JPH038704A - 炭酸ナトリウム過酸化水素付加物の組成物 - Google Patents

炭酸ナトリウム過酸化水素付加物の組成物

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JPH038704A
JPH038704A JP14291289A JP14291289A JPH038704A JP H038704 A JPH038704 A JP H038704A JP 14291289 A JP14291289 A JP 14291289A JP 14291289 A JP14291289 A JP 14291289A JP H038704 A JPH038704 A JP H038704A
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JP
Japan
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weight
sodium carbonate
hydrogen peroxide
composition
peroxide adduct
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Pending
Application number
JP14291289A
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English (en)
Inventor
Yoshiro Ito
伊藤 芳郎
Makoto Kusakabe
日下部 良
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Nippon Peroxide Co Ltd
Original Assignee
Nippon Peroxide Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は助燃性を減少させた炭酸ナトリウム過酸化水素
付加物組成物に関するものである。
〔従来の技術〕
炭酸ナトリウム過酸化水素付加物(以下、PCと称する
)は主として漂白剤として用いられる物質であり、それ
自身は不燃性であるが熱分解により酸素を発生し、可燃
物の存在下に於いてはそれらの燃焼に対して助燃性を有
するものである。従来、PCには炭酸ナトリウムの様な
漂白剤組成物構成成分として一般公知の種々の添加物が
配合され、組成物中の活性成分濃度を低下させた形の組
成物とすることによって助燃性の低減がなされている。
〔発明が解決しようとする課題〕
PCの有する助燃性は従来公知の添加物を配合すること
によってもそれに相応した程度の低減を図ることができ
るが、それらは配合比率に対する助燃性減少の効率が小
さく、目的とする効果を得るためには比較的に多量の添
加物を配合する必要がある。有効成分以外の物質による
組成物の増量は、製造、流通、利用の各過程に於ける組
成物取扱量を不必要に増大させるばかりでなく、有効成
分含有率の低下に起因して利用面での支障を生ずる欠点
を有する。
本発明はかかる欠点を改善し、最小限度の希釈剤によっ
てPCの有する助燃性が効果的に減ぜられた有効成分含
有率の大きいPC組成物を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者等は、これらの点に鑑み鋭意研究の結果、PC
に硫酸マグネシウム含水塩を配合することによりPCの
有する助燃性が効果的に減少することを見出し、本発明
を完成させるに至った。
即ち、本発明のPC組成物は平均粒径100〜1500
μ、有効酸素含有率11.0〜15.2重量%の炭酸ナ
トリウム過酸化水素付加物100重量部に対して10〜
50重量%の結晶水を含有する硫酸マグネシウム含水塩
を1〜30重量部の比率で含有する有効酸素含有率8.
0〜13.8重量%、含水率0.6〜12.0重量%の
PC組成物である。
本発明で使用されるPCは水性媒体中、必要に応じて塩
析剤や種々の安定剤、媒晶剤等を共存させ、炭酸ナトリ
ウムと過酸化水素とを反応させることによって有効酸素
含有率11.0〜15.2重量%(乾燥基準)の粒状あ
るいは結晶状として製造され、望む場合にはさらに造粒
等の手段で適当な添加物とともに顆粒化、或いはまた熱
処理等の手段で部分的に有効酸素含有率を低下させる等
によって平均粒径100〜1500μ、有効酸素含有率
11.0〜15.2重量%とした形で使用される。PC
の有する基本的な助燃性は有効酸素含有率が高い程大き
く、また平均粒径については小さい程助燃性が大きくな
る傾向にあり、このような場合にはPCに対し、より多
量の希釈剤を含有させることが必要となる。
希釈剤はPCに配合されることによってPCの安定性や
組成物としての物性に悪影響を与えず、PCの助燃性を
効果的に減少させるものである必要があり、本発明に於
いては特定割合の結晶水を含有する硫酸マグネシウム含
水塩が使用される。
硫酸マグネシウム含水塩中に含まれる結晶水の割合は助
燃性低減効率に関連して重要であり、より高割合である
程その効果は大きくなるが、限度以上に高割合の結晶水
を含有する硫酸マグネシウム含水塩は、高温度下で結晶
水に溶解する性質等を有するためPC組成物に含有させ
ることは不適当であり、結晶水の割合が10〜50重量
%、好ましくは20〜45重量%の硫酸マグネシウム含
水塩を使用するのが良い。
PCと硫酸マグネシウム含水塩との混合比は、含水塩中
の結晶水割合と関連して直接的に助燃性の低減に関係す
るものであり、本発明で示されたPC特性値の範囲に於
いてPC100重量部に対して1〜30重量部の比率で
含有させ、PC組成物の有効酸素含有率を8〜13.8
重量%、含水率を0.6〜12重量%とすることによっ
て実用上必要な程度、より具体的には消防法に示された
一定以上の危険性を有しない程度に助燃性を減少させた
PC組成物とすることが出来る。
本発明のPC組成物を調製するには、原則として乾燥し
たPCと所定比率の硫酸マグネシウム含水塩とを一般公
知の混合機によって均一に混合すれば良く、特に複雑な
操作を要しないが、硫酸マグネシウム含水塩をPC粒子
に被覆した状態として含有させること、或いはPCを二
次的に機械造粒する際に添加するなどの手段で含有させ
ることを望む場合に於いては、公知の混合機や造粒機か
らそれらに適した装置を選択することが必要である。ま
たそれらの操作を行うに際して、水分を介在させて行う
場合には、希釈剤として硫酸マグネシウム無水塩を使用
しても操作時に含水塩が形成されるため使用する硫酸マ
グネシウムの含水、無水を特に問題とする必要はないが
、PC組成物を乾燥するに際しては硫酸マグネシウム含
水塩が所望する割合として残存するように乾燥温度を低
くして乾燥することが必要であり、乾燥温度として50
℃以下とすることが好ましい。
本発明で得られるPC組成物には、さらに漂白剤組成物
の添加剤として一般公知の添加剤例えば、非イオン界面
活性剤、酵素2色素、香料、ビルダー等を添加すること
が出来る。
〔発明の効果〕
本発明の希釈PC組成物は、効果的な希釈剤を選択した
ことで、PCの有する助燃性を太きく減少させることが
可能となったため、PC組成物中の有効成分含有率を不
必要に下げる必要がなく、製造から流通、利用にわたっ
ての組成物の取扱量を減少させることができる利点を有
している。
〔実 施 例〕
以下に実施例によって本発明を説明するが、本発明はこ
れらに限定されることな〈実施することができる。
なを、本発明に於いて、PC組成物の助燃性評価は以下
に示した方法で行った。
(燃焼試験) 目開き1.18mmのふるいを通過した試料を乾燥用シ
リカゲルを入れたデシケータ−中で24時間放置後、そ
の24gと105℃、4時間乾燥し、乾燥用シリカゲル
を入れたデシケータ−中24時間以上保存した30〜6
0メツシユの日本杉辺材粉6gとを混合し、高さと底面
の直径の比が1:1.75の円錐形カップに入れ、これ
を断熱板上に返して円錐形の堆積を作り、温度20±5
℃、湿度50±lO%の雰囲気下に1時間放置後その基
部に約1000℃に加熱された円輪状のニクロム線を接
触、着火させ、燃焼状態を観察する。試験は一試料につ
いて°10回繰り返して行い、発炎が継続して燃焼した
試験回数の少ない試料はどその助燃性は小さいものと判
定する。
実施例 l 炭酸ナトリウムと過酸化水素とを塩化ナトリウムを共存
させた水溶液中で反応させて得られた有効酸素含有率1
4.1重量%、平均粒径451μの乾燥pc i o 
o重量部に対して41.6重量%の水分を含有する平均
粒径278μの硫酸マグネシウム含水塩を8重量部の比
率で加え、■型混合機によって均一に混合し、有効酸素
含有率13゜0重量%、含水率3.3重量%のPC組成
物を調製した。調製された組成物について燃焼試験を行
った結果、発炎が継続して燃焼する状態は見られず、1
0回の試験の全てが消炎してくん焼する状態を呈した。
比較例 l 実施例1と同様の方法で、有効酸素含有率141重量%
、平均粒径293μの乾燥PCと平均粒径158μの無
水硫酸マグネシウムとをそれぞれ100重量部対23重
量部の比率で均一に混合し、有効酸素含有率11.5重
量%のPC組成物を調製した。このものの燃焼試験結果
は、希釈比率が大きいにも係わらず10回の試験中4回
は発炎が継続して燃焼した。
実施例 2 PCを熱処理して有効酸素含有率を12.5重量%まで
低下させた平均粒径385μのPCを使用し、PCと4
1,6重量%の水分を含有する平均粒径278μの硫酸
マグネシウム含水塩とをそれぞれ100重量部対5重量
部の比率で実施例1と同様に均一混合して有効酸素含有
率11.9重量%、含水率2.2重量%のPC組成物を
調製した。調製された組成物について燃焼試験を行った
結果、発炎が継続して燃焼する状態は見られず、10回
の試験の全てが消炎してくん焼する状態を呈−した。
実施例 3、 有効酸素含有率14.8重量%の結晶状PCを炭酸ナト
リウムと共に機械造粒した有効酸素含有率13.8重量
%、平均粒径407μの顆粒状PCを使用し、PCと4
1.6重量%の水分を含有する平均粒径278μの硫酸
マグネシウム含水塩とをそれぞれ100重量部対14重
量部の比率で実施例1と同様に均一混合し、を効酸素含
有率12.1重量%、含水率5.3重量%のPC組成物
を調製した。調製された組成物について燃焼試験を行っ
た結果、発炎が継続して燃焼する状態は見られず、10
回の試験の全てが消炎してくん焼する状態を呈した。
日本パーオキサイド株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、平均粒径100〜1500μ、有効酸素含有率11
    .0〜15.2重量%の炭酸ナトリウム過酸化水素付加
    物100重量部に対して10〜50重量%の結晶水を含
    有する硫酸マグネシウム含水塩を1〜30重量部の比率
    で含有する有効酸素含有率8.0〜13.8重量%、含
    水率0.6〜12.0重量%の炭酸ナトリウム過酸化水
    素付加物組成物。
JP14291289A 1989-06-07 1989-06-07 炭酸ナトリウム過酸化水素付加物の組成物 Pending JPH038704A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003523915A (ja) * 2000-02-21 2003-08-12 ソルヴェイ 塗膜付きアルカリ金属過炭酸塩の調製方法、この方法により得られる塗膜付きアルカリ金属過炭酸塩、洗剤配合物におけるその使用及びそれを含む洗剤配合物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003523915A (ja) * 2000-02-21 2003-08-12 ソルヴェイ 塗膜付きアルカリ金属過炭酸塩の調製方法、この方法により得られる塗膜付きアルカリ金属過炭酸塩、洗剤配合物におけるその使用及びそれを含む洗剤配合物

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