JPH037294Y2 - - Google Patents

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JPH037294Y2
JPH037294Y2 JP11141286U JP11141286U JPH037294Y2 JP H037294 Y2 JPH037294 Y2 JP H037294Y2 JP 11141286 U JP11141286 U JP 11141286U JP 11141286 U JP11141286 U JP 11141286U JP H037294 Y2 JPH037294 Y2 JP H037294Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、組立てと解体が容易で、強度に優れ
た紙器に関するものである。
〔従来の技術〕
段ボール等の紙を使用した容器は多く見られる
ところであるが、この種の容器に要求される重要
な問題点は、組立てと解体が容易で、強度に優れ
たものであることである。
即ち、紙製であるから、軽量であるものの特に
強度の点で不安が残り、従つてこの強度を確保す
るべくその構造に種々の工夫が凝らされている
が、逆にその強固な構造故に使用後の解体に手間
取る欠点があつたのである。
例えば、従来より広く使用されている段ボール
製の容器として、一般にブリースボツクスと称さ
れているものがある。
この容器は、底壁部の両端に側壁部を連設する
と共に、この側壁部の夫々の他端に蓋壁部を連設
し、更に前記底壁部と側壁部の夫々の両側にのり
しろとなる接合部を連設した帯板形状のメインパ
ネルと、前記した底壁部と両側壁部とを連設部分
で屈曲して略状に組立てられたメインパネルの
前記接合部に貼着される一対の妻壁とから構成さ
れるものであつて、組立てた状態では各接合部
が、四角箱形状の蓋壁部を除く稜線部分に位置し
ているので補強リブとしての機能をも果し、この
稜線部分が二重構造となつていて、極めて強度の
高いものとなつている。
また、通常の容器と異なり、底壁部と蓋壁部と
を夫々重ね合せて組立てるものでもないので、切
れ目や内部に段差が形成されることもない点で、
使い易いものである。
「考案が解決しようとする問題点」 しかしながら、上述したように強度に優れてい
るという長所は、使用済みの容器の処分に際して
は逆に欠点となつている。
即ち、この処分に際して解体するには、ナイフ
等の工具を用いて切断するか、プレス等の装置で
押し潰すしか手段がなく、危険が伴い、或いは設
備が大規模となり、一般の家庭や小売店では極め
て取扱いにくいものとなつていた。
通常の容器では、底部分のテープを剥がし、ワ
イヤー止め或いはホツトメルト止めでは、フラツ
プを引き起せば簡単に解体でき、折り畳むことが
できる。
ところが、ブリースボツクスでは、上記したよ
うに解体に手間がかかり、解体しないで保管する
場合には、大きなスペースを必要とするといつた
問題点があつたのである。
本考案は、上述した従来の欠点、不都合を解消
するべく考案された紙器であつて、組立て、解体
が容易で、組立てた際の強度に優れ、しかも解体
後の取扱いに極めて便利な製品が得られるように
することを目的とする。
「問題を解決するための手段」 以下、本考案の構成を、本考案の実施例を示す
図面に基づいて説明する。
本考案の紙器は、メインパネル1と、一対の妻
壁9とから構成される。
メインパネル1は、更に四辺形状の底壁部2の
両端に四辺形状の側壁部3を連設し、上記した底
壁部2と側壁部3の夫々の両側にのりしろとなる
接合部5を連設した帯板形状である。
これに対して、妻壁9は四辺形状であつて、前
記した底壁部2と両側壁部3とを連設部分で屈曲
して略状に組立てられたメインパネル1の接合
部に貼着され、もつて四角箱形状の容器とするも
のである。
そして、上記したメインパネル1の長さ方向に
沿つたほぼ中央部分には、側壁部3から底壁部
2、及び他方の側壁部3にかけて折り目線6が付
形されてあり、更に底壁部2と両側壁部3との連
設部分には、稜線に沿つて切り離し可能な切断部
7が夫々設けられている。
「作用」 上述した構成にあつて、本考案の紙器は、組立
てられた状態では、底壁部2、両側壁部3、及び
一対の妻壁9とによつて箱容器として構成され、
特にのりしろとなる接合部5が、上端を除く四角
箱形状の稜線部分に位置しているので、補強リブ
としても機能して極めて高い強度を維持すること
になる。
そして、解体に際しては、底壁部2両側の切断
部7を破断して、底壁部2と両側壁部3との連設
部分を稜線に沿つて切り離し、更に両妻壁9の外
側から押圧して、メインパネル1の長さ方向に沿
つたほぼ中央部分に設けられた折り目線6を山折
れ状に折り曲げて、押し潰すのである。
即ち、切断部7を破断することによつて、この
部分が開口し、しかも折り目線6によつて底壁部
2と両側壁部3と両蓋壁部2とは夫々折れ曲がり
易くなつているので、底壁部2等はほぼ半分に山
折れ状に折り曲げられて面接する形態となり、ま
た対向する一対の妻壁9は相互に面接して、扁平
に押し潰される態様で解体されることになるので
ある(第4図参照)。
「実施例」 図示実施例でのメインパネル1は、四辺形状の
底壁部2の両端に四辺形状の側壁部3を連設する
と共に、この側壁部3の他端に蓋壁部4を連設し
た帯板形状であるが、これに限定されるものでは
なく、妻壁9の上端に屈曲自在に連設する構成で
あつても良い。
紙器として組立てる際、接合部5は妻壁9の外
面から貼着されるが、これは強度を更に高めると
共に、紙器内面に僅かでも凹凸が形成されること
のないようにし、収納物の納まりを良好にするた
めである。
また、切断部7の形態としては、ミシン線を切
り込むことが考えられ、例えば平行に二本のミシ
ン線を設け、その間の部分を帯状に切り離すこと
ができるようにすれば、作業が極めて簡単であ
り、しかも確実である。
底壁部2等の両側に連設される接合部5にあつ
て、夫々の隣り合う接合部5の間には、V字形状
の切欠8が形成されているが、これは、底壁部2
等を直角に折り曲げた際に隣り合う接合部5の端
部同士が重ならないようにするためである。
メインパネル1や妻壁9は、段ボール等の紙が
使用されるが、段ボール構造とした場合の内部の
蛇腹形状の芯材は、突条或いは溝が、メインパネ
ル1では長さ方向に沿つて、妻壁9では上下方向
に沿つて配置されるようにし、紙器として組立て
られた際の上方からの圧力に充分耐え得るものと
している。
「効果」 本考案は、以上説明したような構成となつてお
り、作用する。
従つて、組立てられた紙器は、接合部によつて
充分の強度を確保することができ、しかも使用後
の廃棄処分に際しては切断部を切断し、且つ所定
部分で折るだけで極めて簡単に偏平に折り畳むこ
とが可能であり、この解体作業も容易であつてナ
イフ等の工具を使用することもないので安全とな
り、解体後の保管スペースも小さくて済み、構造
が簡単であつて成形、組立てが容易であり、大量
生産が期待できる等、多くの優れた作用効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の紙器の一部断面展開平面図
である。第2図は、妻壁の一部断面平面図であ
る。第3図は、本考案の紙器の組立てた状態の下
方より見た斜視図である。第4図は、偏平に押し
潰した状態の斜視図である。 符号の説明、1;メインパネル、2;底壁部、
3;側壁部、4;蓋壁部、5;接合部、6;折り
目線、7;切断部、8;切欠、9;妻壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 四辺形状の底壁部の両端に四辺形状の側壁部を
    連設し、上記底壁部と側壁部の夫々の両側にのり
    しろとなる接合部を連設した帯板形状のメインパ
    ネルと、前記底壁部と両側壁部とを連設部分で屈
    曲して略状に組立てられた前記メインパネルの
    前記接合部に貼着される四辺形状の一対の妻壁と
    を有し、前記メインパネルの長さ方向に沿つたほ
    ぼ中央部分に折り目線を付形すると共に、前記底
    壁部と両側壁部との連設部分に、稜線に沿つて切
    り離し可能な切断部を夫々設けて成る紙器。
JP11141286U 1986-07-22 1986-07-22 Expired JPH037294Y2 (ja)

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JP11141286U JPH037294Y2 (ja) 1986-07-22 1986-07-22

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JP11141286U JPH037294Y2 (ja) 1986-07-22 1986-07-22

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JPS6321216U JPS6321216U (ja) 1988-02-12
JPH037294Y2 true JPH037294Y2 (ja) 1991-02-22

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IT201600131802A1 (it) * 2016-12-29 2018-06-29 Panotec Srl Scatola con struttura rinforzata nonche' metodo di realizzazione della stessa

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JPS6321216U (ja) 1988-02-12

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