JPH0375965B2 - - Google Patents

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JPH0375965B2
JPH0375965B2 JP56087156A JP8715681A JPH0375965B2 JP H0375965 B2 JPH0375965 B2 JP H0375965B2 JP 56087156 A JP56087156 A JP 56087156A JP 8715681 A JP8715681 A JP 8715681A JP H0375965 B2 JPH0375965 B2 JP H0375965B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbon paper
conductor
layer
paper tape
metallized
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP56087156A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57202008A (en
Inventor
Ryosuke Hata
Masayuki Hirose
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はOFケーブル、特に改善された内側し
やへい層を備えるOFケーブルに係わるものであ
る。
一般に導体断面が1000mm2未満にあるような超高
圧OFケーブルにおいては、分割導体を集合した
中空導体を用いる必要はなく、非分割円形導体が
用いられる。このような非分割円形導体を用いる
ときは、分割導体使用のときと相違してバインダ
ー用の金属テープ(一般にはステンレステープ)
の巻き付けは不用となり、非分割円形導体の直上
に内側しやへい層が形成される。
第1図に従来のこの種ケーブルの導体直上のし
やへい層の配置を概念的に示すが、銅等導体1の
直上に2枚のカーボンテープ2をギヤツプ巻き
し、その上に金属化紙テープ3の金属面を直下の
カーボン紙テープ2をギヤツプ巻きした面に向
け、ギヤツプ巻きする。カーボン紙の厚みは通常
70〜150μ程度であり、金属化紙は、例えば厚み
5〜20μ程度のアルミニウム箔と70〜100μ程度の
クラフト紙とを一体に複合した複合体である。
前記しやへい層のうちカーボン紙による層はイ
ンパルス耐圧性能および交流耐圧性能を向上させ
る作用を有するものであり、金属化紙による層は
△tanδ〔tanδ(誘電体損失)〜電圧特性:電圧によ
つてtanδが上昇する特性〕を改善するように作用
するものであり、特に金属化紙は高ストレスケー
ブル、例えば275kV以上において用いられるが、
用いられないこともあり、275kV未満では通常用
いられない。
ところで、このようなケーブルに課電すれば、
いうまでもなく導体1と図示していないが金属シ
ース間に充電電流i=ωCV(ω=2πf、f:周波
数、C:キヤパシタンス、V:導体と金属シース
間電圧)が流れる。
この場合、前述のしやへい層での抵抗が大きい
程この部分での抵抗に前記充電電流が流れる時に
生ずるワツトロスが増加し、その分だけ等価的に
tanδが大きくなる。
本例においては、導体1はいきなり半導電性の
カーボン紙テープ2と接しており、導体1よりカ
ーボン紙テープ2への充電電流はカーボン紙が半
導電性であるため、流れにくい。
そこで本発明においては従来のカーボン紙テー
プによる層にかえ、片面金属化カーボン紙テープ
4を巻き付け、必要があれば、その上に金属化紙
テープを巻き付けた内側しやへい層を設けること
により、tanδが小さく、破壊強度を一層向上させ
ることができるOFケーブルを提供するものであ
る。
以下第2図に示す本発明の一実施例について説
明する。
図は導体上の内側しやへい層をその断面により
概念的に示したものである。
非分割円形導体1は複数本の銅線を集合、撚り
合わせ、油通路が必要なケーブルの場合にはその
中心に油通路を設けた中空円形導体である。この
ような導体はすでに触れたように通常導体断面が
1000mm2未満のケーブルに適用される。
この上に片面金属化カーボン紙テープ4の金属
面を下側(導体1の最外部面)に向けて2枚で合
せ巻きする。片面金属化カーボン紙テープ4は例
えば5〜20μ程度のアルミニウム箔と70〜150μ程
度のカーボン紙とを一体に複合したものである。
前記の片面金属化カーボン紙テープ4の2枚の
合せ巻きにかえ、1枚の片面金属化カーボン紙テ
ープ4を重ね巻きしてもよいが、いずれにしても
ラツプ率は1/4から1/2とされる。
この上にすでに説明した通り、必要に応じて金
属化紙テープ3の金属面を下側(金属化カーボン
紙テープ2のカーボン紙面)にしてギヤツプ巻き
する。
この上にクラフト紙等による絶縁層5が形成さ
れ、図示していないが外側しやへい層、波付等金
属シースがかぶせられるが、これらのは従来の
OFケーブルとかわるところはない。
前記絶縁層5にはクラフト紙、ポリオレフイン
系フイルム、ポリオレフイン系フイルムの両面に
クラフト紙を一体に複合させた複合体を選択し
て、巻回する。
以上説明した内側しやへい層の構成によれば、
片面金属化カーボン紙テープ4はカーボン紙層に
比して金属箔層がうすく可撓性は殆んどカーボン
紙とかわらないから、非分割円形導体1の最外層
表面が片面金属化カーボン紙テープ4の金属面に
従来のカーボン紙と同様よくなじんで十分に接触
するから、充電電流はしやへい層に流入しやすく
なる。すなわち、この部分でのしやへい層抵抗が
小さくなり、充電電流が、この部分の抵抗で消費
するワツトロスは減少することになる。
またこれと同時に、導体の凸凹によくなじんだ
片面金属化カーボン紙テープ4は金属箔の上に半
導電性のカーボン紙を有するから電界集中をやわ
らげ、カーボン紙層による効果すなわち、インパ
ルス耐圧性能、交流耐圧性能を向上させることが
できる。
更に金属化紙テープ3による層が設けられると
きは、この金属化紙の外側をなすクラフト紙面
が、絶縁層5のクラフト紙面と対向することにな
り、絶縁層5の方向より、オイルギヤツプを通し
て金属化紙テープ3の金属面が直接みえることは
なく、オイルギヤツプを通して破壊することはな
く、△tanδを改善するのと同時に交流耐圧性能、
インパルス耐圧性能の向上に資することになる。
以上説明したように、本発明によれば、片面金
属化カーボン紙テープ4の金属面を非分割円形導
体の撚線最外層に接して巻き付けるので、電界の
エツジ集中がおきない。さらに充電電流がしやへ
い層に流入しやすく、この部分でのロスはすくな
くなり、等価的にtanδを向上させることができる
などその実施面における効果には大きなものがあ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のOFケーブルの内側しやへい層
を概念的に示す図である。第2図は本発明の実施
例の内側しやへい層を概念的に示す図である。 1……非分割円形導体、2……カーボン紙テー
プ、3……金属化紙テープ、4……片面金属化カ
ーボン紙テープ、5……絶縁層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 非分割円形導体の直上に片面金属化カーボン
    紙テープの金属面を前記導体の側にして合せ巻き
    したしやへい層を有することを特徴とするOFケ
    ーブル。
JP8715681A 1981-06-06 1981-06-06 Of cable Granted JPS57202008A (en)

Priority Applications (1)

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JP8715681A JPS57202008A (en) 1981-06-06 1981-06-06 Of cable

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Publication Number Publication Date
JPS57202008A JPS57202008A (en) 1982-12-10
JPH0375965B2 true JPH0375965B2 (ja) 1991-12-04

Family

ID=13907118

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4116131Y1 (ja) * 1964-03-26 1966-07-27

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4116131Y1 (ja) * 1964-03-26 1966-07-27

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JPS57202008A (en) 1982-12-10

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