JPH04101270A - Ｎ次元データ入力方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、データ記憶手段（データヘース等）内のＮ（
３以上の整数）次元データを入力して２次元の表を生成
するＮ次元データ入力方式に関する。

〔従来の技術〕

Ｎ次元データとは、Ｎ個の次元を有するデータ（統計デ
ータ等）の集合であり、構成要素のレコードがデータ種
別（統計データのデータ種別等）の次元の各項目に対応
するフィールドとデータ種別の次元以外のＮ−１次元の
項目を特定する情報を持つフィールドとからなる固定形
式のレコードであるデータ群をいう。例えば、第２図中
のデータ記憶手段１７内のデータ群は教育に関するＮ次
元データである。このＮ次元データは、年度、地域、学
校区分およびデータ種別の４次元を有する統計データの
集合であり、構成要素のレコードがデータ種別の次元の
各項目（生徒数、教員数、学校数、長期欠席者数および
帰国子女数）に対応するフィールドとデータ種別の次元
以外の３次元（年度、地域および学校区分）の項目（年
度の次元に関する８５（１９８５）〜８９（１９８９）
年度等、地域の次元に関する東京都、愛知県および大阪
府等ならびに学校区分の次元に関する小学校。

中学校および高等学校等）を特定する情報（ここでは相
対キーとする）を持つフィールドとからなる固定形式の
レコードであるデータ群である。なお、「Ｎ次元データ
を入力する（取り出す）」という表現は、「Ｎ次元デー
タ中のいくつかのレコードを入力する（取り出す）」と
いう意味を示す。

従来、この種のＮ次元データに関するＮ次元データ入力
方式は、入力手段（キーボード等）で指定された情報（
生成対象の表を特定する情報）に基づく入力順序のまま
で、データ記憶手段内のＮ次元データを取り出していた
。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来のＮ次元データ入力方式では、入力手段で
指定された情報に基づく入力順序のままでデータ記憶手
段内のＮ次元データが取り出されているので、データ記
憶手段内の同一レコードを何度もアクセスしなければな
らない場合があり、そのような場合にＮ次元データの入
力に長時間を要する（Ｎ次元データの入力のためのアク
セス時間が長くなる）という欠点がある。

本発明の目的は、上述の点に鑑み、Ｎ次元データの入力
のためのアクセス時間の短縮を可能にするＮ次元データ
入力方式を掃供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明のＮ次元データ入力方式は、データ記憶手段内の
Ｎ次元データを入力し２次元の表を生成するＮ次元デー
タ入力方式において、生成対象の表を特定する情報を指
定する入力手段と、この入力手段により指定された情報
に基づく軸記述およびアクセス改善情報によって入力順
序の改善が可能か否かを判断しその判断に基づき改善フ
ラグを出力し改善可能な場合には改善後の入力順序を決
定する入力順序決定手段と、この入力順序決定手段によ
り決定された改善後の入力順序に基づき前記データ記憶
手段からＮ次元データを入力してデータ一時記憶手段に
一時的に格納するデータ格納手段と、前記入力順序決定
手段から改善可能を示す改善フラグを受け取った場合に
は前記データ格納手段により前記データ一時記憶手段に
格納されたＮ次元データを入力して前記入力手段により
指定された情報に基づく形式の表を生成し前記入力順序
決定手段から改善不能を示す改善フラグを受け取った場
合には前記入力手段により指定された情報に基づく入力
順序で前記データ記憶手段からＮ次元データを入力して
前記入力手段により指定された情報に基づく形式の表を
生成するデータ入力手段とを有する。

〔作用〕

本発明のＮ次元データ入力方式では、入力手段が生成対
象の表を特定する情報を指定し、入力順序決定手段が入
力手段により指定された情報に基づく軸記述およびアク
セス改善情報によって入力順序の改善が可能か否かを判
断しその判断に基づき改善フラグを出力し改善可能な場
合には改善後の入力順序を決定し、データ格納手段が入
力順序決定手段により決定された改善後の入力順序に基
づきデータ記憶手段からＮ次元データを入力してデータ
一時記憶手段に一時的に格納し、データ入力手段が入力
順序決定手段から改善可能を示す改善フラグを受け取っ
た場合にはデータ格納手段によりデータ一時記憶手段に
格納されたＮ次元データを入力して入力手段により指定
された情報に基づく形式の表を生成し入力順序決定手段
から改善不能を示す改善フラグを受け取った場合には入
力手段により指定された情報に基づく入力順序でデ−タ
記憶手段からＮ次元データを入力して入力手段により指
定された情報に基づく形式の表を生成する。

〔実施例〕

次に、本発明について図面を参照して詳細に説明する。

第１図は、本発明のＮ次元データ入力方式の一実施例の
構成を示すブロック図である。本実施例のＮ次元データ
入力方式は、入力手段１１　（キーボード等で実現され
る）と、データ入力手段１２と、アクセス改善情報記憶
手段１３と、入力順序決定手段１４と、データ格納手段
１５と、データ一時記憶手段１６（主記憶内の領域等で
実現される）と、データ記憶手段１７（磁気ディスクを
使ったリレーショナルデータベース等で実現される）と
、表１８（生成対象の統計表）とを含んで構成されてい
る。なお、データ入力手段１２．入力順序決定手段１４
およびデータ格納手段１５はコンピュータのプログラム
等で実現される。

次に、このように構成された本実施例のＮ次元データ入
力方式の動作について、第２図を参照しながら説明する
。

第２図は、教育に関する統計データの集合であるＮ次元
データ（４次元データ）をデータ記憶手段１７から改善
後の入力順序で入力し、教育に関する２次元の統計表（
表１８）を生成する動作の一例を示す回である。

第２図中のデータ記憶手段１７が管理しているＮ次元デ
ータのレコード形式は、複数項目の統計データ（生徒数
データ、教員数データ、学校数データ、長期欠席者数デ
ータおよび帰国子女数データ）と、年度、地域および学
校区分の次元に関する相対キーとによって構成される固
定形式である。

また、第２図に示すように、入力手段１１から「生成対
象の表を特定する情報」が指定される生成対象の表１８
は、縦軸（縦方向）に統計データのデータ種別の次元に
おける各項目が並び、横軸（横方向）に年度の次元にお
ける各項目が並ぶ形式であり、地域および学校区分の次
元は東京都および小学校という項目に固定されている。

入力手段１１は、上述のような表１８を特定する情報を
入力する（その表１８の生成を要求する）。

データ入力手段１２は、この情報に基づいて、軸記述（
要求された表１８の縦軸および横軸の次元および項目な
らびにそれ以外の次元における固定的な項目を入力順序
決定手段１４が処理できる形式で示す情報）を生成して
入力順序決定手段１４に送付する。

入力順序決定手段１４は、この軸記述とアクセス改善情
報記憶手段１３内のアクセス改善情報（効率の良いアク
セスができるか否かを判断するための情報）とに基づい
て、入力順序の改善が可能か否か（要求された表１８の
縦軸がデータ種別の次元のいくつかの項目が展開された
もの（項目の数や順序は任意である）か否か）を判断す
る。

入力順序決定手段１４は、入力順序の改善が可能である
と判断した場合には、データ入力手段１２に改善可能を
示す改善フラグを通知し、改善後の入力順序を決定し、
その改善後の入力順序をデータ格納手段１５に与える。

この場合の改善後の入力順序は、地域および学校区分の
次元が東京および小学校であり年度の次元が８５〜８９
年度を示す相対キーを有するレコードを１＠次取り出す
順序である。

データ格納手段１５は、入力順序決定手段１４から与え
られた改善後の入力順序でデータ記憶手段１７からＮ次
元データをルコードずつ取り出し、データ一時記憶手段
１６に第２図に示すように格納する。その際に、要求さ
れた表１８の何行目にデータ一時記憶手段１６内の何列
目が対応するかを記憶するビットマツプテーブルをデー
タ一時記憶手段１６内に作成する。

データ入力手段１２は、入力順序決定手段１４から改善
可能を示す改善フラグを受け取ると、データ一時記憶手
段１６内の１列分のデータ（複数のレコードに別れて存
在していた統計データ群）を表１８の１行分のデータと
して一括して取り出しくこの取り出しにあたってはビッ
トマツプテーブルが参照される）、第２図に示すような
表１８（入力手段１１により指定された情報に基づく形
式の表１８）を生成する。例えば、表１８中の００１．
０１１，０２１．０３１および０４１の統計データから
なる１行分のデータをデータ一時記憶手段１６内の最初
の１列から取り出す。

なお、第２図に示す場合とは異なり、入力順序決定手段
１４が入力順序の改善は不可能であると判断した場合に
は、改善不能を示す改善フラグを受け取ったデータ入力
手段１２は従来通りの方法で（入力手段１１により指定
された情報に基づく入力順序で）データ記憶手段１７か
らＮ次元データを入力して入力手段１１により指定され
た情報に基づく形式の表を生成する。すなわち、生成対
象の表における各フィールドの統計データを有するレコ
ードを１つずつデータ記憶手段１７から取り出す。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、Ｎ次元データを入力して
２次元の表を生成する場合に従来の方式であれば同一の
レコードを複数回アクセスする必要がある場合に１回の
アクセスですむように入力順序を改善することを可能に
することにより、Ｎ次元データの入力のためのアクセス
時間を短縮することができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図、 第２回は第１図に示すＮ次元データ入力方式の動作を説
明するための図である。 図において、 １１・・・入力手段、 １２・・・データ入力手段、 １３・・・アクセス改善情報記憶手段、１４・・・入力
順序決定手段、 １５・・・データ格納手段、 １６・・・データ一時記憶手段、 １７・・・データ記憶手段、 １８・・・表である。 特許出願人　　日本電気ソフトウェア株式会社代　理　
人　　弁理士　　河　原　純

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 データ記憶手段内のＮ次元データを入力し２次元の表を
   生成するＮ次元データ入力方式において、生成対象の表
   を特定する情報を指定する入力手段と、 この入力手段により指定された情報に基づく軸記述およ
   びアクセス改善情報によって入力順序の改善が可能か否
   かを判断しその判断に基づき改善フラグを出力し改善可
   能な場合には改善後の入力順序を決定する入力順序決定
   手段と、 この入力順序決定手段により決定された改善後の入力順
   序に基づき前記データ記憶手段からＮ次元データを入力
   してデーター時記憶手段に一時的に格納するデータ格納
   手段と、 前記入力順序決定手段から改善可能を示す改善フラグを
   受け取った場合には前記データ格納手段により前記デー
   タ一時記憶手段に格納されたＮ次元データを入力して前
   記入力手段により指定された情報に基づく形式の表を生
   成し、前記入力順序決定手段から改善不能を示す改善フ
   ラグを受け取った場合には前記入力手段により指定され
   た情報に基づく入力順序で前記データ記憶手段からＮ次
   元データを入力して前記入力手段により指定された情報
   に基づく形式の表を生成するデータ入力手段と を有することを特徴とするＮ次元データ入力方式。