JPH0365411A - 車台の支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ｃ産業上の利用分野］ この発明は例えば車両における車台を所定の姿勢に保持
する車台の支持装置、特に車台の傾斜角制御に関するも
のである。

［従来の技術］ 第６図は従来の車台の支持装置の一例を示す説明図であ
り、ユは車両、２は車台、３は発条、５は車輪で、発条
３と車輪５で車台２を支持している。

道路の凹凸により発生する衝撃は発条３と車輪５に吸収
され、車台２に乗る人間ならびに積荷には伝わらないよ
うになっている。

［発明が解決しようとする課題］ 上記のような従来の車台の支持装置では、車両が進路を
変更して例えば半径Ｒｍの円周に沿って角速度Ｗラジア
ン／秒で進行する場合、車台に乗っている人間又は積荷
はＷ２　Ｒに比例する遠心力を受けることになり、乗心
地がよくなくまた荷くずれを起して車両が危険になった
り積載された荷物が損傷を受けるという問題点があった
。

この発明はかかる問題点を解決するためになされたもの
で、車両が進路を変更しても、乗っている人間や積載さ
れた荷物が受ける遠心力を打ち消すように車台の制御が
できる支持装置を得ることを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係わる車台の支持装置は、車台の傾斜角を制
御するアクチュエータと、車両が進路を変更して旋回す
るときの法線方向の加速度と傾斜による加速度を検出し
て信号を出力する加速度計と、加速度計の出力によりア
クチュエータを制御する制ｔＩｌ装置を設けたものであ
る。

［作用］ この発明においては、車両が進路を変更して旋回すると
き遠心力を受ける加速度計はその遠心力による加速度を
検出し、 その出力により制御装置を介してアクチュエータが作動
し車台の傾斜角を制御することにより遠心力を打ち消す
よう作用する。

この結果車両に搭乗した人間や積載された荷物は車両が
旋回しても所定の状態が維持できるので、乗り心地が良
く荷くずれが防止でき、走行時の車両の安全性が図れる
。

［実施例］ 第１図はこの発明の一実施例を示す説明図であり、第２
図はこの発明の作用の一例を示すブロック図である。図
において１．２．３および５は従来装置と同一のもので
あり、４は一端が車台２に固定され制御信号により伸縮
自在に制御されるアクチュエータ、旦は車台２に取付け
られた加速度計、７は車台２に取付けられた加速度計旦
の出力によりアクチュエータ４を制御する制御装置を示
している。

第３図は加速度計の一例を示す説明図であり、８は入力
軸方向の加速度を検知するビーム、９はビーム８を支え
るフレキジャヒンジ、１０はビーム８の偏位を検出し偏
位量を電気信号で出力するピックアップ、１１はマグネ
ット、　１２はビーム８と−イ本になっているトルカコ
イル、１３はサーボアンプ、１４は出力抵抗を示してい
る。このような加速度計旦を図示の入力軸が車両１の横
方向に一致するよう装備する。

上記のように構成された車台の支持装置においては、第
４図は車両の旋回運動の一例を示し、車両ユが半径Ｒｍ
の円周に沿って角速度Ｗラジアン／秒で進行すると加速
度計旦のビーム８は遠心力に比例する加速度α＝Ｗ２Ｒ
を受は旋回する法線方向に偏位する。

ビーム８の偏位はピックアップ１０で検知される。この
偏位信号はサーボアンプ１３で増巾されトルカコイル１
２に供給される。

トルカコイル１２はマグネット１１の内側でビーム８と
一体になっていて、 トルカコイル１２に電流が流れるとマグネット１１の磁
力と相まってビーム８を元の位置に戻すようトルクが発
生し、ビーム８を元の位置に引き戻す。トルカコイル１
２に流れる電流はビーム８に加わった加速度に比例する
ので出力抵抗１４の両端には遠心力による加速度Ｗ２　
Ｒに比例した電圧が発生する。

この電圧は第２図に示すように制御装置７に送られる。

制御装置７の出力は例えば電気信号により伸縮自在にス
トロークが制御できる油圧アクチュエータ４を制御し車
台２を傾斜させる。

第５図は車台制御の一例を示す説明図であり、θは傾斜
角を示す。

車台２の傾斜角は加速度計旦のビーム８により重力の加
速度として検知されビーム８が偏位する。ビーム８が偏
位してから出力抵抗１４に傾斜角に比例した出力電圧が
発生する過程は、前記遠心力による加速度Ｗ２　Ｒが加
わった場合と同様である。遠心力による加速度Ｗ２　Ｒ
が加わった場合のビーム８の偏位と、加速度計が傾斜し
た場合のビーム８の偏位とが逆の方向になるよう制御装
置７でアクチュエータ４を制御するようにしておけば、
遠心力による加速度Ｗ２　Ｒと車台２の傾斜角θによる
出力電圧が打消されて零になる時アクチュエータ４が停
止し、遠心力による加速度Ｗ２　Ｒに相当する傾斜角θ
が車台２に与えられる。

車両に上記支持装置を備えることにより搭乗した人間や
積載された荷物は車両が旋回しても所定の状態が維持で
きるので、車両の走行時の安全性が確保できる。特に高
速通路の走行時に要望される。

［発明の効果コ この発明は以上説明したとおり、車両が進路を変更した
時生じる遠心力に応じて車台を傾斜させることにより、 車台に乗っている人間ならびに積載された荷物が受ける
遠心力を打消すので、乗り心地が良くなり且つ荷くずれ
が防止でき走行時の安全性が得られるという効果がある
。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す説明図、第２図はこ
の発明の作用の一例を示すブロック図、第３図は加速度
計の一例を示す説明図、第４図は車両の旋回運動の一例
、第５図は車台制御の一例を示す説明図、第６図は従来
の車台の支持装置の一例を示す説明図である。 図において、２は車台、４はアクチュエータ、６は加速
度計、７は制御装置である。 なお各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 車台を所定の姿勢に保持する車台の支持装置において、 車台の傾斜角を制御するアクチュエータと、車両が進路
   を変更して旋回するときの法線方向の加速度と傾斜によ
   る重力の加速度を検出して信号を出力する加速度計と、
   該加速度計の出力により上記アクチュエータを制御する
   制御装置とを備えたことを特徴とする車台の支持装置