JPH0373804A - 車両用方位計 - Google Patents

車両用方位計

Info

Publication number
JPH0373804A
JPH0373804A JP20955189A JP20955189A JPH0373804A JP H0373804 A JPH0373804 A JP H0373804A JP 20955189 A JP20955189 A JP 20955189A JP 20955189 A JP20955189 A JP 20955189A JP H0373804 A JPH0373804 A JP H0373804A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
center value
center
vehicle
value
geomagnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20955189A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Takano
憲治 高野
Yasushi Ueno
裕史 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP20955189A priority Critical patent/JPH0373804A/ja
Publication of JPH0373804A publication Critical patent/JPH0373804A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Navigation (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、地磁気方位センサの出力値で示される座標へ
該センサの出力円中心座標から向かう方向を車両の方位
として検出する車両用方位計に関し、更に詳しくは、地
磁気方位センサの出力方位置の中心値を補正して正確な
車両方位を検出する車両用方位計に関する。
(従来の技術) 従来、地磁気方位センサを使用して車両の方位を検出す
る装置としては、例えば特開昭59−100812号に
開示されているものがある。この開示されている方位セ
ンサは、一対の巻線が水平姿勢で直交して設けられ、こ
れらの巻線から鎖交地磁気に応じて地磁気成分検出電圧
が得られるようになっている。この方位センサは均一な
地磁気中において車両が周回走行すると、巻線の検出電
圧で示される座標により座標上で円が描かれる。
ここで、車両が着磁すると、円が移動するため、車両の
走行方位に誤差が生ずることになる。
そこで、そのような場合には、車両を周回走行し、この
間に地磁気方位センサの出力値をサンプリングし、車両
が1周旋回して地磁気方位センサの出力円がその座標系
のX軸およびY軸と交差する4点の出力が得られた時に
、そのサンプリング出力値を平均して移動した出力円の
中心値を求めて、走行方位の検出誤差を補正している。
また、車両の着磁を検知する方法としては、例えば特開
昭59−210317号に開示されているものがある。
これは地磁気絶対値が基準値を越えたことで、方位系の
誤動作を検出するようになっている。
(発明が解決しようとする課題) 上述した従来の車両用方位計においては、地磁気方位セ
ンサの出力が異常であることを検出すると、補正のため
の一周旋回を行うように車両の乗員に警告を発生して補
正を行うため、センサ出力の異常の度に一周旋回して補
正操作を行う必要があるとともに、このような補正走行
は不可能な場合が多く、走行距離が長くなればなるほど
、位置検出誤差が多くなり、ナビゲーションシステムの
不能状態をしばしば生じさせていた。また、補正操作を
行ったとしても、補正操作により算出された中心値をそ
のまま車両の方位計算の中心値としていたため、正確な
車両方位を得ることができないことが頻繁に発生すると
いう問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的とす
るところは、地磁気方位センサの出力方位円の中心値を
適確に補正して正確な車両方位を検出することができる
車両用方位計を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明の車両用方位計は、第
1図に示すように、地磁気の方位を互いに直交する2方
向成分の地磁気データとして検出する地磁気センサ1と
、車両の相対角変位を検出する車両方位変化量検出手段
3と、前記検出された地磁気データおよび相対角変化量
を記憶するデータ記憶手段5と、該データ記憶手段に記
憶させている地磁気データおよび車両電装品スイッチの
信号に基づいて前記地磁気方位センナの出力円の中心値
の移動の可能性を判断する中心値移動可能性判断手段1
6と、該中心値移動可能性判断手段による出力円の中心
値の移動の可能性に基づいて中心値を決定する場合の距
離係数を設定する距離係数設定手段18と、前記データ
記憶手段に記憶されている地磁気データおよび相対角変
化量から前記地磁気センサの出力円中心値を予測する出
力円中心値予測手段7と、この予測された中心値を記憶
する予測中心値記憶手段つと、現在の車両方位を計算し
ている現中心値から離れた位置に記憶中心値が出現し始
めてからの中心値群を用いて第1の仮中心値を演算する
第1の仮中心演算手段11と、現中心値を算出した記憶
中心値群および最新の記憶中心値を用いて第2の仮中心
値を演算する第2の仮中心演算手段13と、前記第1お
よび第2の仮中心値の重みを演算する重み演算手段15
と、現中心値と仮中心値との間の距離を演算する距離演
算手段17と、前記重み、距離および距離係数から地磁
気データを用いて車両方位を計算するために使用する中
心値を決定する中心値決定手段19とを有することを要
旨とする。
(作用) 本発明の車両用方位計では、走行中に収集した地磁気方
位センサの出力から中心値を予測して記憶し、記憶した
予測中心値から、中心値が大きく移動したかを検知する
第1の仮中心値および現在の方位円の中心値の近傍で更
に中心値精度を向上させるための第2の仮中心値を設定
するとともに、前記第1および第2の仮中心値の重みお
よび距離を計算し、地磁気データ等により地磁気方位セ
ンナの出力円中心値の移動可能性に基づいて距離係数を
設定し、前記重み、距離および距離係数に基づいて、中
心値が大きく移動したと判断した場合、第1の仮中心値
を新しい中心値に設定して走行中に高速で中心値補正を
行うとともに、中心値移動がない場合には、走行中に得
られる予測中心値を使用して算出される第2の仮中心値
を新しい中心値に設定して中心値精度を向上し、中心値
の移動の有無に関わらず中心値を常に精度の良い方に移
動し、走行すればするほど、中心値精度を向上すること
ができる。
(実施例) 以下、図面を用いて本発明の詳細な説明する。
第2図は本発明の一実施例に係わる車両用方位計の構成
を示すブロック図である。同図に示す車両用方位計は、
地磁気の方位を互いに直交する2方向成分の地磁気デー
タとして検出する地磁気方位センサ21と、該センサの
出力をディジタル信号に変換する出力処理回路23と、
車両の方位変化を検知するレートジャイロで構成され、
車両の旋回角速度Ωを出力するジャイロセンサ25と、
該ジャイロセンサ25の出力を積分して車両の相対角変
化量である方位変化量を算出するジャイロ信号処理回路
27と、以下、マイクロコンピュータで処理される前記
出力処理回路23およびジャイロ信号処理回路27の出
力から出力方位円中心値を予測する出力円中心値予測部
2つと、車両電装品スイッチ28と、前記出力処理回路
23からの地磁気データから判断される着磁の可能性お
よび前記車両電装品スイッチ(サンルーフの開閉、サン
バイザの開閉等)28に基づいて地磁気方位センサ21
の出力円中心値の移動可能性を判断する出力円中心値移
動可能性検出回路30と、予測された中心値を基に更に
精度の高い中心値を求める新中心値演算部31と、この
求められた中心点および出力処理回路23でディジタル
変換された地磁気方位センサ21の出力から車両方位を
求める方位検出部33とから構成されている。
前記地磁気方位センサ21は、第3図に示すように、環
状のパーマロイコア60に互いに直交する巻線70X、
70Yが巻回されている。
また、そのパーマロイコア60には巻線80が巻回され
ており、この巻線80は第4図に示すようにパーマロイ
コア60が飽和する直前まで励磁電源90によって通電
されている。
この地磁気方位センサ21が無磁界内におかれると、パ
ーマロイコア60の部位S1および部位S2を各々通る
磁束φ1およびφ2は第5図のように大きさが同じで方
向が反対となる。
従って、巻線70Xに鎖交する磁束が零となると、その
検出電圧VWは−N−dφ/dt(Nは巻数)も零とな
り、同様に巻線70Yの検出量電圧vyも零となる。
更に、この地磁気方位線鎖21は第3図のように地磁気
Heが巻線70Xに対して直角に加わると、パーマロイ
コア60内において磁束密度Be−μHe  (μはパ
ーマロイコア60の透磁率)だけ磁束にバイアスが与え
られ、磁束φ日、φ2は第6図のように非対称になる。
従って、巻線70Xには第7図に示される波形の検出電
圧Vxが与えられる。
また、巻線70Yに対して地磁気Heが平行であるので
、その巻線70Yには電圧vyが生ずることはない。
この地磁気方位センサ21は第8図に示すように水平姿
勢で車両に搭載された場合、例えば同図のように地磁気
Heがその巻線70X、70Yには地磁気Heに応じた
検出電圧Vx、Vy(出力値)が各々得られる。
検出電圧Vx、Vyは値Kを巻線定数、値Bを地磁気H
eの水平分力とすれば、次の(首)式および第(2)式
で示される。
Xx−−KBcosθ      第(盲)式Vy−−
KBsInθ      第(2)式従って、第8図の
ように車両の幅方向を基準とすれば、その走行方向を示
す角度θは θ−tan ’  (Vx / xy )    第(
3)式%式% そして、前記第(1)式および第(2)式から理解され
るように、均一な地磁気He中で車両が周回されると、
巻線70X、70Y(7)検出電圧Vx、Vyで示され
る座標により第9図のようにX−Y平面座標上で円(地
磁気方位センサ21の出力円)が描かれ、その出力円は
次式で示される。
Vx 2+Vy 2= (KB) 2  第(4)式こ
のように巻線70X、70Yの検出電圧Vx。
vyで定まる座標が出力円上に存在するので、その座標
点(出力点)へ出力円の中心Oから向かう方向が車両の
走行方位として検出される。
ここで、車体が着磁して、例えば第10図のように地磁
気Heとともにその着磁による磁界Gが巻線70X、7
0Yに鎖交すると、第11図のように破線位置から実線
位置へ出力円が移動する。
このため、本実施例の車両用方位計では、第12図のフ
ローチャートに示す処理によって出力方位円の中心値を
補正し、常に正確な車両方位を検出しようとするもので
ある。
次に、第12図に示すフローチャートを参照して作用を
説明する。
まず、出力円中心値予測回路29は、出力処理回路23
を介して地磁気方位センサ21から供給される地磁気デ
ータおよびジャイロ信号処理回路27から供給される方
位変化量から出力方位円の予測中心値から算出する(ス
テップ300)。これは、例えば、実願昭63−832
8号、実願昭63−41579号に記載されているよう
な相対角度変化法、最小2乗法等を用いて計算される。
この計算は成功するまで行われる(ステップ310)。
計算が成功すると、この計算された予測中心値は仮中心
A算出用のデータメモリであるメモリAAおよび仮中心
B算出用のデータメモリであるメモリBBに記憶される
(ステップ320)。
以上の処理は出力円中心値予測部2つによって行われる
上述したように計算された予測中心値がメモリAAおよ
びBBに記憶されると、以下新中心値演算部31の作用
により、まずメモリAAに記憶されている予測中心値の
数が1個であるか否かがチエツクされる(ステップ32
0)。1個の場合には、ステップ300に戻って同じ動
作を繰り返す。
また、メモリAAに記憶されている予測中心値の数が2
個以上の場合には、ステップ350に進んで、メモリA
Aに記憶されているn個の予測中心値Xi、Ylを用い
て次式により中心座標値Xa、Ybを算出する。
Xa −(ΣXi)/n Ya−(ΣY1)/n それから、仮中心Aの重みを次式により算出する(ステ
ップ360)。
σa−([Σ((Xi −Xa ) 2 +YI−Ya
)21 /nl’−2)*100/R 重み一1/σa2 次に、メモリBBに記憶されているm個の予測中心値を
用いて仮中心Bの中心値を前記ステップ350と同じ計
算によって算出する(ステップ370)。それから、前
記ステップ360と同様に、仮中心Bの重みを算出する
(ステップ380)。
なお、メモリAAおよびBBに記憶される予測中心値は
後述するようにステップ440,490でクリアされる
のに対して、メモリBBに記憶される予71111中心
値はステップ420でメモリAAの内容が転送されるよ
うになっており、両者はどこまで過去のデータをもって
いけるかかが違うものである。記憶される予測中心値の
データの数はn±mである。
また、以下の説明からもわかるように、仮中心Aは車体
着磁等により方位円が大きくずれたことを認知するため
のものであり、また仮中心Bは車体着磁等がない場合に
過去からの予想中心点を用いて精度の高い中心値を求め
るためのものである。
仮中心Aは車体着磁等がない場合には仮中心Bの座標点
とほぼ同じ座標点であり、この場合には後述するように
仮中心Aは仮中心算出用メモリAAとともにクリアされ
る。また、方位円がずれた場合には早急に仮中心Aが示
す座標点に中心値を移動するようになっている。更に、
車体着磁があった場合には、その時の仮中心Aの内容を
仮中心Bとするようになっている。
上述したように計算した仮中心Aの重みと現在の中心点
の重みとを比較しくステップ390)、仮中心Aの重み
が大きい場合は、車体が着磁したり、外部磁界の影響等
により中心値が大きく移動した場合であり、ステップ4
00以降に進み、中心値浦正処理を高速に行う。すなわ
ち、ステップ400では、まず、現在方位計算に使用し
ている中心値を捨てて、仮中IC,シAを方位計算用の
中心値、仮中心Aの重みを方位計算用中心の重みとし、
それからメモリBBの内容を消去しくステップ410)
、メモリAAの内容をメモリBBに転送する(ステップ
420)、更に、仮中心Aの内容を消去しくステップ4
30)、またメモリAAの内容も消去しくステップ44
0)、ステップ300にもどる。
また、前記ステップ390で仮中心Aの重みが現在の中
心点の重みより小さい場合には、ステップ445に進み
、前記出力円中心値移動可能性検出回路30から距離係
数Kを読み込む。
この出力円中心値移動可能性検出部30における距離係
数にの算出について第12図に示す処理フローを参照し
て説明する。
第12図に示す処理は1秒毎の割り込みにより動作し、
ます着磁の可能性があるか否かを判断する(ステップ6
00)。この着磁の可能性の判断は、例えば特願昭62
−203167に記載されている着磁検出処理により行
われるものと同じであり、その説明は省略する。なお、
本実施例では、この機能により着磁を判断するのではな
く、着磁の可能性があると判断するだけである。
ステップ600の処理により着磁の可能性がない場合に
は、ステップ605に進み、前記車両電装品スイッチ2
8がオンか否かをチエツクする。
車両電装品スイッチ28がオンの場合には、ピーク値P
Aを800(電装品に応じて変えても良い)に仮設定し
てステップ620に進み、このステップに示す距離係数
にの式にピーク値PA−800を代入して、距離係数K
を算出する。そして、この算出した距離係数Kをバッフ
ァメモリに記憶しくステップ630)、処理を終了する
また、ステップ605のチエツクにおいて、車両電装品
スイッチ28がオンでない場合には、距離係数Kを50
に設定しくステップ610)、この距離係数に−50を
バッファメモリに記憶しくステップ630)、処理を終
了する。
更に、ステップ600のチエツクにおいて、着磁の可能
性があり、出力円の移動の可能性があると判断された場
合には、ステップ620に進み、ピーク値PAに応じて
距離係数Kを算出し、この算出した距離係数Kをバッフ
ァメモリに記憶しくステップ630)、処理を終了する
以上のように距離係数Kが算出され、バッファメモリに
記憶されると、この距離係数にはステップ445で読み
込まれ、ステップ450に進む。
ステップ450では、仮中心Aの中心点と現在の中心点
との間の距離を次式により算出する。
距離−((Xa −X) 2 + (Ya −Y) 211 −2 それから、この計算した距離を前記距離係数にと比較し
、距離が距離係数により小さい場合、すなわち中心値の
移動が少ない場合には、ステップ470に進み、中心値
の精度向上を図る。すなわち、ステップ470では、現
在の中心値を捨てて、仮中心Bの中心値を方位計算用中
心値とし、仮中心Bの重みを方位計算用中心値の重みと
する。それからの仮中心Aの内容を消去しくステップ4
80)、更にメモリAAの内容を消去しくステップ49
0)、ステップ300に戻る。このステップ460〜4
90の処理は通常の処理として行われ、方位計算用中心
値の精度向上の目的で行われる。
更に、前記ステップ460において、距離が距離係数に
より大きい場合には、何もしないで、ステップ300に
戻る。この場合には、方位計算用中心値の移動は行われ
ず、元のままである。すなわち、このステップ460で
距離の方が大きい場合は、中心値が移動したが、しばら
くの間は仮中心Aの重みが現在の中心点の重みよりも小
さい場合であり、この状態からしばらくすると、仮中心
Aの重みが大きくなり、ステップ390からステップ4
00に進む場合である。更に具体的には、ステップ39
0〜460の処理は中心が大きく移動した可能性がある
場合に行われ、移動か否かの判断がつくまで繰り返され
る。従って、着磁の可能性が大きいほどステップ460
からステップ300に戻る場合が多くなる。
また、中心値が移動していないが、予測中心値が不正確
になった場合は、仮中心Aの座標のばたつきが発生して
中心間距離が大きくなるが、予測中心値が安定すれば、
中心間距離も小さくなり、ステップ460からステップ
470に進むことになる。すなわち、中心値移動と予測
中心値のばたつきの区別がつかないため、ステップ46
0でどちらの現象であるか見極めているのである。
なお、前記ステップ390で、仮中心Aの重みが現在の
中心点の重みよりも大きい場合は、方位円の中心値が移
動した場合であり、これは車体が着磁した場合に限らず
、例えばサンルーフの開閉、サンバイザの開閉、ルーフ
キャリアおよびキャリア上に磁性体を搭載した場合、地
域および周辺環境等の種々の影響によるものである。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、現在の中心点以
外に第1の仮中心および第2の仮中心を設定し、第1お
よび第2の仮中心値の重みおよび距離を計算し、地磁気
データ等により地磁気方位センサの出力円中心値の移動
可能性に基づいて距離係数を設定し、前記重み、距離お
よび距離係数に基づいて、その時点の最も精度の高い中
心値を採用するようにしているので、車両走行中、特別
な補正操作を行わなくても、常にその場の最適な中心値
を得ることができるとともに、中心値精度の良い方に中
心を移動するため、走行すればするほど、中心値精度が
向上する。また、車体の着磁や車両電装品スイッチがオ
ンされたこと等により中心値が移動しても、そのまま走
行を継続することにより走行中に自動的に中心値を補正
することができる。また、車体の着磁の可能性や車両電
装品スイッチのオンの検知等を距離係数に反映させ、こ
れらにより中心値が大きく移動する場合にも、高速に正
しい中心値を得ることができる。更に、信頼区間により
現在の中心値の精度がわかるため、地磁気方位センサの
出力により計算された方位の精度が常にわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のクレーム対応図、第2図は本発明の一
実施例に係わる車両用方位計の構成を示すブロック図、
第3図は地磁気方位センサの構成説明図、第4図は地磁
気方位センサの励磁特性説明図、第5図は無磁界中にお
ける地磁気方位センサのパーマロイコアにおける磁束変
化を示す図、第6図は地磁気作用の検出作用説明図、第
7図は地磁気方位センサの検出作用説明図ミ第8図は車
両走行方位の説明図、第9図は出力円の説明図、第10
図は地磁気方位センサに地磁気以外の磁界が加わった状
態を示す説明図、第11図は車体着磁による出力円の移
動を示す説明図、第12図は第2図に示す車両用方位計
の作用を示すフローチャート、第13図は第2図の車両
用方位計に使用される出力円中心値移動可能性検出回路
の作用を示すフローチャートである。 21・・・地磁気方位センサ 23・・・出力処理回路 25・・・ジャイロセンサ 27・・・ジャイロ信号処理回路 28・・・車両電装品スイッチ 29・・・出力円中心値予測部 30・・・出力円中心値移動可能性検出部31・・・新
中心値演算部 33・・・方位検出部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 地磁気の方位を互いに直交する2方向成分の地磁気デー
    タとして検出する地磁気センサと、車両の相対角変位を
    検出する車両方位変化量検出手段と、前記検出された地
    磁気データおよび相対角変化量を記憶するデータ記憶手
    段と、該データ記憶手段に記憶させている地磁気データ
    および車両電装品スイッチの信号に基づいて前記地磁気
    方位センサの出力円の中心値の移動の可能性を判断する
    中心値移動可能性判断手段と、該中心値移動可能性判断
    手段による出力円の中心値の移動の可能性に基づいて中
    心値を決定する場合の距離係数を設定する距離係数設定
    手段と、前記データ記憶手段に記憶されている地磁気デ
    ータおよび相対角変化量から前記地磁気センサの出力円
    中心値を予測する出力円中心値予測手段と、この予測さ
    れた中心値を記憶する予測中心値記憶手段と、現在の車
    両方位を計算している現中心値から離れた位置に記憶中
    心値が出現し始めてからの中心値群を用いて第1の仮中
    心値を演算する第1の仮中心演算手段と、現中心値を算
    出した記憶中心値群および最新の記憶中心値を用いて第
    2の仮中心値を演算する第2の仮中心演算手段と、前記
    第1および第2の仮中心値の重みを演算する重み演算手
    段と、現中心値と仮中心値との間の距離を演算する距離
    演算手段と、前記重み、距離および距離係数から地磁気
    データを用いて車両方位を計算するために使用する中心
    値を決定する中心値決定手段とを有することを特徴とす
    る車両用方位計。
JP20955189A 1989-08-15 1989-08-15 車両用方位計 Pending JPH0373804A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20955189A JPH0373804A (ja) 1989-08-15 1989-08-15 車両用方位計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20955189A JPH0373804A (ja) 1989-08-15 1989-08-15 車両用方位計

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0373804A true JPH0373804A (ja) 1991-03-28

Family

ID=16574691

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20955189A Pending JPH0373804A (ja) 1989-08-15 1989-08-15 車両用方位計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0373804A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007327934A (ja) * 2006-05-10 2007-12-20 Yamaha Corp 磁気データ処理装置、方法およびプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007327934A (ja) * 2006-05-10 2007-12-20 Yamaha Corp 磁気データ処理装置、方法およびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5349530A (en) Direction detecting device
US5297063A (en) Method for selecting calibration data for an auto-calibrating compass
US5023799A (en) Vehicular traveling direction measuring system
JPH0629729B2 (ja) 移動体用方位検出装置
US4738031A (en) Method for establishing the driving direction of a vehicle with an electronic compass
EP0451839B1 (en) Direction finding apparatus
JP2514254B2 (ja) 車両用方位計
JPH07101174B2 (ja) 車両用方位計
JP2870258B2 (ja) 地磁気方位センサの着磁補正方法
JPH0373804A (ja) 車両用方位計
JPS62140017A (ja) 車両用現在地認識装置
JPH07117415B2 (ja) 車両用方位計
JPS63113309A (ja) 地磁気センサのデ−タ処理方法
JP3278950B2 (ja) 方位検出装置
JPS5817313A (ja) 車両用方位計
JPS62255815A (ja) 車両方位誤差補正方法
JPS5826213A (ja) 方位検出装置
JPH0833299B2 (ja) 車両用方位計
JPH0585847B2 (ja)
JP3019965B2 (ja) 方位測定装置
JPS6348415A (ja) 方位検出装置の着磁誤差補正方法
JPS6290508A (ja) 移動体方位検知装置
JPH05297799A (ja) 車両進行方位補正装置
JPS61147104A (ja) 車両用方位検出装置
JPS58190711A (ja) 磁気式方位検出装置