JPH0366704A - 実質的に狭い分子量分布を有するエチレン重合用触媒成分の調製方法 - Google Patents

実質的に狭い分子量分布を有するエチレン重合用触媒成分の調製方法

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JPH0366704A
JPH0366704A JP2197583A JP19758390A JPH0366704A JP H0366704 A JPH0366704 A JP H0366704A JP 2197583 A JP2197583 A JP 2197583A JP 19758390 A JP19758390 A JP 19758390A JP H0366704 A JPH0366704 A JP H0366704A
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ethylene
titanium
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Pekka Sormunen
ソルムーネン、ペッカ
Jukka Koskinen
コスキネン、ユッカ
Paeivi Waldvogel
ワルトフォーゲル、ペイビィ
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Neste Oyj
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08F10/00Homopolymers and copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、粒子がハロゲン化マグネシウムとアルコール
から形成され、この粒子をI群からm群の金属類の何れ
かの有機金属化合物と反応させ、これで得られた粒子状
生成物をチタン化合物で活性化し、さらにこの活性化粒
子に対して適宜プレポリメライゼーション(前重合)を
実施することを特徴とするエチレン重合のための担持プ
ロキャタリストの調製方法に関する0本発明はまた、上
記の方法で調製されたプロキャタリストのα−オレフィ
ン類重合のための特定用途に関する。プロキャタリスト
によって、本文では、遷移金属を基本としかつ前記重合
前にフキャタリストとして作用するアルミニウムまたは
その他の金属の有機金属化合物と結合されるライ−ブラ
ー・ナツタ (Ziegler−Matta)  触媒
の触媒成分を意味する。
「従来の技術・発明が解決しようとする課題]ライ−ブ
ラー・ナツタ触媒類のエチレン重合のための用途は以前
から公知である。上記触媒は今日、ハロゲン化チタン化
合物および時には電子供与体化合物でもまた処理された
マグネシウムまたはシリカを基剤とした担体から成るの
が典型的である。 Mgを基剤とした担体類を使用する
時、良好な触媒を提供するため、この担体は適切な結晶
形に活性化するべきである。これは、前記担体MgCl
2 をその結晶溶媒のひとつと錯体として結晶化させる
ことによって行うことができる。このような結晶溶媒は
乾燥した無水エタノールであり、これでもって、結晶錯
体MgCl2@aEtOH,a =1−6が調製できる
。この種の結晶錯体を工群からm群までの何れかの金属
の有機化合物1例えば、アルミニウムアルキル化合物A
lR3と反応させることによって、結晶溶媒が定量的に
除去できその結果、極めて大きな表面積および極めて非
晶質の結晶形を有する活性担体MgCl2を得ることが
できる。
前記のアルミニウム処理は−10から+30℃で行われ
、30分から180分atする。アルミニウム/エタノ
ール比は0.5から2であり、1が好適である。
アルコール1種および有機金属化合物1種によるこの種
の処理は、例えば、米国特許明細書4.071,874
に述べられており、この中で前記のプロキャタリストは
、ニハロゲン化マグネシウムとアルコールの付加生成物
を1群から■群の金属の何れかの有機金属化合物と反応
させた時生成される反応生成物とチタンまたはバナジウ
ム化合物を反応させることによって調製されている。前
記プロキャタリストの調製は、ニハロゲン化マグネシウ
ムの懸濁液中にアルコールを滴下することによって起こ
り、その後前記の有機金属化合物を前記の反応混合物に
滴下する。振盪後、事前に活性化された担体を、四塩化
チタンを反応混合物中に添加することによって活性化す
る。このような方法の添加段階は未発達であり、所望の
方法で形態をコントロールできない。
類似ノアルミニウムアルキル処理はまた、特許出願JK
丁K 59−215301にも記載されている。この公
報では、対応する担体錯体(10g MgC1zおよび
24.2g EtOH)が乳化法で調製されている。前
記の担体融成物は、球形融成粒子としてn−デカン中に
分散されている。その後、乳化液中の担体粒子は、この
乳化液を冷炭化水素媒体中に移すことによって衝撃凝固
されている。この方法の欠点は、特に、後の触媒調製段
階で全く何の利益ともならない担体成分の調製が必要と
なることで、このことは精製および再循環装置の存在を
前提としている。
さらに、結晶溶媒使用の利点は、担体形態の制御を可能
としている点である。特許出願FI−862469 (
Neste Oy)によれば、上述の担体錯体は透明な
液体に溶融できる。このような液体をスプレーノズルを
介して冷チッ素ガスで冷却したスプレーチャンバー中に
導入することによって、それは、極めて流動性で疎な球
形担体錯体保有小粒子に結晶化する。さらに、この担体
錯体は、結晶溶媒を蒸発させないでも結晶化する。これ
によって、活性触媒の調製に特に好適な真珠光沢の非多
孔性表面が得られる。
このような活性担体をチタン化合物と接触するようにす
ると、この担体の表面上において前記8gG12 とチ
タン化合物間で触媒として活性の錯体が形成される。
先行技術による上述の触媒類はそれらの欠点にもかかわ
らすオレフィン類の一般的な重合触媒として使用可能で
ある。ここで我々は、チタンのアルコキシクロリド化合
物を使用しかつ好適にはエチレンで重合前段階を実行す
る時、四塩化チタンによるよりもはるかに高い活性を得
ることができる。さらに、良好な水素感度およびとりわ
け良好な共単量体感度が得られる。これによって、前記
触媒の特に数段階重合に対する使用可能性が向上する。
ライ−ブラー・ナツタ触媒類は、チタン化合物としてア
ルコキシハロゲン化チタン化合物を用いることによって
、これらの化合物により触媒の性質に影響を及ぼそうと
するなど、他の関連においても修飾されてきた。したが
って、特許文献において、Ti(OR)XG14−xの
形態のアルコキシハロゲン化チタン(ff)の使用例が
公知である。
Ti(OR)nc14とともにEt2AICIはポリエ
チレンを生成する(ボリメリ (Palimery)、
ワルソウ(Warsaw)、 29 (10−11−1
2) 411−414.1984 ) 。
低分子量の立体ポリプロピレンは、触媒としてEtOT
iCI3、コキャタリストトLテEt2AIC1を使用
することによって調製されている(ゲルオフエン(Ga
r、 0ffe!l) DE−1,948,11172
) 。
担体としてHgCl2−エチレンベンゾアートヲ使用す
ることによって、プロピレンはTi(OR)ncIn−
n化合物と重合されている。最良の結果は、n−へキシ
ルオキシチタントリクロリドで得られている(ガオフェ
ンジ トングザン(Gaofenzi丁ongxun)
、  (1)  38−42  ’t  。
公報ブラズベジド(Hraz Pedida) PI 
BR78/7531 (1980年6月24日)では、
NgCI2tagをヘプタン20Q+slで懸濁し、こ
の混合物に対しCl5TiOEt820町1を添加した
。この後、これをTiCIq  1mlで処理した。コ
キャタリストとしてTEAを使用することによるエチレ
ンの重合は、重合活性としてエチレンの触媒◆時間ψ気
圧1g当たり2840gのポリエチレンを産生じた。こ
の実施例において特筆すべきことは、本合成がTi(O
Et)Ghよりも多量であるTiCl4による後処理を
包含していることである。さらに、この担体の形態はコ
ントロールされていなかった。
GE 1,54[1,912は、MgCh 8よび四塩
化チタンメトキシドがともに粉砕され、それによって触
媒のために5.3%のチタン含量が得られた触媒系を記
載している。これは、エチレンの重合触媒としてトリエ
チレンアルミニウムおよびB)IT(2,8−ジターシ
ャリ−ブチルバラクレゾリン)の反応生成物とともに使
用された。
米国4,721,783は、前記のMg−アルキル化合
物をエーテル溶液中でジエチルアルミこウムクロリドお
よびt−ブチルクロリドで処理後、この沈殿上でジ−n
−プロポキシチタンジクロリドを反応させ、その後触媒
系を気相重合前に2段階でやはり前重合させる触媒系を
記載している。この担体の調製段階およびプロキャタリ
ストの前重合段階は双方ともに困難であり、かつ、適切
な触媒形態を保証しない。
アルコキシハロゲン化チタン(IV)化合物を使用した
上述の公報類の欠点は、それらにおいて形態を改良する
結晶溶媒または有機金属化合物が使用されていないこと
であり、また、乳化結晶化またはスプレー結晶化のよう
な形態学的に好適な固形化法が用いられていないことで
ある。
[8題を解決するための手段J 本発明の目的は、新規ライ−ブラー・テンタ(Zieg
ler−Natta)  触媒およびそれを調製するた
めの方法を提供することであり、それによって、大量の
ポリエチレンおよび特に狡い分子量分布を有するポリエ
チレンを調製できる0本発明は主に、従属請求の範囲の
特@、節中に記載の特徴によって特徴付けられる。
したがって、適切なプロキャタリストが、a)粒子がニ
ハロゲン化マグネシウムおよびアルコールから形成され
、 b)この粒子な■群から酊群までのいずれかの金属の有
機金属化合物と反応させ。
C)段階b)から入手した粒子生成物を、特定のチタン
化合物によって活性化され、かつ、 d)適宜前重合をこの活性粒子のために行う方法によっ
て得られることが実現された。
方法a)において、担体粒子は、ニハロゲン化マグネシ
ウムおよびアルコールの混合物をスプレー結晶化しニハ
ロゲン化マグネシウムおよびアルコールの錯体粒子を結
晶化させることによって形成され、それらに対し、未決
の段階b) 、 c) 、およびd)が次に実行され、
式Ti(OR)xGla−x  (式中、x=1.2.
または3.およびR1よj乃至8個の炭素原子な含有す
る炭化水素基である)によるアルコキシハロゲン化チタ
ン(IV)化合物が前記特定のチタン化合物として使用
される0本法は、ニハロゲン化マグネシウムおよびアル
コールによって形成された付加生成物は、段階b)によ
るその前活性化が成功するために大量の水酸基を含有し
ていなければならないという考えに基づいている。
充分に多量の水酸基および良好な形態は、スプレー結晶
化によってのみ得ることができる。さらに、アルコキシ
ハロゲン化チタン(IV)は、ポリエチレン、特に狭い
分子量分布を有するポリエチレンの調製のために、その
他のチタン(ff)化合物よりも適切であることが指摘
されでいる。
プロキャタリストによって調製されたポリエチレンの狭
い分子量分布の結果、さらに、本発明のプロキャタリス
トが特に、ある特定の重量分布を有するポリエチレンの
多段階重合、特に二段階重合に特に適切である。
本発明によれば、ニハロゲン化マグネシウム担体は、そ
れを前記の結晶溶媒と錯体とすることによってまず最初
に適切な結晶形に活性化するべきである。ニハロゲン化
マグネシウムおよびアルコールの混合物をスプレー結晶
化することによってニハロゲン化マグネシウムおよびア
ルコールの錯体粒子を結晶化させ、この粒子を形成する
ことによってこれが起きる。このスプレー結晶化は、ア
ルコールで溶媒和したニハロゲン化マグネシウムを均一
な液体となるまで加熱すること、その後、この液体を高
温スプレーガスという手段によって冷却したスプレーチ
ャンバー中にスプレーすることによって実施するのが好
適であり、この中でニハロゲン化マグネシウムおヨヒア
ルコールの担体錯体粒子がこのアルコールを実質的に蒸
発せずに形成される。このスプレー結晶化は、乾燥チッ
素のような前記反応成分に関して不活性である気体を使
用することによって実行される。
ニハロゲン化マグネシウムは無水かつ乾燥したものでな
ければならない、最適なニハロゲン化マグネシウムは二
塩化マグネシウムである。アルコール類は好適な結晶溶
媒であること、最も好適なものとして乾燥(無水)無水
エタノールが挙げられることが述べられている。エタノ
ールは、二塩化マグネシウムとともに結晶錯体MgC1
2x aEtOH(式中、aは1−6、好適には2−6
であり、最も好適であるのは3である)を形成する。そ
の後この担体錯体を溶融し冷却不活性ガス中にスプレー
し、それによって、この結晶溶媒が蒸発することなくそ
れが結晶となる。したがって、この担体のスプレー結晶
化は、我々の特許出願Fl−8624513に記載の方
法と実質的に類似の方法で起こる。
前記のスプレー結晶化において、溶融錯体の注入は冷却
ガス中に行われるので、したがって、物質の実質的移行
、すなわち蒸発は1本製法中において起こらず、かつ固
形化融成物はこのスプレー中にその当初の軟度まで結晶
化する。
下記の段階において、ニハロゲン化マグネシウムおよび
アルコールのスプレー結晶化錯体は1元素周期律表の■
群から■群までの何れかの金属の有機金属化合物ととも
に粒子の形状で反応する。
有機金属化合物は、例えば、式RM(Rはアルキルまた
はアリル基およびMはリチウム、ナトリウムまたはカリ
ウムである)による化合物、式R2111’(Rは前記
と同じでかつM゛は亜鉛またはカドミウム)による化合
物、式R2−lMgX1  (Rは上述に同じでかつX
はハロゲン元素、およびlは0またはl)による化合物
、式MAIR4(RおよびMは前記に同じ)、式R’3
−sAIXi  (R’は水素原子、アルキル基または
アリル基、又は前記と同じ、およびmはOまたは3未満
の正の数)による化合物、式R’3−nAl(OR)n
 (R’およびRは、前記と同じで、nはOより大きい
が3より小さい正の数)である化合物、または式RAI
(OR)X 7式中、RおよびXは同様に上述と同じで
ある)の化合物である。RおよびR′は1−12@の炭
素原子含有アルキル基、フェニル基またはベンジル基で
あるのが好適であり、かつ、又は塩素または臭素、好適
には塩素である。最適であるのは、式RコーaAIX3
を有する有機アルミニウム化合物、例えば(CzHs)
3A+である。
有機化合物による処理は、スプレー結晶化によって調製
した触媒錯体粒子をアルキルアルミニウムのような有機
金属化合物と接触させることによって行われる。この処
理は、好適には−10から+30℃の温度で行われ、約
30分から180分要するのが好適である。このヌ応を
促進するためには、さらに加熱することもできる。アル
ミニウム/エタノール比率は0.5から2であるのが好
適であり、約1であるのが最適である。この操作によっ
て、この結晶溶媒すなわちアルコールの実質的に定量的
な除去が起き、その結果は、極大表面積の前活性化非晶
質担体である。
前加熱錯体粒子の実際の活性化は、チタン(IV)化合
物によって起こる。前記の前活性化担体は、前記のチタ
ン(IV)化合物と接触させられ、それによって、触媒
的に活性の錯体が二塩化マグネシウムのようなニハロゲ
ン化マグネシウムおよびアルコキシハロゲン化チタン(
ff)の間で形成される。
前記のチタン化合物は、アルコキシハロゲン化チタン(
IV)化合物であり、特に式(I)Ti(OR)xcl
a−x (式中、x=1.2または3であり、か・つR
は1から8個の炭素原子を含有するアルキル基である)
の化合物類である。
特に、 Ti(OEt)C13,τ1(OPr−i)C
13,Ti(OBu−n)G13およびTi(OPr−
i)zclzが特に好適である。τiC14の使用に関
する差異は、これらの塩素アルコキシ化合物の選択性で
ある。これらは、他の単量体類に関し、例えばプロピレ
ンの均一重合のためにおいて、Tiels と異なり単
独で活性ではない。
一方、エチレンの均一重合または共重合のためには、そ
れらは、T iG 14 よりもはるかに優れている。
活性化すなわちチタン処理は30かも110℃で行われ
、約30分から180分継続する。
この結果は、その形態および化学横這に関し極めて利用
可能なプロキャタリストが生成され、これは、エチレン
の重合に適切であり、特に狭い分子量を有するポリエチ
レンの調製に適切である。
これとは別に、このプロキャタリストは、その表面上に
1乃至数種の適切なα−オレフィン類を前重合すること
によって同様に改良できる。とすわけ、これによって、
重合開始がよりコントロールされかつこの触媒粒子の機
械的耐性が改良されるという利点が達成される。これに
よって、重合工程への供給能が改良される。
この触媒の調製段階において、前重合を直接行うことが
好適であり、この触媒の能力を弱体化させることのでき
る余剰の移行および処理段階が回避される。最適の単量
体はエチレンである。
前重合前において、このプロキャタリストが有機金属コ
キャタリストで処理されるのが好適である。好適なコキ
ャタリストは式RdlX3−s (式中、Rは1乃至1
0個の炭素原子を有するアルキル、シクロアルキルまた
はアリル基であり、Xは例えばCIまたはBrのような
ハロゲン原子であり、およびmは、0,1,2.または
3である)のものである、また5式A 12 R3X3
  (式中、Rは前記と同じ)による化合物類も問題に
なる。トリメチルアルミニウム、トリエチルアルニウム
、トリイソプロピルアルミニウム、トリイソブチルアル
ミニウム、トリオクチルアルミニウム、ジエチルアルミ
ニウムクロリド、ジイソプロピルアルミニウムクロリド
、ジインブチルアルミニウムクロリド、ジオクチルアル
ミニウムクロリド、アルキルアルミニウムセスキハライ
ド等が適切なアルミニウム化合物として挙げられる。
前重合は1例えば、エチレンを触媒反応炉中に気泡化し
て入れることによって、当分野で公知のライ−ブラー・
ナツタ(Ziegler−Natta)触媒粒子の何れ
かの前重合として行われる。ここで好適なアルミニウム
/チタン比率は1対50であり、1対lOであるのがは
るかに好適であり、かつ、前記のアルミニウム/供与体
比率は約1対10であるのが好適であり、1対5である
のがはるかに好適である。単量体/チタン比率は約10
対200であり、約lO対40が好適である。前記重合
は常圧で行われ、温度は10から30℃であり、かつ、
それは約15分から120分継続し、好適には約15分
から30分継続する。とりわけ、この前重合によって下
記の利点が達成される6重合の開始がよりコントロール
されており、かつ、触媒粒子の機械的安定性が向上し、
それによって重合工程への触媒の供給能が改善される。
さらに、特にエチレンで前重合した時、触媒活性(チタ
ン1g当たりで計算)を2から3倍高めることができる
本発明は、下記において実施例によって例示される。
[実施例J (担体の調製) スプレー結晶化された球形のMgCh t3EtOH拒
体は、下記の如く特許出願FI−882459(Nes
ts Oy)によって調製された。
1104のチッ素処理されたオートクレーブ中に乾燥1
4gCI235gおよび無水エタノール65文を入れた
。この反応混合物を110℃で溶融し、最後に振盪した
。2時間振盪後、透明な均一化された混合物を冷却した
スプレーチャンバー内に10kg/hノ速度で供給し、
その中へ温度20℃のチッ素を冷却媒体として導入した
。ノズルタイプは9mm気体・液体流動用ノズルで、そ
の中に直径1.0mmおよびスプレー角度60″の融成
物供給口があった。温度+130℃の乾燥チッ素を供給
速度40kg/hでスプレーガスとして用いた。
本生成物は自由に流動可能であり、球状形態をしており
、約0℃の温度で逸出した。
東急Δユ A、担体の前活性化 上述の担体錯体MgGI2求EtOH(85mmol 
EtOH)5gを、ミキサー、還流冷却器、温度計およ
びチッ素ロックの付いた250+wlの反応容器に秤量
した0分子篩上で乾燥したペンタン30■■を添加した
。この混合物を一10℃に冷却し、この反応容器に対し
、滴下ろう斗からペンタンを溶媒として有する10重量
%トリエチルアルミニウム溶液114+*I (80m
mol TEA)を滴下した。
この温度をペンタンの沸点+38”C’まで上昇させ、
1時間その中に維持した。
前記の活性化担体を室温でペンタン30+slで5回洗
浄し、最終洗浄溶液中に残した。
B、チタン(IV)化合物による担体の活性化この担体
溶液に対し、ヘプタンShl中に溶解したTi(OEt
)Oh Q、5gを添加した。この混合物を40℃で4
時間振盪し、ヘプタン200m1で3回、ペンタンで1
回洗浄した。
下記成分: Mg 14.13%、 Ti 5.1%お
よびCI 5111.13%を肴する触媒成分4.6g
を入手した。
実施例2 触媒成分lB500mgを隔壁瓶のペンタン中に秤量し
、TEAの10重量%ペンタン溶液(AI/Ti富5)
4.3mlを添加した。振盪は10分間行った。その後
、本溶液中に気泡化することによって、約3分間室温で
常圧で導入した。この混合物をペンタンで2回洗浄し、
チッ素で乾燥した。収率は850mgであった0本触媒
のチタン含量は2.6%であった。
裏隻忽旦 アルキルアルミニウムで処理したスプレーされた担体5
gをヘプタン40m1中で沈殿させ、TiCIz (O
Bu−n) 1 gを添加、この混合物を45℃で3時
間振盪し、その後へブタンで洗浄した。触媒成分3をチ
ッ素で乾燥させ、収率は4.5gであった。3は、Mg
  13.0%、 Ti 3.4%そしてCI 38.
3%を含有する。
!急班1 触媒成分3を500mg、ペンタン100m1中に沈殿
させ、これに対して10%TEA (AI/Ti諺5)
  2.9+wlを添加し、振盪は室温で10分間行っ
た。その後、エチレンを本溶液中に通気した。このよう
にしで、チタン含量1,8%を有する触媒成分4を95
0靭入手した、 実旗廻」。
実施例3と同様にして但しTi(OBu−n)C:l:
iの代わりにTi((]Pr−1)Gi3を用いた。こ
0ようにして、チタン含量7.1%を有する触媒成分5
を4.5g入手1、た。
よ6施例旦 実施例1と同様にして、但しTi(OEt)G13の代
わりにTi(OPr−i)013を用いた。
触媒成分6を桑、5g入手した。 Ti 4.0%。
Mg i?、0%およびC148,5%。
X纂廻−74(前重合) 触媒成分6を実施例2に記載の方法で前重合した。収率
lす!3001!gでチタン含量は1.7%であった。
(重合方が、) 一乙を乞Z曵ス漫孟分 3文の反応容器に対し、活性酸化アルミニウムおよび分
子量で精製したべ〉・クン2fJ、を添加した。29乃
至1θOrmgの触媒を少量のペンタンに溶薄し供給口
から供給し、かつ温度を80℃まで上昇させた。コキャ
タリストとして、10重量%溶液としてトリエチルアル
ミニウム5mlを使用した5水素を0.5文の容器中で
5バールまで加圧し、そこからそれ(水素)をアルキル
フルミニラムおよびエチレンとともに前記の反応容器に
導入した。エチレンを用いて総圧力を15バールまで上
昇させ、濁度を90℃まで上昇させ、重合を60分から
90分間継続した。V@、会の間、圧力を一定に保つた
めに、エチレンガスを添加した。
(2段階重合) 2段階重合:第1段階二水素は24℃の温度で反応容器
に直接添加し、それにkっで圧力を8,2バールに高め
た。温度を80”l’!iで上昇させ、それによって圧
力は12.3バールとなった。エチレンを添加4−るご
とによって重合が開始し、温度は90ヤlで1:昇1、
た、総圧力は、15.3バールであつk。
重合を45分間継続し、22℃まで冷却し、反応容器を
減圧しデー/素で洗浄L7た2%2段阻は、温度を50
℃ま−r’−):昇させ6Jとによって開始さ”れ、そ
れによっでル応容器内圧力は1.6バールとなった。
そ(、、7,T−チレンを添加しそれによっ゛C総圧力
は548バールPなった1重合を12分間!1続した2
得ら才またポリマーのGPC分析は、その分子量として
−420,000伊、六12、多分散性と17でD−6
8であった。
1     30   )51 2c)   24  59R 220353 2dl  102 1G4 コ     3j   53fi 24332 531)146 ’、     30  454 7274f14 1669“1olori。
24 917 958 000 L1 650  679 000 1、Ii  242  4711 0001:1 83
3  865  ロ00 857 :15 133  378 000 17 925 1054 000 17.3 40.9 80.5 L45 55.0 15.8 5.2 41.9 15.0 1.2B  29.L 1738 2:ノア6 2.79 2B、8 0,940 0.03 130 1.98 27.a Ot53 29.7 0.22 23.日 1、.59 26.4 0.51 31.2 a) gPE/g eat、、b b)gPE/g  Ti、h C)共重合 d) 2段階重合 Ml =溶融指標 MFI?−溶融流量比 [発明の効果J 下記の利点が本発明によって得られた。
簡便で化学量論的な調製方法、T−チl/ン類の極高重
合活性、2段階重合にも同様に適切な良好な共単量体感
度、ポリエチレン生成物の狭い分子量分布、スプレー結
晶化による良好な形態、触媒活性および機械的安定性が
前重合によって改良される。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)a)粒子がニハロゲン化マグネシウムおよびアル
    コールで形成されており、 b)前記粒子を I 群からIII群までのいずれかの金属の
    有機金属化合物と反応させ、 c)段階b)で得られた粒子状生成物がチタン化合物お
    よび適宜電子供与体によって活性化され、かつ d)前重合が前記活性粒子のために適宜実施されるエチ
    レン重合を目的とした担持プロキャタリストの調製方法
    で、 段階a)の粒子がニハロゲン化マグネシウムおよびアル
    コールの混合物をスプレー結晶化しニハロゲン化マグネ
    シウムおよびアルコールの錯体粒子を結晶化させること
    によって形成されること、および活性化段階b)が、 Ti(OR)_xCI_4_−_x( I ) {式中x=1、2、または3、およびRは1乃至8個の
    炭素原子を含有する炭化水素基である}によるアルコキ
    シハロゲン化チタン(IV)によって実施されることを特
    徴とする方法。
  2. (2)前記のアルコキシハロゲン化チタン(IV)がTi
    (OEt)Cl_3、Ti(OPr−i)Cl_3、T
    i(OBu−n)Cl_3またはTi(OPr−i)_
    2Cl_2であることを特徴とする請求項第1項に記載
    の方法。
  3. (3)段階a)のスプレー結晶化がアルコールによって
    溶媒和されたニハロゲン化マグネシウムを均一液体とな
    るまで加熱することおよび前記液体を高温スプレーガス
    でもって冷却されたスプレーチャンバー中にスプレーす
    ること、ここでニハロゲン化マグネシウムおよびアルコ
    ールの錯体粒子が前記アルコールを実質的に蒸発させる
    ことなく形成されることを特徴とする請求項第1項また
    は第2項に記載の方法。
  4. (4)ニハロゲン化マグネシウムが好適には乾燥してお
    り無水の二塩化マグネシウムであることを特徴とする請
    求項第1項、第2項または第3項に記載の方法。
  5. (5)前記アルコールが脂肪族アルコールであり、好適
    には無水エタノールまたはそれの乾燥混合物であること
    を特徴とする請求項第1項乃至第4項の何れかの項に記
    載の方法。
  6. (6) I 群またはIII群の何れかの金属の前記有機金属
    化合物がトリアルキルアルミニウムであることを特徴と
    する請求項第1項乃至第5項の何れかの項に記載の方法
  7. (7)前記前重合段階d)が好適には前記活性化粒子お
    よびトリアルキルアルミニウムの存在下において正常温
    度および圧力下において、エチレンで実行されることを
    特徴とする請求項第1項乃至第6項の何れかの項に記載
    の方法。
  8. (8)狭い分子量分布を有するエチレン重合または共重
    合のために、請求項第1項乃至第7項の何れかによって
    調製されたプロキャタリストの用途。
  9. (9)前記重合が、特定の分子量分布を有するエチレン
    重合体または共重合体を提供するため、異なる水素圧を
    有する2つ以上の段階で実行されることを特徴とする請
    求項第8項に記載の用途。
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