JPH035950Y2 - - Google Patents

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JPH035950Y2
JPH035950Y2 JP1985028962U JP2896285U JPH035950Y2 JP H035950 Y2 JPH035950 Y2 JP H035950Y2 JP 1985028962 U JP1985028962 U JP 1985028962U JP 2896285 U JP2896285 U JP 2896285U JP H035950 Y2 JPH035950 Y2 JP H035950Y2
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magnetic
mouse
magnetically sensitive
axis
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は2次元磁気スケール装置に関し、よ
り詳細にはCRT(陰極線管)面上に映し出される
カーソル線を動かすための、所謂磁気式マウスに
適用することのできる2次元磁気スケール装置に
関するものである。
(従来の技術) CRT画面上のカーソルをXY軸方向に自由に動
かすめの位置の指示手段として、マウスと称され
るカーソル位置指示器がある。
以前用いられていた機械式マウスでは、球体の
転動量を、これに摩擦接触して回転するローラの
回転におき代え、エンコーダで信号として検出す
る。この機械式マウスではスケール板面を転動す
る上記球体の汚れに伴なう位置検出誤差及び機械
的構造の複雑さなどの欠点から、他の方式による
マウス、例えば磁気的な変化を電気的信号に変換
して位置検出を行なう磁気式マウスが提案されて
いる。
この磁気式マウスは、平板状のマグネツトシー
トにX軸及びY軸方向に一定のピツチを以つてN
極及びS極からなる磁極が着磁された磁気スケー
ル板と、この磁気スケール板のX軸方向の磁気ス
ケールを検出する磁気感応素子と、Y軸方向の磁
気スケールを検出する磁気感応素子と、これら両
磁気感応素子を上記X軸及びY軸方向の軸関係に
保持して移動する手段とを備えている。その一例
として特開昭57−165702号公報に開示がある。
(考案が解決しようとする問題点) 上記磁気式マウスにおいては、磁気的変化を電
気信号の変化として検知する原理に基くので機械
的構成は比較的簡易であり、機械式マウスに比べ
て信頼性も高いといえるが、その反面次のような
問題がある。
例えば、第7図に示す如く、スケール板1上に
着磁された磁極のピツチλに対して磁気感応素子
2の検出領域の幅を上記ピツチλと等しくしてい
るため、基準点より磁気感応素子2を矢印方向に
移動した場合に、進退何れの方向においても同一
のパルス列が検出されてしまう。
従つて、正、反方向にマウスを移動した場合に
は、X,Y方向を読み取ることができなくなるの
である。
本考案は以上の背景の下になされたもので、磁
気感応素子が正反方向に移動したことを検出して
正確なXY座標の読み取りを可能にした2次元磁
気スケール装置を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案の上記目的に従つて、X軸方向の磁気ス
ケールを検出する磁気感応素子と、Y軸方向の磁
気スケールを検出する磁気感応素子の両磁気感応
素子を各々指向性を有する複数組の素子で構成
し、かつ、これら複数組の素子同士を、移動方向
に位相差を持たせて配置した2次元磁気スケール
装置が提供される。
(実施例) 第3図、第4図において磁気スケール板3は平
板状の基板4とこの基板4上に重ねられたマグネ
ツトシート5よりなる。このマグネツトシートと
しては例えばポリマーマグネツト、プラスチツク
マグネツトなどが使用される。
マウス6は、この磁気スケール板3上に摺動子
7により接触支持された上で、磁気感応素子部8
が後述するように弾性的に磁気スケール板上に接
触維持されつつ任意の位置に移動される。
マウス6の移動に際し、この底部に取付けられ
た磁気感応素子部8が磁気スケール板3上を接触
移動して位置情報が検出される訳である。所望の
位置にマウス6を移動の後、ボタン9を押すとマ
ウスの当該位置に関する情報がリード線10を通
じて、コンピユータに送信され、現像位置が読み
取られる。
次に磁気感応素子としてMR(Magnet
Resistive Element)素止を用いた例として第1
図を参照すると、マグネツトシート5にはN極と
S極とが、互いに直交するX−X軸及びY−Y軸
方向に交互に碁盤目状に規則正しく一様に分布す
るように着磁されている。この着磁は着磁ヘツド
を用いて簡易に、且つ安価に行なうことができ
る。そして、このマグネツトシート5の表面に接
触するようにして磁気感応素子部8が構成されて
いる。
この磁気感応素子部8の表面上、白地で図示し
た領域は非磁性材部分であり、点描状の領域は強
磁性材の薄膜からなる。
この場合、MR素子はX−X軸方向について符
号a,b,a′,b′の如くY−Y軸にそつて長く、
指向性を有するように、且つ、2相分の信号を取
り出せるように配置され、Y−Y軸方向にも同様
に2相分の信号を取り出せるようにA,B,A′,
B′の如く配置されている。
例えばX−X軸方向でのマグネツトシート5に
着磁されたセルのN極、S極の配列ピツチをλ1
すると磁界の強さは第1図の下部に示す正弦曲線
の如く変化する。さらに、MR素子a〜a′間は
λ1/2、MR素子a〜b間及びa′〜b′間は上記ピ
ツチλ1に対して位相差を有するところの例えば
λ1/4に配置する。又、同様にY−Y軸方向にお
けるマグネツトシート5での着磁されたセルのピ
ツチをλ1とするとMR素子A〜A′間はλ1/2、
MR素子A〜B間及びA′〜B′間はλ1/4に配置す
る。
さらに、第2図に示す回路と併用することによ
り各コンパレータCより出力を得る。
例えば、X−X軸方向については端子Xa,Xb
より2チヤンネル出力が得られ、端子Xa〜Xb間
の出力は電気角で90゜の位相差を持ち、移動方向
が検出できる。
同様に、Y−Y軸方向についても端子YA〜YB
間の出力は電気角で90゜の位相差を持つ。
従つて、これらの端子からの出力波形は第1図
に示す正弦曲線状の曲線と相似形にあらわれる。
そこで同図の曲線を端子の出力波形とみれば、端
子Xaの出力Xa′と端子Xbの出力Xb′とは常に電
気角で90゜のずれがあり、このずれを利用して基
準となる任意の端子の出力に対し、他の端子の出
力の進み、遅れを検知することによりマウスのX
−X軸方向上での移動の正反方向を検出すること
ができる。Y−Y軸方向上においても同様に可能
である。
従つてマウス6の移動量に上記移動の正反方向
の情報を加味して加減算すればマウスの正しい位
置を読み取ることができる。
本例の如く、MR素子を用いると、微小領域で
の磁場の形成により高分解能の特性が得られる。
ところで、本例に係るマウスは、マグネツトシ
ートに着磁されたセルが小さくなる程、磁気感応
素子をマグネツトシートに安定して接触維持させ
る必要がある。しかも、マウスの移動中において
も安定接触を得ることが検出出力を正しく把握す
る上で重要であるので、安定接触のための手段が
施されている。
例えば第5図に示す如き所謂ジンバルばね11
の中央部に磁気感応素子部8を固着し、このばね
の弾力を利用して安定接触を得るようにする。
ジンバルばね11はよく知られるように、中間
部がスリツト状に打抜かれた薄板状の弾性板より
なり、4隅に形成されたねじ穴を利用して、第6
図に示す如くマウス6の底板61に形成された開
口部62に合わせて、中央部分が上下動自在にね
じ止めされている。そして、摺動子7がマグネツ
トシート5上に接触したときに磁気感応素子8は
マグネツトシート5に押圧され、ジンバルばね1
1が上方へ弾性的に押動させられ、以て、適度の
接触圧が得られる。
このように、ジンバルばね或いはジンバルばね
に限らずシート状のばねを用いて支持すると、マ
ウスの角度に対して安定な位置を保ち、かつ上下
の変化もばねの歪により持たせることができる。
(作用効果) このように本考案では複数組の磁気感応素子に
よる出力相互が電気角で一定の位相差を有するよ
うに配置したので、これを基にしてマウスの正反
方向の動きを容易に判別することが可能である。
従つて、方向に応じてマウス移動量を加減算する
ことにより正確にX,Y座標を読み取ることがで
きる。
又光学式マウスや機械式マウスと比べて、検知
部の汚れによる影響を受け難く、検出結果の信頼
性も高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例につき、マグネツト
シート上に置かれた磁気感応素子部を模型的に説
明した図、第2図は同上図中の磁気感応素子を組
合せてマウス移動方向の検知情報を得るための電
気回路図、第3図は磁気スケール板上のマウスを
示した平面図、第4図は同上図の正面図、第5図
はジンバルばねの正面図、第6図はジンバルばね
の作用を説明した、マウスの正面図、第7図は従
来技術についての磁気感応素子と磁極ピツチとの
関係の説明図である。 a,a′,b,b′,A,A′,B,B′……磁気感応
素子としてのMR素子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 平板状のマグネツトシートにX軸及びY軸方向
    に一定のピツチを以てN極及びS極からなる磁極
    が着磁された磁気スケール板と、この磁気スケー
    ル板のX軸方向の磁気スケールを検出する磁気感
    応素子と、Y軸方向の磁気スケールを検出する磁
    気感応素子と、これら両磁気感応素子を上記X軸
    及びY軸方向の軸関係に保持して移動する手段と
    を備えた装置において、 上記両磁気感応素子は各々指向性を有する複数
    組の素子からなり、かつこの複数組の素子同士
    を、移動方向に位相差を持たせて配置したことを
    特徴とする、2次元磁気スケール装置。
JP1985028962U 1985-02-28 1985-02-28 Expired JPH035950Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985028962U JPH035950Y2 (ja) 1985-02-28 1985-02-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985028962U JPH035950Y2 (ja) 1985-02-28 1985-02-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61147429U JPS61147429U (ja) 1986-09-11
JPH035950Y2 true JPH035950Y2 (ja) 1991-02-15

Family

ID=30527335

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985028962U Expired JPH035950Y2 (ja) 1985-02-28 1985-02-28

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JPS61147429U (ja) 1986-09-11

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