JPH0364852A - 電球 - Google Patents

電球

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Publication number
JPH0364852A
JPH0364852A JP19408990A JP19408990A JPH0364852A JP H0364852 A JPH0364852 A JP H0364852A JP 19408990 A JP19408990 A JP 19408990A JP 19408990 A JP19408990 A JP 19408990A JP H0364852 A JPH0364852 A JP H0364852A
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JP
Japan
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glass
rhenium
current supply
coating
tungsten
Prior art date
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Pending
Application number
JP19408990A
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English (en)
Inventor
Tjepke Hendrik Ekkelboom
ティープケ ヘンドリク エッケルブーム
Der Waarde Karel Martinus Van
カレル マルチヌス ファン デル ワールデ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Philips Gloeilampenfabrieken NV
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Filing date
Publication date
Application filed by Philips Gloeilampenfabrieken NV filed Critical Philips Gloeilampenfabrieken NV
Publication of JPH0364852A publication Critical patent/JPH0364852A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J5/00Details relating to vessels or to leading-in conductors common to two or more basic types of discharge tubes or lamps
    • H01J5/46Leading-in conductors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J61/00Gas-discharge or vapour-discharge lamps
    • H01J61/02Details
    • H01J61/36Seals between parts of vessels; Seals for leading-in conductors; Leading-in conductors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01KELECTRIC INCANDESCENT LAMPS
    • H01K1/00Details
    • H01K1/40Leading-in conductors

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 挟止公立 本発明は少くとも重量比95%の540z成分のガラス
の真空密に封着したランプ容器と、 ランプ容器内に配置した電気素子と、 ランプ容器壁を貫通して電気素子に接続してある電流供
給導体と、 SiO2成分が少くとも重量比95%のガラスで連続的
に被服(コーティング)したタングステン製の少くとも
1つの電流供給導体で、このコーティングがランプ容器
の外側より内側に延びている電流供給導体と、 被覆される電流供給導体の表面とコーティングの表面の
合体点でコーティング表面が最大で90゜の角度αを形
成する電球に関する。
炎朱技徂 この種電球は米国特許第4,171,500号(A)に
より既知である。
この既知の電球においては、コーティングの厚さに極め
て厳格な要求が加わる。この厚さ土は極めて小であって
、次の式を満足するを要する。
D (D+2 d) −1> 0.7 ここで、Dは電流供給導体の直径である。従ってコーテ
ィングの厚さは、最大で電流供給導体の直径の21%と
しなければならない。とくに、この導体を細く、例えば
0.7 mmあるいは0.2 +mnにするを要すると
、コーティングの厚さは、最大でそれぞれ0.14mm
及び0.04mm等と極めて小とするを要する。上述の
特許中に好適例として述べられている場合、 D(D+2d)−’≧0.85 すなわち d ≦0.09 D のときは、0.06及び0.02mmの厚さしか許容で
きない。このことはこの既知の方法で電球を量産しよ・
うとするときの重大な欠陥となる。0.2〜0.7 m
mの範囲は、ランプ容器の壁内に埋入する金属箔に溶接
する内部電流導体の太さとして極めて一般的なものであ
る。
上述の米国特許第4.171.500号(A)による既
知の電球において、コーティングの両端の間は同じ種類
のガラスの肉厚のエンベロープによって包囲するを要す
る。このエンベロープを必要とすることは、既知の電球
(ランプ)において、余分な溶融工程を要することから
、工業上の用途に制限を加えることとなる。
既知の電球で、ランプ容器の壁をエンベロープに溶着す
るには、エンベロープは容器の内側及び外側で電流供給
導体と平行に延びる表面を必要とすることとなる。この
ため電流供給導体を比較的に長い距離にわたりガラス内
に封入するを要する。
さらにこれによって、電流供給導体を囲むランプ容器は
比較的に大きなスペースを必要とし、この個所は電球の
動作中比較的に低温となるため、電球の光の発生に影響
を及ぼす。
重量で少くとも95%のSiO2成分を有するガラスの
ランプ容器を有するほとんどすべての種類の電球では、
ランプ容器の管壁を真空密に貫通させて電流供給導体を
設けており、電流供給導体はランプ容器のピンチ挟着シ
ール部内に埋設されるモリブデンの箔状部分を有してい
る。この構造では、箔状部分はこれを、ランプ容器の内
部に向って延びてゆく導体に接続する必要があり、また
ピンチシール部より外部に向って延びてゆく導体にも接
続する必要があり、この目的で溶接接続を行う。
この箔状部のオーム抵抗は、電気的損失を生ずるのみで
なく、ピンチシール内に不都合な熱の発生を招来する。
また電流供給導体は、比較的に弛い組立体であり、電球
の製造中の取扱いが極めて難かしく、ランプ容器内の正
確な所定位置に配置することが困難である。このためラ
ンプ容器の第1のピンチシールが行われる製造工程中、
前記の箔状部をもった電流供給導体を保持し、かつラン
プ容器内でも保持して配置することができれば、その配
置精度は向上する。このときは第2番目のシールの製造
には、剛性の大なる電流供給導体を使用できる。ピンチ
シールを有する電球の他の欠点は、約80バールの如く
の比較的に低いガス圧でシール部が破損することである
。このような欠点があるにもかかわらず、一般の市販電
球には依然としてピンチシールが使用されている。短ア
ークの放電灯はこの点では例外である。
短アークの放電灯では、タングステンの電流供給導体を
比較的に大きな膨張係数を有するガラス内に封入し、こ
のガラスを階段的に小さくなる膨張係数のガラスを順次
に介して電球のガラスに連結する。電球のランプ容器の
ガラスは、その膨張係数が極めて小である。このような
いわゆる「トランジション ガラス」を用いて行う通称
「グレーデツト シール」は高価であり、また多くの場
合、手作業でなければ実現できない。さらにこの構造は
大きなスペースを必要とする。
英国特許第2,064,216号(A)は電流供給導体
が、膨張係数11〜17X10−’に一’の遷移ガラス
の連続コーティングを有する電流供給導体をもった電球
を開示している。これらのガラスは、81〜87%重量
比の5iOzの他に比較的に多量のB2O3及びAf□
03を含んでいる。これらのガラスは比較的に低い軟化
点を有するので、ピンチシールの表面上にエンボス(浮
き上り部)部分を設け、この内にコーティングした電流
供給導体を配設し、比較的に低い粘性を有するこのコー
ティングが、ピンチシールの製造中、比較的に粘性の大
きなランプ容器の水晶ガラスによって導体より分離移動
しないようにするを要する。このため既知の電球は断面
がある突起形状のシールを有しており、これはランプ容
器にランプ キャップを搭載、装着するときの欠点とな
っていた。さらに遷移ガラスは比較的に小さな値のSi
O2成分では、電球のガス充填物に影響し、かつガラス
の最大許容温度が僅か700″Cであるという欠点があ
った。
例えば、重量で96%のSiO□を有するガラスである
水晶ガラス及び「バイコール(Vycor ) J 等
の少くとも95%重量のSiO□成分を有するガラスは
タングステンの膨張係数(約55 X 10−7に一’
 )よりもかなり小さな直線膨張係数(約4 Xl0−
7に一’〜約12X10−’に一’の範囲)を有するた
めこの箔状部分を有する構造並びに「グレーデッドシー
ル」と称される構造を使用する。このような膨張係数の
大なる相違と、電球の動作温度と室温におけるガラスの
軟化温度に大きな差があることにより、タングステンは
特殊の手段を講じないと、これらのガラスに対し真空密
に封入することはできない。
今迄何十年にもわたって、例えば水晶ガラスのようなガ
ラス内に、線または管状としたタングステンの電流供給
導体を封入する特殊方法が研究されてきている。これら
の努力の結果は、従来のガラスを用いる電球で市販され
ているものは、依然として埋入金属箔に対してのピンチ
シールか、グレード付きの封着である。
上述の米国特許第4.17L500号の構造も実用上使
用されていない。この特許の構造は機械的強度は大であ
るが、上に述べた構造上の欠陥があまりに重大であるか
らである。またこの構造は、再生可能な量産向きに製造
することが困難である。量産性は、例えば電流供給導体
上に設ける水晶ガラスのコーティングを量産可能に製造
できるか否かによって定まることが発見された。
米国特許第3,448,320号は0.1印以下の太さ
の電流供給導体を水晶ガラスのランプ容器壁に直接封入
する白熱電球を開示している。この場合、−タングステ
ンの導体上に不純物の層が存してはならない。タングス
テン導体は非酸化状態で、かつ窒素または稀ガス中で1
750″C〜2200°Cに加熱してガス除去をするを
要する。しかしこの特許の電球は市場では得られない。
さらに導体の最大径が、実用上あまりに小さすぎる。
米国特許第4,086,075号は、金属線上にガラス
のコーティングを設ける方法を開示している。この方法
は、金属線を緊密に包囲する如く配置したガラス管と共
に、窒素の如き保護ガス内で高周波フィールド(電界)
で加熱する。この高周波フィールドは電流源に接続した
コイルによって発生する。高周波フィールド内に非短絡
コイルを配置し、これを高周波数で金属線と同じに加熱
する。この両者によりガラス管は融点に迄加熱される。
このように被覆した線は酸素を含まず、線とコーティン
グの間に不純物は堆積し得ない。この特許の方法による
と、従来方法では困難であったトリニーテッド(tho
riated )タングステン線上にもガラス コーテ
ィングを設けることができる。従来はトリウム酸化物が
電線の表面に拡散し、ガラスと導線とのガス密な接着が
困難であった。従って電極として作用するトリニーテッ
ド タングステンが必要なときは、トリニーテッド タ
ングステン線と酸化トリウムを有さないタングステン線
の間に衝接溶接Cバットウェルディング)を行い、タン
グステン線上のガラスにコーティングを設ける。
タングステン導体上のガラスのコーティングを設けるに
は、タングステン導体が吸着ガスを含まず、酸化物ある
いは他の不純物をその表面に有さないことが必要である
又里坐園丞 本発明の目的は、上述の如き電球において、極めて簡単
な構造で、しかも量産が可能であり、かつ極めて強度の
大なるものを得んとするにある。
本発明では、かかる目的を達するため、タングステンの
電流供給導体の少くとも表面にレニウムを含有せしめる
ことを特徴とする。
タングステン線の表面にレニウムを存在させると、タン
グステン線はレニウムによってガラスとの間の密着部分
を形威し、かつガラスと線との間に良好な親和性を生ず
ることが発見された。ガラスは鋭角の角αを生ずる。
ガラスとタングステン線の接着強度は、表1に示すコー
ティングに対し実験によって確かめられた。
表1 *全線中のレニウム分布 コーティングを設けた線に窒素中で電流を通じ、800
″Cに加熱した。常温に冷却した後、このサイクルを1
000回反復したがコーティングに損傷は生じなかった
この線を常温より液体窒素中に浸漬させたがコーティン
グに損傷は生しなかった。
線の片側でコーティングを完全に研磨し除去した。コー
ティングは他の個所では損傷なしに残っていた。線を保
護ガス中で1900″Cに熱した。常温に冷却後、線は
曲った。線は研磨した側が凹入したが、これはガラスに
比し金属の強い収縮力のためである。この間コーティン
グには損傷は生じなかった。
ガラス コーティングの厚さdとコートする線径−p−
との比は、表1の線に対し0.42と0.5の間である
本発明の電球は簡単に製造できる。この場合、例えば水
晶ガラスのランプ容器内に少くとも1つの電流供給導体
を封入する。電流供給導体上のコーティングは、レニウ
ム、またはレニウムの化合物、例えば酸化物、あるいは
塩、例えばナイトレート、クロライド、アセチルアセト
ネート等をタングステン線上に分散させて被着し、次で
ガラスの溶融点以上の温度、例えば2200℃に加熱し
、これによってレニウム化合物を分解させ、線を囲むよ
うに、例えば管状にして配置した水晶ガラス等のガラス
を保護ガス、例えば窒素または稀ガス、るいは真空内で
加熱し、ガラスを融着させる。
例えば、重量で1%以上のレニウム添加物を有するタン
グステンの導体より出発することもできる。この場合導
体を高温で酸化する。例えば600℃またはそれ以上の
高温、例えば約1200″Cで高温の空気に露出して酸
化し、レニウムをかかる導体の表面に持来し、次で稀ガ
スまたは窒素の如き保護ガス、または真空中で例えば約
1600℃の如く、1400°C以上の温度に加熱する
。かくすると酸化タングステンは蒸発し、レニウムが表
面に残る。この場合電子顕微鏡で良好に観察されるよう
に線の表面は不整規形状となる。次で導体に例えば水晶
ガラスのコーティングを施す。これは導体に水晶ガラス
を被せたものを高周波電界で加熱して行う。
この被着方法は米国特許第4.086.075号に開示
されている。しかし非短絡コイルの代りにリングを高周
波電界内に用いうる。電子顕微鏡による観察によれば、
コーティング ガラスはタングステン線の表面の不整規
矩状中に流入し、ガラスと金属とのインター ロッキン
グ形状が得られることが判明している。これによって両
材料間の良好な連結が得られる。
X線によるエネルギーの分散分析(EDAX)を用いた
走査電子顕微鏡(SEM )試験によるとガラスのコー
ティング中レニウムは発見されなかった。
タングステン線の中心部に比較して、その表面及び表面
の直下においてレニウムの濃度が大であることが各断面
において示されている。550μm径のRe 1%のW
(タングステン)線は、酸化と蒸発によって約16μm
だけ細くなった。これは線の表面において約0.08μ
mの極薄のレニウム層が存すること、すなわち約170
μg/cm”が存することを意味する。550μm径の
純粋タングステン線の表面にこのような量のレニウムを
加えることは、0.1%(重量)のレニウムを加えて線
を変化させることを意味する。
この製造方法において、コーティングは、比較的に細い
導体、例えば0.2 mm径のものに設ける必要があり
、肉厚の薄いガラス管、例えば0.1閣厚のガラス管を
用いると好都合である。比較的に肉厚の管を使用すると
、管の内側は比較的に細い導体よりの熱放射によっては
充分な高温に加熱されない。このような場合には、導線
に直接電流を流すか、あるいはレーザによって加熱する
と好都合である。代案として、稀ガスまたは窒素雰囲気
内で高周波電界で薄いコーティングを設ける。このコー
ティングはこの熱源で容易に加熱される。とくに僅かに
還元性ある雰囲気中で、例えば体積で数%ないし数十%
の水素を加えるか、あるいは真空中でこの薄肉コーティ
ングを行い、然る後このコーティング上にバーナを用い
て局部的に厚肉部を設けることができる。この目的では
、ガラス管をコーティングの周に摺動させて嵌着し、次
で例えば焔で加熱して融着させる。比較的に肉厚のコー
ティングとするか、あるいは局部的に肉厚のコーティン
グとすることは、このようにコーティングを設けた導線
の電球内への導入を容易とする点で重要である。
電球の安定な動作と品質の向上の点では、導体のコーテ
ィングを薄くするか否かはとくに重要でないことが発見
された。比較的に可成りの肉厚のコーティングも良好に
導線に被着し、かつ極めて僅かな機械的ストレスしか生
じないことが判った。
さらに比較的に太い導線上のコーティングも高品質であ
り、かつ脆性が少いことが判った。
ガラス コーティングの表面と被覆される電流供給導体
の表面とのなす角αは最大で90°とするが、一般に本
発明の電球では、ガラスと金属との親和性(ウェット)
が良いので、これより小さな角度αを有する。これは表
面の引張力を減する条件となる。
タングステンの電流供給導体を使用する場合、懸濁液よ
りタングステン線の表面にレニウムを被着させるか、あ
るいは蒸着又はその他の方法によりレニウムを表面に被
着させ、次でタングステン線の表面及びその直下にレニ
ウムを存させるため加熱してレニウムをタングステン中
に浸透させても良い結果が得られるが、タングステン−
レニウムで作った線を用いると極めて好都合である。こ
れはタングステン−レニウム線は引伸しが容易で、脆性
が少なく、この線の製造及びこの線を用いた電球の製造
が容易であるからである。線全体のうち、レニウムは小
面積に集中させる。しかし一般に市販のタングステン−
レニウム線を用いるときは、加熱、酸化及び加熱に′よ
る酸化タングステンの蒸発の予備処理をガラス コーテ
ィング処理前に加えることが必要であり、これによって
表面により均一のレニウムの濃度が得られるようにする
酸化レニウムは比較的に低融点を有し、1000″Cの
温度ですべて分解(dissociated )するの
で、予備処理中に酸化レニウムの分解後線よりレニウム
は流出し、表面にレニウムの均一分布が得られる。
本発明による電球の電気素子は、1対の電極であり、場
合により内側エンベロープによって包囲される。これら
の1対の電極は電流供給導体の内側遊端で形成できる。
これらの内側遊端には、例えば大径部を設けたり、巻回
部を設けたり、あるいは電極ヘッドを装着したりしうる
。またこの代りに電気素子は、白熱体、例えばハロゲン
含有ガス混合物内のフィラメントとすることもありうる
電流供給導体は一般に0.2〜0.7 mmの太さであ
る。しかし例えば、小電力の例えば35Wの放電灯では
、0.17mmの如く小径の場合もあり、また短アーク
放電灯等の如く、21nfflの如く大径とする場合も
ある。ごく一般にはその径は0.4〜0.7mmである
コーティングを設けたタングステンの電流供給導体を用
いる本発明による電球(ランプ)の構造は、小形の放電
灯にとくに重要である。これは箔状の電流供給導体に比
較して電流供給導体が堅固な構造であることによるもの
である。
コーティングを設けたタングステンの電流供給導体の構
造は小形の白熱電球にも特に重要である。
このような電球では極めて高い動作圧のため、高充填圧
に耐える必要があり、また狭隘なランプ容器内にフィラ
メントを比較的に正確に位置させるを要するからである
。この種白熱電球は管状のランプ容器の内径が2〜6m
mの範囲であり、常温におけるガス充填圧が8〜60バ
ールで、充填ガスは主としてキセノン、クリプトン及び
キセノン/クリプトン混合気より選んだガスよりなり、
とくに2.10−”−12,10−’  moll H
al/cva3を有する。ここにHalは、Br、(/
!及びBr/Cf混合物より選択する。この白熱体は基
準電圧で動作中央くとも3300 Kの色温度を有する
この電球は比較的に高充填圧であり、ランプ容器が比較
的に小形であるのでフィラメントは比較的に高い色温度
で動作し、しかもかなりの長寿命が得られる。この白熱
電球は光学装置用として用いるに特に適している。
径0.55mmの電流供給導体に、重量95%以上のS
iO□を有するガラスのコーティングを次の各方法で設
け、この種のガラスより成るランプ容器内に導入しうる
如くした。これによって良好な接着性を持ったコーティ
ングが得られ、しかも厳格な要求を満足した。
重量で3%のレニウムを均一に分布して有するタングス
テン線を1200°Cに加熱し、空気中に露出した。こ
れで形成された酸化タングステンを、次に不活性雰囲気
中で1600″Cで加熱して蒸発させた。
タングステンの表皮がこれにより除去されると表面にレ
ニウムが残留する。長さ15mmで肉厚0.275肋の
水晶ガラス管をこの線に融着させた。
重量で総計0.01%のに1^1.Siをドープしたタ
ングステン線で、タングステン線の結晶成長中に一般の
ドーパントを制御して得たタングステン線を、水0.5
 d中に酸化レニウム10■を懸濁させた液中に浸漬し
た。この線には上と同じ方法で水晶ガラスのコーティン
グを設けた。
レニウム成分を有するタングステンを白熱体あるいは白
熱体の支持部として使用することは米国特許第3,23
6,699号(A)に開示されている。レニウムはタン
グステンに高度の引伸性(duc t i 1 i t
y)を与える。タングステンはレニウム成分3%(重量
)のとき高度の引伸し性を生ずる。しかし1〜10%の
範囲でもこの性質は高度である。
レニウムは比較的に高価な金属であるので、比較的に低
いレニウム成分を有する材料、例えば重量で3%以下の
ものを使用するのが望ましく、タングステン−レニウム
線を本発明の電球の電流供給導体に使用する。レニウム
を重量で3%含有するタングステンの市販製品がこの目
的にとくに好ましい。しかし本発明は、重量で20%ま
たは26%等のレニウムの高成分を有する電流導体を有
する電球にも関するものである。
電流供給導体の表面に接するガラス コーティングのガ
ラス及び電流供給導体自体も、トリウム、ハフニウム、
クロム、アル旦ニウム、チタン、タンタル、マグネシウ
ム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、ジルコニ
ウム、ランタン、スカンジウム、ランタニド、ニオブ、
硼素及びイツトリウムの群よりの元素を含みうる。これ
については係属中のヨーロッパ特許出Iff 8920
0389号に記載されている。しかしこれらの元素は付
加的効果を生じない。
実封鶴姓 以下図面により本発明を説明する。
第1図示の白熱電球は、少くとも重195%の5iOz
を有するガラスの真空密に封着したランプ容器1を有す
る。タングステンの白熱体フィラメント2を電気素子と
してランプ容器l内に配置する。
主としてタングステン製の電流供給導体3をこのフィラ
メント2の両側にランプ容器1の管壁を貫通して配置す
る。重量で95%以上のSiO2成分を有するガラスの
周縁上コーティング4を電流供給導体3上に配設する。
このコーティング4はランプ容器1の外側よりその内側
に延在し、容器1に融着する。コーティング4はランプ
容器lの外側より内側に向って延びている。コーティン
グ4の表面6は電流供給導体3の被覆面、すなわちイン
タフェイス5に対し、これらの接合点で最大で90″の
角αをなす。タングステンの電流供給導体3は、少くと
もそれらの表面においてレニウムを含有する。
図示の電球において、ランプ容器1とコーティング4と
は水晶ガラスより成る。
電流供給導体3は重量で3%のレニウムを有するタング
ステンより成り、外径が0.55mmである。
これらの電流供給導体3には厚さ0.275 mmのコ
ーティング4を設けである。これらの電流供給導体3は
、外径1閣の白熱体フィラメント2の端部のターンにね
じ込んである。ランプ容器工の内径は3mmであり、5
5バールのキセノンを充填し、これに7ミリバールのC
HzBrzを添加する。すなわち2.24X10−’モ
ルのBr/Cl113を添加する。炉内で800°Cに
加熱したとき、このガス圧は200バールに増加し、こ
の値は電球の動作圧に対応する。この電球は12. I
 Vで55.6Wの電力を消費し、色温度3360にで
ある。この電球は例えば自動車用ヘッドライトとして使
用される。
第2図において、第1図と対応する各部には第■図の番
号に10を加えて示してある。
第2図の電流供給導体13は、レニウムを重量で1%含
有するタングステンで直径0.251[+111を有し
、ランプ容器11内で溶着チップ12を有する。チップ
12は1対で電気素子の電極を槽底する。水晶ガラス 
コーティング14は厚さ0.125 mmであり、これ
に水晶ガラスのりフグ1フを設け、融着してある。
ランプ容器11の内側の長さは7.8閣であり、内径は
2.7 tnrnである。このランプ容器11には、3
00 ” Kで6バールのキセノンと0.6■の水銀と
、0.4■のNaI/5clz/T+I/Th1.混合
物が充填してある。この電灯2ま、85Vで35Wの電
力を消費し、例えば自動車のヘッド ライト用光源とし
て使用される。
第3図において、第1図に対応する部分には同じ参照番
号に20を加えて示してある。この電球は225 V、
 100OWの投光照明(floodlight)用の
ものであり、色温度3100 Kを有する。電流供給導
体23は、重量で3%のレニウムを含有するタングステ
ンであり、径0.5 inとする。この線には厚さ0.
5閣の水晶ガラスを被覆する。水晶ガラスのランプ容器
21には体積で0.3%のGHzBrzを含むアルゴン
2.5を充填する。
第4a図、4b図、第4c図に示す断面は、それぞれ1
0倍、100倍、1000倍の倍率で示したものである
これによると電流供給導体3の表面が不整規形状となっ
ているのが良く観察される。さらに水晶ガラス4が導体
3の表面に極めて正確に一致する形状となっており、互
に堅固に保持するインタロック形状が形成される。
第4b図にはレニウムのライン走査を行った結果も示し
てある。材料内のレニウムの濃度を横軸にランダムの単
位でプロットした。これで見られるように、水晶ガラス
4内には、レニウムの測定可能な量は含まれていない。
電流供給導体の表面の位置、並びにその直下の部分にレ
ニウムの濃度が示されている。この表面より離れた距離
の位置でレニウムが測定できないことは、計測断面にレ
ニウムの塊が存しないことの証である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明電球の白熱フィラメント部を略図とした
拡大断面図、 第2図は本発明放電灯の断面図、 第3図は本発明白熱電球の他の例の拡大断面図、第4a
、 4b、 4a図は第1図のIV−IV断面を異なる
尺度で示す図である。 1、 If、 21・・・ランプ容器 2、12.22・・・電気素子(フィラメント、電極)
3、13.23・・・電流供給導体 4、14.24・・・水晶ガラス 6、16.26・・・コーティング表面Fl[]、1 FlG、2 FlG、3 FlG、4a FlG、4t) FlG、4c

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、少くとも重量比95%のSiO_2成分のガラスの
    真空密に封着したランプ容器と、ランプ容器内に配置し
    た電気素子と、 ランプ容器壁を貫通して電気素子に接続してある電流供
    給導体と、 SiO_2成分が少くとも重量比95%のガラスで連続
    的に被服(コーティング)したタングステン製の少くと
    も1つの電流供給導体で、このコーティングがランプ容
    器の外側より内側に延びている電流供給導体と、 被覆される電流供給導体の表面とコーティングの表面の
    合体点でコーティング表面が最大で90°の角度αを形
    成する電球において、電流供給導体が少くともその表面
    にレニウ ムを有することを特徴とする電球。 2、電流供給導体の全体内にレニウムを分布させた請求
    項1記載の電球。 3、電気素子を白熱体とする請求項1または2記載の電
    球。 4、ランプ容器の内径が2〜6mmの範囲であり、かつ
    充填圧が8〜60バールの範囲である請求項3記載の電
    球。
JP19408990A 1989-07-24 1990-07-24 電球 Pending JPH0364852A (ja)

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NL8901904 1989-07-24
NL8901904 1989-07-24

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