JPH0361073B2 - - Google Patents
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- JPH0361073B2 JPH0361073B2 JP16010685A JP16010685A JPH0361073B2 JP H0361073 B2 JPH0361073 B2 JP H0361073B2 JP 16010685 A JP16010685 A JP 16010685A JP 16010685 A JP16010685 A JP 16010685A JP H0361073 B2 JPH0361073 B2 JP H0361073B2
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Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 14
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 3
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 2
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Fluid-Driven Valves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
本発明は供給ポートと２個の出力ポートと２個
の排出ポートとを有する本体と、該本体に同軸状
に配置され且つ互いに連結される２個の弁体を有
し、外部パイロツト弁により切換制御される５ポ
ート電磁弁に関するものである。
の排出ポートとを有する本体と、該本体に同軸状
に配置され且つ互いに連結される２個の弁体を有
し、外部パイロツト弁により切換制御される５ポ
ート電磁弁に関するものである。
従来技術と問題点
外部パイロツト弁により制御される、５ポート
電磁弁としては例えば第２図に示すような弁が公
知である。
電磁弁としては例えば第２図に示すような弁が公
知である。
従来の電磁弁では、供給ポートＰと２個の出力
ポートＡ，Ｂとを夫々結ぶ流路に設けた２個の弁
座５１，５２と、各出力ポートＡ，Ｂと排出ポー
トR1，R2を夫々結ぶ流路に設けた２個の弁座５
３，５４とを有する本体５５に１個の弁体５６が
収容されている。弁体５６の第１切換位置では第
１弁部５７が弁座５１に、第４弁部６０が弁座５
４に着座し、第２弁部５８と第３弁部５９が弁座
から離れており、第２切換位置では第２弁部５８
が弁座５２に、第３弁部５９が弁座５３に着座
し、第１弁部５７と第４弁部６０が弁座から離れ
る。各弁部間の間隔及び各弁座の間隔は加工精度
の関係で寸法誤差は回避できない。従つて弁座と
弁部のいずれか一方の位置を調節可能にしない
と、各切換位置で２個の弁部が正確に各弁座に着
座出来ず、いずれかの弁部と弁座との間には隙間
が生じることになる。この問題を解消するため第
２図のように弁座５３，５４は本体に螺着される
構造とすることが知られているが。この場合弁座
の位置決めが複雑で手間のかかる作業であり、し
かも必ずしも正確に着座できるように調整するこ
とができるとは限らない。
ポートＡ，Ｂとを夫々結ぶ流路に設けた２個の弁
座５１，５２と、各出力ポートＡ，Ｂと排出ポー
トR1，R2を夫々結ぶ流路に設けた２個の弁座５
３，５４とを有する本体５５に１個の弁体５６が
収容されている。弁体５６の第１切換位置では第
１弁部５７が弁座５１に、第４弁部６０が弁座５
４に着座し、第２弁部５８と第３弁部５９が弁座
から離れており、第２切換位置では第２弁部５８
が弁座５２に、第３弁部５９が弁座５３に着座
し、第１弁部５７と第４弁部６０が弁座から離れ
る。各弁部間の間隔及び各弁座の間隔は加工精度
の関係で寸法誤差は回避できない。従つて弁座と
弁部のいずれか一方の位置を調節可能にしない
と、各切換位置で２個の弁部が正確に各弁座に着
座出来ず、いずれかの弁部と弁座との間には隙間
が生じることになる。この問題を解消するため第
２図のように弁座５３，５４は本体に螺着される
構造とすることが知られているが。この場合弁座
の位置決めが複雑で手間のかかる作業であり、し
かも必ずしも正確に着座できるように調整するこ
とができるとは限らない。
問題点を解決する手段
本発明は、上記の問題点を、弁体を同軸状に対
向配置された別個の２個の弁体により構成し、各
弁体は夫々第１弁部と第２弁部とピストン部とを
有し、該第１弁部は供給ポートと出力ポートとを
結ぶ流路に設けた供給弁座に着座し、前記第２弁
部は出力ポートと排出ポートとを結ぶ流路に設け
た排出弁座に前記第１弁部とは反対方向に着座す
るように形成し、前記ピストン部を駆動ピストン
の円筒内壁が摺動案内し、該駆動ピストンを本体
のシリンダー室が摺動案内し、各弁体の第１弁部
と第２弁部とピストン部はシート時供給弁座を閉
じる方向に受ける弁部の受圧面積A2と他方の弁
部の受圧面積A1とピストン部の受圧面積A0と駆
動ピストンの受圧面積A3がA1＜A0＜A2＜A3であ
るように互いに面積差を設けてあり、前記２個の
弁体は連結棒により互いに連結し、連結棒のほぼ
中央位置に取りつけた１個又は２個の止め部材に
より両方の弁体の同時に着座すべき弁部の間隔を
着座すべき弁座間隔より小なる間隔に保持し、且
つ両弁体は該当弁座が共に着脱する相対間隔まで
連結棒に対し相対移動可能に形成し、２個の常開
パイロツト弁の出力を夫々一つの弁体のピストン
部より外側でシリンダー室に接続してあることを
特徴とする５ポート電磁弁により解決した。
向配置された別個の２個の弁体により構成し、各
弁体は夫々第１弁部と第２弁部とピストン部とを
有し、該第１弁部は供給ポートと出力ポートとを
結ぶ流路に設けた供給弁座に着座し、前記第２弁
部は出力ポートと排出ポートとを結ぶ流路に設け
た排出弁座に前記第１弁部とは反対方向に着座す
るように形成し、前記ピストン部を駆動ピストン
の円筒内壁が摺動案内し、該駆動ピストンを本体
のシリンダー室が摺動案内し、各弁体の第１弁部
と第２弁部とピストン部はシート時供給弁座を閉
じる方向に受ける弁部の受圧面積A2と他方の弁
部の受圧面積A1とピストン部の受圧面積A0と駆
動ピストンの受圧面積A3がA1＜A0＜A2＜A3であ
るように互いに面積差を設けてあり、前記２個の
弁体は連結棒により互いに連結し、連結棒のほぼ
中央位置に取りつけた１個又は２個の止め部材に
より両方の弁体の同時に着座すべき弁部の間隔を
着座すべき弁座間隔より小なる間隔に保持し、且
つ両弁体は該当弁座が共に着脱する相対間隔まで
連結棒に対し相対移動可能に形成し、２個の常開
パイロツト弁の出力を夫々一つの弁体のピストン
部より外側でシリンダー室に接続してあることを
特徴とする５ポート電磁弁により解決した。
作 用
本発明により、２個の弁体が同軸状に反対向き
に対向配置され、供給弁座に着座する第１弁部
と、排出弁座に着座する第２弁座と、ピストン部
とを夫々有し、第１弁座に供給流体圧が作用し、
ピストン部にはパイロツト弁の出力が供給流体圧
とは反対側から作用するので、作用圧力差に応じ
て両弁体は個別に移動される。弁体に両側から作
用する圧力に対し、圧力差を形成するため、シー
ル時の第１弁部の受圧面積A1と第２弁部の受圧
面積A2とピストン部の受圧面積A0と駆動ピスト
ンの受圧面積A3とをA1＜A0＜A2＜A3の関係を満
足する値に設定してある。２個の弁体が連結棒に
より連結され、その際連結棒に取り付けた止め部
材により両弁体は一定間隔に、即ち夫々の弁座に
両弁体の同時に着座すべき弁部の着座面間隔が弁
座面間隔より小なる間隔に保持することができ、
然も、両弁体は共に連結棒に対し相対移動可能に
形成してあるので、パイロツト弁の切り換えによ
り、パイロツト流体は一方の弁体に関する駆動ピ
ストン及びピストン部に作用し、他方の弁体に関
する駆動ピストンに作用するパイロツト流体が排
出されると、他方の弁体は第１弁部とピストン部
に作用する圧力差により移動し、第２弁部が排出
弁座に着座する。この時、パイロツト流体圧を受
ける駆動ピストンにより前記一方の弁体及び連結
棒が１方向に移動され、この弁体の第１弁部が供
給弁座に着座する。前記他方の弁体の第２弁部が
排出弁座に着座すると、連結棒の止め部材が当接
し駆動ピストンが停止する。ピストン部に作用す
るパイロツト流体圧により前記一方の弁体が連結
棒に対し相対移動可能であるので、片方の弁体の
第２弁部が着座すると同時に又はその直後に他方
の弁体の第１弁部が供給弁座に着座する。
に対向配置され、供給弁座に着座する第１弁部
と、排出弁座に着座する第２弁座と、ピストン部
とを夫々有し、第１弁座に供給流体圧が作用し、
ピストン部にはパイロツト弁の出力が供給流体圧
とは反対側から作用するので、作用圧力差に応じ
て両弁体は個別に移動される。弁体に両側から作
用する圧力に対し、圧力差を形成するため、シー
ル時の第１弁部の受圧面積A1と第２弁部の受圧
面積A2とピストン部の受圧面積A0と駆動ピスト
ンの受圧面積A3とをA1＜A0＜A2＜A3の関係を満
足する値に設定してある。２個の弁体が連結棒に
より連結され、その際連結棒に取り付けた止め部
材により両弁体は一定間隔に、即ち夫々の弁座に
両弁体の同時に着座すべき弁部の着座面間隔が弁
座面間隔より小なる間隔に保持することができ、
然も、両弁体は共に連結棒に対し相対移動可能に
形成してあるので、パイロツト弁の切り換えによ
り、パイロツト流体は一方の弁体に関する駆動ピ
ストン及びピストン部に作用し、他方の弁体に関
する駆動ピストンに作用するパイロツト流体が排
出されると、他方の弁体は第１弁部とピストン部
に作用する圧力差により移動し、第２弁部が排出
弁座に着座する。この時、パイロツト流体圧を受
ける駆動ピストンにより前記一方の弁体及び連結
棒が１方向に移動され、この弁体の第１弁部が供
給弁座に着座する。前記他方の弁体の第２弁部が
排出弁座に着座すると、連結棒の止め部材が当接
し駆動ピストンが停止する。ピストン部に作用す
るパイロツト流体圧により前記一方の弁体が連結
棒に対し相対移動可能であるので、片方の弁体の
第２弁部が着座すると同時に又はその直後に他方
の弁体の第１弁部が供給弁座に着座する。
本発明により、２個の弁体は、加工精度の影響
を受けずに確実に着座することができる。
を受けずに確実に着座することができる。
実施例
本発明の構成及び作用を図に示す実施例により
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第１図において、本体１には弁室２が形成して
あり、該弁室２には２個の弁体が、即ち第１弁体
３ａと第２弁体３ｂが同軸状に反対向きに対向配
置されている。本体１には供給ポートＰと２個の
出力ポート、即ち第１出力ポートＡ及び第２出力
ポートＢと、２個の排出ポート、即ち第１排出ポ
ートR1及び第２排出ポートR2が形成され、供給
ポートＰと第１出力ポートＡを結ぶ流路には第１
弁座４が、供給ポートＰと第２出力ポートＢを結
ぶ流路には第２弁座５が供給弁座として形成さ
れ、第１出力ポートＡと第１出力ポートR1を結
ぶ流路には第３弁座６が、第２出力ポートＢと第
２排出ポートR2を結ぶ流路には第４弁座７が排
出弁として形成される。
あり、該弁室２には２個の弁体が、即ち第１弁体
３ａと第２弁体３ｂが同軸状に反対向きに対向配
置されている。本体１には供給ポートＰと２個の
出力ポート、即ち第１出力ポートＡ及び第２出力
ポートＢと、２個の排出ポート、即ち第１排出ポ
ートR1及び第２排出ポートR2が形成され、供給
ポートＰと第１出力ポートＡを結ぶ流路には第１
弁座４が、供給ポートＰと第２出力ポートＢを結
ぶ流路には第２弁座５が供給弁座として形成さ
れ、第１出力ポートＡと第１出力ポートR1を結
ぶ流路には第３弁座６が、第２出力ポートＢと第
２排出ポートR2を結ぶ流路には第４弁座７が排
出弁として形成される。
第１弁体３ａは第１弁部８ａと第２弁部９ａと
ピストン部１０ａとを有し、第２弁体３ｂは第１
弁部８ｂと第２弁部９ｂとピストン部１０ｂとを
有する。第１弁体３ａの第１弁部８ａは第１弁座
４に着座し、第２弁部９ａは第３弁座６に第１弁
部８ａとは反対方向から着座するように形成し、
第１弁部８ａと第２弁部９ａのいずれか一方が弁
座に着座するときは他方は弁座から離れるように
配置関係を設定してある。同様に、第２弁体３ｂ
の第１弁部８ｂは第２弁座５に着座し、第２弁部
９ｂは第４弁座７に第１弁部８ｂとは反対方向か
ら着座するように形成し、第１弁部８ｂと第２弁
部９ｂのいずれか一方が弁座に着座するときは他
方は弁座から離れるように配置関係を設定してあ
る。両弁体３ａと３ｂは連結棒１７により連結さ
れる。連結棒１７は両弁体３ａと３ｂを貫通し、
連結棒１７のほぼ中央に形成した止め部材１８、
例えば連結棒１７に一体に形成される鍔部又は連
結棒１７に取付けられる止めリング若しくはナツ
トにより両弁体３ａと３ｂとの間隔を所定の長さ
に保持する。即ち止め部材１８により、両弁体の
同時に着座する弁部８ａと９ｂの間隔が弁座４と
７の間隔より及び弁部８ｂと９ａの間隔が弁座５
と６の間隔より若干小なる相対位置で弁体３ａ及
び３ｂが連結棒に間隔をおいて保持されることが
できる。一方の弁体３ａ又は３ｂが弁座に着座し
たのち、他方の弁体が弁座に着座する位置迄連結
棒に対して相対移動できるように連結棒に両弁体
３ａ及び３ｂは支持されている。これにより両弁
体３ａ及び３ｂは夫々連結棒１７に対し両端部側
から自由に着脱できる。
ピストン部１０ａとを有し、第２弁体３ｂは第１
弁部８ｂと第２弁部９ｂとピストン部１０ｂとを
有する。第１弁体３ａの第１弁部８ａは第１弁座
４に着座し、第２弁部９ａは第３弁座６に第１弁
部８ａとは反対方向から着座するように形成し、
第１弁部８ａと第２弁部９ａのいずれか一方が弁
座に着座するときは他方は弁座から離れるように
配置関係を設定してある。同様に、第２弁体３ｂ
の第１弁部８ｂは第２弁座５に着座し、第２弁部
９ｂは第４弁座７に第１弁部８ｂとは反対方向か
ら着座するように形成し、第１弁部８ｂと第２弁
部９ｂのいずれか一方が弁座に着座するときは他
方は弁座から離れるように配置関係を設定してあ
る。両弁体３ａと３ｂは連結棒１７により連結さ
れる。連結棒１７は両弁体３ａと３ｂを貫通し、
連結棒１７のほぼ中央に形成した止め部材１８、
例えば連結棒１７に一体に形成される鍔部又は連
結棒１７に取付けられる止めリング若しくはナツ
トにより両弁体３ａと３ｂとの間隔を所定の長さ
に保持する。即ち止め部材１８により、両弁体の
同時に着座する弁部８ａと９ｂの間隔が弁座４と
７の間隔より及び弁部８ｂと９ａの間隔が弁座５
と６の間隔より若干小なる相対位置で弁体３ａ及
び３ｂが連結棒に間隔をおいて保持されることが
できる。一方の弁体３ａ又は３ｂが弁座に着座し
たのち、他方の弁体が弁座に着座する位置迄連結
棒に対して相対移動できるように連結棒に両弁体
３ａ及び３ｂは支持されている。これにより両弁
体３ａ及び３ｂは夫々連結棒１７に対し両端部側
から自由に着脱できる。
本体１には２個のシリンダー室１１，１２が形
成され、第１シリンダー室１１には第１駆動ピス
トン１３ａが、第２シリンダー室１２には第２駆
動ピストン１３ｂか摺動案内される。第１駆動ピ
ストン１３ａの円筒内壁１４には第１弁体３ａの
ピストン部１０ａが摺動案内され、第２駆動ピス
トン１３ｂの円筒内壁１４には第２弁体３ｂのピ
ストン部１０ｂが摺動案内される。
成され、第１シリンダー室１１には第１駆動ピス
トン１３ａが、第２シリンダー室１２には第２駆
動ピストン１３ｂか摺動案内される。第１駆動ピ
ストン１３ａの円筒内壁１４には第１弁体３ａの
ピストン部１０ａが摺動案内され、第２駆動ピス
トン１３ｂの円筒内壁１４には第２弁体３ｂのピ
ストン部１０ｂが摺動案内される。
本体１には、弁室２の供給ポートＰが開口して
いる部分にパイロツト供給ポートPPが形成され、
第１シリンダー室１１には、第１駆動ピストン１
３ａより外側に第１パイロツトポートPA1が形成
され、同様に第２シリンダー室１２にはピストン
部１０ｂより外側に第２パイロツトポートPA2が
形成される。パイロツト供給ポートPPは流路１
４により第１常開パイロツト弁１５と第２常開パ
イロツト弁１６の入力ポートに接続される。第１
パイロツト弁１５の出口ポートは第１シリンダー
室１１の第１パイロツトポートPA1に接続され、
第２パイロツト弁１６の出口ポートは第２シリン
ダー室１２の第２パイロツトポートPA2に接続さ
れる。
いる部分にパイロツト供給ポートPPが形成され、
第１シリンダー室１１には、第１駆動ピストン１
３ａより外側に第１パイロツトポートPA1が形成
され、同様に第２シリンダー室１２にはピストン
部１０ｂより外側に第２パイロツトポートPA2が
形成される。パイロツト供給ポートPPは流路１
４により第１常開パイロツト弁１５と第２常開パ
イロツト弁１６の入力ポートに接続される。第１
パイロツト弁１５の出口ポートは第１シリンダー
室１１の第１パイロツトポートPA1に接続され、
第２パイロツト弁１６の出口ポートは第２シリン
ダー室１２の第２パイロツトポートPA2に接続さ
れる。
第１及び第２弁体３の第１弁部８ａもしくは８
ｂと第２弁部９ａもしくは９ｂはシール時供給弁
座４，５を閉じる方向に受ける弁部、第１図では
第２弁部９ａ及び９ｂな受圧面積A2と他方の弁
部、第１図では第１弁部８ａ及び８ｂの受圧面積
A1とピストン部の受圧面積A0と駆動ピストン１
３ａ及び１３ｂの受圧面積A3がA1＜A0＜A2＜A3
であるように互いに面積差を設けてある。これに
より第１弁体３ａ及び第２弁体３ｂは駆動ピスト
ン１３ａ又は１３ｂの押圧力により押し動かさ
れ、両駆動ピストンが共にパイロツト流体圧を受
けるときは力のバランスにより静止し、その位置
に保持される。
ｂと第２弁部９ａもしくは９ｂはシール時供給弁
座４，５を閉じる方向に受ける弁部、第１図では
第２弁部９ａ及び９ｂな受圧面積A2と他方の弁
部、第１図では第１弁部８ａ及び８ｂの受圧面積
A1とピストン部の受圧面積A0と駆動ピストン１
３ａ及び１３ｂの受圧面積A3がA1＜A0＜A2＜A3
であるように互いに面積差を設けてある。これに
より第１弁体３ａ及び第２弁体３ｂは駆動ピスト
ン１３ａ又は１３ｂの押圧力により押し動かさ
れ、両駆動ピストンが共にパイロツト流体圧を受
けるときは力のバランスにより静止し、その位置
に保持される。
第１パイロツト弁１５がONで、第２パイロツ
ト弁１６がOFFのとき、第１パイロツトポート
PA2は排出状態になるので、第１シリンダー室１
１内の流体及び該第１シリンダー室１１に第１駆
動ピストン１３ａに設けた貫通路１９を介して連
通している第１駆動ピストン１３ａと第１弁体３
ａのピストン部１０ａとの間の空間２０の流体が
排出され第１弁部８ａに作用する流体圧力により
図の左方に移動を開始し、同時に第２シリンダー
室１２の流体圧により第１弁体３ｂのピストン１
０ｂが第２駆動ピストン１３ｂにより押されて第
２弁体３ｂが図の左方に第１弁体３ａの側に押さ
れる。このとき第１弁体３ａの第２弁部９ａが第
３弁座６に着座し、同時に又はその若干後に第２
駆動ピストン１３ｂにより直接接触して押される
第２弁体３ｂが第２弁座５に着座する。又第２駆
動ピストン１３ｂにより直接接触して押される連
結棒１７の止め部１８は第１弁体３ａに間隙をお
いて停止する。切換後連結棒１７の端部は第１駆
動ピストン１３ａに当接しており、第１駆動ピス
トン１３ａと第１弁体３ａのピストン部１０ａと
の間には若干の間隙が形成される。第１弁体３ａ
は連結棒１７に対し止め部材１８との間隙及び第
１駆動ピストン１３ａとの間隙の分だけ相対移動
可能である。この切換時、第１弁座４が開放さ
れ、第３弁座６が閉じるので、流体は第１ポート
Ａより供給され、第２出力ポートＢは第２排出ポ
ートR2と連通されて排出状態になる。第１パイ
ロツト弁１５がOFFで第２パイロツト弁１６が
ONのとき、第１パイロツトポートPA2はパイロ
ツト流体の圧力を受け、第２パイロツトポート
PA2は排出状態になるので前記とは逆に第２弁体
３ｂが両端の圧力差により図の右方に移動し、そ
の際第１駆動ピストン１３ａに押されて第１弁体
３ａが図の右方に移動する。このとき第２弁体３
ｂの第２弁部９ｂが第４弁座７に着座し、同時に
又はその直後第１弁体３ａの第１弁部８ａが第１
弁座４に着座する状態になる。第２弁体３ｂも前
記の第１弁体と同様に連結棒１７に対し第２駆動
ピストン１３ｂとの間の間隙及び止め部材１８と
の間隙だけ相対移動可能である。両パイロツト弁
１５，１６がOFFのときは両駆動ピストン１３
ａ及び１３ｂにより押し合いとなり力がバランス
しているので両弁体３ａ及び３ｂは移動せずその
位置に保持される。
ト弁１６がOFFのとき、第１パイロツトポート
PA2は排出状態になるので、第１シリンダー室１
１内の流体及び該第１シリンダー室１１に第１駆
動ピストン１３ａに設けた貫通路１９を介して連
通している第１駆動ピストン１３ａと第１弁体３
ａのピストン部１０ａとの間の空間２０の流体が
排出され第１弁部８ａに作用する流体圧力により
図の左方に移動を開始し、同時に第２シリンダー
室１２の流体圧により第１弁体３ｂのピストン１
０ｂが第２駆動ピストン１３ｂにより押されて第
２弁体３ｂが図の左方に第１弁体３ａの側に押さ
れる。このとき第１弁体３ａの第２弁部９ａが第
３弁座６に着座し、同時に又はその若干後に第２
駆動ピストン１３ｂにより直接接触して押される
第２弁体３ｂが第２弁座５に着座する。又第２駆
動ピストン１３ｂにより直接接触して押される連
結棒１７の止め部１８は第１弁体３ａに間隙をお
いて停止する。切換後連結棒１７の端部は第１駆
動ピストン１３ａに当接しており、第１駆動ピス
トン１３ａと第１弁体３ａのピストン部１０ａと
の間には若干の間隙が形成される。第１弁体３ａ
は連結棒１７に対し止め部材１８との間隙及び第
１駆動ピストン１３ａとの間隙の分だけ相対移動
可能である。この切換時、第１弁座４が開放さ
れ、第３弁座６が閉じるので、流体は第１ポート
Ａより供給され、第２出力ポートＢは第２排出ポ
ートR2と連通されて排出状態になる。第１パイ
ロツト弁１５がOFFで第２パイロツト弁１６が
ONのとき、第１パイロツトポートPA2はパイロ
ツト流体の圧力を受け、第２パイロツトポート
PA2は排出状態になるので前記とは逆に第２弁体
３ｂが両端の圧力差により図の右方に移動し、そ
の際第１駆動ピストン１３ａに押されて第１弁体
３ａが図の右方に移動する。このとき第２弁体３
ｂの第２弁部９ｂが第４弁座７に着座し、同時に
又はその直後第１弁体３ａの第１弁部８ａが第１
弁座４に着座する状態になる。第２弁体３ｂも前
記の第１弁体と同様に連結棒１７に対し第２駆動
ピストン１３ｂとの間の間隙及び止め部材１８と
の間隙だけ相対移動可能である。両パイロツト弁
１５，１６がOFFのときは両駆動ピストン１３
ａ及び１３ｂにより押し合いとなり力がバランス
しているので両弁体３ａ及び３ｂは移動せずその
位置に保持される。
第１図の例に対し第１弁部８ａを第１弁座４に
図の右側から着座し、第１弁部８ｂを第２弁座５
に図の左側から着座し、第２弁部９ａを第３弁座
６に図の左側から着座し、第２弁部８ｂを第４弁
座７に図の右側から着座するように変形すること
も可能である。
図の右側から着座し、第１弁部８ｂを第２弁座５
に図の左側から着座し、第２弁部９ａを第３弁座
６に図の左側から着座し、第２弁部８ｂを第４弁
座７に図の右側から着座するように変形すること
も可能である。
効 果
本発明により、加工精度の低い弁体及び本体を
用いても、連結棒により互いに連結される複数の
弁体を本体の夫々の弁座にほぼ同時に確実に着座
させることが可能なポペツト電磁弁が得られた。
用いても、連結棒により互いに連結される複数の
弁体を本体の夫々の弁座にほぼ同時に確実に着座
させることが可能なポペツト電磁弁が得られた。
斯るポペツト弁が得られることにより、同時に
複数の弁体が弁座に着座でき、その位置で保持さ
れることが可能である、というスプール弁のよう
な利点を有し、然も塵及び劣化油分等の混在によ
る固着又は摩耗等のスプール弁の欠点を回避でき
るポペツト弁が得られた。
複数の弁体が弁座に着座でき、その位置で保持さ
れることが可能である、というスプール弁のよう
な利点を有し、然も塵及び劣化油分等の混在によ
る固着又は摩耗等のスプール弁の欠点を回避でき
るポペツト弁が得られた。
本発明により、弁座間隔の若干異なる本体に対
しても、同じ形状の２個のポペツト弁体を用い
て、弁座に対するほぼ同時着座を可能にした弁が
得られることが可能になり、弁体及び本体の加工
精度を問題にしないので、生産性が改善された。
しても、同じ形状の２個のポペツト弁体を用い
て、弁座に対するほぼ同時着座を可能にした弁が
得られることが可能になり、弁体及び本体の加工
精度を問題にしないので、生産性が改善された。
本発明により、弁体の各弁部及びピストン部の
受圧面積差により、特別の手段を必要とすること
なく、切り換え位置に確実に保持されることが可
能になつた。
受圧面積差により、特別の手段を必要とすること
なく、切り換え位置に確実に保持されることが可
能になつた。
第１図は本発明に係る５ポート電磁弁の断面
図、第２図は従来の５ポート電磁弁の断面図であ
る。 １……本体、３ａ，３ｂ……弁体、４，５……
供給弁座、６，７……排出弁座、８ａ，８ｂ……
第１弁部、９ａ，９ｂ……第２弁部、１０ａ，１
０ｂ……ピストン部、１１……第１シリンダー
室、１２……第２シリンダー室、１３ａ……第１
駆動ピストン、１３ｂ……第２駆動ピストン、１
４……円筒内壁、１５，１６……パイロツト弁、
１７……連結棒、１８……止め部材。
図、第２図は従来の５ポート電磁弁の断面図であ
る。 １……本体、３ａ，３ｂ……弁体、４，５……
供給弁座、６，７……排出弁座、８ａ，８ｂ……
第１弁部、９ａ，９ｂ……第２弁部、１０ａ，１
０ｂ……ピストン部、１１……第１シリンダー
室、１２……第２シリンダー室、１３ａ……第１
駆動ピストン、１３ｂ……第２駆動ピストン、１
４……円筒内壁、１５，１６……パイロツト弁、
１７……連結棒、１８……止め部材。
Claims (1)
- １ 供給ポートと、２個の出力ポートと、２個の
排出ポートとを有する本体と、該本体内を往復動
可能なる弁体と、前記本体に接続されるパイロツ
ト弁と包含する５ポート電磁弁において、前記弁
体が同軸状に反対向きに対向配置された別個の２
個の弁体により構成され、各弁体は夫々第１弁部
と第２弁部とピストン部とを有し、該第１弁部は
供給ポートと出力ポートとを結ぶ流路に設けた供
給弁座に着座し、前記第２弁部は出力ポートと排
出ポートとを結ぶ流路に設けた排出弁座に前記第
１弁部とは反対方向に着座するように形成され、
前記ピストン部は駆動ピストンと円筒内壁に摺動
案内され、該駆動ピストンは本体のシリンダー室
に摺動案内され、各弁体の第１弁部及び第２弁部
とピストン部はシート時供給弁座を閉じる方向に
受ける弁部の受圧面積A2と他方の弁部の受圧面
積A1とピストン部の受圧面積A0と駆動ピストン
の受圧面積A3がA1＜A0＜A2＜A3であるように互
いに面積差を設けてあり、前記２個の弁体は前記
駆動ピストンにより動かされる連結棒により互い
に連結され、連結棒のほぼ中央位置に取りつけた
１個又は２個の止め部材により両方の弁体の同時
に着座すべき弁部の間隔が着座すべき弁座間隔よ
り小なる間隔に保持され、且つ両弁体は該当弁座
が共に着座する相対間隔まで連結棒に対し相対移
動可能に形成され、２個の常開パイロツト弁の出
力が夫々一つの弁体の駆動ピストン及びピストン
部に外側から作用していることを特徴とする５ポ
ート電磁弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16010685A JPS6220985A (ja) | 1985-07-22 | 1985-07-22 | ５ポ−ト電磁弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16010685A JPS6220985A (ja) | 1985-07-22 | 1985-07-22 | ５ポ−ト電磁弁 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6220985A JPS6220985A (ja) | 1987-01-29 |
| JPH0361073B2 true JPH0361073B2 (ja) | 1991-09-18 |
Family
ID=15707979
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16010685A Granted JPS6220985A (ja) | 1985-07-22 | 1985-07-22 | ５ポ−ト電磁弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6220985A (ja) |
-
1985
- 1985-07-22 JP JP16010685A patent/JPS6220985A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6220985A (ja) | 1987-01-29 |
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