JPH036806Y2 - - Google Patents

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JPH036806Y2
JPH036806Y2 JP18348585U JP18348585U JPH036806Y2 JP H036806 Y2 JPH036806 Y2 JP H036806Y2 JP 18348585 U JP18348585 U JP 18348585U JP 18348585 U JP18348585 U JP 18348585U JP H036806 Y2 JPH036806 Y2 JP H036806Y2
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exhaust
compartment
pipe
compartments
gas
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、内燃機関の排気系に設備される消音
器の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来、内燃機関用消音器としては、例えば第3
図,第4図に示すものが知られている。
第3図に示す消音器は、両端が端板11,12
で閉塞され内部が三枚の仕切板13,14,15
で四個の区画室A,B,C,Dに画成された外筒
1と、外筒1の内外部を連通する排気導入管2及
び排気導出管3とを備えている。排気導入管2は
そのガス入口端21が外筒1の外部にあり、その
ガス出口端22が第三番目の区画室Cに開口され
ており、第一,第二番目の区画室A,Bを貫通す
るように配設されている。排気導出管3はそのガ
ス入口端31が第一番目の区画室Aに開口しその
ガス出口端32が外筒1の外部にあり、第二,第
三,第四番目の区画室B,C,Dを貫通するよう
に配設されている。又、第一,第二,第三番目の
区画室A,B,Cを連通するための多数の小孔4
を有する導管4が仕切板13,14を貫通するよ
うに配設されており、これ等区画室A,B,Cが
拡張室となるように構成されている。更に、排気
導入管2のガス出口端22と対向するように仕切
板15にレゾネータパイプ5が設けており、第四
番目の区画室Dがレゾネータ室となるように構成
されている。
この消音器に於ける排気ガスの流れは矢印で示
されており、排気導入管2のガス出口端22から
吐出した排気ガスは第三番目の区画室Cで拡張す
ると共に略180度旋回されて導管4に入り、第二,
第一番目の区画室B,Aで更に拡張され、第一番
目の区画室Aで略180度旋回されて排気導出管3
のガス入口端31に入るようになる。
第4図に示す消音器は実開昭60−120214号とし
て知られているもので、第3図に於ける第二番目
の区画室Bと導管4とを省略した構造となつてお
り、この代わりに排気導入管2の第一番目の区画
室Aに貫通する部分と排気導出管3の第三番目の
区画室C(この消音器では第二番目となる)に貫
通する部分とに、夫々多数の小孔23,33を穿
設してある。
この消音器に於ける排気ガスの流れも矢印で示
してあり、排気導入管2内に流入した排気ガスは
小孔23から第一番目の区画室Aに分流拡張して
排気導出管3のガス入口端31に入り、残る他の
分流が排気導入管2のガス出口端から第三番目の
区画室Cに拡張し小孔33から排気導出管3に入
るようになる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前述の第3図に示す消音器では、排気ガスを旋
回させるために排圧が上昇すると共に気流音が高
くなるという問題がある。又、急激な拡張が行な
われるため圧損が高くなるという問題がある。
又、第4図に示す消音器では、第3図の消音器
のような問題はかなり解消されるが、分流された
排気ガスが夫々別個に排気導出管3に入るため騒
音減衰機能が低下するという問題がある。
〔考案の目的〕
本考案はこのような従来の問題点を解決するた
めに為されたもので、その目的は、騒音減衰機能
を低下することなく圧損,排圧を低減し、消音器
を含めた内燃機関の排気系に於ける排気ガスの流
通性を向上することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係る内燃機関用消音器は、両端が端板
で閉塞され内部が仕切板で複数の区画室に画成さ
れた外筒と、外筒の内外部を連通する排気導入管
及び排気導出管とを備えた内燃機関用消音器に於
て、排気導入管を少なくとも一個の区画室を貫通
して第二番目以後の区画室にそのガス出口端を開
口すると共に、排気導入管の各区画室貫通部分に
多数の小孔を穿設し、排気導入管が貫通し又はそ
のガス出口端が開口した区画室を画成する仕切板
に夫々導管を設けてこれ等区画室を拡張室とし、
排気導出管を前記排気導入管のガス出口端が開口
した区画室内に貫入させると共に、排気導出管の
ガス入口端を閉塞し且つ前記貫入部分に多数の小
孔を穿設したものである。
〔考案の作用〕 本考案に係る内燃機関用消音器は、排気導入管
から分かれて吐出する排気ガスを、排気導出管に
導入する前で合流させて、騒音減衰機能を低下さ
せることなく圧損,排圧を低減するものである。
〔考案の実施例〕
以下、本考案に係る内燃機関用消音器の実施例
を第1図,第2図に基づいて説明する。
第1図は本考案の基本原理を示すものであり、
従来例である第4図との比較で理解されるよう
に、排気導出管3のガス入口端31を閉塞し両区
画室A,Cを導管6で連通したことが特徴となつ
ている。
即ち、排気導入管2からの排気ガス分流は、導
管6によつて区画室C内で干渉混合され、排気導
出管3の小孔33のみに入るため、騒音減衰機能
の低下が防止されるのである。
第2図は本考案の具体的構造を示すものであ
り、外筒1,区画室A,B,C,Dの構成は第3
図と同一であり、排気導入管2,排気導出管3の
構成は第4図と略同様である。排気導入管2に穿
設された小孔23は第一,第二番目の区画室A,
Bの貫通部分の双方に存在し、排気導出管3のガ
ス入口端31はプラグ7を嵌合することによつて
閉塞されている。
このような構造に於ては、ガス入口端31から
排気導入管2に流入した排気ガスが、小孔23を
通して第一,第二番目の区画室A,Bに分流拡張
すると共に、ガス出口端22を通して第三番目の
区画室Cにも分流拡張する。従つて、排気導入管
2内では、排気ガスが徐々に分流拡張されること
になり、排気ガスの流速が徐々に低減されるため
圧損が低減されることになる。尚、このような区
画室A,Bを増加すれば、圧損の低減がより向上
することになるが、排気導入管2のガス出口端2
2に対向するようにレゾネータパイプ5を設けた
場合には、区画室A,Bの増加によつて第四番目
の区画室D(レゾネータ室)の共鳴機能が低下す
るため、図示のような二個の区画室A,Bとする
のが好ましい。又、このような排気ガスの流速の
徐々の低下は、端板11,12や仕切板13,1
4,15への負荷を低減し、振動や異音の発生防
止にも有効である。このように分流拡張された排
気ガスは導管6を通して第三番目の区画室Cで干
渉混合しさらに騒音減衰が為される。又、この間
急激な旋回がなされないため、排圧が上昇したり
気流音が高くなることはない。尚、第三番目の区
画室Cにおける前記干渉混合は、排気導出管3へ
の排気ガスの侵入が小孔33のみから為されるた
め、充分に行なわれることが期待されるが、好ま
しくは可能な限り小さな小孔33を可能な限り多
数設けるのが良い。
〔考案の効果〕
以上のように本考案に係る内燃機関用消音器
は、排気ガスを急激に旋回させないため排圧の上
昇や気流音が高くなるのを防止できる効果があ
り、又、急激な拡張が為されないため圧損が低減
される効果がある。更に、排気ガスの分流を干渉
混合するため、騒音減衰機能を低下させない効果
がある。
又、このような消音器の性能向上は、内燃機関
の排気系全体の排気ガスの流通性を向上する効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の基本原理を示す簡略断面図、
第2図は本考案に係る内燃機関用消音器の具体的
構造を示す断面図、第3図,第4図は従来例を示
す簡略断面図である。 1……外筒、2……排気導入管、3……排気導
出管、6……導管、22……ガス出口端、23…
…小孔、31……ガス入口端、33……小孔、
A,B,C,D……区画室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両端が端板で閉塞され内部が仕切板で複数の区
    画室に画成された外筒と、外筒の内外部を連通す
    る排気導入管及び排気導出管とを備えた内燃機関
    用消音器に於て、排気導入管を少なくとも一個の
    区画室を貫通して第二番目以後の区画室にそのガ
    ス出口端を開口すると共に、排気導入管の各区画
    室貫通部分に多数の小孔を穿設し、排気導入管が
    貫通し又はそのガス出口端が開口した区画室を画
    成する仕切板に夫々導管を設けてこれ等区画室を
    拡張室とし、排気導出管を前記排気導入管のガス
    出口端が開口した区画室内に貫入させると共に、
    排気導出管のガス入口端を閉塞し且つ前記貫入部
    分に多数の小孔を穿設したことを特徴とする内燃
    機関用消音器。
JP18348585U 1985-11-28 1985-11-28 Expired JPH036806Y2 (ja)

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JP18348585U JPH036806Y2 (ja) 1985-11-28 1985-11-28

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JP18348585U JPH036806Y2 (ja) 1985-11-28 1985-11-28

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JPS6290916U JPS6290916U (ja) 1987-06-10
JPH036806Y2 true JPH036806Y2 (ja) 1991-02-20

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JP6272367B2 (ja) * 2016-01-21 2018-01-31 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両のマフラー構造

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JPS6290916U (ja) 1987-06-10

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