JPH039180A - 弁装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電磁弁等の弁装置に関するものであり、特に
弁体を弾性部材で支持した構造の弁装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、この種の弁装置としては１例えば、実開昭６３−
９５８６号公報に開示される電磁弁が知られている。こ
の電磁弁は、弁体を可撓性支持部材で往復動可能に支持
すると共に、弁体に固着しているプランジャとこのプラ
ンジャに対向して配置されているコアをソレノイドで励
磁することにより、プランジャをコア側へ吸引し、当接
させて弁を開閉していた。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記のような従来の電磁弁では、プランジャをコア側に
吸引して当接させる際に、プランジャとコアが衝突する
ため、プランジャとコアの摩耗が著しく、電磁弁の寿命
が短くなるという問題があった。また、プランジャとコ
アの衝突時に生じる作動音が大きいという問題もあった
。

本発明は、上記のような問題点を解決するためになされ
たものであり、可動体となるプランジャとコア端面の弁
座との衝突を防止しながら、流路を開閉する弁装置を提
供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係る弁装置は、弁座、この弁座に対して進退す
る可動体５この可動体に支持された第１弾性体、この第
１弾性体の弾性力により上記弁座に圧接される弁体、上
記可動体の進退を許容すると共に上記弁座に接触しない
範囲で上記可動体を支持する第２弾性体を備えたもので
ある。

〔作用〕

本発明に係る弁装置は、通電されると、可動体となるプ
ランジャが弁座側に吸引され、流路を開放する。これに
伴って、第１弾性体となるスプリングにより付勢される
可動体内の弁体が、弁座に当接して弁座側の流路を閉塞
する。この時、可動体を支持する第２弾性体となる板ば
ねは、可動体の吸引移動に伴なって弁座側に偏移する９
この偏移により生じる第２弾性体の弾性反発力によって
可動体と弁座の衝突を制止しつつ、可動体を弁座側に移
動させ、可動体内の弁体のみを対向する弁座に当接させ
ることができる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。第
１図は本発明に係る弁装置の一実施例を示す縦断面図、
第２図はその通電時の縦断面図、第３図は、第１図及び
第２図の一部分を示す拡大平面図である。図において、
（１０）は弁装置である電磁弁、（１１）は電磁弁（１
０）の外部ケースとなる円筒状のハウジング、（１２）
は周外縁部（１２ａ）及び（１２ｂ）がハウジング（１
１）の内周に装着さ九た円筒状のボビン、（１３）はボ
ビン（１２）の外周に巻回されたコイル、（１４）はボ
ビン（１３）の外９（１２ｂ）の図示上部に設けられ、
コイル（１３）と電気的に接続された端子、（ｌｌａ）
はハウジング（１１）の図示右上部に端子（１４）を覆
うように設けられ、電源（図示せず）と接続するための
コネクタ、（１５）はボビン（１２）の孔に嵌入装着さ
れ、流体の流路となると共に、コイル（１３）によって
発生する磁束の磁路となる磁性材料から形成された中空
円柱状のコア、（１５ａ）はコア（１５）の図示左端面
の開口周辺による弁座、（１５ｂ）はコア（１５）の図
示略右半分からなり流体の出入口となるボート、（１６
）は電磁力及びばね力によって弁座（１５ａ）に対して
進退する可動体となるもので、磁性材料から成る有底円
筒状のプランジャ、　（１７）はプランジャ（１６）の
図示左半分の外周部及び底部に焼付成形されたゴム製の
バルブシール、　（１８）はプランジャ（１６）の中空
部に縮設された第１弾性体となるスプリング、（１９）
はスプリング（１８）の弾性力により弁座（１５ａ）に
圧接されるゴム材からなる弁体、（２０）はプランジャ
（１６）の中空部に嵌入装着され、弁体（１９）と所定
の位置で係止するストッパ、（２１）はハウジング（１
１）の図示表外縁部の内周に環状支持部材（２２）を介
して外周部が装着され、プランジャ（１６）の外周部に
内周部が装着されて、プランジャ（１６）の進退を許容
すると共に、弁座（１５ａ）に接触しない範囲でプラン
ジャ（１６）を支持する第２弾性体となる円板状の板ば
ねである。この板ばね（２０）は、第３図の拡大平面図
に詳細を示す通り、剛性を調整するためのアーム状部（
２１ａ）が形成され、各アーム状部（２１ａ　）の間は
中空となって流体の通路となっているものである。とこ
ろで、ボビン（１２）の外縁部（１２ａ）には、コイル
（１３）が通電されてプランジャ（１６）が弁座（１５
ａ）方向に進むにつれ、板ばね（２１）の外周部から内
周部にかけて徐々に当接していくように、ボビン（１２
）の中空部に向かうテーパ状の案内部（１２ｃ）が形成
されている。（２２）はハウジング（１１）の図示表外
周部を覆うように設けられ、上記磁路を構成するための
磁性材料から成る中空円板状のサイドヨーク、（２３）
はサイドヨーク（２２）を、図示右側外周部とハウジン
グ（１１）の図示左側外周部とで挾持すると共に、流路
（２３ａ）−流体の出入口となるボート（２３ｂ）およ
び（２３ｃ）並びにバルブシール（１７）によって開閉
する開口であるバルブシート（２３ｄ）が形成されたボ
ートブロックである。なお、ボート（２３ｃ、）は圧力
を加えられる入力側、ボート（２３ｂ）は同じく出力側
であり、第１図に示す非通電時には、ボート（２３ｃ）
、流路（２３ａ）及びボート（１５）１）が連通し、第
２図に示す通電時には、ボート（２３ｂ）、流路（２３
ａ）及びボート（２３ｃ）が連通ずるものである。（２
４）はハウジング（１１）とボートブロック（２３）と
を挾持すると共に、上記磁路を形成する磁性材料からな
るヨークである。　次に動作について説明する。第１図
に示すように、コイル（１３）の非通電時においては、
バルブシー、ル（１７）はボートブロック（２３）側の
バルブシート（２３ｄ）に当接している。従って、ボー
ト（２３ｂ）はボート（２３ｃ）から遮断されている。

この時、弁体（１９）はストッパ（２０）により係止さ
れているので、弁座（１５ａ）とは当接していない。従
って、ボート（２３ｃ）は流路（２３ａ）を介してボー
ト（１５ｂ）と連通している。一方、第２図に示すよう
に、コイル（１３）の通電時においては、バルブシール
（１７）と一体的に形成されたプランジャ（１６）が、
磁力によりコア（１５）側の弁座（１５ａ）に吸引され
る。これにより、バルブシール（１７）はバルブシート
（２３ｄ）から離れるので、ボート（２３ｃ）は流路（
２３ａ）を介してボート（２３ｂ）と連通ずる。この時
、板バネ（２１）のアーム状部（２１ａ　）は、プラン
ジャ（］６）の吸引移動に伴って偏移する。このためア
ーム状部（２１ａ）は、その外周部から案内部（１２ｃ
）に順次当接し、変形する。プランジャ（１６）は、こ
の偏移変形したアーム状部（２１ａ）の弾性反発力によ
る制動作用を受けるので、弁座（１５ａ）から離れた一
定の位置で停止し、弁座（１５ａ）に接触することはな
い。従って、プランジャ（１６）と弁座（１５ａ）の衝
突は防止されるので、衝突音は生じないことになる。し
かし、プランジャ（１６）内の弁体（１９）は、スプリ
ング（１８）により付勢されて弁座（１５ａ）に当接す
るので、ボート（２３ｃ）はボート（１５ｂ）から遮断
され、ボート（２３ｂ）と連通する。従って、弁体（１
９）は弁座（１５ａ）と衝突はするが、スプリング（１
８）がその衝突の衝撃を吸収するため、衝突音は小さい
ものである。

なお、上記実施例では、案内部（１２ｃ）をボビン（１
２）の中空部に向かってテーパ状に傾斜させているが、
凸曲線状に傾斜させてもよい。

〔発明の効果〕

本発明は、以上説明したように、弁座、この弁座に対し
て進退する可動体、この可動体に支持された第１弾性体
、この第１弾性体の弾性力により上記弁座に圧接される
弁体、上記可動体の進退を許容すると共に上記弁座に接
触しない範囲で上記可動体を支持する第２弾性体を備え
た弁装置に構成したので、可動体を磁力吸引させる際に
可動体と弁座の衝突を防止しながら、可動体内部に設け
た弁体によりコア側流路を開閉することができる。

従って、可動体と弁座の衝突による摩耗が防止され、°
弁装置の耐久性が向上するという効果がある。

また、可動体と弁座の衝突により大きな作動音が生じる
という従来技術の欠点を著しく軽減する効果も生じるも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は本発明に係る弁装置の一実施例を示
すもので、第１図は非通電時を示す縦断面図、第２図は
通電時を示す縦断面図、第３図は板ばねの拡大平面図で
ある。 図において、（１０）は電磁弁（弁装置）’、　　（１
５ａ）は弁座、（１６）はプランジャ（可動体）、（１
８）はスプリング（第１弾性体）、（１９）は弁体、（
２１）はスプリング（第２弾性体）である。 なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。 第３図 １ａ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 弁座、この弁座に対して進退する可動体、この可動体に
   支持された第１弾性体、この第１弾性体の弾性力により
   上記弁座に圧接される弁体、上記可動体の進退を許容す
   ると共に上記弁座に接触しない範囲で上記可動体を支持
   する第２弾性体を備えた弁装置。