JPH038231A - 断路器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は高周波サージの抑制を考慮した新路器に関する
。

（従来の技術） 一般に断路器操作時に高周波サージが発生することが知
られている。この高周波サージは、地絡事故、電波障害
、低圧制御回路破壊事故等を誘発する原因となることも
ある。

そこで、特開昭６１−６６５１０号公報で知られ第３図
に示すような高周波サージ対策を施こした断路器が提案
されている。即ち、絶縁ガスを封入した接地金属容器１
内に１対の固定電極２ａ、２ｂが対向して収納されてい
る。固定電極２ｂの内側には可動電極３を摺動自在に配
設している。そして、この可動電極３は固定電極２ａと
接離自在に移動し１両固定電極２ａ、２ｂの接続、切離
しを行なう。固定電極２ａの外周には強磁性体リング４
が配設され、さらにその外側にシールド５ａが配設され
ている。そして、固定電極２ａの先端とシールド５ａの
先端間にはギャップｇが形成されている。また、固定電
極２ｂの外側にシールド５ｂが配設されている。

そして、強磁性体リング４が有するインダクタンス成分
により、高周波サージが吸収される。

ところで、固定電極２ａの先端部分にギャップｇが形成
されているので１強磁性体リング４の周囲に１ターン電
流が流れるのが防止されている。従って、固定電極２ａ
と可動電極３が開離して、アーク６が形成され、断路器
サージが発生すると、ギャップｇに大きな電圧が印加さ
れる。そして、アーク６の形成前に伸展したストリーマ
が向きを変えシールド５ａに向かい、シールド５ａと可
動電極３との間に絶縁破壊が発生する可能性がある。こ
の状態では強磁性体リング４はサージ抑制効果を奏さな
い。

また、サージ抑制効果は強磁性体リング４の量に比例す
るものの、強磁性体リング４の外側にシールド５ａを設
け、これらの取付は装置も必要となるので１強磁性体リ
ング４の近傍の空間を有効に利用できない。

さらに、接地金属容器１の半径方向に可動電極３の電圧
が印加されており、シールド５ａの先端部に形成したギ
ャップｇには２つの同方向の電界が同時に印加される。

このため、ギャップｇで絶縁破壊が発生し１ターン電流
が流れると、サージ抑制効果が失なわれると同時に、最
初に進展したストリーマが接地金属容器１に達し地絡事
故に至る可能性がある。

このため、ギャップｇを充分大きくとることが望まれる
。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、ギャップを大きくするためには接地金属
容器を大きくする必要があり、断路器を小形化すること
が回連である。

本発明は上記の点を考慮して成されたもので、断路器サ
ージを効果的に抑制することができる小形の断路器を提
供することを目的とする。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために本発明においては、絶縁スペ
ーサの埋込み高圧電極に筒状の接触子を固着し、さらに
埋込み高圧電極の側面に抵抗として作用する筒状の高圧
シールドを固着し、この高圧シールドの内側を通り接触
子と接離する可動電極及び接触子で接点部を形成してい
る。

（作用） このように構成することにより、サージを高圧シールド
で効果的に抑制し、断路器の小形化を図ることができる
。

（実施例） 以下本発明の一実施例を第１図を参照して説明する。Ｓ
Ｆ、ガス等の絶縁ガスを封入した接地金属容器７のフラ
ンジ７ａには、０リング８を介して絶縁スペーサ９を気
密に接続している。この絶縁スペーサ９は、コーン状の
絶縁物本体９ａと、この絶縁物本体９ａの中心に埋込ま
れた筒状の埋込み高圧電極９ｂとから構成されている。

さらに、埋込み高圧電極９ｂの内側には、例えばマルチ
コンタクト等の接触子１０を配設している。

また、埋込み高圧電ｉ９ｂの一側面には、筒状の高圧シ
ールド１１が同軸上に固着されている。この高圧シール
ド１１は抵抗体または導電性材料で形成し、外表面が抵
抗コーティング１２で覆われている。

尚、埋込み高圧電極９ｂの他側面には図示しない通電導
体が接続されている。

そして、接地金属容器７内には、図示しない通電導体に
接続された固定電極１３が絶縁支持されている。この固
定電極１３の内側には可動電極１４が摺動自在に配設さ
れている。可動電極１４は図示しない操作装置により駆
動され高圧シールドＩＩの内側を通り接触子１０の内面
と接離し、通電路の開閉を行なう。即ち、接触子ｌＯと
可動電極１４にて接点部１５が形成される。尚、１６は
シールドである。

次に、本実施例の構成における作用効果を説明する０図
示しない操作装置により可動ｍ極１４が図中左進し、接
触子１０の内面に接触することにより、電流経路が固定
電極１３、可動電極１４、接触子１０及び図示しない通
電導体間に形成される。

そして、引外し指令により可動電極１４が右進し接触子
１０から離れる。可動電極１４の先端が高圧シールドｌ
ｌ内に存在する間は、放電がなく、その後アーク１７が
生じる。このアーク１７は可動電極１４と高圧シールド
１１もしくは抵抗コーティング１２間に発生する。

これにより、サージが発生し伝播されるものの、高圧シ
ールド１１及び抵抗コーティング１２により抑制される
。しかも、地絡事故が回避される。

また、絶縁スペーサ９に接触子ＩＯを固着し接点部１５
を構成しているので、断路器の小形化が可能である。

尚、アーク１７は可動電極１４を投入するときにも発生
する。

また、本実施例においては接触子１０を埋込み高圧電極
９ｂの内側に配設したが、第２図に示す如く接触子ＩＯ
を円柱状の埋込み高圧電極９ｂの側面に配設し同様な作
用効果を得ることもできる。

さらに、これらの実施例の構成は３相機器にも適用し得
る。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明においては、絶縁スペーサの
埋込み高圧電極に筒状の接触子を固着し、さらに埋込み
高圧電極の側面に抵抗として作用する筒状の高圧シール
ドを固着し、この高圧シールドの内側を通り接触子と接
離する可動電極及び接触子で接点部を形成したので、新
路器サージを効果的に抑制することができる小形の断路
器を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す断路器の断面図、デ２
図は本発明の他の実施例を示す断路器の断面図、第３図
は従来の断路器を示す断面図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 絶縁ガスを封入した接地金属容器と、この接地金属容器
   端面に接続され絶縁物本体及びこの絶縁物本体の中央部
   に埋込まれた埋込み高圧電極からなる絶縁スペーサと、
   前記埋込み高圧電極に固着した筒状の接触子と、前記接
   地金属容器内にあって前記埋込み高圧電極の側面に固着
   し抵抗として作用する筒状の高圧シールドと、前記接地
   金属容器内に絶縁収納され前記高圧シールドの内側を通
   り前記接触子と接離し通電路の開閉を行なう可動電極と
   を備えてなる断路器。