JPH0356555Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0356555Y2 JPH0356555Y2 JP1983088114U JP8811483U JPH0356555Y2 JP H0356555 Y2 JPH0356555 Y2 JP H0356555Y2 JP 1983088114 U JP1983088114 U JP 1983088114U JP 8811483 U JP8811483 U JP 8811483U JP H0356555 Y2 JPH0356555 Y2 JP H0356555Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- container
- butter
- notches
- container body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 235000014121 butter Nutrition 0.000 claims description 34
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 7
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 7
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 235000013305 food Nutrition 0.000 description 1
- 235000013310 margarine Nutrition 0.000 description 1
- 239000003264 margarine Substances 0.000 description 1
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は、容器本体の蓋の両方に切欠部を設
けたバター容器に関する。
けたバター容器に関する。
(従来の技術及びその解決課題)
従来、バターナイフ挿通孔を有するバター容器
は、概して閉蓋時においてもバターナイフ挿通孔
は開口しているため容器本体による内容物の密封
は困難であり、商品流通過程においては例えば開
口部を紙で封塞するなど、その取り扱いに特別の
注意を要するという問題点があつた。
は、概して閉蓋時においてもバターナイフ挿通孔
は開口しているため容器本体による内容物の密封
は困難であり、商品流通過程においては例えば開
口部を紙で封塞するなど、その取り扱いに特別の
注意を要するという問題点があつた。
又、容器口縁部に切取線を設け、使用時に切り
取り線により、容器口縁部の一部を切除し、バタ
ーナイフ挿通孔を設けるバター容器もあつたが、
需要者において、容器の口縁部の一部切除という
余分な作業が強いられるという問題点があつた。
取り線により、容器口縁部の一部を切除し、バタ
ーナイフ挿通孔を設けるバター容器もあつたが、
需要者において、容器の口縁部の一部切除という
余分な作業が強いられるという問題点があつた。
また、容器口縁に開口を設け、バターナイフの
柄杆挿通時には、容器のスカートと蓋の突起とを
係合させるようにしたバター容器も提案されてい
るが(実公昭57−35021号)、バターナイフ挿通時
に蓋が変形するおそれがあり、かつスカートと突
起の係合が不可欠要件となつて、構造を複雑にす
るのみならず、容器口及び蓋の形状構造の制約が
大きくなる問題点があつた。
柄杆挿通時には、容器のスカートと蓋の突起とを
係合させるようにしたバター容器も提案されてい
るが(実公昭57−35021号)、バターナイフ挿通時
に蓋が変形するおそれがあり、かつスカートと突
起の係合が不可欠要件となつて、構造を複雑にす
るのみならず、容器口及び蓋の形状構造の制約が
大きくなる問題点があつた。
また蓋と容器に夫々下向きと上向きの凹部を設
け、前記凹部を向き合せた場合にバターナイフの
挿通孔を形成する発明も知られているが(特開昭
57−98885号)この場合には、蓋の嵌合方向を考
慮しなければならない問題点があつた。またその
まゝバターナイフを挿通しないと、挿通孔は開い
たまゝとなつている問題点もあつた。
け、前記凹部を向き合せた場合にバターナイフの
挿通孔を形成する発明も知られているが(特開昭
57−98885号)この場合には、蓋の嵌合方向を考
慮しなければならない問題点があつた。またその
まゝバターナイフを挿通しないと、挿通孔は開い
たまゝとなつている問題点もあつた。
(課題を解決する為の手段)
然るにこの考案は、容器口縁部との蓋の下縁に
開口部を形成する為の切欠部を対向設置し、その
深さを規制することにより、前記従来の問題点を
解決したのである。
開口部を形成する為の切欠部を対向設置し、その
深さを規制することにより、前記従来の問題点を
解決したのである。
即ちこの考案は、容器本体と該本体の上方開口
部に被冠する蓋とからなるバター容器において、
前記容器本体の開口縁の筒状嵌合壁の一側と、蓋
の下縁の筒状嵌合壁の一側には、協同してバター
ナイフの柄杆を挿通する開口部となる為の切欠部
が互いに対向して形成してあり、前記両切欠部の
深さが、完全閉蓋時には、前記両切欠部による開
口部が形成されることなく閉塞され、蓋を閉塞状
態のまゝ浮上させた時には前記両切欠部による開
口部は、前記バターナイフの柄杆を挿通できる大
きさに形成される深さとし、前記容器本体の筒状
嵌合壁の下部に嵌合突条を縦設したことを特徴と
するバター容器である。また、容器本体の上部に
は蓋止め用の環状鍔が形成してあることを特徴と
したものである。次に、切欠部は一対又は二対と
したことを特徴とするものである。
部に被冠する蓋とからなるバター容器において、
前記容器本体の開口縁の筒状嵌合壁の一側と、蓋
の下縁の筒状嵌合壁の一側には、協同してバター
ナイフの柄杆を挿通する開口部となる為の切欠部
が互いに対向して形成してあり、前記両切欠部の
深さが、完全閉蓋時には、前記両切欠部による開
口部が形成されることなく閉塞され、蓋を閉塞状
態のまゝ浮上させた時には前記両切欠部による開
口部は、前記バターナイフの柄杆を挿通できる大
きさに形成される深さとし、前記容器本体の筒状
嵌合壁の下部に嵌合突条を縦設したことを特徴と
するバター容器である。また、容器本体の上部に
は蓋止め用の環状鍔が形成してあることを特徴と
したものである。次に、切欠部は一対又は二対と
したことを特徴とするものである。
前記によれば、切欠部の深さを適当に規制する
ことにより、容器を密閉し、バターナイフの柄杆
を挿通した場合であつても、蓋を整然と被冠する
ことができる。
ことにより、容器を密閉し、バターナイフの柄杆
を挿通した場合であつても、蓋を整然と被冠する
ことができる。
(作用)
この考案によれば、容器口縁部と蓋の下縁に切
欠部を設け、前記切欠部の深さを規制したので、
バターナイフの柄杆を入れない場合には開口部が
なく容器を密封し、バターナイフの柄杆を挿通し
た場合でも蓋が整然と被冠される。
欠部を設け、前記切欠部の深さを規制したので、
バターナイフの柄杆を入れない場合には開口部が
なく容器を密封し、バターナイフの柄杆を挿通し
た場合でも蓋が整然と被冠される。
(実施例)
即ち、この考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
る。
横断面が楕円形状で、上方開口の容器本体1の
開口縁部(例えば上方より80mmの位置)外側に蓋
止め用の環状鍔2が形成してあり、該環状鍔2よ
り上側の筒状嵌合壁下部には6個の嵌合突条4が
所定の間隔で縦設してある。
開口縁部(例えば上方より80mmの位置)外側に蓋
止め用の環状鍔2が形成してあり、該環状鍔2よ
り上側の筒状嵌合壁下部には6個の嵌合突条4が
所定の間隔で縦設してある。
容器本体1の開口縁の前記筒状嵌合壁の両側に
は、切欠部5(例えば深さ5mm)が設けてある一
方、容器本体の上方開口部に被冠する蓋3の下縁
の筒状嵌合壁には、前記切欠部5に対向して切欠
部6(例えば深さ1mm)が夫々設けてあり、容器
本体1と蓋3とにより、バター容器7を形成す
る。前記切欠部5および切欠部6の深さは、閉蓋
時、即ち蓋3の下端を環状鍔2へ当接させた時に
は、切欠部5,6による開口部が閉塞され、蓋3
を浮上させた時には、切欠部5,6による開口部
は、バターナイフの柄杆を挿通できる程度に開口
する深さとしてある。
は、切欠部5(例えば深さ5mm)が設けてある一
方、容器本体の上方開口部に被冠する蓋3の下縁
の筒状嵌合壁には、前記切欠部5に対向して切欠
部6(例えば深さ1mm)が夫々設けてあり、容器
本体1と蓋3とにより、バター容器7を形成す
る。前記切欠部5および切欠部6の深さは、閉蓋
時、即ち蓋3の下端を環状鍔2へ当接させた時に
は、切欠部5,6による開口部が閉塞され、蓋3
を浮上させた時には、切欠部5,6による開口部
は、バターナイフの柄杆を挿通できる程度に開口
する深さとしてある。
例示の寸法においては、蓋3を上方に2mm乃至
8mmの範囲で浮かせると、蓋3は容器本体1から
外れることなく、バターナイフの柄杆挿通孔8を
形成することとなる。
8mmの範囲で浮かせると、蓋3は容器本体1から
外れることなく、バターナイフの柄杆挿通孔8を
形成することとなる。
前記嵌合突条4には、蓋3をほゞ完全に被冠し
た際、蓋3の筒状嵌合壁と、容器本体1の筒状嵌
合壁を若干固く嵌合させる働がある。
た際、蓋3の筒状嵌合壁と、容器本体1の筒状嵌
合壁を若干固く嵌合させる働がある。
尚、この実施例では、容器本体1と蓋3に形成
した切欠部は二対としたが、これに限定されるも
のではなく、一対若しくは三対以上としてもよ
い。
した切欠部は二対としたが、これに限定されるも
のではなく、一対若しくは三対以上としてもよ
い。
又、容器本体1の形状は、横断面が楕円形状の
ものとしたが、これに限定されるものではなく、
横断面円形、横断面方形等、各種形状の容器であ
つてもよい。
ものとしたが、これに限定されるものではなく、
横断面円形、横断面方形等、各種形状の容器であ
つてもよい。
尚、本願考案は、バター容器に関するものであ
るが、内用する物はバターに限定されるものでは
なく、他の塗布用食品であるマーガリン、ジャム
等であつてもよい。
るが、内用する物はバターに限定されるものでは
なく、他の塗布用食品であるマーガリン、ジャム
等であつてもよい。
(考案の効果)
即ち、この考案によれば、容器本体の開口縁の
筒状嵌合壁の一側と蓋の下縁の筒状嵌合壁の一側
に、切欠部が対向して形成してあり、両切欠部の
深さが、閉蓋時には、切欠部による開口部が閉塞
され、蓋を浮上させた時には切欠部による開口部
は、前記バターナイフの柄杆を挿通できる程度に
開口する深さとしてあるバター容器が得られるた
め、閉蓋時には内容物を密封することができる。
この場合に蓋に若干の外力が掛つても、突条によ
り蓋が強固に固定され外れるおそれはない。また
蓋を浮上させるのみで容易にバターナイフの柄杆
挿通孔が形成されるという効果がある。又、容器
本体の上部に蓋止め用の鍔を形成すれば、容器強
度が向上し、容器の定型性が保たれるという効果
がある。
筒状嵌合壁の一側と蓋の下縁の筒状嵌合壁の一側
に、切欠部が対向して形成してあり、両切欠部の
深さが、閉蓋時には、切欠部による開口部が閉塞
され、蓋を浮上させた時には切欠部による開口部
は、前記バターナイフの柄杆を挿通できる程度に
開口する深さとしてあるバター容器が得られるた
め、閉蓋時には内容物を密封することができる。
この場合に蓋に若干の外力が掛つても、突条によ
り蓋が強固に固定され外れるおそれはない。また
蓋を浮上させるのみで容易にバターナイフの柄杆
挿通孔が形成されるという効果がある。又、容器
本体の上部に蓋止め用の鍔を形成すれば、容器強
度が向上し、容器の定型性が保たれるという効果
がある。
第1図はこの考案の一実施例を示す閉蓋時の正
面図、第2図は同じく蓋を浮上させた状態の正面
図、第3図は同じく蓋の斜視図、第4図は同じく
容器本体の斜視図である。 1……容器本体、3……蓋、4……突条、5…
…切欠部、6……切欠部、7……バター容器。
面図、第2図は同じく蓋を浮上させた状態の正面
図、第3図は同じく蓋の斜視図、第4図は同じく
容器本体の斜視図である。 1……容器本体、3……蓋、4……突条、5…
…切欠部、6……切欠部、7……バター容器。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 容器本体と該本体の上方開口部に被冠する
蓋とからなるバター容器において、前記容器本
体の開口縁の筒状嵌合壁の一側と、蓋の下縁の
筒状嵌合壁の一側には、協同してバターナイフ
の柄杆を挿通する開口部となる為の切欠部が互
いに対向して形成してあり、前記両切欠部の深
さが、完全閉蓋時には、前記両切欠部による開
口部が形成されることなく閉塞され、蓋を閉塞
状態のまゝ浮上させた時には前記両切欠部によ
る開口部は、前記バターナイフの柄杆を挿通で
きる大きさに形成される深さとし、前記容器本
体の筒状嵌合壁の下部に嵌合突条を縦設したこ
とを特徴とするバター容器 2 容器本体の上部には蓋止め用の環状鍔が形成
してあることを特徴とする実用新案登録請求の
範囲第1項記載のバター容器 3 切欠部は一対又は二対としたことを特徴とす
る実用新案登録請求の範囲第1項記載のバター
容器
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8811483U JPS59193191U (ja) | 1983-06-09 | 1983-06-09 | バタ−容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8811483U JPS59193191U (ja) | 1983-06-09 | 1983-06-09 | バタ−容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59193191U JPS59193191U (ja) | 1984-12-21 |
JPH0356555Y2 true JPH0356555Y2 (ja) | 1991-12-19 |
Family
ID=30218027
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8811483U Granted JPS59193191U (ja) | 1983-06-09 | 1983-06-09 | バタ−容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59193191U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5735021U (ja) * | 1980-08-07 | 1982-02-24 |
-
1983
- 1983-06-09 JP JP8811483U patent/JPS59193191U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5735021U (ja) * | 1980-08-07 | 1982-02-24 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59193191U (ja) | 1984-12-21 |
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