撮像部２は、それぞれ駐車場の
入口と出口においてナンバプレートを含む車両の前方向
画像を撮像する。ナンバプレート情報検出部３は、撮像
された画像情報を解析し、ナンバプレート上に存在する
一連車両番号ａ、分類番号ｂ、漢字コードＣ１仮名／ロ
ーマ字コードｄを検出する。

ナンバプレート情報認識部４は、ナンバプレート情報検
出部３で検出されたナンバプレート情報を認識する。ナ
ンバプレート情報比較部５は、入口と出口でそれぞれ読
取ったナンバプレート情報を比較し、駐車時間および駐
車時間に対応する料金を算出して出力する。

タイマ部６は、時間情報を得る時計機能であり、メモリ
部７は、各種処理に用いられる汎用的な記憶手段、ＣＰ
Ｕ８は、主に処理全体の制御を行なうものである。

読取結果表示部９は、ナンバプレート情報の読取結果や
メツセージを表示する、たとえばプラズマデイスプレィ
などの表示装置であり、画像表示部１０は、画像情報を
表示するモニタ、訂正情報入力部１１は、読取結果の訂
正情報を入力するためのテンキーや仮名キーである。

料金収受機インタフェイス１２は、駐車場の出口におい
て料金を収受する料金収受機（図示しない）に対するイ
ンクフェイスであり、算出された駐車料金情報の送信な
どに用いられる。汎用バス１３は、汎用的なデータ転送
に用いられるデータバスであり、画像バス１４は、画像
データの転送専用に用いられるデータバスである。

入口撮像部１および出口撮像部２は、たとえば第２図に
示すように構成される。すなわち、テレビジョンカメラ
（以下、単にテレビカメラと略称する）２１、近赤外フ
ラッシュ装置２２、フォトセンサ発光部２３ａ１フォト
センサ受光部２３ｂ１Ａ／Ｄ変換部２４、画像メモリ２
５からなり、それぞれ駐車場の入口と出口に配置される
。第３図に示すごとく、車両２６の進入により、フォト
センサ発光部２３ａから発せられた光が遮られたことを
フォトセンサ受光部２３ｂにより検知し、その検知信号
により近赤外フラッシュ装置２２により近赤外フラッシ
ュ光を照射するとともに、テレビカメラ２１によりナン
バプレートを含む車両２６の前方向画像を撮像して取込
む。この取込まれた画像情報は、Ａ／Ｄ変換部２４によ
り例えば８ビツトのデジタル信号に変換され、いったん
画像メモリ２５に記憶される。

なお、近赤外フラッシュ装置２２による近赤外フラッシ
ュ光は、照明条件を安定させるためや、夜間照明として
照射されるものであるが、可視光のフラッシュ光では運
転者の妨げとなるために近赤外が用いられる。

ナンバプレート情報検出部３は、たとえば第４図に示す
ように、２値化処理部３１、一連車両番号検出部３２、
分類番号検出部３３、漢字コード検出部３４、仮名／ロ
ーマ字コード検出部３５からなる。

２値化処理部３１は、前記画像メモリ２５に記憶された
撮像画像を、たとえば文字が「１」、背景が「０」の２
値画像に変換する。ナンバプレート画像のように、文字
と背景にコントラストが存在する場合、コントラスト検
出による２値化が有効である。このようなコントラスト
検出による２値化力式としては、たとえば特開昭６３−
３００７４４号公報に開示されているものが利用可能で
ある。

一連車両番号検出部３２は、ナンバプレート情報の中で
も見付けやすい一連車両番号の候補領域を検出するニ一
連車両番号の候補領域検出は、たとえばラベリング処理
を前記２値画像に対して施し、「１」で繋がる連結領域
を検出した後、検出された連結領域の縦、横サイズや各
連結領域の並び方などの解析結果により行なわれる。ラ
ベリング処理は、たとえば第５図に示すように、各連結
領域ごとにラベル付けを行ない、付随情報として連結領
域ごとに外接する長方形の座標ＸＳＩ〜ＸＳ４　。

ＹＳＩ−ＹＳ４．　ＸＥＩ−ＸＥ４．　ＹＥＩ−ＹＢ２
が求められる。

車両画像は、フォトセンサによりほぼ同一地点で撮像さ
れるため、画像上での一連車両番号の大きさは一定の変
動範囲内にほぼ収まる。また、その並びは第１１図の様
式に基づくものであり、したかって連結領域の個々のサ
イズや面積、および連結領域どうしの並びの解析により
、一連車両番号の候補を検出し得る。

さらに、分類番号など、その他の情報は、第１１図の様
式に基づく相対的な位置関係から容易に検出できる。分
類番号検出部３３、漢字コード検出部３４、仮名／ロー
マ字コード検出部３５は、一連車両番号検出部３２から
得られる一連車両番号候補領域の座標情報をもとに相対
的な位置関係から、たとえば一連車両番号候補の検出と
同様な手段を用いてそれぞれの構成要素の検出を試みる
。

これら構成要素の検出は、同時に一連車両番号候補に対
する検証手段となる。すなわち、一連車両番号、分類番
号、漢字コード、仮名／ローマ字コードの構成要素が成
り立つとき、その領域を真のナンバプレート領域として
出力する。

ナンバプレート情報認識部４は、たとえばパターンマツ
チングの手法により、検出されたナンバプレート情報の
認識処理を行なう。ナンバプレート情報検出部３から得
られる座標情報により数字／文字パターンを切出し、該
切出しパターンと基準パターンとを比較して類似度を求
める。類似度は、入力されたパターンと基準パターンと
がどの程度似通っているかを示す数値的な尺度である。

以上のような構成において、駐車場入口においては、第
６図に示すフローチャートの手順により処理が行なわれ
る。すなわち、入口撮像部１においては、車両の前方向
画像を撮像する。撮像された画像情報は、ナンバプレー
ト情報検出部３において２値化処理が施され、さらに一
連車両番号の候補、および対応する分類番号、漢字コー
ド、仮名・ローマ字コードか検出される。検出されたナ
ンバプレート情報は、ナンバプレート情報認識部４にお
いて個々の要素について認識かなされ、タイマ部６から
得られる時間情報とともに、たとえば第７図に示すよう
にメモリ部７に記憶する。

また、駐車場出口においては、第８図に示すフローチャ
ートの手順により処理が行なわれる。すなわち、出口撮
像部２において撮像された車両の前方向画像は、入口同
様、ナンバプレート情報検出部３、ナンバプレート情報
誌工部４において読取処理が行なわれる。読取結果は、
ナンバプレート情報比較部５においてメモリ部７に記憶
された入口での読取結果と比較され、一致するものかあ
れば、その読取結果に付随する時間情報とタイマ部６か
ら得られる現時間により駐車時間を算出するとともに、
対応する駐車料金を算出し、それらの情報を料金収受機
インタフェイス１２を介して料金収受機へ出力する。

以上述べてきたような処理によって駐車料金の自動管理
は行なわれる。しかしなから、このような自動読取りに
おいては必ず読取不能や誤読か存在する。駐車場の入口
または出口において、読取不能や誤読が生じた場合には
、その場で読取結果を訂正する必要かある。しかしなか
ら、訂正のための係員が常駐していなければならないよ
っては、自動管理の意味がなくなる。車両の乗員自らか
訂正する場合に問題となるのは、車内からはナンノープ
レートか死角となり、記載されている情報を読むことか
できないため、正しい訂正情報をすくに得られないこと
である。

そこで、本発明では、以下のようにして読取結果の誤り
を車両の乗員か速やかに訂正できるようにしている。

第９図に訂正情報入力装置の外観図を示す。訂正情報入
力装置は、装置本体４１、この本体４１の前面に設けら
れた前記読取結果表示部９、画像表示部１０、および訂
正情報入力部１１からなり、駐車場の入口および出口に
おいて配置され、車両の乗員により、それぞれの読取結
果の訂正が行なわれる。読取結果あるいは読取不能の旨
を表わすメツセージは、たとえばプラズマデイスプレィ
などの表示手段を用いて読取結果表示部９に表示され、
同時に撮像画像が画像表示部１０に表示される。車両の
乗員は該表示画像を参照することにより、たとえばチン
キや仮名キーなどからなる訂正情報人力部１１により訂
正情報を入力する。

一般的には、コストやスペースの問題から、画像表示部
１０はそれ程大画面表示を行なえない。

そのため、撮像画像全体を表示したのでは解像度不足か
生し、ナンバプレート上に存在する情報を確認できない
場合か生しる。そこで、一連車両番号検出部３２から得
られる座標情報をもとに、連車両番号の候補領域を中心
にある特定の大きさの画像のみを拡大表示する。複数の
候補か存在する場合は、たとえば候補スイッチか押され
るごとに順次候補に対応する領域画像を表示する。一般
的には、画像内におけるナンバプレートの位置はその下
方に存在する場合か多いため、候補領域は下方にあるも
のから順に表示すれば、比較的速いうちにナンバプレー
トを含む画像情報を表示することかできる。

最悪のケースとしては、候補の中にナンバプレートの領
域か含まれていない場合もあり得る。その場合は、撮像
画像を一定サイズのブロックに分割して、順次下方のブ
ロックから表示する。その場合、ブロックは第１０図に
示すように、最低限ナンバプレートの縦横の長さ分だけ
重複するように分割を行なえば、ブロックの境目で記載
情報が切れてしまうことかない。

以上説明したような構成であれば、認識結果とともに表
示された撮像画像をもとに認識結果の誤りを車両の乗員
が速やかに訂正し得るため、係員の常駐やナンバプレー
ト情報の記憶を必要とすることなく、ナンバプレート情
報の読取不能や読誤を訂正し得る。また、一連車両番号
の候補領域をもとにして撮像画像の拡大表示を行なうこ
とにより、小さな表示画面上においてもナンバプレート
に存在する情報を確認し得る。さらに、撮像画像をナン
バプレートの縦、横の幅だけ互いに縦、横方向に重なり
合うようなブロックに分割し、各ブロックを拡大表示す
ることにより候補領域検出が正しくなされなかった場合
にも、小さな表示画面上におけるナンバプレート情報の
確認が行なえる。

なお、前記実施例では、車両の検知をフォトセンサによ
り行なっているか、超音波センサによる検知や、画像処
理による検知などでもかまわない。

また、撮像された画像は８ビツトに量子化しているが、
量子化ビットの数はこれに限らない。

また、画像情報の２値化方式は、特開昭６３−３００７
４４号公報の方式に限らず、たとえば閾値処理による２
値化でもよい。また、ナンバプレート情報の検出手段は
、ラベリングを用いた連結領域の検出によるものに限ら
ず、一般的な文字列検出手法であるＸ軸、Ｙ軸に対する
射影情報などによるものでもよい。

さらに、ナンバプレート情報の認識手段はパターンマツ
チングの手法に限らず、一般的な文字認識手法である構
造解析による認識などもあり得る。

勿論、認識結果の表示はプラズマデイスプレィに限らず
、画像の表示手段とともに他のいかなる表示手段でもよ
く、また訂正情報の入力はチンキや仮名キー以外の、た
とえば音声による入力方法なども考えられる。

［発明の効果］ 以上詳述したように本発明によれば、認識結果の誤りを
車両の乗員か速やかに訂正でき、係員の常駐やナンバプ
レート情報の記憶を必要とすることなく、ナンバプレー
ト情報の読取不能や誤読を訂正し得るナンバプレート情
報読取装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第１０図は本発明の一実施例を示すもので
、第１図は全体的な構成を示すブロック図、第２図は撮
像部の構成を示すブロック図、第３図は車両画像の撮像
を示す図、第４図はナンバプレート情報検出部の構成を
示すブロック図、第５図はラベリング処理を説明する説
明図、第６図は駐車場の入口における処理のフローチャ
ート、第７図はナンバプレート情報と時間情報の蓄積を
示すメモリマツプ図、第８図は駐車場の出口における処
理のフローチャート、第９図は訂正情報入力装置の外観
図、第１０図は分割ブロックの説明図、第１１図は自動
車に取付けられるナンバプレートの一例を示す図である
。 １・・・入口撮像部、２・・・出口撮像部、３・・・ナ
ンバプレート情報検出部、４・・・ナンバープレート情
報認識部、５・・・ナンバープレート情報比較部、６・
・・タイマ部、７・・・メモリ部、８・・・ＣＰＵ、９
・・・読取結果表示部、１０・・・画像表示部、１１・
・・訂正情報入力部、１２・・・料金収受機インタフェ
イス、１３・・・汎用バス、１４・・画像ハス。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第４ 図 第５図 第 図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）車両のナンバプレートを含む情景画像を撮像する
   撮像手段と、 この撮像手段で撮像された画像情報からナンバプレート
   領域を検出する検出手段と、 この検出手段で検出されたナンバプレート領域の画像情
   報から文字情報を検出して認識する認識手段と、 この認識手段の認識結果および前記撮像手段で撮像され
   た画像情報を前記車両の乗員に対して同時に表示する表
   示手段と、 この表示手段の表示内容に応じて前記車両の乗員が前記
   認識手段の認識結果の誤りを訂正し得る訂正手段と を具備したことを特徴とするナンバプレート情報読取装
   置。
2. （２）ナンバプレート領域は、複数の領域候補を検出し
   た後に該候補から決定され、前記撮像された画像情報の
   表示の際に候補領域の画像情報を順次表示することを特
   徴とする請求項１記載のナンバプレート情報読取装置。
3. （３）撮像された画像情報を所定のブロックに分割し、
   それを表示手段に順次表示することを特徴とする請求項
   １記載のナンバプレート情報読取装置。
4. （４）前記ブロック分割は、撮像された画像情報中のナ
   ンバプレートの縦、横の幅だけ互いに縦、横方向に重な
   り合うよう分割することを特徴とする請求項３記載のナ
   ンバプレート情報読取装置。