JPH037686Y2 - - Google Patents

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JPH037686Y2
JPH037686Y2 JP8446485U JP8446485U JPH037686Y2 JP H037686 Y2 JPH037686 Y2 JP H037686Y2 JP 8446485 U JP8446485 U JP 8446485U JP 8446485 U JP8446485 U JP 8446485U JP H037686 Y2 JPH037686 Y2 JP H037686Y2
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water
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drum
flat mirror
mirror plate
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、陸、舶用水管ボイラに利用され、と
くに水管ボイラ下部管板の過熱を防止し得るボイ
ラの蒸気泡分散装置に関するものである。
〔従来の技術〕
第3図に示すように燃焼室a下部に水ドラムb
を配置し、この水ドラムbの平鏡板cを下部管板
として利用する構造の水管ボイラにおいては、燃
焼室a内の火焔dの放射熱によつて水ドラムb内
に蒸気泡eが発生し、この蒸気泡eが平鏡板c内
側下面に密集するため、平鏡板cが加熱され焼損
を起こすおそれがあつた。
この問題を回避するため、開口部をベルマウス
状に拡大させた給水管fを水ドラムb内に配置
し、この給水管fから給水流(矢印g)を平鏡板
c下面に吹き付けて蒸気泡eを分散させる対策が
従来より実施されてきた。なお、図中、rは蒸気
ドラム、sは各種水管、tはバーナを示す。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、前述の対策によると水ドラムb内の、
飽和水温度よりも遥かに低い温度の給水が平鏡板
cに直接当るため、平鏡板c上下面の温度差がさ
らに拡大、助長され、熱応力的に不利となる問題
点があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は前述の問題点を解決するためになした
もので、燃焼室下部に設けた水ドラム内に該水ド
ラム管板にほぼ直角になるように配置され、上、
下端に開口を設けたノズルと、給水の一部を前記
ノズル下端開口近傍に吹き出す給水吹出し管とを
備え、前記ノズル上、下部の縦断面形状を上、下
方向に向つてそれぞれ拡大するベルマウス状に形
成したものである。
〔作 用〕
給水力を利用して缶水をノズル内に誘引し、ノ
ズル内で缶水と給水とを混合し、給水温度より遥
かに高温度の混合水を水ドラム下部管板下面に吹
き付けるので、下部管板上、下面の温度差を拡大
させることなく、前記管板下面に密集する蒸気泡
を分散させることができ、下部管板の過熱、焼損
を防止できる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図および第2図に示すように水管ボイラ
は、上、下部にそれぞれ配置した円環状の蒸気ド
ラム1および椀形の水ドラム2と、燃焼室3の周
りに管列をそれぞれ形成して上下方向に延び前記
各ドラム1,2間を接続する水壁管4、蒸発管
5、非加熱降水管6などからなり、さらに燃焼室
3の上、下部にそれぞれバーナ7および耐火材8
が配置されている。
水ドラム2の中心部には、上、下端がベルマウ
ス状に開口したノズル9が図示しない支持金物に
よつて水ドラム中心線hと同心に配置され、ノズ
ル9の下端開口近傍に給水管12により分岐した
給水吹出し管13が開口している。なお、給水吹
出し管13の分岐部には流量調節用のオリフイス
14が配置されている。
次に、本装置の作動について説明する。ボイラ
運転中、給水は給水管12を径て蒸気ドラム1に
供給され、この際、給水の一部は給水吹出し管1
3からノズル9入口に向つて噴射され(矢印i)、
この噴射水はノズル入口近傍の缶水をノズル9内
に誘引して(矢印j)ノズル9内で噴射水と缶水
を混合させる。そして、この混合水が平鏡板10
下面に吹き付けられ(矢印k)蒸気泡15を吹き
散らす。平鏡板10に吹き付けられた混合水の温
度は給水温度に較べて遥かに高温度になつている
ので、平鏡板10上下面の温度差を過度に拡大さ
せることがない。また、蒸気泡15の分散によつ
て平鏡板10下面の冷却が促進されるので過熱、
焼損を起こすおそれがない。
なお、本考案は前述の実施例に限定されるもの
ではなく、例えば平鏡板の面積が大きい場合はノ
ズルを複数個配置してもよいことなど、その他本
考案の要旨を逸脱しない範囲において種種の変更
を加え得ることは勿論である。
〔考案の効果〕
以上に述べたごとく、本考案は次の優れた効果
を発揮する。
(i) 給水の一部をノズルに吹き込み、給水と缶水
を混合させて燃焼室下部管板の吹き付けるの
で、下部管板下面に密着する蒸気泡を吹き払
い、管板の過熱、焼損を防止することができ
る。
(ii) 給水と缶水の混合物を下部管板に吹き付ける
ので、下部管板上下面の温度差を過度に拡大さ
せるおそれがない。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の実施例を示し、
第1図は水管ボイラの切断側面図、第2図は第1
図における−方向からの矢視図、第3図は従
来の蒸気泡分散対策を施した水管、ボイラの切断
側面図である。 図中、2は水ドラム、3は燃焼室、9はノズ
ル、10は平鏡板を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 燃焼室下部に設けた水ドラム内に該水ドラム管
    板にほぼ直角になるように配置され、上、下端に
    開口を設けたノズルと、給水の一部を前記ノズル
    下端開口近傍に吹き出す給水吹出し管とを備え、
    前記ノズル上、下部の縦断面形状を上、下方向に
    向つてそれぞれ拡大するベルマウス状に形成した
    ことを特徴とするボイラの蒸気泡分散装置。
JP8446485U 1985-06-04 1985-06-04 Expired JPH037686Y2 (ja)

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JP8446485U JPH037686Y2 (ja) 1985-06-04 1985-06-04

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JP8446485U JPH037686Y2 (ja) 1985-06-04 1985-06-04

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JPS61204113U JPS61204113U (ja) 1986-12-23
JPH037686Y2 true JPH037686Y2 (ja) 1991-02-26

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JP4192107B2 (ja) * 2004-03-01 2008-12-03 東京瓦斯株式会社 液体噴流発生装置

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JPS61204113U (ja) 1986-12-23

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