JPH03985Y2 - - Google Patents

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JPH03985Y2
JPH03985Y2 JP20027484U JP20027484U JPH03985Y2 JP H03985 Y2 JPH03985 Y2 JP H03985Y2 JP 20027484 U JP20027484 U JP 20027484U JP 20027484 U JP20027484 U JP 20027484U JP H03985 Y2 JPH03985 Y2 JP H03985Y2
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JP
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core
pad
cloth
donut
elastic material
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JP20027484U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、床擦れの予防と回復に顕著な効果
を有するところの、床擦れ防止パツドに関するも
のである。
(ロ) 従来の技術 長期に亘つて寝たきりの病人等は、寝具等に常
時接触している身体の個所が血行障害を起こし、
栄養が行き渡らなくなつて褥瘡を発生する、いわ
ゆる、床擦れを来す。
病人にとつてこの床擦れは非常に苦痛であるか
ら、なんらかの予防措置が望まれるところである
が、要は同じ個所に寝具等に継続して接触させな
いことと、接触個所の当たりを軟らかくして風通
し等を良くすることが大事である。
この要請に応えるものとして、従来から、いわ
ゆる、床擦れ防止パツドと呼ばれるものが存在し
ていた。
すなわち、綿タオル地等のカバーの中に発砲ポ
リスチレン製等の細かいビーズを充填し、これを
ドーナツ形にするとともに、その芯部に芯布を張
設したものであり、これをその芯部が患部の下に
来るようにして身体の下に敷くものである。
そうすれば、患部の周りの部分がドーナツ形の
部分で支持され、しかも、このドーナツ形の部分
が身体の重みに応じて自由に変形することから、
身体に対する当たりが軟らかくなつて楽に横たえ
ることができるとともに、患部と芯布との間には
隙間ができるから、風通しを一層良くする上、痛
みも発生しないというものである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし、現実には、身体の重みで、あるいは長
時間の使用によつてパツドが徐々に変形し、つい
に患部が直接芯布に接触するようになる。
そうすると、芯布は周りの部分よりも硬いのが
通常であるから、患者にとつては非常に苦痛とな
る。
これを防止するためには、ドーナツの部分を高
くすることも考えられるが、むやみにこれを高く
すると、身体の折れ曲がりが激しくなり、かえつ
て苦しいことになる。
(ニ) 問題点を解決するための手段 そこで、この考案は、以下の手段をとること
で、この問題を解決したものである。
すなわち、綿タオル地等のカバーの中に発砲ポ
リスチレン製等の細かいビーズを充填したものを
ドーナツ形にするとともに、その芯部に芯布を張
設した床擦れ防止パツドにおいて、前記芯布を弾
性材で構成する他、この芯布の中にスポンジ等の
軟弾性材を封入したことを特徴としたものであ
る。
(ホ) 作用 これにより、身体の重みでパツドのドーナツ形
の部分が変形し、ついに患部がその芯布に接触す
るようになつても、この芯布の中にはスポンジ等
の軟弾性材が封入されているから、その当たりが
軟らかくなり、苦痛を和らげるのである。
また、芯布自体も弾性材で構成されているか
ら、身体の重みで生ずるパツドのドーナツ形の部
分の変形を容易にし、身体に対する当たりを一層
軟らかくするのである。
(ヘ) 実施例 以下、この考案の実施例を図面を参照して説明
するが、第1図はこの考案に係る床擦れ防止パツ
ドの平面図、第2図は同じく断面側面図、第3図
は同じく使用状態を示す断面側面図、第4図は同
じく使用個所を示す平面図、第5図は半分に折り
たたんだ状態を示す斜視図である。
まず、床擦れ防止パツド(以下、単にパツドと
いう)1であるが、これは、綿タオル地等のカバ
ー2の中に発砲ポリスチレン製等の細かい(直径
約1〜2mm程度)ビーズ3を充填するとともに、
これをドーナツ形に形成し、その芯部に芯布4を
張設したものである。(第1図、第2図参照)。
なお、ドーナツ形の部分に充填するビーズ3は
一杯に入れずにやや少な目に入れておく方が変形
し易い上、当たりも軟らかである。
次に、この芯布4を適当な弾性材(布)で構成
するとともに、この芯布4の中にスポンジ等の軟
弾性体5を封入するのである(第2図、第3図参
照)。
ところで、このパツド1は、上下二枚の素材を
用意し(ドーナツ形の部分と芯布4の部分を一枚
物にするか別々のものにするかの違いはあるが)、
その周囲を縫着して成形するのが一般的である
が、このときの周端に存する縫代6を内側に封じ
込んでおく。
以上により、このパツド1を身体7と寝具8の
間に挿入するのであるが、この場合、床擦れを起
こしそうな、あるいは既におこした個所、すなわ
ち、患部9がこのパツド1の芯部に来るようにし
て敷くのである(第3図参照)。
なお、一般に床擦れを起こし易い身体7の部分
は、第4図で示すように、耳、肩、背中、肘、
腰、(尻)、膝、踵等多くの部分が該当する。
さらに、このパツド1は、以上のようにそのま
まで身体7の下に敷く他、第5図で示すように、
適当に折りたたんで肘掛け等の当て部材としても
使用できる。
(ト) 考案の効果 まず、パツド1の芯部に存する芯布4の中にス
ポンジ等の軟弾性体5を封入したのであるから、
身体7の重みでパツド1のドーナツ形の部分が変
形し(凹み)、たとえ、患部9がこの芯布4に接
触する事態になつても、当たりが軟らかくなつて
痛みを和らげる。
また、芯布4自体も弾性材で構成したのである
から、パツド1のドーナツ形の部分が身体7の重
みで変形しようとするとき、自身は容易に伸縮し
てその変形をし易くするので、身体7に対する当
たりも軟らかくなつて楽になるのである。
さらに、前記したように、縫代6を内側に封じ
込んでおくことにより、これらが身体7の各部に
当たつて不快感や苦痛を与えることもないのであ
る。
その他、前記したように、肘掛け等として使用
する場合であつても、その芯布4の部分に軟弾性
体5が封入されておれば、その分当たりが軟らか
くなつて、それだけ使用感が向上するのである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すものであつて、
第1図はこの考案に係る床擦れ防止パツドの平面
図、第2図は同じく断面側面図、第3図は同じく
使用状態を示す断面側面図、第4図は同じく使用
個所を示す平面図、第5図は半分に折りたたんだ
状態を示す斜視図である。 (符号)、1……床擦れ防止パツド、2……カバ
ー、3……ビーズ、4……芯布、5……軟弾性
体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 綿タオル地等のカバー2の中に発砲ポリスチレ
    ン製等の細かいビーズ3を充填したものをドーナ
    ツ形にするとともに、その芯部に芯布4を張設し
    た床擦れ防止パツド1において、前記芯布4を弾
    性材で構成する他、この芯布4の中にスポンジ等
    の軟弾性材5を封入したことを特徴とする床擦れ
    防止パツド。
JP20027484U 1984-12-26 1984-12-26 Expired JPH03985Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20027484U JPH03985Y2 (ja) 1984-12-26 1984-12-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20027484U JPH03985Y2 (ja) 1984-12-26 1984-12-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61111423U JPS61111423U (ja) 1986-07-15
JPH03985Y2 true JPH03985Y2 (ja) 1991-01-14

Family

ID=30760969

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JPS61111423U (ja) 1986-07-15

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