JPH037545A - 家畜等の飼料添加物の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は主として繁殖用雌豚等の受胎率を向上させるよ
うにした家畜等の飼料添加物の製造方法に関するもので
ある。

従来の技術 養豚の分野においては、繁殖用雌豚の発情を促進させ受
胎率を高める飼料−加物として、従来例えば、抗生物質
やホルモン剤或はビタミン剤等の薬剤が知られている。

発明が解決しようとするＩａ！ｉｌｉ しかし、繁殖用雌豚等の受胎率を高めるために上記従来
の薬剤を雌豚に投与しても受胎率は７０パ一セント程度
に過ぎず、残余の雌豚は交配から次の発情時期までの間
に無駄な飼料費や飼育労力を浪費することになり、コス
ト高をきたすばかりでなく、ホルモン剤等の投与量や投
与態様を誤ると雌豚の卵巣機能等に障害を与え受胎率を
さらに低下させてしまう等の問題があった。

課題を解決するための手段 そこで本発明者は上記の現状に鑑み、鋭意研究開発を重
ねた結果、ニンニク又はニラ、ラッキョウ、ネギ、タマ
ネギ等のアリチアミン同族体含有植物に食酢を含有させ
たものを飼料添加物として発情期前後の豚に与えたとこ
ろホルモン剤を投与しなくとも母豚の受胎率を１００パ
ーセント近くまで高めることができるばかりでなく、豚
の健康状態を良好に保持し得て、抗生物質の投与を極力
少なく′ｅき、しかも大幅は延命効果を発揮することを
見出し１本発明を完成するに至ったものである。

すなわち１本発明は、食酢液中に主材のニンニク、又は
ニラ、ラッキョウ、ネギ、タマネギ等のアリチアミン同
族体含有植物を浸漬して該主材に食酢を含浸させた後、
乾燥させて該主材を又は該主材にビタミン等の補助材を
混合したものを固形又は粉末状に形成することにより飼
料添加物とすることを特徴とするものである。

作　　　　　　　　用 本発明により製造された飼料添加物を飼料と共に豚等の
家畜に給餌すると、二ン二り等の主材に含まれているア
リンというアミノ酸がアリシンとなり、アリシンは、豚
等の消化器中で抗菌作用を果たすと共に、豚等の精力を
増強させる。

また、アリシンは、他の飼料中の壊れ易いビタミンＢ１
と結合してアリアチミンに変化する。このアリアチミン
の存在によってビタミン８１がより多く吸収され、しか
も、豚の体組織とビタミン引の親和力が向上すると共に
、壊れ易いビタミンＢ１をそっくり体内に運びこむ作用
が発揮される。

一方、上記のようにして豚の体内に吸収されたビタミン
Ｂ１は、疲労の原因となるピロブドウ酸及び乳酸の増加
を抑制すると共に、豚の食欲減退及び脚気を防止する。

また、本発明により製造された飼料添加物を豚に経口投
与すると１回虫、サナダ虫等の寄生虫の発生が予防され
るばかりでなく虫下しの作用を奏する。

更にニンニク等の主材に含有されている食酢が弱酸性な
ので飼料に添加することにより飼料の防腐作用を発揮し
、飼料中のビタミンＢ１がアルカリにより破壊されるの
を防止するうえ、豚の食欲を増進し、且つ豚の血液を適
正なＰＨ値に保持するものである。

実　　　施　　　例 次に１本発明を一実施例に基いて説明すれば、先ず、主
材としてニンニクを１重量比で７０パーセント、食酢を
同じく３０パーセントの割合で材料を準備し、上記ニン
ニクを適宜大きさに切り刻んで食酢液中に浸漬する。そ
して、上記ニンニクに食酢が満遍なく略全量浸透した後
、ニンニクを自然乾燥又は加熱乾燥等の手段により乾燥
させて固形（例えばペレット状）又は粉状に形成する。

尚、主材のニンニクに例えばビタミン８１等の補助剤を
添加してもよい。

本実施例ではペレット状にした食酢含有ニンニクを体重
的２００Ｋｇの繁殖用豚１頭につき１週５０ｇずつ、経
口投与したところ（この場合は従来公知のホルモン剤は
投与しなかった）、第１表に示す結果を得た。この経口
投与は分娩離乳後槽付けまでの間母豚に毎日５０ｇずつ
投与しても同一の結果が得られた。

尚、上記本実施例では、主材としてのニンニクに対する
食酢の含有比率（ｊｆＥ量比）を３０パーセントとした
が、主材に対する食酢の含有比率は上記のものに限定さ
れものではなく、５乃至６５重量バーセントであればよ
い。

また、本発明方法により製造された飼料添加物は豚に限
らず牛、馬等の他の家畜類や繁殖用動物或は養殖魚類等
にも経口投与できるものである。

第 表 発　　明　　の　　効　　果 上記したように、本発明は、食酢液中に主材のニンニク
、又はニラ、ラッキョウ、ネギ、タマネギ等のアリチア
ミン同族体含有植物を浸漬して該主材に食酢を含浸させ
た後、乾燥させて該主材を又は該主材にビタミン等の補
助材を混合したものを固形又は粉末状に形成することに
より飼料添加物としたものであるから、投与量や投与態
様に充分な留意を要し且つ食用に供される際に懸念され
抗生物質やホルモン剤等を何ら包含することなく、ニン
ニク、食酢等比較的安価で且つ安全な食品を材料として
、しかも、複雑高価は装置を使用することなく簡単な工
程で飼料添加物を製造することができ、飼料添加物とし
て極めて安全でありながらコストを大幅に削減すること
が可能となった。

また、本発明により製造された飼料添加物を豚等に投与
することにより、繁殖用雌豚等の発情を促進させること
ができ、慣行のホルモン□剤を与えなくとも受胎率を著
しく向上させることができるばかりでなく、豚等の妊娠
前後に特に必要なビタミンＢ１の吸収性を高め、豚等の
賛康状態を良好に保持し得て、寿命を大幅に延ばすこと
ができるうえ、寄生虫の発生をも防止できる等極めて有
用な新規的効果を奏するものである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 食酢液中に主材のニンニク、又はニラ、ラッキョウ、ネ
   ギ、タマネギ等のアリチアミン同族体含有植物を浸漬し
   て該主材に食酢を含浸させた後、乾燥させて該主材を又
   は該主材にビタミン等の補助材を混合したものを固形又
   は粉末状に形成することにより飼料添加物とすることを
   特徴とする家畜等の飼料添加物の製造方法。