JPH037707Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH037707Y2 JPH037707Y2 JP1986029377U JP2937786U JPH037707Y2 JP H037707 Y2 JPH037707 Y2 JP H037707Y2 JP 1986029377 U JP1986029377 U JP 1986029377U JP 2937786 U JP2937786 U JP 2937786U JP H037707 Y2 JPH037707 Y2 JP H037707Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- burner
- supply pipe
- fuel
- oil
- fuel supply
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims description 60
- 239000003921 oil Substances 0.000 claims description 29
- 239000000295 fuel oil Substances 0.000 claims description 3
- 238000009434 installation Methods 0.000 claims description 3
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 9
- 235000019645 odor Nutrition 0.000 description 5
- 238000009834 vaporization Methods 0.000 description 2
- 230000008016 vaporization Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Evaporation-Type Combustion Burners (AREA)
- Feeding And Controlling Fuel (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は油燃焼器の燃料供給構造に関するも
のである。
のである。
従来油燃焼器のバーナ内に、主としてバーナの
気化部に届く給油管を挿入して燃料油を滴下供給
するロータリーバーナ（特公昭59−34927号）や、
ポツト式バーナ（実公昭57−47538号）などがあ
る。この方式は良好な燃焼状態を得る為に最適な
気化場所に直接燃料が供給できるものの、燃焼を
停止する為に燃料の供給を止めるバーナの燃焼熱
を受けて給油管が高温になり、給油管内に残つた
燃料が急激に膨脹して給油管先端からバーナへ流
れるものである。そして給油管内の燃料によつて
消火時間が長くなつたり、消火後バーナに燃料が
滴下して悪臭の原因になつていた。
気化部に届く給油管を挿入して燃料油を滴下供給
するロータリーバーナ（特公昭59−34927号）や、
ポツト式バーナ（実公昭57−47538号）などがあ
る。この方式は良好な燃焼状態を得る為に最適な
気化場所に直接燃料が供給できるものの、燃焼を
停止する為に燃料の供給を止めるバーナの燃焼熱
を受けて給油管が高温になり、給油管内に残つた
燃料が急激に膨脹して給油管先端からバーナへ流
れるものである。そして給油管内の燃料によつて
消火時間が長くなつたり、消火後バーナに燃料が
滴下して悪臭の原因になつていた。
この対策として給油管内の燃料をすみやかにバ
ーナへ流すことが行なわれており、給油管を下り
勾配にしたり、給油管に空気を流入して落差圧で
燃料が連続してバーナに流れる様にしている。
ーナへ流すことが行なわれており、給油管を下り
勾配にしたり、給油管に空気を流入して落差圧で
燃料が連続してバーナに流れる様にしている。
〔特開昭58−66727号参照〕
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで消火操作後のバーナには多量の未燃ガ
スが残つており、給油管内の燃料がバーナへ流出
する様に給油管に空気を流すと、バーナはこの空
気によつて給油管の先端などで小さな炎による燃
焼が行なわれて消火時間が長くなり、また消火し
た後も給油管から引続いて空気が流入し、残つて
いる未然ガスが空気流によつて油燃焼器外部に流
出して悪臭の原因になつていた。
スが残つており、給油管内の燃料がバーナへ流出
する様に給油管に空気を流すと、バーナはこの空
気によつて給油管の先端などで小さな炎による燃
焼が行なわれて消火時間が長くなり、また消火し
た後も給油管から引続いて空気が流入し、残つて
いる未然ガスが空気流によつて油燃焼器外部に流
出して悪臭の原因になつていた。
この考案は上記のトラブルを発生させずに給油
管に残つている燃料をバーナへ流すもので、先端
が油燃焼器１のバーナ２内に位置させて下り勾配
に取付けられた給油管３と、該給油管３に燃料油
を送る燃料供給器４とを有する油燃焼器に於て、
一端を封鎖し他端を開口した取付パイプ６の開口
部を外側からバーナ２壁に傾斜して取付け、前記
給油管３は取付パイプ６の封鎖端を慣通し、取付
パイプ６内からバーナ２内に突出すると共に、取
付パイプ６内の給油管３壁にバーナ２内と連通す
る小孔５をあけたものである。
管に残つている燃料をバーナへ流すもので、先端
が油燃焼器１のバーナ２内に位置させて下り勾配
に取付けられた給油管３と、該給油管３に燃料油
を送る燃料供給器４とを有する油燃焼器に於て、
一端を封鎖し他端を開口した取付パイプ６の開口
部を外側からバーナ２壁に傾斜して取付け、前記
給油管３は取付パイプ６の封鎖端を慣通し、取付
パイプ６内からバーナ２内に突出すると共に、取
付パイプ６内の給油管３壁にバーナ２内と連通す
る小孔５をあけたものである。
この種の一般的な油燃焼器は消火に際して燃料
供給器４を停止すると、燃料は給油管３内に残つ
たまま流れが止る。しかしこの考案は取付パイプ
６がバーナ２壁に傾斜して取付けられ、かつ取付
パイプ６内を慣通して下り勾配に給油管３が設置
してあり、取付パイプ６内の給油管３に小孔５が
あけてあるから、バーナ２内のガスは、給油管３
と取付パイプ６の間隙を通つて小孔５に向つて流
れ、小孔５から給油管３内に流入するので、燃焼
熱を受けて燃料が膨脹してバーナ２へ押出される
だけでなく、給油管３内へバーナ２のガスが流入
し、給油管３内の燃料は落差圧ですみやかにバー
ナ２へ流出するものである。また小孔５はバーナ
２壁の外側に位置させた取付パイプ６内の給油管
３にあけたから、先端部の給油管３内で燃料が膨
脹しても小孔５から燃料が逆流して流出すること
はなく、確実にバーナ２内のガスが給油管３内に
流入するものである。
供給器４を停止すると、燃料は給油管３内に残つ
たまま流れが止る。しかしこの考案は取付パイプ
６がバーナ２壁に傾斜して取付けられ、かつ取付
パイプ６内を慣通して下り勾配に給油管３が設置
してあり、取付パイプ６内の給油管３に小孔５が
あけてあるから、バーナ２内のガスは、給油管３
と取付パイプ６の間隙を通つて小孔５に向つて流
れ、小孔５から給油管３内に流入するので、燃焼
熱を受けて燃料が膨脹してバーナ２へ押出される
だけでなく、給油管３内へバーナ２のガスが流入
し、給油管３内の燃料は落差圧ですみやかにバー
ナ２へ流出するものである。また小孔５はバーナ
２壁の外側に位置させた取付パイプ６内の給油管
３にあけたから、先端部の給油管３内で燃料が膨
脹しても小孔５から燃料が逆流して流出すること
はなく、確実にバーナ２内のガスが給油管３内に
流入するものである。
そして燃焼中から燃料供給器４が停止した後
も、連続して給油管３内の燃料が落差圧で流出す
るので燃料の流れはとぎれることがなく、給油管
３内の燃料がバーナ１へ流出する間引続いて燃焼
することができる。しかも小孔５から燃料管３内
に流入するガスはバーナ２内のガスであり、新鮮
な空気の流入がないからバーナ２消火後に給油管
３壁に付着した燃料が滴下し、バーナ２内に未然
ガスが発生しても未燃ガスが油燃焼器１の外に流
出せず、悪臭の発生をおさえることができた。
も、連続して給油管３内の燃料が落差圧で流出す
るので燃料の流れはとぎれることがなく、給油管
３内の燃料がバーナ１へ流出する間引続いて燃焼
することができる。しかも小孔５から燃料管３内
に流入するガスはバーナ２内のガスであり、新鮮
な空気の流入がないからバーナ２消火後に給油管
３壁に付着した燃料が滴下し、バーナ２内に未然
ガスが発生しても未燃ガスが油燃焼器１の外に流
出せず、悪臭の発生をおさえることができた。
１はポツト式バーナからなる油燃焼器、２は有
底筒体で形成したバーナであり、該バーナ２は側
壁に多数の空気孔２′があけられ、送風機７によ
つて燃焼空気が送られる風路８内に取付けられて
いる。４は電磁ポンプで構成した燃料供給器、３
は給油管であり、該給油管３はバーナ２内に先端
を位置しており、下り勾配に取付けられている。
油タンク９の燃料は燃料供給器４を介してバーナ
２内の適所に直接供給され、点火ヒータ１０によ
つて着火する。燃焼空気は前記送風機７から風路
８・バーナの空気孔２′を経てバーナ２に送られ、
拡散板１１やポツトリング１２の働きで混合及び
燃焼を行う。
底筒体で形成したバーナであり、該バーナ２は側
壁に多数の空気孔２′があけられ、送風機７によ
つて燃焼空気が送られる風路８内に取付けられて
いる。４は電磁ポンプで構成した燃料供給器、３
は給油管であり、該給油管３はバーナ２内に先端
を位置しており、下り勾配に取付けられている。
油タンク９の燃料は燃料供給器４を介してバーナ
２内の適所に直接供給され、点火ヒータ１０によ
つて着火する。燃焼空気は前記送風機７から風路
８・バーナの空気孔２′を経てバーナ２に送られ、
拡散板１１やポツトリング１２の働きで混合及び
燃焼を行う。
６は一端を封鎖し他端を開口した取付パイプで
あり、バーナ２の外側から開口部が下になる様に
バーナ２側壁２′に傾斜して取付けられ、取付パ
イプ６内はバーナ２内と連通する。前記給油管３
は取付パイプ６の封鎖端を慣通して取付パイプ６
内からバーナ２内に先端を伸しており、５は取付
パイプ６内の給油管３に開口した小孔である。
あり、バーナ２の外側から開口部が下になる様に
バーナ２側壁２′に傾斜して取付けられ、取付パ
イプ６内はバーナ２内と連通する。前記給油管３
は取付パイプ６の封鎖端を慣通して取付パイプ６
内からバーナ２内に先端を伸しており、５は取付
パイプ６内の給油管３に開口した小孔である。
以上の様にこの考案は小孔５からバーナ２側の
先端までの給油管３内の燃料は、バーナ２が燃焼
中に流下してしまうものであり、バーナ２の燃焼
炎が消えてから多量の燃料がバーナ２内に流下せ
ず、消火直後に発生しやすい分解ガスによる悪臭
の発生を防ぐことができた。
先端までの給油管３内の燃料は、バーナ２が燃焼
中に流下してしまうものであり、バーナ２の燃焼
炎が消えてから多量の燃料がバーナ２内に流下せ
ず、消火直後に発生しやすい分解ガスによる悪臭
の発生を防ぐことができた。
また、給油管３内の燃料を流下させる小孔５は
従来品にみられる様にバーナ２外の空気を利用せ
ず、バーナ２内のガスを利用したから、消火後給
油管３壁に付着した燃料が消火後滴下することが
あつても、バーナ２内の分解ガスはそのまま帯留
して油燃焼器外へ流出せず、油燃焼器からの悪臭
を防止できた。
従来品にみられる様にバーナ２外の空気を利用せ
ず、バーナ２内のガスを利用したから、消火後給
油管３壁に付着した燃料が消火後滴下することが
あつても、バーナ２内の分解ガスはそのまま帯留
して油燃焼器外へ流出せず、油燃焼器からの悪臭
を防止できた。
第１図はこの考案品の断面図、第２図は同要部
断面図である。 １……油燃焼器、２……バーナ、３……給油
管、４……燃料供給器、５……小孔、６……取付
パイプ。
断面図である。 １……油燃焼器、２……バーナ、３……給油
管、４……燃料供給器、５……小孔、６……取付
パイプ。
Claims (1)
- 先端が油燃焼器１のバーナ２内に位置させて下
り勾配に取付けられた給油管３と、該給油管３に
燃料油を送る燃料供給器４とを有する油燃焼器に
於て、一端を封鎖し他端を開口した取付パイプ６
の開口部を外側からバーナ２壁に傾斜して取付
け、前記給油管３は取付パイプ６の封鎖端を慣通
し、取付パイプ６内からバーナ２内に突出すると
共に、取付パイプ６内の給油管３壁にバーナ２内
と連通する小孔５をあけた油燃焼器の給油管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986029377U JPH037707Y2 (ja) | 1986-02-28 | 1986-02-28 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986029377U JPH037707Y2 (ja) | 1986-02-28 | 1986-02-28 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6317935U JPS6317935U (ja) | 1988-02-05 |
| JPH037707Y2 true JPH037707Y2 (ja) | 1991-02-26 |
Family
ID=33446639
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986029377U Expired JPH037707Y2 (ja) | 1986-02-28 | 1986-02-28 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH037707Y2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5747538U (ja) * | 1980-09-02 | 1982-03-17 | ||
| JPS5866727A (ja) * | 1981-10-16 | 1983-04-21 | Toyotomi Kogyo Co Ltd | ポツト式石油燃焼器 |
-
1986
- 1986-02-28 JP JP1986029377U patent/JPH037707Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5747538U (ja) * | 1980-09-02 | 1982-03-17 | ||
| JPS5866727A (ja) * | 1981-10-16 | 1983-04-21 | Toyotomi Kogyo Co Ltd | ポツト式石油燃焼器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6317935U (ja) | 1988-02-05 |
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