JPH0361235A - ファクシミリ装置の原稿分離供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は送信原稿の原稿情報の送信を行うため、積層状
態から１枚ずつ分離して読取り位置に供給水するファク
シミリ装置の原稿分離供給装置に関する。

〔従来の技術〕

ファクシミリ装置には送信操作の省力化を行うため、積
層された送信原稿から１枚の送信原稿を分離して読取位
置に供給する原稿針Ｍ供給装置（以下、分離供給装置と
いう。）が装着されている。

第４図はこの分離供給装置の従来構造を示す。

ゴム材からなる分離パッド６１がパッドホルダ６２に取
り付けられて分離ローラ６ｏに当接している。パッドホ
ルダ６２は分離ローラ６ｏがら離れるように延びており
、その基端部が支持部材（図示せず）に枢支され、その
回動によって分離パッド６１の分離ローラ６ｏへの当接
状態を維持している。このパッドホルダ６２の下部には
ばね６３が設けられ、ばね６３のばね力によって分離パ
ッド６１が分離ローラ６０に当接している。このよよう
な分離供給装置は積層状態の送信原稿の先端部分を分離
ローラ６０と分離パッド６１との間にセットし、分離ロ
ーラ６０が回転することで送信原稿の１枚ずつの分離を
行って、読取位置に供給するように作動する。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところが従来の分離供給装置では、てこの原理を応用し
た構造のため、分離パッド６１が必要以上に分離ローラ
６０に圧接して、送信原稿の分離に支障を生じ易く、ば
ねのばね力やパッドホルダの長さなどの調整が難しいも
のとなっていた。また、分離パッド６１の摩耗による交
換の際も、パッドホルダ６２の取外しやその取付けが難
しく、メンテナンスが面倒ともなっていた。

本発明は上記車端を考慮してなされ、送信原稿の分離を
確実に行うことができ、しかも装着、取外しが容易なフ
ァクシミリ装置の分離供給装置を提供することを目的と
する。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、積層状態の送信原稿を分離ローラと分離パッ
ドとの間を通過させることにより１枚ずつ分離しながら
供給する原稿分離供給装置において、前記分離パッドを
保持するパッドホルダと、前記分離パッドが前記分離ロ
ーラに当接するように前記パッドホルダを附勢するばね
と、前記パッドホルダを前記送信原稿の方向に傾動可能
に支持するホルダベースとを備え、前記送信原稿の負荷
を受けたとき、その負荷量に応じて前記パッドホルダの
傾動が行われるように構成されていることを特徴とする
。

〔作用〕

送信原稿の負荷を受けると、パッドホルダが負荷量に応
じて傾動するため、分離ローラに対する分離パッドの当
接圧力が自動的に調整されて、送信原稿の分離を確実に
行うようになっている。

〔実施例〕

以下、本発明を図面を参照して具体的に説明する。

第１図は本発明が適用されたファクシミリ装置を示し、
本発明の詳細な説明に先立って、ファクシミリ装置の全
体構成を第１図により説明する。

ファクシミリ装置は下シャーシ１と、下シャーシ１上に
設けられた上シャーシ２とを有し、これら下シャーシ１
および上シャーシ２とによって筐体が構成されている。

上シャーシのアッパーフレーム２は枢軸３を中心にして
回動するようになっており、二点鎖線のように起立方向
に回動することによって内部が開放されるようになって
いる。

また、このアッパーフレーム２はフックビン４とフック
レバー５との掛合によって回動しないようにロックされ
る。このようなファクシミリ装置は送信原稿の画像情報
の送信を行う送信部が下シャーシ１に設けられ、受信情
報を記録紙に記録する受信部が上シャーシ２に設けられ
ている。

送信部は送信原稿の送信路となる上下一対のガイド板６
．７と、この送信路の中間部位に設けられた分離供給装
置１０と、送信路の終端部位に設けられた読取用のプラ
テンローラ８と、このプラテンローラ８によって給紙さ
れた送信原稿からの反Ｊｌ・）光によって送信原稿の画
像情報を読取る光学ユニット２０とを備えている。また
、プラテンローラ８には原稿抑え装置３０が近接配置さ
れている。上下一対のガイド板６，７は、その左端開放
口が送信原稿の送紙口９となっており、送信原稿は１枚
または複数枚の積層状態で、この送紙口９に押入される
。

分離供給装置１０は分離ローラ１１と、分離ローラ１１
方向にばね力で附勢されたパッドホルダ１２とを備え、
パッドホルダ１２の上面に分離ローラ１１のローラ面に
接触する分離パッド１３が取り付けられている。分離パ
ッド１３はゴム、皮革などの粗面材が使用されている。

この分離供給装置１０は積層状態で送紙口９に押入され
た送信原稿を分離ローラ１１と分離パッド１３とによっ
て分離して１枚ずつプラテンローラ８に供給するもので
ある。プラテンローラ８はこの分離供給装置１０からの
送信原稿を読取位置Ｓに供給するものであり、読取位置
Ｓには図示しない光源が配置されて、送信原稿に光を照
射している。前記原稿押え装置３０は送信原稿がプラテ
ンローラ８のローラ面にそって移動するように、送信原
稿をプラテンローラ８に押圧するものである。この原稿
押え装置３０は押え板３１と、押え板３１をプラテンロ
ーラ８方向に押圧する板ばね３２とを備えている。抑え
板３１は先端部分がプラテンローラ８の軸方向と平行と
なるように延びており、この先端部分がプラテンローラ
８のローラ面に接続することによって送信原稿をプラテ
ンローラ８のローラ面に押圧している。

前記光学ユニット２０は読取位置Ｓで送信原稿に照射さ
れた反射光が入射され、入射した反射光によって送信原
稿の画像情報を読取る。この光学ユニット２０は送信原
稿からの反射光が入射する入射窓２１および入射光の光
路２２が連通ずるように形成された光学ボックス２３と
、光学ボックス２３の光路２２終端に取り付けられた固
体撮像素子（ＣＣＤ）などの読取手段２４とを備えてい
る。また、入射窓２１の奥側には送信原稿の反射光を光
路２２方向に反射させるミラーなどの反射体が配置され
ている。２５は光路２２の所定部位に設けられたシェー
ディング補正用のシェーブイブ板である。

カバー２内に設けられる受信部は、受信情報を記録する
記録ロール紙が設置されるロール紙ストッカ４１と、ロ
ール紙ストッカ４１の出口側に設けられた印字用プラテ
ンローラ４２および印字ヘッド４３とを備えている。印
字ヘッド４３は受信情報を記録紙に感熱転写させるサー
マルヘッド、その他のものが使用されている。また、ロ
ール紙ストッカ４１の出口側にはロール状態がら引き出
された記録紙に仔性的にＪｆｆｌ接する巻き癖除去レバ
ー４４が配置されている。さらに、印字ヘッド用プラテ
ンローラ４２の出口側には記録紙を所定長さでカッティ
ングするオートカッタ４５が設けられ、排紙口４６に導
かれている。このような受信部では、プラテンローラ４
２の回転でロール紙ストッカ４１から引き出された記録
紙が、巻き癖除去レバーを通過した後、印字ヘッド４３
で印字されることによって受信情報の記録が行われ、そ
の後、オートカッタ４５でカッティングされて排紙口４
６から排出される。

なお、下シャーシ１内の下部には、ファクシミリ装置全
体の制御を行うための電子回路が実装された回路基板４
７と、この回路基板４７を始めとした装置各部に電源を
供給するための電源装置４８とが設置されている。

第２図は本発明の一実施例の分離供給装置１゜を示す。

分離ローラ１１に当接する分離パッド１３がパッドホル
ダ１２の上面に装着されている。

パッドホルダ１２は下方向に脚部１２ａが延接されてお
り、この脚部１２ａがファクシミリ装置の下シャーシ１
又はガイド板７に取付けられるホルダベース１４に挿入
されることによって、パッドホルダ１２の取り付けが行
われている。この場合、パッドホルダ１２の脚部１２ａ
はホルダベース１４にａｈｒｔされるようにホルダベー
ス１４の押入孔が大径となっており、後述するようにパ
ッドホルダ１２は送信原稿Ａの方向に傾動するようにホ
ルダベース１４に取り付けられている。なお、パッドホ
ルダ１２の脚部１２ａ下端部は鉤状に成形されて、ホル
ダベース１４がらの抜止めが行われている。

１５はこのホルダベース１４とパッドホルダ１２との間
に介装されたコイルばねであり、分離バッド１３が分離
ローラ１１に所定の即圧カで当接するように、パッドホ
ルダ１２を附勢している。

このような構成では、ホルダベース１４を下シャーシ１
又はガイド板７から取り外すことにより、ホルダベース
１４と共にバットホルダ１２をも取り外すことができ、
交換が容易であり、分離バッド１３の摩耗等によるメン
テナンスが容易となる。

また、パットホルダ１２自体も、脚部１２を介してホル
ダベース１４に着脱自在に１１号成されており、ユニッ
トとして組立て容易となっている。

１６は送信原稿Ａのセット側に位置するようにパッドホ
ルダ１２の上面に取り付けられた給紙板であり、送信原
稿Ａを滑り作用で分離ローラ１１と分離バッド１３との
間に導くガイドとなってぃる。

次に、本実施例の作動を第３図により説明する。

第３図において、送信原稿がセットされていない無負荷
状態は同図（Ｃ）に示しており、パッドホルダ１２が直
立状となって、分離パッド１３が分離ローラ１１に当接
している。この状態で送信原稿Ａを積層してセットする
と、その先端部分がパッドホルダ１２の給紙板１６に接
触して、パッドホルダ１２に原稿の負荷が作用する（第
３図（ａ））。この原稿の負荷によって、パッドホルダ
１２は送信原稿Ａ方向に傾動する。この傾動によりばね
１５のばね力が分割されて、その分力によってパッドホ
ルダ１２が附勢されることとなり、分離パッド１３の圧
接力が減少し、最上層の送信原稿Ａのみが円滑に分離ロ
ーラ１１と分離パッド１３との間を通過する。

パッドホルダ１２の傾動は送信原稿Ａの負荷量とばね１
５のばね力との相対関係によって決定され、送信原稿Ａ
が次々と送紙されて、その負荷が減少すると、パッドホ
ルダ１２は徐々に直立方向に起立する。すなわち、パッ
ドホルダ１２は送信原稿Ａの負Ａｌ　ｍに応じて傾動す
るため、分離ローラ１１に対する分離パッド１３の圧接
力が送信原稿Ａの負荷量に応じて自動的に調整されるよ
うになっている。これにより、送信原稿Ａは１枚ずつ確
実に分離されるため、送紙ミスや重送を生じることがな
い。

第３図（ｂ）は送信原稿Ａが１枚の状態を示し、この場
合は、負荷が少ないためパッドホルダ１２は直立状態と
なって送紙を行う。従って、以上の作動により、送信原
稿Ａの分離を確実に行うことができる。

〔発明の効果〕

以上の通り本発明は、分離パッドを支持するパッドホル
ダを送信原稿の負荷量に応じて傾動させて、分離ローラ
に対する分離パッドの圧接力を自動的に調整するため、
送信原稿の１枚ずつの分離を確実に行うことができる。

また、パッドホルダの取外し、取付けも簡単に行うこと
ができる゛ため、メンテナンス等が容易となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明が適用されたファクシミリ装置を示す全
体構成図、第２図は本発明の一実施例の要部を示す断面
図、第３図（ａ）、（ｂ）、（Ｃ）はその作動を示す断
面図、第４図は従来装置を示す側面図である。 １・・・下シャーシ、２・・・上シャーシ、３・・・枢
軸、４・・・フックビン、５・・・フックレバー　６・
・・ガイド板、７・・・ガイド板、８・・・プラテンロ
ーラ、９・・・送紙口、１０・・・分離供給装置、１１
・・・分離ローラ、１２・・・パッドホルダー　１３・
・・分離パッド、１４・・・ホルダベース、１５・・・
ばね、２０・・・光学ユニット、２１・・・入射窓、２
２・・・光路、２３・・・光学ボックス、２４・・・読
取手段、２５・・・シェーデイング板、３０・・・原稿
押え装置、３１・・・抑え板、３２・・・板ばね。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 積層状態の送信原稿を分離ローラと分離パッドとの間を
   通過させることにより１枚ずつ分離しながら供給する原
   稿分離供給装置において、 前記分離パッドを保持するパッドホルダと、前記分離パ
   ッドが前記分離ローラに当接するように前記パッドホル
   ダを附勢するばねと、前記パッドホルダを前記送信原稿
   の方向に傾動可能に支持するホルダベースとを備え、前
   記送信原稿の負荷を受けたとき、その負荷量に応じて前
   記パッドホルダの傾動が行われるように構成されている
   ことを特徴とするファクシミリ装置の原稿分離供給装置
   。