JPH0374453B2 - - Google Patents

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JPH0374453B2
JPH0374453B2 JP6573085A JP6573085A JPH0374453B2 JP H0374453 B2 JPH0374453 B2 JP H0374453B2 JP 6573085 A JP6573085 A JP 6573085A JP 6573085 A JP6573085 A JP 6573085A JP H0374453 B2 JPH0374453 B2 JP H0374453B2
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display chamber
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は電気回路に短絡事故等が発生して過
大電流が流れると溶断して電流を遮断し、機器や
回路を保護するヒユーズに関するものである。
〔従来の技術〕
第1図および第2図は例えば特開昭57−57447
に示された従来のヒユーズの動作表示装置および
ヒユーズ全体を示す断面図であり、図において、
1は磁器やレジンからなる絶縁筒、2はこの絶縁
筒1の両端に密封するように取付けられ、電気回
路(図示せず)と接続するための銅からなる端子
金、3は絶縁筒1に収納され、端部を端子金2に
接続された銀等の低抵抗材料からなる主ヒユーズ
エレメント、4は一方の端子金2に設置され、主
ヒユーズエレメント3の溶断にともなつて表示ヒ
ユーズエレメント10を溶断させ、表示部材12
を突出させてヒユーズが動作したことを表示する
動作表示装置、5は動作表示装置4の中を除く端
子金2,2で閉鎖され絶縁筒1の中に充填され、
ヒユーズエレメント3および10の溶断後の発生
アークの消弧を行なう珪砂からなる消弧剤であ
る。そして第1図は動作表示装置4を拡大して示
す図で、6は一方の端子金2の中央に明けられた
開口2aを取り囲んで端子金2に取付けられ、消
弧剤5の流入を防ぐ絶縁物からなる表示室、6b
は表示室6の低部6aに設けられた開口、7は表
示室6に収納され端子金2の開口2aよりも細い
筒状をし先端7aに小さな開口7bを有し他端に
開口2aよりも大きい鍔部7cを有する表示キヤ
ツプ、8は表示キヤツプ7の中に収納され、一端
が表示キヤツプ7の先端7aの内面に当接し他端
が表示室6の底部6aに当接して表示キヤツプ7
に端子金2の開口2aから外へ突出するように付
勢力を加える押しばねからなる付勢装置、9は表
示キヤツプ7の先端開口7bより大きな頭部9a
と開口7bより細い胴部9bとよりなり胴部9b
が表示キヤツプ7の先端開口7bから内部へ引通
され付勢装置8の内側を通つて表示室6の底部6
aの近くにまで延び胴部9bを引止めると頭部9
aによつて表示キヤツプ7を引止めることができ
るようになつている表示棒、12は表示キヤツプ
7と表示棒9とで構成された表示部材、10は両
端を端子金2,2に接続されその途中において開
口6bから表示室6の中へ入り、表示棒9の胴部
9bの反頭部側端部の横断孔9cを通つて表示部
材12を引止めているニクラム線等の高抵抗材料
からなる表示ヒユーズエレメント、11は表示ヒ
ユーズエレメント10を表示室の開口6bの壁に
押しつけて表示ヒユーズエレメント10が付勢装
置8の付勢力に抗して表示部材12を引止めた状
態で保存するように固定する楔状の絶縁物からな
るプラグである。
次に動作について説明する。
主ヒユーズエレメント3と表示ヒユーズエレメ
ント10とが電気的に並列接続状態にになつてい
るが、主ヒユーズエレメント3が低抵抗な銀で構
成され、表示ヒユーズエレメント10が高抵抗な
ニクラムで構成されているので、常時の電流はほ
とんど主ヒユーズエレメント3を流れる。そし
て、ヒユーズに短絡電流のような過大電流が流れ
ると、主にヒユーズエレメント3が溶断して高抵
抗となり、電流が表示ヒユーズエレメント10に
転流して表示ヒユーズエレメント10が溶断する
と主ヒユーズエレメント3および表示ヒユーズエ
レメント10ともにアークが発生し、このアーク
は周囲の消弧剤5の作用によつて消弧され、これ
によつて過大電流が遮断される。そして、表示ヒ
ユーズエレメント10が溶断することによつて引
止めを解かれた表示部材12は付勢装置8の付勢
力によつて端子金2の開口2aから外部へ移動
し、表示キヤツプ7の鍔部7cが端子金2の内面
に当接して止まるまで突出してヒユーズが動作し
たことを表示する。動作後には表示部材12を引
止めて表示室6から消弧剤5の中へ導出していた
表示ヒユーズエレメントの部分10cがあつた所
に第3図に示すような孔13が形成される。
ここで、表示ヒユーズエレメント10の溶断は
熱伝導のよい消弧剤5の中に埋没された部分10
aよりも表示室6の中で表示部材12を引止めて
いる熱伝導の悪い空気中の部分10bにおいてま
ず生じ、それから消弧剤の中の部分10aに進展
して行くので、一般には表示ヒユーズエレメント
の10a,10bとも、同じ太さのものにされる
がより確実に先に表示部材12を引止めている部
分10bを溶断させるために消弧剤中の部分10
aよりも表示部材を引止めている部分10bを細
くしたり、あるいは、より高抵抗な材料にされる
場合もある。
〔発明が解決しようする問題点〕
従来のヒユーズにおいては、過大電流によるヒ
ユーズエレメントの溶断に続くアークの発生によ
つてヒユーズ内は温度が非常に高くなり、従つ
て、高気圧となつているので、動作後には、表示
部材12を引止めて表示室6から消弧剤5の中へ
導出している表示ヒユーズエレメントの部分10
cが溶断して形成された孔13から内部気体が吹
き出し、さらにこれは端子金2の開口2aからヒ
ユーズの外へ噴出する。そしてその後はヒユーズ
の熱は周囲の空気に徐々に伝達されて冷却され、
やがてヒユーズの温度は大気の温度と同等とな
る。この内部気体を放出した後の冷却期間中には
ヒユーズの内部の気圧は負圧となり、今度は逆に
上記表示ヒユーズエレメントの10cの部分が溶
断して形成された孔13から大気を吸入する。こ
のとき、大気の湿度が高い場合にはヒユーズ内部
へ水分を吸入することになり、特に屋外用のヒユ
ーズで降雨中にヒユーズが動作した場合には雨水
を吸入することになる。ヒユーズエレメント3お
よび10に生じたアークが周囲の消弧剤5の作用
によつて消弧された後には、ヒユーズエレメント
の構成金属が溶融した消弧剤5の中へ拡散したフ
アルゲライト(FULGURITE)というガラス質
を生成しているが、上記水分の吸入によつて、こ
のフアルゲライトおよび消弧剤が吸水して絶縁抵
抗が低下し、再閃絡が生じるという危険性が従来
のヒユーズにはあつた。
この発明は上記のような問題点を解消するため
になされたもので、ヒユーズが動作した後冷却し
ても大気や雨水を吸入せず、再閃絡を生じること
がないヒユーズを得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係るヒユーズは、表示ヒユーズエレ
メントが消弧剤の中から表示室内に延入するため
の表示室の開口の壁に押しつけて上記表示ヒユー
ズエレメントを固定する熱軟化性材料により構成
されたプラグを設けたものである。
〔作用〕 この発明におけるヒユーズは、動作して内部が
高気圧になつても、熱軟化性材料からなるプラグ
が軟化して表示ヒユーズエレメントが溶断して形
成された孔を閉鎖し、内部気体を外部へ吹き出さ
ないようにする。従つて冷却後に高湿度の大気や
雨水を吸入せず、再閃絡が防止される。
〔発明の実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明す
る。第1図において、11は熱軟化性材料からな
るプラグで、両端が端子金2,2に接続された表
示ヒユーズエレメント10がその途中において表
示室6内に延入するための表示室6の開口6bに
打ち込まれ、表示ヒユーズエレメント10を表示
室6の開口6bの壁に押しつけて固定していい
る。その他の構成は従来と同様であるので説明を
省略する。
ここでプラグ11の構成材料としては、ヒユー
ズエレメント3,10の溶断とそれに続くアーク
の熱で軟化し、かつ通気性がない材料であること
が必要で、このようなものの例としてテトロン、
ナイロン等の熱可塑性高分子化合物が有効であ
り、また、常時に楔として表示ヒユーズエレメン
トを拘止するためのより大きな強度が必要な場合
には、上記熱可塑性高分子化合物をガラス繊維で
強化したものが有効である。
次に動作について説明する。
ヒユーズに過大電流が流れて表示ヒユーズエレ
メント10が溶断すると、引止めを解かれた表示
部材12が付勢装置8の付勢力によつて端子金2
の開口2aから突出してヒユーズが動作したこと
を表示するが、この時、動作後には表示ヒユーズ
エレメント10の消弧剤5の中から表示室6内へ
延入する部分10cがあつた所に第3図に示すよ
うな小孔13ができるが、ヒユーズ内の温度が、
ヒユーズエレメント3,10の溶断およびアーク
の発生によつて非常に高くなり、高気圧となつて
いるので、ヒユーズ内の気体が上記小孔13を通
つて吹き出そうとしても熱軟化性材料からなるプ
ラグ11が軟化し、変形して小孔13を閉鎖し、
ヒユーズ内の気体を外部への吹き出しが防止され
る。そのため、その後ヒユーズが冷却しても従来
のヒユーズのように内部の気圧が負圧となつて大
気や雨水を吸入することがなく、従つてフアルゲ
ライトおよび消弧剤の吸水による絶縁抵抗の低下
がなく再閃絡を生じるという危険性をなくすこと
ができる。
なお、上記実施例では主ヒユーズエレメント3
と表示ヒユーズエレメント10を並列に設けたも
のを示したが、極小定格電流のヒユーズでは表示
ヒユーズエレメント10が主ヒユーズエレメント
3を兼ねて主ヒユーズエレメント3をなくしたも
のでもあり、このようなものにもこの発明は有効
である。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、表示ヒユー
ズエレメントが消弧剤の中から表示室内に延入す
るための表示室を開口に熱軟化性材料により構成
されたプラグを設けたのでヒユーズが動作して内
部が高気圧になつても内部気体が外部へ吹き出さ
ず、冷却後の高湿度の大気や雨水を吸入せず、絶
縁抵抗の低下や再閃絡が防止される効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例によるヒユーズの
特にその動作表示装置およびその近傍を示す断面
図、第2図はヒユーズ全体を示す断面図、第3図
は従来のヒユーズの動作した後の主要部を示す断
面図である。 図において、1は絶縁筒、2は端子金、4は動
作表示装置、5は消弧剤、6は表示室、8は付勢
装置、10はヒユーズエレメント、11はプラ
グ、12は表示部材である。なお、図中、同一符
号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 絶縁筒、この絶縁筒の両端に設けられた端子
    金の一方に設けられた表示室と、この表示室に収
    納され上記表示室外への表示動作方向への作動力
    を常時受ける表示部材とよりなる動作表示装置、
    上記絶縁筒内で各端部が上記各端子金にそれぞれ
    接続され、上記表示室内に延入して上記表示部材
    を上記作動力に抗して上記表示室内に引き留める
    ように上記表示部材に係止したヒユーズエレメン
    ト、上記表示室を除く上記絶縁筒内に充填された
    消弧剤、および上記ヒユーズエレメントを上記表
    示室の開口の壁に押し付け、上記作動力に抗して
    上記ヒユーズエレメントを固定する熱軟化性材料
    により構成されたプラグを備えたヒユーズ。
JP6573085A 1985-03-27 1985-03-27 ヒユ−ズ Granted JPS61224233A (ja)

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JP6573085A JPS61224233A (ja) 1985-03-27 1985-03-27 ヒユ−ズ

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JP6573085A JPS61224233A (ja) 1985-03-27 1985-03-27 ヒユ−ズ

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JPS61224233A JPS61224233A (ja) 1986-10-04
JPH0374453B2 true JPH0374453B2 (ja) 1991-11-27

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JP6573085A Granted JPS61224233A (ja) 1985-03-27 1985-03-27 ヒユ−ズ

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US11075047B2 (en) * 2014-05-28 2021-07-27 Eaton Intelligent Power Limited Compact high voltage power fuse and methods of manufacture
US10978267B2 (en) 2016-06-20 2021-04-13 Eaton Intelligent Power Limited High voltage power fuse including fatigue resistant fuse element and methods of making the same
US11289298B2 (en) 2018-05-31 2022-03-29 Eaton Intelligent Power Limited Monitoring systems and methods for estimating thermal-mechanical fatigue in an electrical fuse
US11143718B2 (en) 2018-05-31 2021-10-12 Eaton Intelligent Power Limited Monitoring systems and methods for estimating thermal-mechanical fatigue in an electrical fuse

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JPS61224233A (ja) 1986-10-04

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