JPH0380752A - 情報交換伝送システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、伝送情報を暗号化する機能を備えた情報交換
伝送システムに関する。

（従来の技術） 通話情報やファクシミリ情報等の各種データ情報を交換
伝送するシステムの中には、盗視聴や情報の破壊行為等
から伝送情報を保護するために、伝送路上に暗号装置を
設けて、この暗号装置により伝送情報を暗号化するよう
にしたものがある。

第３図はその一例を示す概略構成図である。同図におい
て、電話機やファクシミリ装置等の各端末装置１は各々
加入回線２を介して交換機３に接続されており、この交
換機３は同様に複数の端末装置１が接続された他の交換
機３と中継回線４を介して相互に接続されている。また
上記各端末装置１には各々暗号装置５が付設されている
。これらの暗号装置５は、端末装置１から送出された情
報を所定の暗号化アルゴリズムに従って暗号化して加入
回線２へ出力すると共に、加入回線２を経て通信相手の
端末装置から到来した暗号化情報を所定の復号アルゴリ
ズムに従って復号して端末装置１へ供給する。また、こ
の様に暗号装置５を使用する場合、端末装置１には暗号
動作制御回路が設けられている。この制御回路は、端末
装置１が加入者登録信号等のように暗号化が不要な接続
信号を送出する場合に、暗号装置５に対しゲートライン
６を介してゲート信号を供給し、これにより暗号装置５
の暗号化動作を停止させて、上記接続信号を暗号化しな
いようにするものである。

この様な構成のシステムであれば、端末装置１間でファ
クシミリ画情報などの通信情報のみを暗号化して、この
通信情報を機密保持された状態で伝送することができる
。

（発明が解決しようとする課題） ところが、この様な従来のシステムでは、各端末装置１
毎に暗号装置５を設けなければならないため、システム
の構成が大掛かりでかつ高価になり、また暗号装置５の
設置費用を加入者が負担する場合には加入者の経済的負
担が大きくなるという問題点があった。

そこで本発明は上記事情に着目し、端末装置毎に暗号装
置を設置することを不要とし、これにより暗号装置の設
置数を減らしてシステム構成の簡単化および低価格化を
図り、かつ加入者の負担を軽減することができる情報交
換伝送システムを提供することを目的とする。

［発明の構成〕 （課題を解決するための手段） 本発明は上記目的を達成するために、各々複数の端末装
置が接続された複数の交換機間を中継回線を介して接続
し、これらの交換機を介して上記端末装置間で情報の伝
送を行う情報交換伝送システムにおいて、上記各交換機
の中継回線トランクと上記中継回線との間に各々暗号装
置を介押して、これらの暗号装置により端末装置間で伝
送される情報を暗号化するようにし、かつ上記各暗号装
置に各々対応して伝送情報の識別手段および暗号動作制
御手段を設け、端末装置から送られた情報が通信情報で
あるか接続信号であるかを上記識別手段により識別し、
上記暗号動作制御手段により、上記識別手段で伝送情報
が通信情報と識別された場合には対応する暗号装置を動
作状態に設定し、かつ接続信号と識別された場合には暗
号装置を非動作状態に設定するようにしたものである。

（作　用） この結果本発明によれば、暗号装置は各端末装置毎にで
はなく交換機の中継回線トランク毎に設ければよいこと
になるので、システム全体として暗号装置の設置数を低
減することができ、これによりシステム構成を簡単化し
かつ低価格にすることが可能となる。また各加入者が暗
号装置の設置費用を負担する必要がなくなるので、加入
者の経済的な負担を軽減することもできる。

（実施例） 第３図は、本発明の一実施例における情報交換伝送シス
テムの構成を示すものである。同図において、交換機３
０の各中継回線４０が接続されるトランクには暗号装置
５０がそれぞれ接続されている。これらの暗号装置５０
は、交換機３０から送出された情報を所定の暗号化アル
ゴリズムに従って暗号化して中継回線４０へ送出すると
ノ（に、中継回線４０を経て送られた情報を所定の復号
アルゴリズムに従って復号して交換機３０へ出力するも
のである。尚、各端末装置１０は、交換機３０に対し各
々加入回線２０を介して直接接続されている。

ところで交換機３０は、第１図に示す如く各加入回線２
０毎に設けられた複数の加入者回路３１と、各中継回線
４０毎に設けられた複数のトランク３２と、これらの加
入者回路３１とトランク３２とを択一的に接続するため
の通話路スイッチ３３とを有し、さらに各加入回線２ｏ
に対する各種接続信号の送受を行なうための第１の信号
回路３４と、中継回線４０に対する各種接続信号の送受
を行なうための第２の信号回路３６と、制御回路３５と
を有している。制御回路３５は、主として上記通話路ス
イッチ３３の切換制御等を行なうもので、この切換制御
は端末装置１ｏまたは中継回線４０側から送られた接続
信号に応じてｉテわれる。

また、交換機３０にはゲート信号発生回路３７が設けら
れている。このゲート信号発生回路３７は、信号回路３
６からトランク３２へ接続信号が出力されている期間中
に例えば“Ｌ”レベルのゲート信号ＧＳを発生し、この
ゲート信号ＧＳ対応する暗号装置５０に供給して暗号装
置５０の暗号化動作を停止させるものである。

この様な構成であるから、いま仮に端末装置１０が加入
者登録信号等の接続信号を送出したとする。そうすると
、この接続信号は加入回線２０を介して交換機３０に導
入され、第１の信号回路３４で検出される。そしてこの
接続信号は、第１の信号回路３４から制御回路３５を介
して第２の信号回路３６に転送され、この第２の信号回
路３６からトランク３２を介して中継回線４０へ送出さ
れる。ところで、このときゲート信号発生回路３７から
は、例えば第２図に示すごとく上記接続信号の送信期間
に相当する長さのゲート信号ＧＳが出力され暗号装置５
０に供給される。そうすると暗号装置５０は、上記ゲー
ト信号ＧＳが“Ｌ”レベルの切間だけ非動作状態となり
、このため上記接続信号は暗号装置５０で暗号化されず
に素通りしてそのまま中継回線４０へ送出される。

したがって、接続信号に不要な暗号化が行われる不具合
は生じない。

これに対し端末装置１０がファクシミリ画情報などの通
信文を送出した場合には、この通信文は交換機３０にお
いて加入者回路３１から通話路スイッチ３３およびトラ
ンク３２を介して中継回線４０へ送出される。すなわち
、通信文の伝送期間には信号回路３６から接続信号は出
力されない。

このため、ゲート信号発生回路３７からゲート信号ＧＳ
は発生されず、この結果暗号装置５０は第２図に示すよ
うに暗号化動作状態となる。したがって、上記通信文は
暗号装置５０において所定の暗号化処理を受けたのち中
継回線４０へ送出されることになり、このため中継回線
４０での伝送中に上記通信文が盗視聴される心配はない
。

この様に本実施例であれば、暗号装置５０を交換機３０
の中継口線用トランク３２毎に設けたので、各端末装置
毎に暗号装置５０を設けるようにした従来のシステムに
比べて、システムにおける暗号装置の設置数を大幅に減
らすことができる。

したがって、システムの構成を簡単化しかつ低価格にす
ることができる。また、端末装置に暗号装置を付設する
必要がないので、加入者が暗号装置の設置費用を負担す
る必要がなくなり、これにより加入者の経済的負担を軽
減することができる。

さらに、交換機５０にゲート信号発生回路３７を設け、
暗号装置の動作を制御しているので、暗号装置５０では
加入者登録信号などの接続信号に対しては暗号化を行わ
ず、通信文に対してのみ暗号化を行なって伝送すること
ができる。

尚、本発明は上記実施例に限定されるものではない。例
えば、上記実施例では端末装置間でファクシミリ画情報
などの通信文を伝送する場合を例にとって説明したが、
通話信号やコンピュータデータなどに対しても同様に実
施可能である。また前記実施例では、暗号装置５０を交
換機３０外に設置し、かつゲート信号発生回路３７を交
換機３０内に設置したが、暗号装置５０は交換機３０内
に設置してもよく、またゲート信号発生回路３７は交換
機外に設置するようにしてもよい。さらにゲート信号発
生回路の機能を交換機の制御回路３５に持たせてもよい
。その他、通信情報と接続信号とを識別するための手段
の構成や暗号装置の動作を制御するための手段の構成お
よび制御手順、情報交換伝送システムの構成や種類、暗
号装置の構成や暗号化方式等についても、本発明の要旨
を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。

［発明の効果］ 以上詳述したように本発明によれば、上記各交換機の中
継回線トランクと上記中継回線との間に各々暗号装置を
介挿して、これらの暗号装置により端末装置間で転送さ
れる情報を暗号化するようにし、かつ上記各暗号装置に
各々対応して伝送情報の識別手段および暗号動作制御手
段を設け、端末装置から送られた情報が通信情報である
か接続信号であるかを上記識別手段により識別し、上記
暗号動作制御手段により、上記識別手段で伝送情報が通
信情報と識別された場合には対応する暗号装置を動作状
態に設定し、かつ接続信号と識別された場合には暗号装
置を非動作状態に設定するようにしたことによって、端
末装置毎に暗号装置を設置することを不要にすることが
でき、これにより暗号装置の設置数を減らしてシステム
構成の簡単化および低価格化を図り、かつ加入者の負担
を軽減することができる情報交換伝送システムを提供す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における情報交換伝送システ
ムの要部構成を示す回路ブロック図、第２図は同システ
ムの動作説明に使用するタイミング図、第３図は同シス
テムの全体の構成を示す図、第４図は従来の情報交換伝
送システムの概略構成図である。 １０・・・端末装置、２０・・・加入回線、３０・・・
交換機、３１・・・加入者回路、３２・・・トランク、
３３・・・通話路スイッチ、３４・・・第１の信号回路
、３５・・・制御回路、３６・・・第２の信号回路、 ３７・・・ゲート信号発生回路、４０・・・中継回線、
５０・・・暗号装置、ＧＳ・・・ゲート信号。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 各々複数の端末装置が接続された複数の交換機間を通信
   回線を介して接続し、これらの交換機を介して前記端末
   装置間で情報の伝送を行う情報交換伝送システムにおい
   て、 前記各交換機の通信回線トランクと前記通信回線との間
   に各々介挿され、前記端末装置間で伝送される情報を暗
   号化するための複数の暗号装置と、前記暗号装置に対応
   して設けられ、端末装置から送られた信号が通信情報で
   あるか接続信号であるかを識別するための識別手段と、 この識別手段により前記伝送情報が通信情報と識別され
   た場合に前記暗号装置を動作状態に設定しかつ接続信号
   と識別された場合には暗号装置を非動作状態に設定する
   暗号動作制御手段とを具備したことを特徴とする情報交
   換伝送システム。