JPH0380484A - テープカートリッジ - Google Patents

テープカートリッジ

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Publication number
JPH0380484A
JPH0380484A JP21541489A JP21541489A JPH0380484A JP H0380484 A JPH0380484 A JP H0380484A JP 21541489 A JP21541489 A JP 21541489A JP 21541489 A JP21541489 A JP 21541489A JP H0380484 A JPH0380484 A JP H0380484A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cartridge
case
zinc oxide
tape cartridge
calcium carbonate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21541489A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobutaka Miyazaki
信隆 宮崎
Osamu Yamamoto
修 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Maxell Ltd filed Critical Hitachi Maxell Ltd
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Publication of JPH0380484A publication Critical patent/JPH0380484A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、カートリッジケースを複合プラスチック材
で成形したテープカートリッジに関し、成形材料を改良
して音響特性やケース自体の物理的特性の向上を図るに
ある。
〔従来の技術〕
カートリッジケースを複合プラスチック材で成形し、テ
ープカートリッジの周波数変調ノイズを低減することは
、特開昭62−57182号公報に公知である。そこで
はポリプロピレン等のポリオレフィン系プラスチックベ
ースに、炭酸カルシウムあるいは硫酸バリウムのいずれ
かの粒子状フィラーを45〜65%の重量比で混入し、
この複合プラスチック材でカートリッジケースを成形し
、以て該ケースに適度の軟らかさと適度の剛性を付与し
、外部振動を効率よく減衰させることで周波数変調ノイ
ズの低減を図っている。
〔発明が解決しようとする課題〕
この従来形式によれば、音響特性は改善されるが、カー
トリッジケースこれ自体の機械的強度、とくに剛性に問
題が残る。また、従来のプラスチック単体で成形したテ
ープカートリッジに比べて、若干の重量増が認められる
が、重厚感を醸すには至らず、近年実用化された金属成
形部品を含む高品質のテープカートリッジに比べて、高
級感に欠ける不利があった。さらに、十分な質量の増加
が実現されないため、外部振動の影響を実現されないた
め、外部振動が伝わりやすい点に不満があった。
本発明はかかる従来の問題点を解消するために提案され
たものである。
本発明の目的は、従来と同等ないしはそれ以上の音響特
性を確保しながら、カートリッジケースの剛性や制振動
性の向上を図り、総合的な品質の向上を実現できるテー
プカートリッジを得るにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、フィラーとして炭酸カルシウム又は硫酸バリ
ウムに加えて、これらとは別に酸化亜鉛を用いることに
よって、本体ケースの剛性および質量の増加を実現した
具体的には、無機化合物フィラーが混入されたポリオレ
フィン系樹脂でカートリッジケースを形威し、とくに前
記フィラーとして、炭酸カルシウム又は硫酸バリウムの
少なくとも一方と、酸化亜鉛とを選択したものである。
フィラーの混入割合は、重量比率で45〜65%とし、
酸化亜鉛の混入割合は重量比でフィラー総量の50〜8
5%とする。
無機フィラーの混入割合を45〜65%としたのは、4
5%を下回ると外部振動の減衰効果が急激に低下し、ま
た65%を上回ると剛性および十分なIIが得られ難く
なるからである。
金属化合物フィラーのなかには、酸化亜鉛以外のものが
多種類あるが、他は成型用型の摩耗が著しくなる不利が
あり、型寿命の点で酸化亜鉛が最適である。その混入割
合をフィラー総量の50〜85%としたのは、50%を
下回ると剛性および十分な質量増強効果が得られ難く、
また85%を上回るとカートリッジケースがもろくなり
、しかもケース内部における振動減衰効果が損なわれる
からである。
〔作用〕
ポリオレフィン系樹脂からなるプラスチックベースにフ
ィラーとして炭酸カルシウム又は硫酸バリウムを混入す
ると、従来と同等程度に周波数変調ノイズを低減できる
酸化亜鉛を混入することにより、前記フィラー単体では
達威し難い剛性の向上と、質量増強効果とが得られ、全
体としてカートリッジケース内部における振動減衰効果
と、剛性および質量の増加による外部振動の伝わりにく
さ、即ち制振効果をそれぞれ向上できる。
〔実施例〕
ポリプロピレンをプラスチックベースとして、これに炭
酸カルシウムを20%、酸化亜鉛を45%の重量比で混
入した複合プラスチック材を用い、射出成形機によって
フィリップス型テープカートリッジのカートリッジケー
スを構成する上下ハーフを成形した。
〔比較例〕
ポリプロピレンをプラスチックベースとして、これに炭
酸カルシウムを55%の重量比で混入し、実施例と同様
の上下ハーフを成形した。
〔従来例〕。
スチロール樹脂単体で上下ハーフを成形した以外は、実
施例と同様にした。
かくして得たカートリッジケースに、同一の内部部品を
組み込んだテープカートリッジをつくり、それぞれにつ
いて第1図に示す試験装置で振動レベルを測定した。
第1図において、試験装置はテープデツキ1と、テープ
カートリッジ2の前部中央に貼り付は固定されるピ・ノ
クアフブ3と、アンプ4、信号処理回路5、およびX−
Yプロッタ6とで構成されており、テープデツキ1に装
填された実走行状態のテープカートリッジ2のケース振
動をピックアップ3で検出し、この検出信号をアンプ4
を介して信号処理回路5で処理加工し、処理結果をX−
Yブロック6で描き出すものである。
第2図は上記の測定結果を示し、この特性図では横軸が
振動周波数(K11z )を、縦軸が振動レベル(db
)をそれぞれ表している。
この特性図から明らかな通り、従来のテープカートリッ
ジに比べて、比較例と本発明の実施例の双方が共に、殆
ど全ての周波数帯域において振動本発明実施例のテープ
カートリッジでは9〜11にIlzの周波数帯において
振動レベルが2〜9db低域されている。このことは、
同一振動源に対して本発明実施例が、比較例よりもさら
に外部振動を効串良く減衰できたことを意味し、これに
より周波数表17.1ノ・イズの低減度を更に向上でき
ることがf1宜1忍できた。
」1記の振動試験とは別に、比較例および本発明実施例
に゛ついて成形Hf゛1の物性試験を行った。第1表は
その結果を示す。
第1表 この第1表から明らかな通り、本発明実施例の成形材料
は衝撃強さ、引張り強さ、曲げ強さのいずれもが比較例
より優れており、これらの総合的な物性となる剛性を向
上できた。また、比重値に7ついても単位体積当たり0
.4増加でき、カートリッジケースの質量を増加して、
制振効果、および手で持ったときの重厚感をそれぞれ向
上できた。
因みに、従来例におけるスチロール樹脂の比重値は1.
04である。
〔別実施例〕
上記実施例では、無機化合物フィラーとして炭酸カルシ
ウムを選定したが、これはフィラーとして性質が類似し
た硫酸バリウムで代替することもできる。
また、プラスチックベースは、ポリエチレンに代替する
こともできるので、ポリプロピレンには限定しない。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明では、ポリオレフィン系のプ
ラスチックベースに炭酸カルシウム又は硫酸バリウムの
少なくとも一方を混入するとともに、さらに酸化亜鉛を
混入した複合プラスチック材を用いてカートリッジケー
スを成形し、該ケースによる外部振動の減衰作用は維持
しながら、該ケースの剛性および質量のそれぞれを増強
できるようにした。従って、外部振動が伝わることによ
る周波数変調ノイズを低減できるのはもちろんのこと、
剛性および質量の増強による割振効果(外部振動の伝わ
り難さ)を付加して、全体として外部振動を原因とする
周波数変調ノイズの発生を低減できる。
また、剛性の向上によってカートリッジケースの機械的
強度の向上を図れ、しかも質量の増加によってテープカ
ートリッジを手で持ったときの重厚感を明確に現出でき
、カートリッジケースが金属成形部品を含んで構成され
た高品位のテープカートリッジと同等の質感が得られる
。従って、本発明によれば、音響特性に加えてカートリ
ッジケース自体の物理的特性も向上して、総合的な品質
の向上が実現できる。
【図面の簡単な説明】
第■図は本発明に係る振動試験装置を原理的に示す説明
図、第2図は振動試験結果を示す振動特性図である。 発 者 宮   崎 山   本 信

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリオレフィン系樹脂からなるプラスチックベース
    に、炭酸カルシウム又は硫酸バリウムの少なくとも一方
    と酸化亜鉛とをフィラーとして、45〜65%の重量比
    で混入してなる複合プラスチック材でカートリッジケー
    スを形成したことを特徴とするテープカートリッジ。 2、酸化亜鉛の混入量を、重量比でフィラー総量の50
    〜85%とした請求項1記載のテープカートリッジ。
JP21541489A 1989-08-22 1989-08-22 テープカートリッジ Pending JPH0380484A (ja)

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JP21541489A JPH0380484A (ja) 1989-08-22 1989-08-22 テープカートリッジ

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JP21541489A JPH0380484A (ja) 1989-08-22 1989-08-22 テープカートリッジ

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JPH0380484A true JPH0380484A (ja) 1991-04-05

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ID=16671936

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2424723A (en) * 2003-11-13 2006-10-04 Japan Science & Tech Agency Robot drive method

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2424723A (en) * 2003-11-13 2006-10-04 Japan Science & Tech Agency Robot drive method
GB2424723B (en) * 2003-11-13 2007-09-19 Japan Science & Tech Agency Method for driving robot

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