JPH038776Y2 - - Google Patents

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JPH038776Y2
JPH038776Y2 JP6788283U JP6788283U JPH038776Y2 JP H038776 Y2 JPH038776 Y2 JP H038776Y2 JP 6788283 U JP6788283 U JP 6788283U JP 6788283 U JP6788283 U JP 6788283U JP H038776 Y2 JPH038776 Y2 JP H038776Y2
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JP
Japan
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magnet
exterior
coated
resin
door
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JP6788283U
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JPS59173868U (ja
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  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は磁石を利用した扉の開閉装置に関する
ものである。
従来例の構成とその問題点 従来、磁石を利用した開閉装置は第1図に示す
ように外装1に扉2を設け、この扉2に磁石3を
取り付けて構成してあり、磁石3と外装との間に
吸引力を生じて閉じるものである。第2図はこの
開閉装置を閉じたときの要部断面図である。外装
1は鋼板4の表面に樹脂層5を形成してなつてお
り、磁石7は接着剤8によつて扉6に固定されて
いる。
磁石としては、鉄、コバルト又はニツケルのよ
うな磁性金属を主成分とした金属製のものと、酸
化鉄を主成分とする磁器製のものとがあり、更に
これらの磁石を内部に含有する有機材料や無機材
料製のものがある。近年では、磁器製の磁石が主
流であるが、この磁石は衝撃に弱く、扉の開閉に
よる衝撃によつて割れる心配があつた。そこで従
来は、第3図に示すように磁器製の磁石9を箱体
10内に設けるとともに、この磁石9をはさむよ
うにして磁性金属11を装設し、外装1への吸着
力を強めると同時に、外装1への吸着時に、直接
その衝撃が磁石9に加わらないように配慮したも
のがある。ところが、このような構成であると、
部品点数が多くなるうえ、組立工数がかかる為、
コスト高になる欠点があつた。
その為、最近ではこの磁石自身の割れをなくし
た磁石、即わち磁器の粉末を内部に混錬成形した
ゴム製磁石が多く利用されるようになつてきた。
一方外装の材料としては加工した後に塗装するよ
りも便利な、最初に塗装した鋼板で、加工(プレ
ス、曲げ加工など)ができるプレコート鋼板が多
く採用されるようになつてきた。このため、プレ
コート鋼板にゴム製磁石で開閉装置を構成すると
いうものが多くなつてきた。
ところが、プレコート鋼板は、プレス加工や曲
げ加工のような加工をされても、樹脂層の塗膜が
割れたり、剥離しないように、樹脂の中に多量の
DBP等の可塑剤をもつポリ塩化ビニル樹脂やア
クリル樹脂等が用いられているため、この可塑剤
とゴム製磁石のゴムとが移行という作用を生じ、
磁石とプレコート鋼板製外装とが接着し、離れな
くなるという問題が発生していた。すなわち移行
とは、可塑剤等で代表される流動性物質が、接触
している別の有機材料の中へ浸透していくことで
あり、この流動性物質の移行作用があると塗膜と
ゴム製磁石とが接着一体化してしまい、いざ扉を
開けようとすると、接着強度が大きくなつて、な
かなか外れようとせず、扉の変形、扉からの磁石
の剥離、塗膜の表面変化等を生じるのである。
考案の目的 本考案は上記問題点に鑑みてなしたもので、ゴ
ム製磁石を用いても前述したような移行を生じな
いようにし、開閉動作を支障なく行なえるように
することを目的としたものである。
考案の構成 上記、目的を達成するため本考案では、ゴム製
磁石と外装との間に介在物層を形成したものであ
る。
実施例の説明 以下、その実施例を第4図を用いて説明する。
1は、外装であり、亜鉛メツキ等の処理をした鋼
板4の表面に外観をよくするために樹脂塗装し、
樹脂層5を形成したものである。6は、外装1に
一部固定され、内部のスイツチ類などが見えるよ
うに、透明なアクリル樹脂などで製造された扉で
ある。12は、ゴム製磁石であり、扉6に、接着
剤8などで固定されており、このゴム製磁石12
の外装1への磁力による吸引力によつて閉じ、
又、手で開けることによつて開閉操作ができるよ
うになつている。13は、フツ素樹脂等の粉末で
あり、ゴム製磁石12上に塗布固着されている。
第5図は他の実施例を示し、ゴム製磁石14の表
面に、粉末13を樹脂15によつて固着したもの
である。以上のように、磁石12の表面に粉末1
3を形成させると、磁石12を外装1に吸着させ
たとき、外装1の樹脂層5は磁石12との間に粉
末13を介して接触するようになる。従つて、外
装1の樹脂層5と磁石12との間に可塑剤等の流
動性物質の移行はなくなり、長時間接着させてい
ても容易に扉を開くことができる。又、粉末13
は50μ以下の直径であり、磁石12の外装1に対
する吸着力低下は微少で支障ない。
尚、上記、実施例では粉末13をフツ素樹脂と
したが、金属粉末、セラミツクス粉末、ガラス粉
末、カーボン粉末など、移行に対して問題となら
ないような粉末であればよく、形も、不定形のも
の、各種結晶形のもの、球形のものなどこだわら
ない。又、接着剤15は、アクリル樹脂とした
が、にかわ、のり、α−アルキルシアノアクリレ
ートなど、移行とさして問題とならないものであ
ればよい。
考案の効果 このように本考案は、ゴム製の磁石を用いると
ともに、この磁石の表面に粉末の介在物層を形成
しているので、プレコート鋼板の樹脂層とゴム磁
石との間の移行による接着の問題がなく、良好に
開閉操作が行なえ、かつ衝撃に強く、しかも塗布
という極極めて簡単な作業で介在物層が形成でき
るので生産性もよく、そして安価な開閉装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の開閉装置を示す斜視図、第2図
は同要部拡大断面図、第3図は他の従来の開閉装
置に用いられる磁石の斜視図、第4図は本考案の
一実施例に於ける開閉装置の要部断面図、第5図
は本考案の他の実施例の断面図である。 1……外装、2……扉、12……磁石、13…
…粉体、17……薄膜。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 外装とこの外装に開閉自在に装着した磁石付
    きの扉とからなり、前記外装は鋼又は亜鉛等の
    メツキ鋼に樹脂塗装した塗装鋼板より形成する
    とともに、磁石は、内部に磁性体を含むゴム製
    磁石で形成し、かつ前記磁石の外装と接する面
    にシリカ、アルミナ、マグネシア等の無機質か
    又は、フツ素樹脂、ポリアミド等の有機物の粉
    末と溶剤を主成分とする混合溶液を噴霧等によ
    る塗布によつて形成した介在物層で被覆した扉
    の開閉装置。 (2) 外装は、ポリ塩化ビニール、ポリプロピレン
    又はアクリル樹脂等の樹脂を塗装したプレコー
    ト鋼板を加工して形成した実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の扉の開閉装置。
JP6788283U 1983-05-06 1983-05-06 扉の開閉装置 Granted JPS59173868U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6788283U JPS59173868U (ja) 1983-05-06 1983-05-06 扉の開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6788283U JPS59173868U (ja) 1983-05-06 1983-05-06 扉の開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59173868U JPS59173868U (ja) 1984-11-20
JPH038776Y2 true JPH038776Y2 (ja) 1991-03-05

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ID=30198066

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JP6788283U Granted JPS59173868U (ja) 1983-05-06 1983-05-06 扉の開閉装置

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JPS59173868U (ja) 1984-11-20

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