JPH0376642A - ガラス―磁器複合材とその製造方法 - Google Patents

ガラス―磁器複合材とその製造方法

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JPH0376642A
JPH0376642A JP21319389A JP21319389A JPH0376642A JP H0376642 A JPH0376642 A JP H0376642A JP 21319389 A JP21319389 A JP 21319389A JP 21319389 A JP21319389 A JP 21319389A JP H0376642 A JPH0376642 A JP H0376642A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は建築用の内装材又は外装材として好適なガラス
−磁器複合材とその製造方法に関するものである。
(従来の技術) 建築用の内外装材としては陶磁器型のタイルが広く用い
られているが、その表面は一般に硬くかつ平板的な印象
を与えるものが多い、ところが最近では内外装材にも大
理石等のような深みのある外観が求められるようになり
つつある。
このた−め特開昭61−256940号公報に示される
ように、MgOを6〜15%含有するガラス板を950
〜1000℃で120〜240分間熱処理することによ
り、−ディオプサイトやエンスタタイトの結晶を析出さ
せ、天理石調の外観を持たせた結晶化ガラス板を内外装
材として利用する試みもなされている。
しかしこの先行発明ではM+!0を6〜15%と多めに
含有するガラスを使用しているために、膨脂係数、焼成
時間、焼成温度等のコントロールが難しく、うまく結晶
を析出させるには長い焼成時間を必要として製造コスト
が嵩む問題があった。
(発明が解決しようとする課!fl) 本発明は上記した従来の問題点を解決して、大理石のよ
うな深みのある外観を持ち、しかも軽量で建築用内外装
材として用いるに適し、また膨脂係数等のコントロール
が容易で製造コストが安価なガラス−磁器複合材とその
製造方法を目的として完成されたものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、磁器質の基材の表面に、Sing 55〜7
5%、Altos 2〜15%、CaO2〜10%、n
go 2〜6%、他の900〜8%、R802〜13%
、hO10〜lO%、Ti1l又はZr010〜3%(
いずれも重量%)を含有するフリットがフレーク状、粒
状、塊状等の原形を一部残しつつ相互間に気泡、及び結
晶を生じた状態で固化したガラス層を形成したことを特
徴とするガラス−磁器複合材に関する第1の発明と、磁
器質の基材の表面に、Show 55〜75%、Alt
os  2〜15%、CaO2〜10%、MgO2〜6
%、他のRo 0〜8%、R102〜13%、hO10
〜10%、Ti(h又はZr0t 0〜3%(いずれも
重量%)を含有するフリットをフレーク状、粒状、ある
いは塊状としたものを一定の厚さに載せ、これを100
0〜1200゛Cで焼成することによりフリットを半溶
融のガラス状態として基材に溶着させるとともに、フリ
ットの表面や相互間の気泡等からディオプサイトを含む
結晶をHEtSさせて天然石状の模様を形成させること
を特徴とするガラス−磁器複合材の製造方法に関する第
2の発明とからなるものである。
本発明においては、まず上記の組成のフリットを熔融し
、水中に投入して急冷したりフレークローラーで急冷す
ることによってフレーク状、粒状、あるいは塊状のフリ
ットを製造する。フリットの形状はこれらのうちのいず
れでもよいが、60メツシユ以下の粒末状であると後の
焼成工程において均一な外観となり本発明の目的とする
天然石模様を得ることができない。
次にこのようなフリットを磁器質の基材の表面に、例え
ば3〜511Il程度の厚さとなるように載せる。プリ
ントの層が磁器質の基材の上面に来るように載せること
も、逆にフリットの層の上面に磁器質の基材を置くこと
も可能であるが、後者の方法によるときは棚板の表面に
アルミナ粉末を敷き、その上面にフリットを載せること
が好ましい。
後者の方法は焼成時に生ずる気泡が浮力によって基材の
方へ集まるため、表面にピンホール等のない製品を得易
い利点がある。
次にこれを1000〜1200℃で60分程度焼成する
本発明において用いられるフリットはこのような焼成条
件下において半溶融状態−となるが、粘性が高いために
流下することもなく磁器製の基材の表面でガラス化し、
これと同時にフリット相互の境界面や相互間の微細な気
泡やクラックを起点として微細なディオプサイト(Ca
MgSimOi )を含む結晶が生ずる。この結果、原
形の一部を保っているフリットの周一に気泡やクラック
と結晶とを含む不透明なガラスの層が成形された天然石
状の模様が生ずるので、そのまま冷却して固化させれば
、磁器製の基材の表面に天然石状の模様を持つガラス層
が形成されたガラス−磁器複合材を得ることができる。
本発明においてはガラスの層の熱膨脹係数を磁器の熱膨
脹係数に容易に対応させることができるので、冷却、固
化工程において割れが生ずることもなく、容易に目的と
するガラス−磁器複合材を得ることができる。なお焼成
温度が1000″C未満ではガラス化が不十分であり、
1200°Cを超えると粘性が下りすぎ、模様が現われ
にくくなる。
このようにして得られたガラス−磁器複合材はそのまま
でも使用できるが、表面を研摩すれば平滑性が向上する
とともに、天然石を磨いたような感じを出すことができ
る。
上記したように本発明においてはフリットの溶融状態を
適切にコントロールすることが美しい模様を生じさせる
ために重要であり、またこのような状態で適度な結晶を
生ずるようなフリットを用いる必要がある。前記したフ
リットのtUtはこのような目的を達成するためもので
あり、各必須成分の数値限定の理由は次のとおりである
まずSingを55〜75%としたのは、55%未満で
は粘性が下りすぎ結晶の析出が不十分で模様が現われに
<<、逆に75%を越えると粘性が高くなりすぎるうえ
焼成温度が高くなるためである。^ItLを2〜15%
としたのは、2%未満では耐候性が悪いうえに結晶核発
生が不十分となって結晶の析出が悪<、15%を越える
と粘性が高くなり焼成温度が高くなるためである。 C
aOを2〜10%としたのは、2%未満では結晶成分が
不足するために結晶の析出が行われず、逆に10%を越
えるとディオプサイト以外の他の結晶が析出して、好ま
しい外観を得ることができないためである。 MgOを
2〜6%としたのは、2%未満では結晶成分が不足する
ために結晶の析出が行われず、6%を越えると結晶が大
量に析出して外観が白くなり、また熱膨脹係数のコント
ロールが難しくなるた°めである。
Zn0%BaO、SrO等の他のROtc分を0〜8%
としたのは、適度の粘性を得るためであり、8%を越え
ると結晶の析出が悪くなる。 NatOlにgo 、L
igO等のR,O成分を2〜13%としたのは、2%未
満では粘性が高く高い焼成温度が必要となり、逆に13
%を越えると粘性が下がり過ぎて結晶の析出が悪くなる
ためである。hOlは粘性を下げるとともに熱膨脹係数
を下げるための成分であり、0であってもよい、しかし
10%を越えると結晶の析出が悪くなると同時に粘性が
下がり過ぎて結晶の析出も悪くなる。 TiO2又はZ
r0tは結晶核形成剤であり、他の成分との関係でOで
あってもよい、しかし3%を越えると着色してしまい、
目的とする外観を得ることができない。
次に本発明の実施例を示す。
(実施例) 皮表に示される組成のNa1−Na1lのフリット及び
比較例N11l−Na3のフリットを電気炉中で145
0℃で60分間溶融し、フレークローラーによりフレー
ク状に成形した。フレークの大きさは厚さ0.5〜1.
2−で5〜20m角に寸法を調整した。これを10c園
角の磁器質のタイル上に厚さが51111程度となるよ
うに載せ、電気炉中で1100°Cまで4時間昇温、6
0分間保持、その後炉内で自然放冷の焼成条件で焼成し
た。焼成品の表面を研摩して得られたガラス−磁器複合
材はいずれもフレーク状の原形を一部残したフリットの
表面やフリット相互間のクランク、泡等を起点としてデ
ィオプサイトを主結晶とし、ワラステナイト等のその他
の結晶を含む白色の結晶が析出し、白濁部分が生じた大
理石状の外観を呈し、またガラス層と磁器質のタイルと
の結合は強固なものであった。
(発明の効果) 以上に説明したように、本発明によれば磁器質の基材の
表面で所定の組成のフリットを半溶融状態でガラス化さ
せることによりフレーク状、粒状、塊状等の原形を一部
残しつつ相互間に気泡、クランク及びディオプサイト等
の結晶を生じさせ、大理石のような深みのある天然石状
の模様を容易に形成することができ、意匠的効果に優れ
たガラス−Tdt R’a 11合材を得ることができ
る。また本発明によれば磁器質の基材の表面にガラス層
が強固に溶着されるので、肉厚を厚くしなくても十分な
強度を持たせることができ、軽量で建築用内外装材とし
て用いるに適したものとなる。更にまた本発明によれば
フリットの組成を工夫したことにより、四層係数、焼成
時間、焼成温度等のコントロールを容易化し、従来より
も短かい焼成時間で大理石のような模様を形成すること
ができ、従来のような複雑かつ長時間にわたる熱処理工
程を必要としないので、製造コストを大幅に引下げるこ
とができる。よって本発明は従来の問題点を一掃したガ
ラス−磁器複合材とその製造方法として、産業の発展に
寄与するところは極めて大である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、磁器質の基材の表面に、SiO_255〜75%、
    Al_2O_32〜15%、CaO2〜10%、MgO
    2〜6%、他のRO0〜8%、R_2O2〜13%、B
    _2O_30〜10%、TiO_2又はZrO_20〜
    3%(いずれも重量%)を含有するフリットがフレーク
    状、粒状、塊状等の原形を一部残しつつ相互間に気泡、
    及び結晶を生じた状態で固化したガラス層を形成したこ
    とを特徴とするガラス−磁器複合材。 2、磁器質の基材の表面に、SiO_255〜75%、
    Al_2O_32〜15%、CaO2〜10%、MgO
    2〜6%、他のRO0〜8%、R_2O2〜13%、B
    _2O_30〜10%、TiO_2又はZrO_20〜
    3%(いずれも重量%)を含有するフリットをフレーク
    状、粒状、あるいは塊状としたものを一定の厚さに載せ
    、これを1000〜1200℃で焼成することによりフ
    リットを半溶融のガラス状態として基材に溶着させると
    ともに、フリットの表面や相互間の気泡等からディオプ
    サイトを含む結晶を生じさせて天然石状の模様を形成さ
    せることを特徴とするガラス−磁器複合材の製造方法。
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