JPH037694Y2 - - Google Patents

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JPH037694Y2
JPH037694Y2 JP1986032030U JP3203086U JPH037694Y2 JP H037694 Y2 JPH037694 Y2 JP H037694Y2 JP 1986032030 U JP1986032030 U JP 1986032030U JP 3203086 U JP3203086 U JP 3203086U JP H037694 Y2 JPH037694 Y2 JP H037694Y2
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flame
combustion
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burner
holes
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、隣合う炎孔どうしの間に、燃焼用の
二次空気を前記炎孔の噴出向きで通過させる通気
路を形成したバーナの燃焼補助構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、上記の如きバーナにおいては、一般的に
は、第8図に示すように、通気路13を通過させ
た燃焼用二次空気は、通気路13から炎孔12の
噴出向きに単に吐出させるだけの構造となつてい
た。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上記従来バーナでは、通気路13から
燃焼用二次空気を吐出させはするものの、隣合う
炎孔12夫々の形成炎に対する燃焼用二次空気の
混合効果が未だ低く、そのため、燃焼炎の長さが
延びる等の問題を生じ易く、燃焼性の面で未だ改
善の余地があつた。
本考案の目的は、炎孔で形成される燃焼炎の特
性を考慮した合理的かつ簡単な改良により、改良
のためにかえつて他の面で燃焼性が低下するよう
な派生的問題の発生は回避しながら、炎孔の形成
炎に対する燃焼用二次空気の混合効果を高めて、
燃焼性の向上を図る点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案によるバーナの燃焼補助構造の特徴構成
は、隣合う炎孔どうしの間に、燃焼用二次空気を
前記炎孔の噴出向きで通過させる通気路を形成し
たバーナにおいて、前記通気路を通過した燃焼用
二次空気を分配して、隣合う前記炎孔夫々の形成
炎の側に変向案内する風当て部材を設け、前記風
当て部材による変向空気経路の延長線が、前記炎
孔の位置よりも炎孔噴出向きの下流側で前記炎孔
の形成炎と交差する状態に、前記風当て部材を配
置してあることにあり、その作用・効果は次の通
りである。
〔作用〕
つまり、上記特徴構成によれば(第1図または
第5図または第6図または第7図参照)、通気路
13を通過した燃焼用の二次空気は、風当て部材
15の分配作用および変更案内作用により、隣合
う炎孔12夫々の形成炎中に積極的に供給され
る。
したがつて、通気路13を通過した燃焼用二次
空気を、通気路13から炎孔12の噴出向きに単
に吐出させて、燃焼炎と平行の状態で流動させて
いた従来バーナ(第8図参照)に比べ、炎孔12
夫々の形成炎(燃焼炎)に対する燃焼用二次空気
の混合性を効果的に向上できる。
また、炎孔での形成炎は、炎孔の位置、すなわ
ち、形成燃焼炎の根元部では燃焼が未だ不安定状
態にあるため、この根元部に風が外乱的に作用す
ると所謂リフト現象が容易に生じるという特性が
あり、このため、この燃焼炎特性を考慮せず、通
気路13からの燃焼用二次空気を隣合う炎孔12
夫々の燃焼炎側に変向案内しさえすれば、燃焼炎
と燃焼用二次空気との混合性向上を図り得るとす
る程度の改良では、変向案内された燃焼用二次空
気が燃焼炎の根元部に外乱的に吹き付けられてリ
フト現象を生じ易くしてしまうような事態を招く
可能性が高く、混合性向上を目的とした改良のた
めに、混合性の問題とは別の面でかえつて燃焼性
の低下を招いてしまうことも考えられる。
この点、本考案の特徴構成においては、風当て
部材15による変向空気経路(参照図中、矢印の
屈曲で示す経路)の延長線が、炎孔12の位置よ
りも炎孔噴出向きの下流側で炎孔12の形成炎と
交差する状態に、風当て部材15を配置するか
ら、風当て部材15により変向案内した燃焼用二
次空気は、炎孔12の位置よりも炎孔噴出向きの
下流側、すなわち、燃焼炎の根元部よりも炎先方
側で燃焼炎に供給され、これによつて、上記の如
きリフト現象の発生が効果的に回避される。
〔考案の効果〕
以上の結果、改良のためにリフト現象が生じ易
くなつて、かえつて燃焼性が低下するといつた派
生的問題の発生は回避しながら、燃焼炎に対する
燃焼用二次空気の混合効果を高めて、燃焼炎の長
さが延びる等の当初の問題を抑制防止できること
で、バーナの燃焼性を総合的に、かつ、確実に向
上し得るに至つた。
また、風当て部材を付設するだけの改良である
から、例えば、燃焼用二次空気を燃焼炎中に吹き
込むノズルを設ける等に比して改良が簡単であ
り、製作面およびコスト面においても有利であ
る。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を説明する。
第4図はガス瞬間湯沸器を示し、給水路1に接
続したフインチユーブ型の水加熱用熱交換器2、
燃料ガス供給路3に接続したガスバーナ4、並び
に、給気フアンFを外装ケーシング5に内装して
ある。
図中6は、ガスバーナ4に対する燃焼室7を形
成するとともに、熱交換器2に対する燃焼ガス通
風路を形成する筒状ケーシングであり、また、8
は、外装ケーシング5に形成した排気口である。
9は給湯栓、10はガス弁である。
ガスバーナ4の具体構造については、第1図な
いし第3に示すように、混合気流路fを内部に形
成するバーナユニツト11の上端縁部に、混合気
流路fに連通する上向き小炎孔12aの多数を密
な状態でバーナユニツト長手方向に列状に並べて
列状炎孔12を形成し、そのバーナユニツト11
の複数を、夫々の列状炎孔12を並列配置する状
態に並設してある。
つまり、給気フアンFからの燃焼用二次空気を
ガスバーナ配設部を介して燃焼室7内に供給する
ための通気路13を、上述の如きバーナユニツト
11並設構成により隣合うバーナユニツト11ど
うしの間から隣合う列状炎孔12どうしの間にか
けて形成してある。
バーナユニツト11の夫々は、燃焼用一次空気
を吸入するためのエゼクタ構成14を介して燃料
ガス供給路3に接続してあり、混合気流路fに対
する燃料ガス供給ノズル14aからの燃料ガス吹
き込み供給に伴い、燃焼用一次空気が混合気流路
fに吸入され、それら吹き込み燃料ガスと吸入燃
焼用一次空気の混合気が混合気流路fを介して列
状炎孔12から上向きに噴出される。
一方、上記通気路13夫々の延長上に帯板状の
風当て部材15を、通気路13から上昇燃焼用二
次空気に対して対向させる水平姿勢で、かつ、バ
ーナユニツト11長手方向のほぼ全巾(換言すれ
ば、列状炎孔12の長手方向のほぼ全巾)にわた
らせる状態に配設し、その風当て部材15に対し
て上昇燃焼用二次空気を衝突させることにより、
燃焼用二次空気を分配して、隣合う列状炎孔12
夫々の形成炎の側に変向案内するようにしてあ
る。
つまり、通気路13を通過した燃焼用二次空気
に対する風当て部材15の上記の如き分配作用お
よび変向案内作用により、燃焼用二次空気を隣合
う列状炎孔12夫々の形成炎中に積極的に分配供
給して、燃焼炎に対する燃焼用二次空気の混合効
果を高め、それによつて、燃焼性を向上するよう
にしてある。
また、上記風当て部材15を配置するにあたつ
ては、上述の如く通気路13の延長上(すなわ
ち、隣合う列状炎孔12間よりも炎孔噴出向きの
下流側)水平姿勢に風当て部材15を配置するこ
とにより、風当て部材15による変向空気経路
(図中矢印の屈曲で示す経路)の延長線が、列状
炎孔12の位置よりも炎孔噴出向きの下流側で隣
合う列状炎孔12夫々の形成炎と交差する状態の
部材配置(すなわち、変向案内した燃焼用二次空
気を燃焼炎の根元部よりも炎先方側で燃焼炎に供
給する配置)としてあり、この配置により、未だ
燃焼が不安定な燃焼炎の根元部へ燃焼用二次空気
を吹き付けてしまうことを回避して、燃焼炎の根
元部への空気吹き付けにより生じるリフト現象の
発生を防止するようにしてある。
なお、上述の如く、リフト現象の発生を防止し
ながら、燃焼炎に対する燃焼用二次空気の混合効
果を高めて、燃焼性の総合的な改善を図ると、加
熱能力の割りに燃焼室7を小型化できるようにな
り、ひいては、湯沸器の全体構成をコンパクト化
できる。
また、燃焼用二次空気の混合効果が高いと、燃
焼用一次空気の必要量を少量化できて、列状炎孔
12からの混合噴出量を少量化できることから、
燃焼騒音の低減をも図り得る。
さらに、前記風当て部材15は、それらの並設
群全体としての燃焼室7に対する整風機能をも奏
することから、筒状ケーシング6内における燃焼
ガス流動を均一化できて、水加熱用熱交換器に対
する均一加熱性を向上でき、ひいては、湯沸器の
加熱効率を向上させて燃料ガス消費量を節減でき
る。
〔別実施例〕
次に本考案の実施例を説明する。
風当て部材15の具体的形状・構造は種々の改
良が可能であり、例えば、第5図に示すようなV
字状の断面形状や、第6図に示すような丸棒状に
形成したり、あるいは、第7図に示すように、隣
合う炎孔12夫々の形成炎に対して、各別に作用
する通風ガイド板15a,15bの一対をももつ
て構成するようにしてもよい。
列状炎孔12の列形状が円弧状で、その複数が
同芯状に配置される型式のバーナの場合、風当て
部材15も円弧状に形成して装備すればよい。
炎孔12の具体的形成構造は、前述実施例の如
く小炎孔12aの多数を列状に並べて列状炎孔1
2を形成する形態とするに代えて、スリツト状の
炎孔12としてもよく、また、角筒状や丸筒状の
炎孔12としてもよく、炎孔12の具体的形状・
構造は、種々の構成変向が可能である。
本考案は、炎孔12を上向きに開口させる型式
の他に、横向きや下向きに開口させる型式のバー
ナにも適用でき、また、燃焼用二次空気を自然通
風する型式や、燃焼用空気として燃焼用二次空気
のみを供給する型式のバーナにも適用できる。
本考案による燃焼補助構造を適用するバーナの
用途は不問である。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は、本考案の実施例を示
し、第1図は要部の拡大断面図、第2図は平面
図、第3図は側面図、第4図は湯沸器の構成図で
ある。第5図ないし第7図は夫々、本考案の別実
施例を示す拡大断面図、第8図は従来例を示す拡
大断面図である。 12……炎孔、13……通気路、15……風当
て部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 隣合う炎孔12どうしの間に、燃焼用二次空
    気を前記炎孔12の噴出向きで通過させる通気
    路13を形成したバーナにおいて、前記通気路
    13を通過した燃焼用二次空気を分配して、隣
    合う前記炎孔12夫々の形成炎の側に変向案内
    する風当て部材15を設け、前記風当て部材1
    5による変向空気経路の延長線が、前記炎孔1
    2の位置よりも炎孔噴出向きの下流側で前記炎
    孔12の形成炎と交差する状態に、前記風当て
    部材15を配置してあるバーナの燃焼補助構
    造。 2 前記炎孔12が、炎孔並設方向と炎孔噴出方
    向との夫々に対して直交する方向に延びる列状
    に形成され、前記風当て部材15が、前記炎孔
    12の列状延設方向において、前記炎孔12の
    形成巾のほぼ全巾にわたつて配置されている請
    求項1記載のバーナの燃焼補助構造。
JP1986032030U 1986-03-06 1986-03-06 Expired JPH037694Y2 (ja)

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JPS62148827U JPS62148827U (ja) 1987-09-19
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JPH0318814Y2 (ja) * 1987-09-17 1991-04-22
JPH0221116A (ja) * 1988-07-09 1990-01-24 Rinnai Corp 燃焼音低下装置

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