JPH0356550Y2 - - Google Patents

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JPH0356550Y2
JPH0356550Y2 JP6506587U JP6506587U JPH0356550Y2 JP H0356550 Y2 JPH0356550 Y2 JP H0356550Y2 JP 6506587 U JP6506587 U JP 6506587U JP 6506587 U JP6506587 U JP 6506587U JP H0356550 Y2 JPH0356550 Y2 JP H0356550Y2
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gel
filled
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corner
synthetic resin
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、乳幼児が机や柱の角にぶつかつた
り、衝撃や振動を嫌う機器の輸送梱包、収納設置
等の際に、それらコーナーに貼付しておいて、緩
衝、防振するゲル状物質を充填したコーナーパツ
ドに関するものである。
従来の技術 はいはいし始めや歩き始めの乳幼児はまだまだ
動作が不確実で、急にバタンと倒れたりする。一
方、室内には机の角や柱の角等危険な角がたくさ
んあり、母親には目が離せる時がない。
従来、どこにでも、その角に合わせて、手軽に
貼れる汎用性のあるパツド類はまるで無かつたの
で、布をあてがう等、各家庭内で適当に工夫され
ることはあつても、余程の危険が無い限り、その
まま放置されているのが普通であつた。
また、衝撃や振動を嫌う機器等の輸送梱包に
は、その角の大きさに合わせて成形された発泡ス
チロールがあてがわれている。
また、これら機器を保護外筐内に収納したり、
設置するに、防振ゴムやインシユレータを用い
て、衝撃、振動が伝わらないようにしている。
考案が解決しようとする問題点 従来は、家庭用、業務用、そして、その用途は
別にして、何れにせよ、角にあてがうパツドとし
て、各々の角に合わせて、その場で簡単に成形、
貼り付けられ、また、使わない時は、保管に便利
であり、かつ、本来の緩衝、防振に優れるような
ものは無かつた。
問題点を解決するための手段 本考案は、少なくとも直交する2つの隣接区画
筋により相互に隣接配置された少なくとも3つの
ゲル充填セルを有し、該各ゲル充填セルは表裏の
外皮において周囲が互いに接合されて、相互に独
立するように区画の筋で区分されているととも
に、内部にはゲル状物質を収納し、この区画筋の
内少なくとも1辺は隣接のゲル充填セルとの隣接
区画筋となつており、ゲル充填セルの表裏外皮の
一方には粘接着層を重合してあることを特徴とす
る。
作 用 本考案ゲル充填コーナーパツドは、ゲル状物質
が、相互に独立するように、表裏の外皮において
周囲が互いに接合されて区画されたゲル充填セル
内に収納してあり、直交する2つの隣接区画筋に
より相互に隣接配置された少なくとも3つのゲル
充填セルを有するから、この隣接区画筋の処でゲ
ル充填セルの画が直交するように折り曲げれば、
3直交面からなる角を覆うことができる立体的な
パツドができ上がり、内側の粘接着層でその角に
貼り付けられる。
また、ゲル充填セルが4つ以上並設されていれ
ば、それに応じたあてがい方も自由にでき、多数
並設された中から3つ以上のゲル充填セルを部分
的に切り取つて使うこともできる。
さらに、用が済めば、それらはシート状である
から、ロール状にする等自由にまとめられ、かさ
ばる事はない。勿論、ゲル充填セル内にはゲル状
物質が充填されているので、ゲル状物質の有する
緩衝、防振性能が角に貼られたパツド上において
も発揮される。
実施例 第1図ないし第3図に示すものは、本考案ゲル
充填コーナーパツドの一実施例として、最少数の
3つのゲル充填セルから成るものであり、本例で
は、ゲル充填セルは、外皮たる合成樹脂フイルム
面を膨出するようにしてゲル状物質を充填したも
のである。
10は表裏の合成樹脂フイルム1が溶融、接合
された区画筋であり、この区画筋10は合成樹脂
フイルム上で一ブロツク毎に区画するように連続
しているとともに、その一辺が境界となつて、こ
の区画内たるゲル充填セル20を、その1つを中
心に、互いに隣接させている。図では、区画筋1
0のうち境となる隣接区画筋を11で示してい
る。ゲル充填セル20このは区画筋10で区画さ
れているとともに、その区画内の合成樹脂フイル
ム1を膨出して、中にゲル状物質が充填されてい
る。
そして、その外皮たる合成樹脂フイルム1の一
方には、少なくともゲル充填セル20部分の表面
に、例えばセロハンテープ等に旋されている粘接
着層30を旋してある。
そこで、これを物の角にあてがうには、このコ
ーナーパツドの直交する2隣接区画筋11を角の
縁に沿わせて、中心のゲル充填セル20をその角
の面にあてがい、この隣接区画筋11に折り曲
げ、他のゲル充填セル20を角の他の面にあてが
うようにすれば、第1図のごとく、1つの角、特
に、この場合は、3つの面が交わつてなる頂角を
覆うことができる。
また、これが、第4図に示すようなゲル充填セ
ルが3以上つながつてなるものを使えば、第3図
二点鎖線Aでも示すごとく、1つの頂角に続き、
前面の角を長手に互つて覆う事もできる。さら
に、これは第5図に示す大きなゲル充填コーナー
パツドより一点鎖線Bのように切り取つて使つて
も同様に行え、また、同図二点鎖線Cで切り取っ
て使えば、第3図二点鎖線Aの部分だけの覆い方
もできる。そして、これらの際、切り取りは隣接
区画筋11の処ですれば良く、該区画筋は薄いか
ら、ハサミは勿論、簡単に手でも切れる。
したがつて、その場において、そこの角に自由
にあわせる事ができる。それでいて、このコーナ
ーパツドは用のない時は立体的ではなく、シート
状であるから、かさばる事がなく、保管にも便利
となつている。
以上の実施例で、家庭内における乳幼児の危険
防止用として優れるものである事が容易に理解さ
れようが、これを、衝撃や振動を嫌う機器等の輸
送梱包における従来の成形された発泡スチロール
やこれら機器を保護外筐内に収納したり、配置す
るに従来用いられていた防振ゴムやインシユレー
タ代わりとして使用もできることも容易に推測、
理解されよう。
次ぎに、上記実施例ゲル充填コーナーパツドの
製造方法を一例として述べる。
それには、まず、数mmから十mm程度の薄板状の
ゲル状物質を得る必要がある。これには、手作業
で、ゲル原料の混練、脱泡作業を行い、ガラス板
等に流し出し、ヘラで均一層に延ばす、或は、上
下フイルムで覆つてロールで圧延し、その後、加
熱炉でゲル化させる等適宜な手段が取られる。な
お、ゲル状物質としては、JIS K 2530−1976−
(50g荷重)により測定された針入度が50〜200程
度のシリコーンゲルやこれに微小中空球体を混入
してなる複合シリコーンゲルが緩衝能力、防振能
力にも優れている点で最適であり、このような原
料に、例えば、トーレシリコーン株式会社製造の
商品名トーレシリコーンCF5027、日本フイライ
ト株式会社製造のフイライト(登録商標)、日本
フイライト株式会社販売のエクスパンセル(登録
商標)等がある。
続き、得られた薄板状のゲル状物質に、合成樹
脂フイルム、例えば、熱溶着性の良い塩化ビニー
ルフイルムや、熱溶着性はこれに劣るが経年変化
の少ないウレタンフイルム等の合成樹脂フイルム
を張り合わせ、合成樹脂フイルム、ゲル状物質、
合成樹脂フイルムの三層状とする。
なお、合成樹脂フイルムの熱溶着性が弱けれ
ば、合成樹脂フイルムにいわゆるホツトメルトを
重ねても良い。また、場合によつては、さらに、
熱可塑性の高い高分子発泡体の板状のものを重ね
合わせても良い。
その後、この層状のシートを型で押圧すると同
時に型の溶着面から合成樹脂フイルムに熱が加わ
るようにするが、この手段には、高周波溶着法、
加熱プレス溶着法、超音波溶着法等が簡便な方法
として揚げられる。
また、この際の型は、区画溶着面と隣接凹部と
を交互に形成したもので、区画溶着面とは一つの
凹部を取り囲む溶着面を隣接連続させたものであ
り、例えば、基盤目状の溶着面、すなわち、凹部
たる角を丸めた四角目状の孔が配列穿孔された型
や、このような四角目状に限らず、三角、その他
の異形状を配列穿孔したものでも良い。そして、
その凹部たる孔の深さは十分深くして、ゲル充填
セルの形成に支障のないよう、合成樹脂フイルム
が変形する空間として確保されているのが良い。
第6図に示すものは、三角状の孔を配した型より
製造されたものである。
溶着の際には、この型を合成樹脂フイルムに当
てがうようにするが、この際、この型を両側で使
用すると、第3図のように区画筋10たる溶着筋
がゲル充填セル20の厚みのほぼ中央に形成さ
れ、また、この型は一方にのみ使用し、他方は平
らな型を使用すると、溶着筋が一方に偏つたもの
となる。この場合、前者によると、角の面との接
着の点で不利であるが、角を確実に覆える。ま
た、後者によると、角の頂点を確実に覆う点では
不利だが、接着の点で有利である。
しかし、どのような型によるとも、合成樹脂フ
イルムが溶着された後には区画筋たる溶着筋が形
成される。この溶着筋が形成される箇所のゲル状
物質は、型の区画溶着面が該層を分断するため、
前後左右の隣接凹部に逃げる。隣接凹部には元々
位置しているゲル状物質があるため、前後左右に
逃げるゲル状物質は、元々位置しているゲル状物
質を押し込みつつ、元の薄板状の時よりも厚く、
一部自ら折り込まれるような形で隣接凹部内へと
逃げ込む。
一方、区画溶着面の合成樹脂フイルムは表裏重
り合い、適宜型式の加熱手段による熱をタイミン
グ良く局部的に受け、表裏溶着され、一葉状の溶
着筋となる。
このとき、隣接凹部にあたる合成樹脂フイルム
は、前後左右から逃げてくるゲル状物質で引き伸
ばされつつ該ゲル状物質を内包して、その表面、
特に拘束の無い側は略球面状に膨出し、結果、ゲ
ル状物質を封入したゲル充填セルが形成されるこ
ととなる。
このようにして、型の凹部に呼応して、複数の
ゲル充填セルが形成される。
そして、このゲル充填セルの外皮たる合成樹脂
フイルムの一方に粘接着層を重合するが、この場
合、市販シート状のいわゆる両面テープを貼つて
もよいが、粘接着剤を塗布したり、前記合成樹脂
フイルムとして元々粘接着剤がコートされたもの
を用い、ゲル充填セルを形成すれば、それで粘接
着層が重合されたものとして出来上がるものであ
つても良い。なお、粘接着層には剥離紙が張られ
るのが望まれる。
また、たとえば、基盤目状の区画溶着面におい
て、その一辺を十数mm程度とすると、家庭内に常
備して置くにものとして最適であるが、業務用等
この大きさに限るものでない。なお、輸送梱包、
収納設置等に用いるものとして、厚手のものが必
要な場合には、熱可塑性の合成樹脂フイルムを前
もつて深底ケース状に真空成形等で形成してお
き、この中にゲル状物質のブロツクをいれ、別の
合成樹脂フイルムで蓋をするようにして縁を溶着
すれば、厚手のゲル充填コーナーパツドが比較的
容易にできる。
勿論、本考案ゲル充填コーナーパツドは、これ
ら例示した方法にかぎるものでなく、接着剤で接
合させたり、適宜自由な方法により製造されるべ
きものであり、また、外皮として合成樹脂フイル
ムのみに限るものでもない。
考案の効果 以上述べたとおり、本考案によれば、緩衝、防
振性は元々素材自体の特性が優れているから、言
うまでもなく、乳幼児等が角にぶつかつても、衝
撃はゲル状物質によつて吸収されるので、切つた
り、打撲傷を負うことは少ない。
また、隣接区画筋の処で各ゲル充填セルの面が
直交するように折り曲げれば、3直交面や2直交
面からなる角を覆うことができる立体的なパツド
とする事ができ、また、ゲル充填セルが4つ以上
並設されていれば、切り取り方次第で、あてがい
方を自由にでき、さらに、用が済めばは、丸める
等自由にでき、かさばる事はなく収納でき、保管
にも便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例たるゲル充填コーナ
ーパツドを角に貼り付けた状態を示す斜視図、第
2図同ゲル充填コーナーパツドの平面図、第3図
は同側面図、第4図、第5図は他の実施例の縮小
平面図、第6図はさらに他の実施例の平面図であ
る。 10……区画筋、11……隣接区画筋、20…
…ゲル充填セル、30……粘接着層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも直交する2つの隣接区画筋により相
    互に隣接配置された少なくとも3つのゲル充填セ
    ルを有し、該各ゲル充填セルは表裏の外皮におい
    て周囲が互いに接合されて、相互に独立するよう
    に区画の筋で区分されているとともに、内部には
    ゲル状物質を収納し、この区画筋の内少なくとも
    1辺は隣接のゲル充填セルとの隣接区画筋となつ
    ており、ゲル充填セルの表裏外皮の一方には粘接
    着層を重合してあるゲル充填コーナーパツド。
JP6506587U 1987-04-28 1987-04-28 Expired JPH0356550Y2 (ja)

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