JPH0393512A - 発泡成形型 - Google Patents

発泡成形型

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JPH0393512A
JPH0393512A JP23225089A JP23225089A JPH0393512A JP H0393512 A JPH0393512 A JP H0393512A JP 23225089 A JP23225089 A JP 23225089A JP 23225089 A JP23225089 A JP 23225089A JP H0393512 A JPH0393512 A JP H0393512A
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JP
Japan
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mold
synthetic paper
foam
vent holes
air permeability
Prior art date
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Pending
Application number
JP23225089A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Kurita
栗田 久
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Inoac Corp
Original Assignee
Inoue MTP KK
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Publication date
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Publication of JPH0393512A publication Critical patent/JPH0393512A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、車両用シート、シートバック等のクッショ
ン体として使用するポリウレタン発泡体の成形型に関す
る。
(従来技術) 従来車両用シート等のクッション体には、型成形された
ボリ6レタン発泡体が多用されている。
このポリウレタン発泡体は、ボリオールまたはポリエス
テルを主成分とするA液とイソシアネー1・を主成分と
するB液との反応生成物であり、シートクッション等所
定の形状に付形するには、通常?れらの原料に整泡剤、
触媒、更には所望により架橋剤、フレオン等の発泡剤を
混合した液状原料を所望のキャビティを有する割型内に
注入することにより、生成する発泡体を所定の形状に付
形することが行われる。
ところでこの成形に際して、ポリウレタン原料は反応す
ることにより、またフレオンは揮発してガスを発生する
。その多くは発泡体の形成に寄与するが、発泡体の形成
に寄与しないガスもかなりある。この発泡に寄与しなか
ったガスは当■然のことながら発泡体の表面から逃散す
る。しかもこの逃散は原科が完全に反応を完了し、発泡
体が硬化するまで継続して起きている。そのため上下分
割方式の割型においては、型内に残存する空気と共にガ
スの一部が閉じ込められ、その体積分のみ型が発泡体に
よって満たされず、成形される発泡体が一部欠落した形
状となったり、発泡体中にガスが巻き込まれ、空洞を有
するものとなったりする。
そこで発泡体を成形する割型においては、特開昭59−
232832に示されるように、通常その上型にキャビ
テイ面から型外部に通じるベントホールが設けられ、型
内に閉じ込められた空気と共にガスを型外に排出するこ
とが行われる。
しかし、ベントホールを設けた型は、逃散ガス等を排出
するものの膨張する液状発泡原料が該ベントホール内に
入り込み、多くは型外にまで漏出し、型外面を汚したり
、ベントホールが発泡体によって詰まる等の問題点を有
している。更には前記漏出に際して、当初発泡途中の原
料がベントホールを塞ぐため型内の内圧が高まるが、そ
の高まった圧力により詰まった発泡体がベントホールか
ら漏出するとき一時的に型内の圧力が解放される.その
ため発泡体中のガス圧力が該ベントホールに向かって作
用する。このとき発泡体を構成する気泡膜は未だ十分硬
化していないため、気泡膜が裂けるようにして発泡体中
に空洞ができることもしばしばである。
そこで特開昭59−232832には、該ベントホール
の型内側間口部を連通気泡構造のウレタンフォームシー
トによって閉鎖し、逃散ガス等はムシートに含浸した状
態で硬化させ、ベントホール内に入り込まないようにす
る発泡方法が提案されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながらこの方法にあっては、閉鎖用フォームシー
トに液状発泡原料が含浸して硬化するため、成形される
発泡体の脱型と共に除去されることとなる。その結果、
成形の都度型内面にフォームシ一トを貼着する必要があ
る上、その作業工数のため成形サイクルが長くなる等作
業性および量産性に劣るきらいがある。またフォームシ
一トに含浸した液状原料はフォームシートによって物理
的に発泡が阻害されるため、裏面とはいえ部分的に硬い
箇所が形成されることとなる。そのため座ったとき乗員
に違和感を与えることも多い。
よってこの発明は、ベントホールを有する発泡型であっ
ても、上記のように成形の都度型内面にベントホール閉
鎖用シートを貼着する必要がなく、また発泡原料が漏出
することのない型を提供し、併せて座ったときに違和感
を生じないクッション体を提供することを目的としてい
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明者等が鋭意研究した
結果、通常殆ど通気性がないと思われていた或種の合成
紙が、型内における原料の発泡によって高まる圧力によ
りガス等の気体は通すもののポリウレタンの液状原料は
通さないことを見いだし、本発明に至ったものである。
すなわち、本発明においては、ポリオレフイン系プラス
チック繊維を主体とする所定の透気度を有する合成紙で
もって型のベントホールを閉鎖することとしたのである
。なお合成紙は、JISP8117r紙及び板紙の透気
度試験方法」に基づいて測定した透気度が10〜80の
合成紙を使用することが望ましい。
(作用) 上記のように透気度が10〜80の合成紙によってベン
トホールを閉鎖した型は、型内の残存空気および発泡体
から逃散するガスを通すものの、液状のポリウレタン原
料を殆ど通さず、従ってベントホールから液状原料が型
外へ漏出したり、ベントホールが発泡体によって詰まる
ことも解消しうろこととなった。
(実施例) 第1図は第4図の型において合成紙によって閉鎖したベ
ントホール部の拡大断面図であり、第2図および第3図
は合成紙の他の取付方法を示す断面図である。第4図は
本発明実施例の型の断面図であり、第5図は上型をキャ
ビティ側から見た一部正面図である。
割型10は、所望のキャビティ13を有する下型l1と
上型l2とからなる。図においてはシートバック(背も
たれ)形状のキャビティl3を有する割型10を示す。
下型1lのキャビティ面l4はシートバックの背もたれ
面を規定し、上型l2のキャビティ面l5はシートパッ
クの裏面を規定している。上型12にはキャビティ面l
5から型外に通じるベントホールl6が適宜設けられて
いる。このベントホールl6の大きさ(内径)、数及び
位置は製品(発泡体)の形状によって適宜設定されるも
のであるが、一例を示せば、内径10mmの孔l6を上
型l2のキャビティ面l5において最深部となるところ
を中心に5〜10個分散させて設け、ベントボールとす
る。
このベントホール゛l6は合成紙20がキャビティ面l
5に貼着されるようにして、その型内側開口が閉鎖され
ている。これによりポリウレタン発泡体を形成する液状
原料(図示せず。)は、ベントホールl6内に入り込む
ことが阻止されている。
合成紙20は、ポリエチレン、ボリブロビレン繊維を主
体とするものからなり、JIS  P8117「紙及び
板紙の通気度試験方法」に基づいて測定した透気度、す
なわち645mm2の面積の紙を空気100mlが通過
するのに要する平均秒数がlO〜80のものである。こ
の透気度を得るには太さ1.0〜2.5デニール、長さ
10〜30mmの上記繊維をバインダーと共に抄紙し、
この紙を熱口−ルでもって圧縮及び圧着し、厚さ0.1
〜0.25 mms 密度0 .4〜0 .8g/am
3に製紙したもの若しくはこのようにして製紙した合成
紙を更に2〜5枚熱ロールでもって圧着した合成紙によ
って実現される。この合成紙20をキャビテイ面15に
貼着するには両面接着(粘着)テープによるのが簡便で
あるが、その他の接着剤によって貼着してもよい。また
第2図に示すようにキャビテイ面15にベントホールI
6を挟んで凹部l7を設け、合成紙20の端部を固着し
た入子l8を前記凹部に嵌着することにより取り付ける
こともできる。更には第3図に示すように筒体19の端
部に合成紙20を被着し、該筒体l9をベントホール1
6に嵌着または螺着することにより取り付けることもで
きる。なおこの合成紙20の取付は、これらの実施例に
限るものではなくその他種々の構造が使用できることは
勿論である。
この割型10でもってポリウレタン発泡体を成形する方
法には、液状原料を注入後、割型を100〜120℃の
比較的高温に加熱し、液状原料を発泡させるホットキュ
アー成形法及び割型を常温から80℃の比較的低温に保
持しながら発泡させるコールドキュアー成形法とがある
。前者はその特徴として、原料が硬化する前に発泡ガス
によって気泡を形成し、すなわち気泡膜が未硬化の発泡
体によって型キャビティを満たし、その後加熱によって
気泡膜の硬化を行うものであるから、気泡内に閉じ込め
られたガスが加熱によって膨張し、それによって気泡膜
の多くは破壊され発泡ガスが逃散する。そのため該逃散
ガスも型外に排出する必要があることから、ベントホー
ルを閉鎖するに際して、基本的には透気度が大なる合成
紙が好ましい。他方後者は、液状原料の硬化反応による
ゲル化の進行と共に発泡させるものであるから、発泡ガ
スが気泡中に閉じ込められる割合が高く、逃散するガス
量は比較的小であり、基本的には前者に比して透気度が
比較的小なる合成紙でベン1・ホールを閉鎖することが
できる。
なおこの発泡体の成形に際して、通常予めキャビティ面
14、15には各種離型剤が塗布され、キャビティ面に
貼着された合成紙20の片面にも該離型剤が塗布される
が、離型剤は元来表面張力が大であること、及び合成紙
20は前述の如く表面が濡れにくいポリオレフィン系プ
ラスチック繊維からなるため、離型剤は浸透しがたいが
、若干通気性を阻害するため使用する離型剤によっては
所望の通気性を有するよう実験によって合成紙を選択す
るのが好ましい。
表−1に各種透気度の合成紙をベントボールに貼着した
型を使用し、ホットキュアー成形法により成形テストを
行った結果を示す。なお成形サイクルは15〜18分/
回であり、適当な合成紙を選択すれば該合成紙を交換す
ることなく1週間は連続使用することが可能である。
表−1に示すように透気度が5以下(すなわち通気性大
)の合成紙においては、原料による目詰まりが生じやす
く、他方通気度が80(すなわち通気性小)を越える合
成紙にあっては、ガス抜けが不十分となりやすく、初期
の目的を達成するには不十分であった。また合成紙は成
形回数につれて液状原科等に汚染され、次第に通a性が
損なわれるため成形される製品の状態に応じて適宜交換
するものである。
(効果) 本発明は、以上の通りベントホールを所定の透気度を有
する合成紙によって閉鎖し、型内の残存空気及び発生ガ
スのみを透過させるものであるから、従来生じていk液
状原料の漏出或はベントホールの詰まりが防止できたも
のである。これにより、型の清浄工程を省力化でき成形
サイクルの向上を図ることが可能となると共に原料のム
ダを排除することが可能となったものである。また透気
度の値が小(通気性は大)であっても、上記の範囲にお
いては無圧で気体が自由に通過するものではなく、型内
の圧力が適当に保持されながら発泡成形されるため、従
来の如き急激な型内の圧力変化が起きなく、従ってクッ
ション体内部が裂けることによる空洞が生ずる等の不具
合も生じなく、品質の安定したクッション体を効率よく
生産しうるようになったものである。更にはクッション
体背面を所望のキャビティ形状に付形しうる等、成形品
の設計自由度も向上させることができたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は合成紙で閉鎖した本発明実施例割型のベントホ
ール部拡大断面図、第2図および第3図は合成紙の他の
取付方法を示す要部断面図、第4図は本発明実施例の割
型の断面図、第5図は第4図の上型をキャビティ側から
見た正面図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ベントホールを設けた発泡成形型において、該ベントホ
    ールをJIS P8117により測定した透気度が10
    〜80の合成紙で閉鎖したことを特徴とする発泡成形型
JP23225089A 1989-09-07 1989-09-07 発泡成形型 Pending JPH0393512A (ja)

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JP23225089A JPH0393512A (ja) 1989-09-07 1989-09-07 発泡成形型

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Cited By (2)

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CN100343034C (zh) * 2005-09-28 2007-10-17 陈特夫 一种可排气的金属模具
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