JPH0392251A - 製造ラインにおける作業管理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野〕 本発明は、複数の作業ステーションを有する製造ライン
に於で、該製造ラインを搬送されるワークパレットに各
作業ステーションでの作業の情報を記憶し、該記憶され
た作業情報に基づいて当該製造ラインの作業を管理する
製造ラインにおける作業管理方法及びその装置に関する
． ［従来技術及びその課題］ 現在、自動車等の機械装置の製造に係る部品の加工や組
立は、ワークをパレットに載置してコンベア上を搬送す
ると共に、該コンベアの周囲に配設された各作業ステー
ションで所定の作業（加工乃至組立）を順次行なう所謂
製造ラインによって行なわれている． このような製造ラインでは、後工程や製品の保守管理の
為に、各作業ステーションに於る個々のワークに対する
作業情報を後から読取れる形で記録保管しておくことが
望ましいものである．例えば、加工ラインでは，各加工
ステーションでの加工寸法を記録してお〈ことにより，
この加工情報の基づいて後工程で組合せ部品の選択を行
なうことができる．又、組立ラインでは、ボルト，ナッ
ト類の締付けデータ等を記録してお〈ことにより，品質
管理に役立てることができる．このように、作業ステー
ションに於る個々のワークに対する作業情報を記録する
ものとして、特開昭６０−１６３４８号公報開示の如く
、ワークがａ置されるパレットに記憶手段を設けると共
に、該パレットの搬送経路（コンベア）の側方に記憶手
段へのデータ書込み乃至読取りヘッドを配置し，データ
書込み乃至読取りヘッドにより記憶手段へ情報を書込む
よう構威したものがある．又、製造ライン中の作業ステ
ーションで作業が正しく行なわれなかった場合、そこで
ラインを止めると生産性が低下する為、そのまま搬送の
み継続するようライン管理するものがあるが、その不良
品ワークが良品と識別されない混在状態で搬出されてし
まうことを防ぐ為に、パレットに当該製造ラインに於る
作業ステーションの数と同じ数の良否識別手段を備え、
各作業ステーションでの作業が正しく行なわれなかった
時、良否識別手段の当該作業ステーションに対応する箇
所に不良表示を行なう構威されているものがある．この
構成は、多量の作業情報を記憶させるものではないが、
少ない記憶容量でライン管理を行なうことができる． しかし乍ら、上記の如く作業ステーションでの作業が正
し〈行なわれなかった時、良否識別手段の当該作業ステ
ーションに対応する箇所に不良表示を行なう構威では，
その作業ステーションでの作業が不良にも拘らず何らか
の理由によって不良表示が為されなかった場合、不良品
が良品として識別されて後工程に流出することとなり，
後工程以降に良品と不良品とが混在して良否の判別が困
難となるという問題があった．即ち、作業不良が生じた
時それを表示する構威である為、例えば作業ステーショ
ンの良否識別手段を操作する手段の故障や誤動作、又、
作業者の手動操作によるミス等が生じた場合には、不良
表示が為されないこととなり，従って、不良品が良品と
して判別され、良品の中に不良品が混在してしかもその
判別が不可能となるものである． ［発明の目的］ 本発明は、上記の如き事情に鑑み、作業ステーションの
良否識別手段を操作する手段の故障や誤動作、又，作業
者の手動操作によるミス等が生じた場合にも、不良品が
良品の中に混在して後工程に流出してしまうことのない
製造ラインにおける作業管理方法及びその装置の提供、
をその目的とする． ［発明の構成］ このため，本発明では、製造ラインにおける作業管理方
法として、ワークパレットに設けた各作業ステーション
と対応する記憶単位を有する作業識別記憶手段に、初期
設定手段により予め所定の識別標識を記憶させ、各作業
が完了する毎に識別標識切換手段によってその識別標識
を作業完了を意味する識別標識に切換ると共に、全ての
作業ステーション通過後に識別標識読取手段によって作
業識別記憶手段に記憶された識別標識を読取って、ライ
ン作業を管理するようにしたものであり，又，その装置
として、ワークパレットに各作業ステーションと対応す
る記憶単位を有する作業識別記憶手段を設けると共に，
ワークパレットの作業識別記憶手段に予め所定の識別標
識を記憶させる初期設定手段と、各作業ステーションに
設けられ、作業識別記憶手段を作業完了を意味する識別
標識に切換る識別標識切換手段と、全ての作業ステーシ
ョン通過後のワークパレットの作業識別記憶手段に記憶
された識別標識を読取る識別標識読取手段と、を備えて
構威したものである．これによれば，ワークパレットに
設けられた作業識別記憶手段に予め記憶された所定の識
別標識を各作業が完了する毎に作業完了を意味する識別
標識に切換ることにより、はじめて良品と識別されるこ
ととなる．従って、識別標識切換手段に不具合によって
良品が不良品として識別されることはあっても、不良品
を良品として識別することは生じ得ず、良品の中に不良
品が混在するという事態が生ずることは防止できるもの
である．［発明の実施例］ 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する． 第１図は、本発明に係る製造ラインにおける作業管理方
法及びその装置の一実施例を適用した製造ラインの平面
図を示している． 図示製造ラインは、循環式の製造ラインであって、図中
矢印で示す周回コンベア２０の周回方向に沿って、搬入
ステーションｌ，各作業ステーション２〜８，及び搬出
ステーション９，が順番に配置されて構威されている． ７−クは、第１図には図示されていないが、パレットに
！置された状態で初工程である搬入ステーションｌから
周回コンベア２０に搬入されると共に，周回コンベア２
０上を搬送されてその搬送途中に於て各作業ステーショ
ン２〜８で所定の作業が行なわれ、搬出ステーション９
で周回コンベア２０から搬出されるものである．尚、ス
テーション４及びステーション８は所謂バックアップス
テーションであって、それ以前の作業ステーション（即
ちステーション４の場合ステーション２，３、ステーシ
ョン８の場合ステーション５，６．７）で作業不良が生
じたワーク（パレット）のみ停止させて当該作業不良を
手直しする為の作業ステーションである． 第２図示の如く、パレット３０には、その側面の所定位
置に、作業識別記憶手段としての磁気カード３ｌが装着
されている．該磁気カード３ｌは、第３図（Ａ）に模式
的に示す如く当該製造ラインに於る作業ステーションの
数をＮとして少なくともＮ＋１（個）の記憶単位として
の記憶セル（本実施例では８＋１＝９個）を有しており
，その各セルと、各作業ステーションが１対ｌで対応す
る（第３図では各セルに夫々対応する作業ステーショ′
ンと同符号を付してある）ようになっている．尚、残り
一つのセルＴは，後述する総合識別に用いるものである
． 搬入ステーション１は、前述の如くワークが載置された
パレット３０を周回コンベア２０に搬入するステーショ
ンであり、搬入されたワーク３２が載置されたパレット
３０の磁気カード３１と対応する位置に，磁気カード３
ｌの初期設定手段としての書込ヘッドＩＡが配置されて
いる．尚、該書込ヘッドＩＡは、制御部ｌＣにより制御
される． 搬入ステーション１以降の各作業ステーション２〜８に
は、第２図に示す如〈、夫々、ＣＰＵを有する制御装置
ｌ１と、作業装置に配置されたセンサ１２Ａと接続され
た測定装置１２と、識別標識切換手段としての書込ヘッ
ドｌ３とが備えられている． 該制御装置ｌ１は、ワーク４０に対する定められた作業
を制御する作業制御部１１Ａと、測定装置ｌ２からの測
定情報が入力され、該入力情報に基づいて当該作業が正
しく行なわれたかどうかを判断する良否判定部１１Ｂと
を有している．測定装Ｎ１２は、センサ１２Ａからの情
報で当該ステーションでの作業状態を定量的に測定する
ものである． 書込ヘッドｌ３は、当該ステーションに於るパレッ｝３
０の磁気カード３ｌと対応する位置に配置されると共に
制御装Ｍ１１と接続されており、該制御装置１ｌの良否
判定部１１Ｂからの情報に基づいて磁気カード３１の当
該ステーションと対応するセルに所定の情報を書込む（
記憶させる）ようになっているものである．尚、パック
アップステーションであるステーション４及びステーシ
ョン８には，該書込ヘッド１３に読取りヘッドが併設さ
れている． 搬出ステーション９は，各作業ステーション２〜８での
作業を終えて搬出位置に搬送されて来たパレット３０の
磁気カード３１と対応する位置に配置された識別標識読
取手段としての読取りへ７ド９Ａと、該読取りヘッド９
Ａによる読取り情報が入力され，この読取り情報に基づ
いて搬出位置からのワーク３２（パレット３１）の搬出
を不能とするようインターロックを掛けたり、ブザー等
を鳴らして警告を発する制御装置９Ｃと、を備えて構威
されている． 而して、上記の如〈構成された製造ラインでは、下記の
ようにして作業管理を行なうものである． まず、搬入ステーションｌでワーク３２が載置されたパ
レット３０を周回コンベア２０に搬入するが、この時、
書込ヘッドＩＡにより，磁気カード３１の全ての作業ス
テーション１〜８と対応するセル（１〜８）に，作業不
良を示す識別標識としての情報（例えば■１）を記憶さ
せてイニシャライズする．但し，総合識別のセルＴのみ
良品を示す情報（　ｒＯＪ　）を記憶させてお〈．（第
３図（Ｂ）に示す） そして，周回コンベア２０の周回駆動によってパレット
３０が搬送されて作業ステーション２乃至８で各作業制
御部１１Ａに制御されて当該作業ステーションで定めら
れた所定の作業が行なわれ、測定装置工２からの測定情
報に基づいて良否判定部１１Ｂが当該作業が正しく行な
われた否かを判定する．ここで，作業が正しく行なわれ
たと判定された時，書込ヘッドｌ３により当該作業ステ
ーションと対応するセルに記憶されている作業不良を示
す情報ｒｌＪを、第３図（Ｃ）に示す如く良品であるこ
とを示す情報〕０』に書換る．（図は作業ステーション
３まで完了した状態を示している） 又，当該作業が正しく行なわれなかったと判定された時
には、当該作業ステーションと対応するセルに記憶され
ている作業不良を示す情報ｒｌＪをそのままとし，更に
、制御装置１１はその作業不良の内容がライン下流側の
バックアップステーシ盲ンで手直し可能なものか否かを
判断し、否（手直し不能）なものの場合，第３図（Ｄ）
に示す如く総合識別のセルＴの記憶内容を作業不良を示
す情報ｒｌＪに書換る． バックアップステーシコン（ステーション４，８）では
，磁気カード３ｌに記憶されている情報を読取って、当
該ステーションより上流側の作業ステーション（即ちス
テーション４の場合ステーション２，３、ステーション
８の場合ステーション５　，　６　．　７）で作業不良
が生じている場合には、当該ステーションで手直し作業
を行ない、作業完了すると当該ステーションと対応する
セルに記憶されている作業不良を示す情報ｒｌＪを、良
品であることを示す情報『０』に書換える．又、当該ス
テーションより上流側の作業ステーションで作業不良が
生じていない場合、及び、総合判定のセルＴに手直し不
能な作業不良を示す情報『ｌ』が記憶されている場合に
は、当該ステーションを通過させるようになっており，
この場合には通過することが作業完了を意味するよう当
該ステーシ璽ンと対応するセルの記憶内容を『０』に書
換えるものである．尚、当該ステーションによる手直し
作業によって作業不良が是正された場合でも、作業不良
の生じたステーションと対応するセルに記憶された作業
不良を示す情報ｒｌＪは書換ることなくそのままとして
次工程に搬送する． このようにして，全ての作業ステーション２〜８での作
業を完了したワーク３２が搬出ステーシ嘗ン９に至ると
，該搬出ステーション９では，読取りへッド９Ａで磁気
カード３１に記憶されている情報を読取り，総合識別の
セルＴに作業不良を示す情報ｒｌＪが記憶されている場
合には、不良品としてラインにインターロックを掛けて
搬出不能とする．それ以外の場合には、良品として搬出
させるが、作業ステーション１〜８のセル（１〜８）の
中の倒れかに作業不良を示す情報ｒｌＪが記憶されてい
る場合には、ブザーを鳴らして作業不良の生じたワーク
であることを表示した後，搬出する． つまり，本実施例に於る製造ラインでは、総合識別のセ
ルＴに作業不良を示す情報ｒｌＪが記憶されているもの
のみが、バックアップステーションで手直し不能の不良
品であり，作業ステーションのセル（１〜８）の中の何
れかに作業不良を示す情報ｒｌＪが記憶されていても、
総合識別のセルＴに作業不良を示す情報ｒｌ１が記憶さ
れていない場合には、当該作業不良はバックアップステ
ーション（ステーション４，８）で手直しされて良品と
なっているとの判断である．但し、バックアップステー
ションでの手直しの結果良品となったものである（最初
からの良品ではない）ことをブザーを鳴らして作業者に
注意を促すようになっているものである． 上記の如き構成によれば、初めに作業ステーションと対
応するセルに作業不良を示す示す情報ｒｌＪを記憶させ
ると共に，作業が正しく完了した時この記憶情報を良品
を示す情報ｒＯＪに書換るものである為、例えば作業ス
テーションの識別標識切換手段である書込ヘッド１３の
故障や誤動作、又、作業者の手動操作によるミス等が生
じた場合、良品が不良品として判断されることは生じ得
るが、不良品を良品として判断して良品の中に不良品が
混在するといった問題は生ずることはなく、従って、作
業管理の信頼性を極めて高いものとすることができるも
のである． 尚、上記実施例は、磁気カードの各作業ステーションと
対応する記憶セルの容量を１ビットとした例であるが、
これに限るものではなく、２ビット以上としても良〈、
そうすることによってより多量の情報を記憶させること
ができ、よりきめ細かい作業管理が可能となるものであ
る．［発明の効果ゴ 上記の如き、本発明に係る製造ラインにおける作業管理
方法及びその装置によれば、作業ステーションの識別標
識切換手段の故障や誤動作、又、作業者の手動操作によ
るミス等が生じた場合にも、不良品が良品の中に混在す
ることはなく、作業管理の信頼性を高めることができる
ものである．

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を適用した製造ラインの平面
図、第２図は作業ステーションの拡大構威図、第３図（
Ａ）〜（Ｄ）は作業識別記憶手段の記憶単位である記憶
セルを模式的に示す図である． ｌ・・・搬入ステーション ＩＡ・・・書込ヘッド（初期設定手段）２，３，４，５
，６，７．８ ・・・作業ステーション ９・・・搬出ステーション ９Ａ・・・読取りヘッド（識別標識読取手段）ｌ３・・
・書込ヘッド（識別標識切換手段）３０・・・バレッｒ
（ワークパレット）３１・・・磁気カード（作業識別記
憶手段）３２・・・ワーク 第 １ 図 ｂ ｆ 第 ２ 図 第 ３ 図 （Ａ） （Ｂ） （Ｃ） （Ｄ） と コ ４ コ ｂ ｔ ６

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数の作業ステーションを有する製造ラインに於
   て、 ワークパレットに設けた前記各作業ステーションと対応
   する記憶単位を有する作業識別記憶手段に、初期設定手
   段により予め所定の識別標識を記憶させ、各作業が完了
   する毎に識別標識切換手段によってその識別標識を作業
   完了を意味する識別標識に切換ると共に、前記全ての作
   業ステーション通過後に識別標識読取手段によって前記
   作業識別記憶手段に記憶された識別標識を読取って、ラ
   イン作業を管理する製造ラインにおける作業管理方法。
2. （２）複数の作業ステーションを有する製造ラインに於
   て、 ワークパレットに前記各作業ステーションと対応する記
   憶単位を有する作業識別記憶手段を設けると共に、 前記ワークパレットの作業識別記憶手段に予め所定の識
   別標識を記憶させる初期設定手段と、前記各作業ステー
   ションに設けられ、前記作業識別記憶手段を作業完了を
   意味する識別標識に切換る識別標識切換手段と、 前記全ての作業ステーション通過後の前記ワークパレッ
   トの作業識別記憶手段に記憶された識別標識を読取る識
   別標識読取手段と、 を備えて構成したこと、を特徴とする製造ラインにおけ
   る作業管理装置。