JPH0379213A - ミーリングユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はフライス盤の主軸アーバに取り付けて使用され
るミーリングユニットに関する。

（従来の技術） 従来、矩形の貫通孔を切削加工するには、まず第１に、
第３図に示すように、図示しないフライス盤の主軸アー
バにエンドミル１５を取り付けて、エンドミル１５を回
転させて第４図に示すように四隅にコーナーＲ部１３を
残した形状の貫通孔を切削加工により形成する。第２に
、第４図中で斜線で示した仕上代１４を除去することで
矩形の貫通孔を形成する。この仕上代１４の除去には、
放電加工や、スロッタによる切削加工や、やすりによる
研削加工が用いられている。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上述した従来の矩形貫通孔の形成ではエ
ンドミル１５によって残されたコーナーＲ部１３の除去
等仕上代１４を上述のように放電加工やスロ・ツタやや
すりにより除去するようにしているので、以下に述べる
ような欠点がある。

まず、やすりによる手仕上げについては、加工に時間が
かかり正確なコーナ一部寸法も出にくいという欠点があ
る。また、黄銅等軟い材料ならよいが、鉄等硬い材料に
なると、はとんど加工不可能となるという欠点がある。

次に、放電加工については特別な設備が必要であり、こ
の設備の所有の如何が問題になり、大型矩形穴になると
、電極の摩耗が激しく、数多くはこなぜないという欠点
がある。さらに、スロッタ−についても、硬い材料等に
なると刃物の摩耗が激しくあまり効果的とは言えないと
いう欠点がある。

以上のような欠点があり、総体的にみて上述の方法は量
産には向かず、エンドミル１５による荒フライス加工後
にコーナーＲ除去のために設備や段取り替えが必要であ
るので加工能率が悪くコスト高となる欠点がある。

本発明は、上記欠点を解消することを課題とするもので
あって、高精度の切削加工を簡単に行うことができるミ
ーリングユニットを提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段） 上記課題は、回転駆動される柱状の主軸アーバと、該主
軸アーバを回転自由に保持する主軸ヘッドとを有するフ
ライス盤に使用されるミーリングユニットにおいて、前
記主軸アーバの外周に嵌挿される筒状部と該筒状部を回
転不能に前記主軸ヘッド側に連繁する廻り止め部とを有
するフレームと、前記主軸アーバの端部に形成された第
１のカサバ歯車と、該第１のカサバ歯車と歯合し前記フ
レームに回転自由に支持された１対の第２のカサバ歯車
と、該容筒２のカサバ歯車の回転軸に略同軸に取り付け
られ外周面及び外側面に複数の切削刃が形成された円柱
状のプレーンカッタとを備えていることにより解決する
ことができる。

（作用） 本発明によれば、主軸アーバが回転すると、主軸アーバ
の端部に形成された第１のカサバ歯車が、第２のカサバ
歯車を回転させる。第２のカサバ歯車には円柱状のプレ
ーンカッタが取り付けられており、プレーンカッタの外
周面及び外側面に形成された切削刃のそれぞれにより、
被加工物は切削される。

（実施例） 以下に、図面を参照して本発明の一実施例について説明
する。

第１図は、本発明のミーリングユニットの一実施例を示
す縦断面図である。

主軸アーバ１の先端にはカサバ歯車２が取り付けられて
おり、そのカサバ歯車２には１対のカサバ歯車３が接続
されている。このカサバ歯車３は、サブアーバ４と直結
しており、カサバ歯車３はベアリング６によりフレーム
５に回転自由に取り付けられている。

また、このサブアーバ４には中心部にタップ７とキー？
１１８の加工が施されており外周面９ａ及び外側面９ｂ
にそれぞれ複数の切削刃が形成された底刃付プレーンカ
ッタ９が取り付けられている。

フレーム５には、廻り止め１０が一体に形成されてお、
す、主軸ヘッド１１に取り付けられたストッパー１２と
結合している。この結合によりフレーム５の回転がロッ
クされている０以上のように、主軸アーバ１が回転する
と、フレーム５は主軸ヘッド１１に固定されたまま不動
状態を保持しつつ底刃付プレーンカッタ９のみが回転す
る。

そして、第２図に示すように回転する底刃付プレーンカ
ッタ９を被加工物１５に接触させて、底刃付プレーンカ
ッタ９の切削刃により切削加工を行う、また、底刃付プ
レーンカッタ９を図中上下方向に移動しつつ、仕上り面
に平行に移動させることで、第４図に示した仕上代１４
を切削していく。

本実施例のミーリングユニットを使用することにより、
貫通矩形孔の四隅コーナーＲ部の仕上げ加工が簡単にで
きる。同時にこのプレーンカッタ９は、底面にも刃が付
いているので、四方向内側面の仕上げ加工も可能であり
、手仕上げでは出ない、高い寸法精度も期待出来るとい
う効果がある。

また、マシニングセンター等に取り付ける事によリ、ワ
ークの取り換えを行わずに、ツール交換のみで、貫通矩
形穴加工を行う事が出来るという効果もある。

（発明の効果） 以上に説明したように、本発明によれば、高精度の切削
加工を簡単に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のミーリングユニットをフラ
イス盤に取り付けた状態を示すＩ断面図、第２図は第１
図のミーリングユニットの使用状態を示す斜視図、第３
図は従来の切削加工状態を示す斜視図、第４図は被加工
物の中間工程における形状を示す平面図である。 １・・・主軸アーバ、２・・・カサバ歯車、３・・・カ
サバ歯車、４・・・サブアーバ、５・・・フレーム、６
・・・ベアリング、７・・・タップ、８・・・キー溝、
９・・・底刃付プレーンカッタ、９ａ・・・外周面、９
ｂ・・・外側面、１０・・・廻り止め、１１・・・主軸
ヘッド、１２・・・ストッパ、１３・・・コーナーＲ１
１４・・・仕上代。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 回転駆動される柱状の主軸アーバと、該主軸アーバを回
   転自由に保持する主軸ヘッドとを有するフライス盤に使
   用されるミーリングユニットにおいて、前記主軸アーバ
   の外周に嵌挿される筒状部と該筒状部を回転不能に前記
   主軸ヘッド側に連繁する廻り止め部とを有するフレーム
   と、前記主軸アーバの端部に形成された第１のカサバ歯
   車と、該第１のカサバ歯車と歯合し前記フレームに回転
   自由に支持された１対の第２のカサバ歯車と、該各第２
   のカサバ歯車の回転軸に略同軸に取り付けられ外周面及
   び外側面に複数の切削刃が形成された円柱状のプレーン
   カッタとを備えていることを特徴とするミーリングユニ
   ット。