JPH0377526B2 - - Google Patents

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JPH0377526B2
JPH0377526B2 JP58220071A JP22007183A JPH0377526B2 JP H0377526 B2 JPH0377526 B2 JP H0377526B2 JP 58220071 A JP58220071 A JP 58220071A JP 22007183 A JP22007183 A JP 22007183A JP H0377526 B2 JPH0377526 B2 JP H0377526B2
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JP
Japan
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coil
wireless signal
magnetostrictive
transmission media
signal
Prior art date
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Application number
JP58220071A
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English (en)
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JPS60111918A (ja
Inventor
Azuma Murakami
Yoshinori Taguchi
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Wakomu KK
Original Assignee
Wakomu KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Wakomu KK filed Critical Wakomu KK
Priority to JP58220071A priority Critical patent/JPS60111918A/ja
Publication of JPS60111918A publication Critical patent/JPS60111918A/ja
Publication of JPH0377526B2 publication Critical patent/JPH0377526B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01DMEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01D5/00Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable
    • G01D5/48Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using wave or particle radiation means
    • G01D5/485Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using wave or particle radiation means using magnetostrictive devices

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、位置指示器で指定された位置の座標
値を検出する位置検出装置に関するものである。
(従来技術と問題点) 従来より、この種の装置は種々提案されている
が、その中に位置指示器がタブレツトやその他の
部分に接続されない装置、例えば互いに対向する
辺に電極を設けた2枚の抵抗板を該電極が上下方
向及び左右方向となるように重ね合わせて配置す
るとともに該抵抗板の一方に電流を流し、位置指
示器で前記抵抗板の任意の位置を押圧した時に他
方の抵抗板の電極間に生ずる変位電流より該位置
指示器による指定位置の座標値を検出する装置が
あり、この装置ではタブレツト上において位置指
示器を任意の位置に容易に移動でき、極めて操作
性が良かつた。
ところで、この種の位置検出装置を使用する場
合、実際には指定位置の座標値だけでなく、他の
情報、例えば検出された座標値のうち、実際に必
要な座標値を特定する指示(以下、測定開始の指
示と称す。)が必要となるが、この情報を処理器
等に送るには位置指示器にスイツチを設けてその
スイツチ信号をコードを介して送るか、又は他の
入力装置、例えばキーボード等を操作することに
よつて行なわなければならず、結局、位置指示器
の操作性を悪くしたり、オペレータの手間を増や
すという欠点があつた。
(発明の目的) 本発明は前記従来の欠点に鑑み、位置指示器の
操作性を落とすことなく、しかも該位置指示器に
対する操作のみで測定開始の指示等を表わす信号
を処理器等に伝達し得るとともに、磁性体以外の
物体を介在させても高い精度で位置検出可能な位
置検出装置を提供することを目的とする。
(発明の実施例) 第1図は本発明の一実施例に於けるX方向位置
検出部の構成説明図である。同図において、1a
〜1dは磁歪効果を有する材料で作られた磁歪伝
達媒体であり、X方向に沿つて互にほぼ平行に配
置される。磁歪伝達媒体1a〜1dは、強磁性体
であればどのようなものでも使用できるが、強い
磁歪振動波を発生させる為に磁歪効果の大きな材
料たとえば鉄を多量に含むアモルフアス合金が望
ましい。又、磁石を接近させても磁化され難い保
持力の小さな材料が好ましい。アモルフアス合金
としては、例えばFe67Co18B14Si1(原子%)、
Fe81B13.5S13.5C2(原子%)等が使用できる。磁歪
伝達媒体1a〜1dは細長い形状をしており、そ
の断面は長方形の薄帯状か円形の線状が望まし
く、薄帯状の場合幅は数mm程度、厚さは数μm〜
数10μm程度が製造も容易で且つ特性も良好であ
る。アモルフアス合金は製造上、厚さが20〜50μ
mの薄いものが作れるので、これを薄板状或は線
状に切断すれば良い。本実施例では、Fe81B13.5
S13.5C2(原子%)から成る幅2mm、厚さ0.02mmの
磁歪伝達媒体を使用している。
2は磁歪伝達媒体1a〜1dの一端に共通に巻
回されたX方向第1コイルであり、巻回数は図示
例では2回であるが、1回或は3回以上にしても
良い。このX方向第1コイル2は瞬時的磁場変動
をコイル面に垂直に発生させて磁歪伝達媒体1a
〜1d各々の巻回部位に磁歪振動波を生起させる
為のものであり、コイル2の一端2aは、磁歪振
動波を発生させるに足るパルス電流を発生するX
方向パルス電流発生器3の+端子に接続され、そ
の他端2bはその一端子に接続される。
4a〜4dはバイアス用磁性体であり、磁歪伝
達媒体1a〜1dのX方向第1コイル2の巻回部
分に磁歪伝達媒体1a〜1dの長手方向に平行な
バイアス磁界を加える為のものである。このよう
にバイアス磁界を印加するのは、少ない電流で大
きな磁歪振動波の発生を可能にする為である。即
ち、磁歪伝達媒体1a〜1dの電気機械結合係数
は例えば第2図に示すようにあるバイアス磁界の
とき最大となるから、このような磁気バイアスを
第1コイル2の巻回部分に印加しておくことによ
り効率良く磁歪振動波を発生することができる。
なお、バイアス用磁性体4a,4cの極性とバイ
アス用磁性体4b,4dの極性は反対である。こ
の理由は後述する。
又第1図において、磁歪伝達媒体1a〜1dに
巻回されたコイル5a〜5bは、磁歪伝達媒体1
a〜1dを伝搬する磁歪振動波による誘導電圧を
検出する為のものであり、磁歪伝達媒体の前記一
端を除くほぼ全長にわたつて巻回され、巻回され
た領域が位置検出領域となる。巻ピツチは誘導起
電力を高める為に大きい方が好ましく、例えばこ
の実施例では平均7ターン/cmとしている。
各コイル5a〜5dの巻方向は全て同一(左巻
き)であり、コイル5a,5bの巻き終り間、コ
イル5b,5cの巻き始め間、コイル5c,5d
の巻き終り間は互いに接続され、コイル5a,5
dの巻き始めは処理器6のX方向用入力端子にそ
れぞれ接続される。即ち、この実施例ではコイル
5a〜5dは直列に接続され、隣り同志では接続
の極性が、逆になつている。なお、コイル5a〜
5dによりX方向第2コイル5が構成される。ま
た、7はどこにも接続されない位置指示器を構成
する位置指定用磁気発生器であり、この実施例で
は直径3mm、長さ50mmの棒磁石を使用している。
第1図では、この棒磁石7で指定されたX方向の
位置を検出しようとするものである。また、8は
測定開始等の指示を表わす電気信号をワイヤレス
信号、ここでは超音波信号に変換して発信するワ
イヤレス信号発信手段、即ち送波器であり、ま
た、9はこの超音波信号を受信して電気信号に変
換するワイヤレス信号受信手段、即ち受波器であ
り、この実施例では発信・受信兼用の超音波セラ
ミツクマイクロホンを両者に使用している。な
お、送波器8、受波器9の使用例については後で
詳細に説明する。
今、第1図において、位置指定用棒磁石7がN
極を下にしてX方向第1コイル2のコイル面中心
からX軸方向の距離lの磁歪伝達媒体1a上にあ
り、電気機械結合係数が大きくなる程度の磁気を
真下の磁歪伝達媒体1aの一部に加えているもの
とする。
このような状態において、X方向パルス電流発
生器3からパルス電流がX方向第1コイル2に印
加されると、X方向第1コイル2で瞬時的磁場変
動が発生し、これが原因で磁歪伝達媒体1a〜1
dのX方向第1コイル2の巻回部分で磁歪振動波
が生起する。この磁歪振動波は磁歪伝達媒体1a
〜1d固有の伝搬速度(約5000m/秒)で磁歪伝
達媒体1a〜1dを長手方向に沿つて伝搬する。
そして、この伝搬中において、磁歪振動波が存在
する磁歪伝達媒体1a〜1dの部位でその部位の
電気機械結合係数の大きさに応じて機械的エネル
ギーから磁気的エネルギーへの変換が行なわれ、
その為X方向第2コイル5に誘導起動力が発生す
る。
第3図はX方向第2コイル5に発生する誘導起
電力の時間的変化の一例をX方向第1コイル2に
パルス電流を印加した時刻をt=0として図示し
たものである。同図に示すように、誘導起電力の
振幅は時刻t=0直後と時刻t0からt1〜t2秒経過
したあたりで大きくなり、他の時刻では小さくな
る。時刻t=0直後で誘導起電力の振幅が大きく
なるのは、X方向第1コイル2とX方向第2コイ
ル5間の電磁誘導作用によるものであり、時刻t
=t1〜t2において1サイクルの誘導起電力(磁歪
振動波による誘導電圧)の振幅が大きくなるの
は、X方向第1コイル2の巻回部分で発生した磁
歪振動波が磁歪伝達媒体1aを伝搬して位置指定
用棒磁石7の直下付近に到達し、その部分で電気
機械結合係数が大きくなつた為である。位置指定
用棒磁石7を磁歪伝達媒体の長手方向X方向に沿
つて移動させると磁歪振動波による誘導電圧もそ
れに応じて時間軸上を移動する。従つて、時刻t0
からt1〜t2までの時間を測定することにより位置
指定用棒磁石7で指定されたX方向の位置、即ち
距離lを算出することができる。位置を算出する
為の伝搬時間としては、例えば第3図に示すよう
に磁歪振動による誘導電圧の振幅が閾値−E1
り小さくなつた時点t3、閾値E1より大きくなつた
時点t4を使用しても良く、又、ゼロクロス点t5
使用しても良い。但し、磁歪振動による誘導電圧
は最初の半サイクルの振幅の方が大きくなる傾向
があるので、時点t3から或はt5を使用することが
望ましい。
また、第1図において、位置指定用棒磁石7を
磁歪伝達媒体1a〜1dの長手方向に垂直な方向
(Y方向)に平行移動させ、位置指定用棒磁石7
のN極が磁歪伝達媒体1b〜1dの上に位置した
ときも、第3図と同様の誘導電圧が得られる。こ
れは、コイル5a,5cとコイル5b,5dの接
続極性が逆であるが、バイアス用磁性体4a〜4
dの極性を反対にしてあることによる。従つて、
常に同一極性の磁歪振動による誘導電圧が取り出
すことができ、検出精度を高めることが可能とな
る。また、コイル5a,5cとコイル5b,5d
の接続極性を逆にしているので、X方向第1コイ
ル2からX方向第2コイル5に直接誘導される第
3図のt0の直後の誘導電圧は、互いに打ち消さ
れ、小さくなる。従つて、X方向第1コイル2と
X方向第2コイル5の間隔を狭くすることがで
き、その分位置検出領域を拡大することが可能と
なる。一般に、ほぼ半分の磁歪伝達媒体に巻回さ
れているX方向第2コイル部分の接続極性を他と
逆にすればこの効果は得られる。
なお、第1図の構成において、位置指定用棒磁
石7が磁歪伝達媒体1aの上にある場合、位置指
定用棒磁石7の極性或はバイアス用棒磁石4aの
極性を図示と逆にした場合、X方向第1コイル2
或はコイル5aの巻き方向を逆向きにした場合、
及びX方向第1コイル2或はコイル5aの接続を
逆極性にした場合、いずれも磁歪振動波による誘
導電圧の極性が反転することが実験により確めら
れている。
従つて、第1図においてコイル5b,5dの巻
き方を反対にした場合には、バイアス用磁性体4
b,4dの極性を逆にすれば、常に同一極性の磁
歪振動による誘導電圧を取り出すことができる。
但し、この場合は、X方向第1コイル2からコイ
ル5に直接誘導された誘導電圧が大きくなる欠点
がある。更に、誘導起電力は小さくなるがコイル
5a〜5dを並列に接続する構成としても良い。
なお、第3図のゼロクロス点t5を検出する場合
は、磁歪振動による誘導電圧の極性が磁歪伝達媒
体1a〜1d毎に反転しても精度に与える影響は
少ない。
第4図は第1図のX方向位置検出部を組合せて
使用するY方向位置検出部の構成説明図であり、
10a〜10dはY方向に沿つて互いにほぼ平行
に配列された磁歪伝達媒体、11は磁歪伝達媒体
10a〜10dの一端に共通に巻回されたY方向
第1コイル、15はY方向第1コイル11にパル
ス電流を印加して各磁歪伝達媒体10a〜10d
に同時に磁歪振動波を生起させるパルス電流発生
器、12a〜12dは磁歪伝達媒体10a〜10
dのY方向第1コイル11の巻回部分にバイアス
磁界を加えるバイアス用磁性体、13a〜13d
は磁歪伝達媒体10a〜10dの前記一端を除く
ほぼ全長にわたつて巻回されたコイルである。こ
のコイル13a〜13dの巻方向は全て同一(本
実施例においては左巻き。)であり、コイル13
a,13bの巻き終り間、コイル13b,13c
の巻き始め間、コイル13c,13dの巻き終り
間は互いに接続され、コイル13a,13dの巻
き始めは処理器6のY方向用入力端子に接続され
る。即ち、第1図と同様に、コイル13a〜13
dは直列に接続され、隣り同志では接続の極性が
逆になつている。なお、コイル13a〜13dに
よりY方向第2コイル13が構成される。また、
前述したX方向第1コイル2及びY方向第1コイ
ル11から第1のコイルが構成され、また、前述
したX方向第2コイル5及びY方向第2コイル1
3から第2のコイルが構成される。また、前述し
たX方向パルス電流発生器3及びY方向パルス電
流発生器15の両者を併せてパルス電流発生器と
称するものとする。
第4図におけるY方向第1コイル11及びY方
向第2コイル13が巻回された磁歪伝達媒体10
a〜10dは、後で詳細するように、第1図にお
けるX方向第1コイル2及びX方向第2コイル5
が巻回された磁歪伝達媒体1a〜1dにできるだ
け近接するように重ね合され、位置指定用磁気発
生器で指定されたY方向の位置を検出する為のも
のである。なお、各部の構造及び作用は第1図と
同様であるから、その説明は省略する。
第5図は位置検出装置のタブレツトの構造例を
示す平面図、第6図は第5図A−A′線に沿う断
面図である。同図に示すように磁歪伝達媒体1を
収容したX方向第2コイル5は筐体30の内部底
面に設けた窪みに挿入され、その上に磁歪伝達媒
体10を収容したY方向第2コイル13が重ね合
され、必要に応じて接着剤等で固定される。
X方向第1コイル2、Y方向第1コイル11の
一端は接地され、他端は導線で外部に取り出され
てX方向パルス電流発生器3、Y方向パルス電流
発生器15に接続される。また、X方向第2コイ
ル5、Y方向第2コイル13の一端は接地され、
他端は導線で外部に取り出されて処理器6に接続
される。バイアス用磁性体4は磁歪伝達媒体1,
10の端部に対向するように筐体30の内部底面
に固定されているが、磁歪伝達媒体1,10の上
方、下方、側方に並列に配置しても良い。筐体3
0には蓋31が被せられており、この蓋31の上
で位置指定用棒磁石7を移動させるものである。
第7図はX方向パルス電流発生器3、Y方向パ
ルス電流発生器15の実施例を示す電気回路図で
あり、コンデンサ50を抵抗51,52を介して
直流電源53により充電しておいた電荷を、コン
デンサ50と抵抗52の直列回路に並列に接続し
たサイリスタ54をオンさせることで外サイリス
タ54及び抵抗52を通して放電させ、抵抗52
の端子電圧を第1のコイル2に印加する構成とし
たものである。なお、サイリスタ54は第1図の
処理器6からトリガパルスがゲートに入力される
ことでオンされる。
第8図は処理器6の実施例を示す要部ブロツク
図である。同図において、切換スイツチ60〜6
1は位置検出処理をマニユアルモードとオートモ
ードに切換える為のスイツチで互いに連動してい
る。また、切換スイツチ62はマニユアルモード
時にX方向位置検出とY方向位置検出とを切換え
る為のスイツチである。また、トリガスイツチ6
3はマニユアルモード時に測定位置を指定する為
のスイツチである。以下、各モード毎に第8図の
動作を説明する。
マニュアルモード (X方向位置検出) 切換スイツチ62をアース側に切換えると、ア
ナログマルチプレクサ64はX入力側に切換わる
と共に、アンド回路65が閉、アンド回路66が
インバータ67の出力によつて開となつてX方向
位置検出が可能となる。
第1図に示した送波器8より測定開始を示す超
音波信号、例えば所定周波数の連続パルス状の超
音波信号が送信されると、該超音波信号は受波器
9で受信され、連続パルス状の電気信号に変換さ
れる。該連続パルス信号は増幅器68で増幅さ
れ、波形整形器69で波形整形された後、出力バ
ツフア回路70に送出される。コンピユータ71
は出力バツフア回路70より前記連続パルス信号
を読み取り、測定開始を認識するが、この場合
(マニユアルモード時)は入力バツフア回路72
に対して何の信号も出力しない。
トリガスイツチ63をオンすると、トリガパル
ス発生器73より第9図Aに示すようなトリガパ
ルスが出力されることになる。該トリガパルスに
よりワンシヨツトマルチバイブレータ74が起動
され、第9図Bに示すように約パルス幅10μsecの
パルスを発生し、カウンタ75をクリアすると共
にRSフリツプフロツプ76をリセツトする。RS
フリツプフロツプ76の出力はアンド回路77
にゲート信号として入力されているので、RSフ
リツプフロツプ76がリセツトされると、カウン
タ75はクロツク発振器78のクロツクパルス
(パルス繰返し周波数は例えば100MHz)のカウン
トを開始する。又、ワンシヨツトマルチバイブレ
ータ74の出力は、アンド回路66を介してX方
向パルス電流発生器3へトリガパルスとして入力
され、X方向第1コイル2にパルス電流が印加さ
れる。
X方向第2コイル5に発生する磁歪振動波によ
る誘導起電力は、アナログマルチプレクサ64を
介して増幅器79で増幅され、比較器80に入力
される。比較器80に入力される磁歪振動波によ
る誘導起電力が例えば第9図Cの符号aに示すも
のとすると、比較器80の+入力端子には例えば
同図Cの符号bに示すような閾値が直流電源E1
により与えられており、比較器80はアナログマ
ルチプレクサ64の出力が閾値bより大きい間、
即ち磁歪振動波による誘導電圧の正極性部分を検
出したときに例えば第9図Dに示すようにその出
力を“1”とする。
比較器80の出力はRSフリツプフロツプ76
をセツトするように構成されており、従つて、そ
の出力によつてアンド回路77は閉ざされ、カ
ウンタ75はそのカウント動作を停止する。この
ように、X方向第2コイル5に磁歪振動波による
誘導電圧が現れるとカウンタ75はカウント動作
を停止するので、最初にトリガパルスが出てから
の経過時間をカウンタのデイジタル値として知る
ことができる。またこの値は、磁歪振動波が毎秒
約5000mの速さで進むことにより、X方向第1コ
イル2から位置指定用磁性体7までのX方向の距
離に対応したものとなる。このようにしてデイジ
タル値として得られたX方向位置データは、出力
バツフア回路70を介してデイジタル数字表示器
81に入力されてデイジタル値として表示された
り、コンピユータ71に入力されて処理されるこ
とになる。
(Y方向位置検出) 切換スイツチ62を+VD側に切換えると、ア
ナログマルチプレクサ64はY入力側、つまりY
方向第2コイル13側に切換わると共に、アンド
回路65が開、アンド回路66が閉となるので、
Y方向パルス電流発生器15が働き、Y方向の位
置検出が可能となる。Y方向位置検出処理の動作
はX方向の場合と同様に行なわれる。
オートモード オートモード時においては、切換スイツチ60
〜61はAUTO側に切換つており、コンピユー
タ71は出力バツフア回路70を介して波形整形
器69の出力を読取れ、入力バツフア回路72を
介してワンシヨツトマルチバイブレータ74へ起
動パルスを出力でき、またアンド回路65,66
の開閉、カウンタ75のクリア状態を制御でき
る。
第10図はオートモード時にコンピユータ71
が行なう処理の一例を示すフローチヤートであ
る。
同図に示すように、コンピユータ71は波形整
形器69より測定開始の信号が出力されると
(S1)、入力バツフア回路72を介して“0”の
XY切換指定出力を周辺回路に出力すると共に、
ワンシヨツトマルチバイブレータ74にトリガパ
ルスを送出し、X方向の位置の測定を開始する
(S2、S3)。次に、コンピユータ71はRSフリツ
プフロツプ76の出力を監視し(S4)、出力
が“0”になると出力バツフア回路70を介して
カウンタ75の内容を読取り(S5)、X方向の位
置を図示しないメモリ等に記憶する。次に、Y方
向の位置検出を行なう為に、XY切換指定出力を
“1”にし(S6)、ワンシヨツトマルチバイブレー
タ74にトリガパルスを送出する(S7)。そして、
RSフリツプフロツプ76の出力を監視(S8)、
Q出力が“0”になると、出力バツフア回路70
を介してカウンタ75の内容を読取る(S9)。
測定開始の信号が波形整形器69より出力され
続けていれば、次のX、Y方向の位置検出が前記
同様にして連続的に行なわれる。なお、この際に
同一のXおよびY方向の位置が連続的に読取られ
た場合には後から読取つた方を記憶しないように
なしてもよい。
第11図は第8図の増幅器79の実施例を示す
電気回路図であり、Q1〜Q3はトランジスタ、OP
は演算増幅器、Rは抵抗、Cはコンデンサであ
る。X方向第2コイル5、およびY方向第2コイ
ル13の出力はアナログマルチプレクサ64を介
して、トランジスタQ1,Q2等からなる差動増幅
器で増幅され、エミツタフオロアのトランジスタ
Q3を介して演算増幅器OPで増幅され、第8図の
比較器80に入力される。
第12図はX方向パルス電流発生器3の別の実
施例を示す電気回路図であり、Q4,Q5はトラン
ジスタ、SCRはサイリスタ、C1,C2はコンデン
サである。第8図のアンド回路66の出力パルス
でトランジスタQ4がオンすると、サイリスタ
SCRのゲートにトリガパルスが印加されて該サ
イリスタSCRがオンし、コンデンサC2に蓄積さ
れた電荷がサイリスタSCRを介してX方向第1
コイル2に印加される。
第13図は位置指定用磁気発生器の実施例の断
面図、第14図はその電気回路図である。
位置指定用磁気発生器90は、ペン状の容器9
1の先端に円筒形磁性体(棒磁石)7を取り付け
ると共に、その他端に送波器8を取り付け、さら
にその内部に信号発生器92を設け、該信号発生
器92を動作する操作スイツチ93をペン状容器
91の外側から操作できるように容器91の側面
に取り付けてなるものである。操作スイツチ93
をオンすると、アンド回路、インバータ、抵抗、
コンデンサ等よりなる発振回路94が励振を開始
し、測定開始を示す所定周波数の連続パルス信号
を出力する。該パルス信号は増幅器95で増幅さ
れ、送波器8にて超音波信号に変換され空気中に
発信される。この超音波信号は第8図において説
明したように受波器9にて受信される。
このように位置指定用磁気発生器90に第13
図に示すような送波器8を設けることで、処理器
6に対して位置データが希望する地点のものであ
るか否かを、オペレータの手元で且つコードレス
に通知することができる。
第13図において、磁性体7としては短尺のも
のを用いているが、容器91内のスペースに余裕
があれば長尺のものを用いてもよい。第15図a
は短尺の磁性体の磁力線分布を示し、第15図b
は長尺の磁性体の磁力線分布を示す。第16図a
に示すように、磁歪伝達媒体1に垂直に磁性体7
を配置すると、磁歪振動波が磁性体7に接近する
ときと遠ざかるときで磁歪伝達媒体1に平行な方
向の磁界の方向が反転するので、第2コイルに誘
起される磁歪振動による誘導電圧の極性は、第1
6図bに示すように磁性体7を中心として反転す
る。
第17図は位置指定用磁気発生器の別の実施例
を示す外観斜視図であり、位置指定用磁気発生器
100は底の平らなカーソル体101の頭部に設
けた貫通孔102にリング状磁性体103を水平
に挿入して固定すると共に、カーソル体101の
内部に前記同様の送波器8、信号発生器(図示せ
ず)を設け、側面に操作スイツチ104を設けて
なるものである。リング状磁性体103の磁力線
分布は、その中心線上に1本の円筒形磁性体(棒
磁石)を置いたものとほぼ同様の効果を持つよう
になるので、位置指定用磁気発生器として使用す
ることができる。なお、着磁方向は、上下方向、
内外方向のいずれのものも使用可能であり、内外
方向に着磁したリング状磁性体は磁歪伝達媒体1
に接近させて使用するのに適し、上下方向に着磁
したリング状磁性体は離して使用するのに適して
いる。操作スイツチ104を操作することにより
処理器6に対して位置データが希望する地点のも
のであるか否かをオペレータの手元で且つコード
レスに通知できる点は前記実施例と同様である。
第18図は位置指定用磁気発生器の更に別の実
施例を示す外観斜視図、第19図はその電気回路
図、第20図はこれに対応した処理器6の受信部
の電気回路図である。
位置指定用磁気発生器110は、底の平らなカ
ーソル体111の頭部に設けた貫通孔112にリ
ング状磁性体113を水平に挿入して固定すると
共に、カーソル体111の内部に送波器8とコー
ド信号発生器114を設け、さらに上面に複数
(この実施例では9個)のスイツチS1,S2,S3
…S9よりなる操作スイツチ115を設けてなるも
のである。コード信号発生器114は、いくつか
のパルス信号の組合わせによる複数のコード信号
を発生する送信用IC(例えば三菱製M50115XP)
116と増幅器117とからなつており、スイツ
チS1,S2,……S9のいずれかをオンにすると、送
信用IC116はそのスイツチに対応した相異な
るコード信号を出力する。該コード信号は増幅器
117で増幅され、送波器8にて超音波信号に変
換され空気中に発信される。
前記超音波信号は受波器9にて受信され電気信
号に変換され、その後、増幅器121と受信用
IC(例えば三菱製M50117XP)122からなるコ
ード信号受信器120に送出される。増幅器12
1で増幅された信号は受信用IC122にてデイ
ジタルデータ(デイジタル化されたコード信号)
に変換されて出力バツフア回路70に送出され
る。
出力バツフア回路70に送出され一時的に蓄積
されたデイジタルデータはコンピユータ71に送
出される。コンピユータ71では送出されたデイ
ジタルデータに対応してソフトウエアによつて指
定されたそれぞれ行なうべき処理を実行する。そ
れらは、例えば測定開始、座標データの訂正、色
の指定等の処理である。
このように位置指定用磁気発生器110にコー
ド信号発生器114、複数のスイツチよりなる操
作スイツチ115、送波器8を設け、処理器6に
コード信号受信器120、受波器9を設けること
により、処理器6並びにそのコンピユータ71に
対して位置データが希望する地点のものであるこ
とを示す測定開始の情報を含む複数の命令を、オ
ペレータの手元で且つコードレスにて通知するこ
とができる。
なお、これまでの説明では位置指定用磁気発生
器と処理器にそれぞれ超音波の送波器と受波器を
設けて、処理器に対する指示を超音波信号で伝達
するようになしているが、位置指定用磁気発生器
に赤外発光ダイオード等の発光素子を設け、処理
器に発光ダイオード等の受光素子を設けて光信号
により処理器に対する指示を伝達するようになし
てもよい。
なお、超音波信号や光信号のように信号線を用
いることなく情報伝送が可能な信号を本発明では
ワイヤレス信号と呼ぶものとする。
また、実施例の説明中で第2のコイルは磁歪伝
達媒体の第1のコイルを巻回した一端を除くほぼ
全長にわたつて巻回すると述べたが、これには第
1のコイルから漏洩する磁束による電磁誘導を避
けるために第1のコイルとの間に若干、巻回しな
い部分がある場合等も含まれ、特許請求の範囲も
同様に解釈されなければならない。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、互いにほ
ぼ平行に配列された複数のX方向の磁歪伝達媒体
と、互いにほぼ平行に配列された複数のY方向の
磁歪伝達媒体とが互いにほぼ垂直に交叉するよう
に重ね合された構成を有し、且つ、前記複数のX
方向の磁歪伝達媒体の一端に巻回されたX方向第
1コイルと前記複数のY方向の磁歪伝達媒体の一
端に巻回されたY方向第1コイルとから成る第1
のコイルと、前記複数のX方向の磁歪伝達媒体の
前記一端を除くほぼ全長にわたつて巻回されたX
方向第2コイルと前記複数のY方向の磁歪伝達媒
体の前記一端を除くほぼ全長にわたつて巻回され
たY方向第2コイルとから成る第2のコイルと、
前記第1のコイル又は第2のコイルの一方にパル
ス電流を印加して前記各磁歪伝達媒体に磁歪振動
波を生起させるパルス電流発生器と、前記磁歪振
動波が生起してから前記第1のコイル又は第2の
コイルの他方に該磁歪振動波による誘導電圧が現
われるまでの時間を検知する処理器と、前記磁歪
伝達媒体の局部的な電気機械結合係数を大きくす
る程度の磁気を発生する磁気発生器と、測定開始
の指示を表わす電気信号を発生する信号発生器
と、該信号発生器を動作させる操作スイツチと、
前記電気信号をワイヤレス信号に変換して発信す
るワイヤレス信号発信手段とから成るどこにも接
続されない位置指示器と、該位置指示器以外の場
所に設けられた前記ワイヤレス信号を受信するワ
イヤレス信号受信手段とを具備し、該ワイヤレス
信号受信手段によつて受信された測定開始の指示
を表わす信号を前記処理器に送るようになしたた
め、磁歪伝達媒体の電気機械結合係数をある部分
のみ数Oe程度変化させることにより位置指定で
き、位置指示器を検出面に必ずしも近接させる必
要はなく、数cm以上の間隔をあけても良く、ま
た、磁性体以外の物体を介在させても良く、この
場所でも非常に高い分解能で位置検出できるとと
もに、処理器にて得られた座標値が希望する地点
のものであるか否かをコードを用いることなく通
知でき、コードがその疲労により断線したり、か
らみついたり、じやましたりすることがなく、従
つて、操作性が良く、位置指示器を任意の位置に
容易に移動することができる。
また、互いにほぼ平行に配列された複数のX方
向の磁歪伝達媒体と、互いにほぼ平行に配列され
た複数のY方向の磁歪伝達媒体とが互いにほぼ垂
直に交叉するように重ね合された構成を有し、且
つ、前記複数のX方向の磁歪伝達媒体の一端に巻
回されたX方向第1コイルと前記複数のY方向の
磁歪伝達媒体の一端に巻回されたY方向第1コイ
ルとから成る第1のコイルと、前記複数のX方向
の磁歪伝達媒体の前記一端を除くほぼ全長にわた
つて巻回されたX方向第2コイルと前記複数のY
方向の磁歪伝達媒体の前記一端を除くほぼ全長に
わたつて巻回されたY方向第2コイルとから成る
第2のコイルと、前記第1のコイル又は第2のコ
イルの一方にパルス電流を印加して前記各磁歪伝
達媒体に磁歪振動波を生起させるパルス電流発生
器と、前記磁歪振動波が生起してから前記第1の
コイル又は第2のコイルの他方に該磁歪振動波に
よる誘導電圧が現われるまでの時間を検知する処
理器と、前記磁歪伝達媒体の局部的な電気機械結
合係数を大きくする程度の磁気を発生する磁気発
生器と、測定開始の指示を含む複数の指示にそれ
ぞれ対応した複数のコード信号を発生するコード
信号発生器と、該コード信号発生器を動作させ前
記複数のコード信号中の任意の信号を選択する操
作スイツチと、前記コード信号をワイヤレス信号
に変換して発信するワイヤレス信号発信手段とか
ら成るどこにも接続されない位置指示器と、該位
置指示器以外の場所に設けられた前記ワイヤレス
信号を受信するワイヤレス信号受信手段とを具備
し、該ワイヤレス信号受信手段によつて受信され
た測定開始の指示を含む複数の指示を前記処理器
に送るようになしたため、磁歪伝達媒体の電気機
械結合係数をある部分のみ数Oe程度変化させる
ことにより位置指定でき、位置指示器を検出面に
必ずしも近接させる必要はなく、数cm以上の間隔
をあけても良く、また、磁性体以外の物体を介在
させても良く、この場所でも非常に高い分解能で
位置検出できるとともに、処理器にて得られた座
標値が希望する地点のものであるか否かの指示と
ともに位置データに対する訂正やその位置を含む
領域の色の指定等の各種の指示をコードを用いる
ことなく通知でき、コードがその疲労により断線
したり、からみついたり、じやましたりすること
がなく、従つて、操作性が良く、位置指示器を任
意の位置に容易に移動することができる等の利点
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるX方向位置
検出部の構成説明図、第2図は磁気バイアス対電
気機械結合係数の特性図、第3図はX方向第2コ
イル5に発生する誘導起電力の時間的変化の一例
を示す線図、第4図は第1図のX方向位置検出部
と組合せて使用するY方向位置タブレツトの構成
説明図、第5図は位置検出装置の検出部の構成例
を示す平面図、第6図は第5図のA−A′線に沿
う断面図、第7図はX方向パルス電流発生器3、
Y方向パルス電流発生器15の実施例を示す電気
回路図、第8図は処理器6の実施例を示す要部ブ
ロツク図、第9図は第8図の動作説明図、第10
図はコンピユータ71が行なう処理の一例を示す
フローチヤート、第11図は第8図の増幅器79
の実施例を示す電気回路図、第12図はX方向パ
ルス電流発生器3の別の実施例を示す電気回路
図、第13図は位置指定用磁気発生器の実施例の
断面図、第14図はその電気回路図、第15図は
円筒形磁性体7の磁力線分布図、第16図は磁歪
振動波と位置指定用磁気発生器との関係を示す
図、第17図は位置指定用磁気発生器の別の実施
例を示す外観斜視図、第18図は位置指定用磁気
発生器の更に別の実施例を示す外観斜視図、第1
9図はその電気回路図、第20図はこれに対応し
た処理器の受信部の電気回路図である。 1a〜1d……X方向の磁歪伝達媒体、2……
X方向第1コイル、3……X方向パルス電流発生
器、5……X方向第2コイル、6……処理器、7
……磁性体、8……超音波の送波器、9……超音
波の受波器、10a〜10d……Y方向の磁歪伝
達媒体、11……Y方向第1コイル、13……Y
方向第2コイル、15……Y方向パルス電流発生
器、90,100,110……位置指定用磁気発
生器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 互いにほぼ平行に配列された複数のX方向の
    磁歪伝達媒体と、互いにほぼ平行に配列された複
    数のY方向の磁歪伝達媒体とが互いにほぼ垂直に
    交叉するように重ね合された構成を有し、且つ、 前記複数のX方向の磁歪伝達媒体の一端に巻回
    されたX方向第1コイルと前記複数のY方向の磁
    歪伝達媒体の一端に巻回されたY方向第1コイル
    とから成る第1のコイルと、 前記複数のX方向の磁歪伝達媒体の前記一端を
    除くほぼ全長にわたつて巻回されたX方向第2コ
    イルと前記複数のY方向の磁歪伝達媒体の前記一
    端を除くほぼ全長にわたつて巻回されたY方向第
    2コイルとから成る第2のコイルと、 前記第1のコイル又は第2のコイルの一方にパ
    ルス電流を印加して前記各磁歪伝達媒体に磁歪振
    動波を生起させるパルス電流発生器と、 前記磁歪振動波が生起してから前記第1のコイ
    ル又は第2のコイルの他方に該磁歪振動波による
    誘導電圧が現われるまでの時間を検知する処理器
    と、 前記磁歪伝達媒体の局部的な電気機械結合係数
    を大きくする程度の磁気を発生する磁気発生器
    と、測定開始の指示を表わす電気信号を発生する
    信号発生器と、該信号発生器を動作させる操作ス
    イツチと、前記電気信号をワイヤレス信号に変換
    して発信するワイヤレス信号発信手段とから成る
    どこにも接続されない位置指示器と、 該位置指示器以外の場所に設けられた前記ワイ
    ヤレス信号を受信するワイヤレス信号受信手段と
    を具備し、 該ワイヤレス信号受信手段によつて受信された
    測定開始の指示を表わす信号を前記処理器に送る
    ようになした ことを特徴とする位置検出装置。 2 ワイヤレス信号発信手段およびワイヤレス信
    号受信手段として超音波の送波器および受波器を
    用い、ワイヤレス信号として超音波信号を使用し
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    位置検出装置。 3 ワイヤレス信号発信手段およびワイヤレス信
    号受信手段として発光素子および受光素子を用
    い、ワイヤレス信号として光信号を使用したこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の位置検
    出装置。 4 互いにほぼ平行に配列された複数のX方向の
    磁歪伝達媒体と、互いにほぼ平行に配列された複
    数のY方向の磁歪伝達媒体とが互いにほぼ垂直に
    交叉するように重ね合された構成を有し、且つ、 前記複数のX方向の磁歪伝達媒体の一端に巻回
    されたX方向第1コイルと前記複数のY方向の磁
    歪伝達媒体の一端に巻回されたY方向第1コイル
    とから成る第1のコイルと、 前記複数のX方向の磁歪伝達媒体の前記一端を
    除くほぼ全長にわたつて巻回されたX方向第2コ
    イルと前記複数のY方向の磁歪伝達媒体の前記一
    端を除くほぼ全長にわたつて巻回されたY方向第
    2コイルとから成る第2のコイルと、 前記第1のコイル又は第2のコイルの一方にパ
    ルス電流を印加して前記各磁歪伝達媒体に磁歪振
    動波を生起させるパルス電流発生器と、 前記磁歪振動波が生起してから前記第1のコイ
    ル又は第2のコイルの他方に該磁歪振動波による
    誘導電圧が現われるまでの時間を検知する処理器
    と、 前記磁歪伝達媒体の局部的な電気機械結合係数
    を大きくする程度の磁気を発生する磁気発生器
    と、測定開始の指示を含む複数の指示にそれぞれ
    対応した複数のコード信号を発生するコード信号
    発生器と、該コード信号発生器を動作させ前記複
    数のコード信号中の任意の信号を選択する操作ス
    イツチと、前記コード信号をワイヤレス信号に変
    換して発信するワイヤレス信号発信手段とから成
    るどこにも接続されない位置指示器と、 該位置指示器以外の場所に設けられた前記ワイ
    ヤレス信号を受信するワイヤレス信号受信手段と
    を具備し、 該ワイヤレス信号受信手段によつて受信された
    測定開始の指示を含む複数の指示を前記処理器に
    送るようになした ことを特徴とする位置検出装置。 5 ワイヤレス信号発信手段およびワイヤレス信
    号受信手段として超音波の送波器および受波器を
    用い、ワイヤレス信号として超音波信号を使用し
    たことを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の
    位置検出装置。 6 ワイヤレス信号発信手段およびワイヤレス信
    号受信手段として発光素子および受光素子を用
    い、ワイヤレス信号として光信号を使用したこと
    を特徴とする特許請求の範囲第4項記載の位置検
    出装置。
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JPS5585979A (en) * 1978-12-22 1980-06-28 Sharp Corp Transmitter and receiver for handwriting information
JPS5722512A (en) * 1980-07-16 1982-02-05 Copal Co Ltd Position detecting device

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