JPH0356271Y2 - - Google Patents

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JPH0356271Y2
JPH0356271Y2 JP1985162219U JP16221985U JPH0356271Y2 JP H0356271 Y2 JPH0356271 Y2 JP H0356271Y2 JP 1985162219 U JP1985162219 U JP 1985162219U JP 16221985 U JP16221985 U JP 16221985U JP H0356271 Y2 JPH0356271 Y2 JP H0356271Y2
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JP
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branch pipe
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spray
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rain
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JP1985162219U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、人工的に雨を降らせる降雨装置に
かかり、特に自動車のルーフドリツプ、ワイパ等
の試験に使用される降雨装置の改良に関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来の降雨装置は、第3図に示すように給水ポ
ンプ(図示しない)と接続した主配管54に、試
験路52に沿つて枝配管56が取り付けられてい
た。
そして、枝配管56は主配管54に直角に取り
付けられ、枝配管56には小孔58が多数形成さ
れていた。また、小孔58は枝配管56の上側に
形成され、給水された水は枝配管56から斜め上
方に噴出されていた。なお、59は配管支持体で
ある。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の降雨装置50は、小孔5
8の径が固定されており、小孔58から噴出され
る水が棒状にならないようにするには給水圧力を
低く設定しなければならず降雨粒径が大幅に制限
されるという問題があつた。
また、主配管54、枝配管56および配管支持
体59に水滴が落ち、これが大粒となつて落下し
自然降雨状態を再現できないという問題があつ
た。
従つて、本考案の目的は、降雨粒径を任意に変
化させて、種々の降雨状態を再現するとともに、
枝配管等に落ちた水滴を枝配管自体に沿つて外部
に流すようにして、自然降雨状態を良好に再現す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
このため、本考案にかかる降雨装置は、支柱に
取付けた枝配管の基端に給水配管を連結し、この
枝配管の先端に取付けた噴霧ノズルにより、前記
給水配管を通じて供給された水を噴出させて雨を
降らせる降雨装置において、前記枝配管の基端部
を前記支柱に対して昇降可能に設けるとともに、
その先端を斜め上方に伸長して配設し、さらに、
前記噴霧ノズルの上方および下方に噴出口を形成
し、この噴出口のいずれか一方から上方向または
下方向に選択的に噴霧するようにしたものであ
る。
〔作用〕
上記の手段により、枝配管の昇降によつてその
先端に取付けられた噴霧ノズルの上下方向の高さ
を変化させて水滴の落下速度を変化させるととも
に、枝配管に落下した水滴を傾斜した状態で配設
された枝配管に沿つて降雨域外に流す。
また、噴霧ノズルのいずれか一方の噴出口か
ら、上方向または下方向に選択的に噴霧させるこ
とによつて、降雨の粒径ならびに雨量を変化させ
る。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
(第1実施例) 第1図は本考案にかかる降雨装置の第1実施例
を示す正面図である。
降雨装置1は、支柱2と、アーム4と、スライ
ダ6と、枝配管8と、噴霧ノズル9から構成され
ている。
支柱2は地上に立てられており、この支柱2の
上にアーム4が取り付けられている。アーム4は
枢支軸22により支柱2のまわりに回動可能に取
り付けられている。
これにより、アーム4に取り付けられた枝配管
8の先端に取り付けられた噴霧ノズル9の交換お
よびスライダ6の位置決め作業を地上で安全に行
うことができる。
アーム4の回動は、ウオームギヤボツクス23
と、ユニバーサルジヨイント24と、連接棒26
と、ベベルギヤボツクス28およびハンドル29
から構成された周知の回動伝達機構により行われ
る。
また、ハンドル29によるアーム4の回動操作
を容易にするためアーム4の下端にバランスウエ
イト48が取り付けられている。さらに、49は
バランスウエイト48が倒れるのを防止するため
の固定ボルトである。
アーム4の外側にスライダ6がはめこまれてい
る。スライダ6はアーム4の外側をスライドさせ
ることにより高さを変えることができ、アーム4
の外周に形成された小孔42に止めボルト44を
はめこむことにより所定の位置で固定することが
できる。45はスライダ6の揺れを防止するため
のロツクボルトである。
枝配管8の基端部はスライダ6に取り付けられ
ており、その先端はスライダ6から斜め上方に伸
長されて配設されている。さらに枝配管8の先端
部には噴霧ノズル9が取り付けられている。ま
た、枝配管8の基端には給水配管11が接続され
ている。
噴霧ノズル9は、上方および下方に噴出口を形
成したチーズ(T型継手)92と、この噴出口の
いずれか一方に選択的に取付けられるノズル91
と、噴出口の他方に取付けられるメクラプラグ9
4とを有し、さらにチーズ92と枝配管8とは着
脱可能とされている。
給水配管11としてはスライダ6の移動に対応
するため耐圧ホースが使用され、また給水配管1
1の揺れを防止するため揺れどめ環13が取り付
けられている。41はアーム4に取り付けられた
揺れどめ環固定装置である。
上記の構成にかかる第1実施例の作用を説明す
ると、まずハンドル29を回してアーム4を枢支
軸22のまわりに回動させて枝配管8を8Aの状
態にする。
そして、枝配管8の先端に取り付ける噴霧ノズ
ル9の交換、調整を行うとともに、スライダ6の
高さ調整を行う。
この噴霧ノズル9の調整は、小粒の降雨の場合
には、ノズル91をチーズ92の上方の噴出口に
取付け、下方の噴出口にメクラプラグ94を取付
けて水を上方向に噴霧させることにより落下速度
を遅くするようにする。また大粒の降雨の場合に
は、ノズル91をチーズ92の下方の噴出口に取
付け、上方の噴出口にメクラプラグ94を取付け
て(第1図に示す状態)水を下方向に噴霧させる
ことにより落下速度を速くするようにする。
また、噴霧ノズル9を交換することによつて
も、降雨の粒径や雨量を変化させることが可能で
ある。
さらに、スライダ6の高さ調整は自然の降雨状
態を再現し易い高さに、スライダ6をアーム4の
外側を上下方向に移動させて所定位置で止めボル
ト44により固定する。これにより、枝配管8の
高さの調整(即ち、噴霧ノズル9の高さ調整)が
行われる。また、この高さを変化させることによ
つて、降雨の落下速度を任意に変化させる。
そして、アーム4を起こし支柱2に固定ボルト
49により固定した後、給水配管11を通じて枝
配管8に給水し噴霧ノズル9から水を噴出させて
自然降雨状態を再現する。
以上のように、枝配管8の高さの調整(昇降)
によつてその先端に取付けられた噴霧ノズル9の
上下方向の高さを変化させることができるため、
降雨の落下速度を任意に変化させることができる
とともに、枝配管8に落下した水滴を傾斜した状
態で配設された枝配管8に沿つて降雨域外に流す
ことができるため、降雨域内に水滴が大粒となつ
て落下するのを防止することができ、自然降雨状
態を良好に再現することができる。
また、噴霧ノズル9のいずれか一方の噴出口に
ノズル91を取付けて、このノズル91から、上
方向または下方向に選択的に噴霧させるようにし
たので、降雨の粒径ならびに雨量を任意に変化さ
せることができるため、種々の降雨状態を良好に
再現することができる。
また、噴霧ノズル9の交換および噴霧ノズル9
の高さ調整を地上で実施することができるため、
作業の安全性を向上させることができる。
さらに、小径のノズル91を上向きに取り付け
ることにより、落下速度を小さくでき、また、大
径のノズル91を下向きに取り付けることによ
り、落下速度を大きくできるとともに、同一の径
のノズル91であつても取り付けの向きを上下に
変えることにより降雨量を変化させることができ
る。
(第2実施例) 第2図は本考案にかかる降雨装置の第2実施例
を示す正面図である。
第1実施例と同一部分は同一の番号を付して説
明し、第1実施例と異なる部分のみ説明する。
第2実施例においては第1実施例と異なり噴霧
ノズル9の昇降機構にチエーンとスプロケツトの
噛み合い機構を採用したものである。
すなわち、昇降機構は、支柱2と、レール10
4と、スライダ106と、一対のスプロケツト1
08およびチエーン109とから構成されてい
る。
レール104は支柱2に立設されている。スプ
ロケツト108はレール104の上端と下端に回
動可能に取り付けられている。チエーン109は
上下のスプロケツト108に巻き掛けされてい
る。
スライダ106はガイドローラ107とチエー
ン止めボルト110から構成されている。ガイド
ローラ107はスライダ106の内側に回動可能
に取り付けられている。スライダ106はチエー
ン止めボルト110によつてチエーン109と連
結されている。
そして、スプロケツト108に噛み合わされた
ウオームギヤボツクス112に取り付けられたハ
ンドル114を回すことにより、スライダ106
はガイドローラ107に案内されながらレール1
04上を上下する。
これにより、スライダ106に固定された枝配
管8の先端に取り付けられた噴霧ノズル9が昇降
される。
第2実施例においても噴霧ノズル9から噴出さ
れる降雨の粒径ならびに雨量および水滴落下速度
を変化させることができることは第1実施例を同
様である。
以上、本考案の特定の実施例に基づいて説明し
たがこれに限定されるものではなく、実用新案登
録請求の範囲に記載した範囲内で当業者が実施可
能な種々の別な態様が考えられる。
例えば、枝配管は1本でなくても複数設けても
よい。このようにすれば降雨範囲を拡げることが
でき、一度に多数の自動車等の試験をすることも
できる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案にかかる降雨装置
は、枝配管を支柱に対して昇降可能に設けるとと
もに、斜め上方に伸長して配設したので、枝配管
の昇降によつてその先端に取付けられた噴霧ノズ
ルの上下方向の高さを変化させることができるた
め、降雨の落下速度を任意に変化させることがで
きるとともに、枝配管に落下した水滴を傾斜した
状態で配設された枝配管に沿つて降雨域外に流す
ことができるため、降雨域内に水滴が大粒となつ
て落下するのを防止することができ、自然降雨状
態を良好に再現することができる。
また、噴霧ノズルのいずれか一方の噴出口か
ら、上方向または下方向に選択的に噴霧させるよ
うにしたので、降雨の粒径ならびに雨量を任意に
変化させることができるため、種々の降雨状態を
良好に再現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる降雨装置の第1実施例
を示す正面図、第2図は同じく第2実施例を示す
正面図、第3図は従来の降雨装置の概略構成を示
す斜視図である。 1……降雨装置、2……支柱、8……枝配管、
9……噴霧ノズル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 支柱に取付けた枝配管の基端に給水配管を連結
    し、この枝配管の先端に取付けた噴霧ノズルによ
    り、前記給水配管を通じて供給された水を噴出さ
    せて雨を降らせる降雨装置において、前記枝配管
    の基端部を前記支柱に対して昇降可能に設けると
    ともに、その先端を斜め上方に伸長して配設し、
    さらに、前記噴霧ノズルの上方および下方に噴出
    口を形成し、この噴出口のいずれか一方から上方
    向または下方向に選択的に噴霧するようにしたこ
    とを特徴とする降雨装置。
JP1985162219U 1985-10-23 1985-10-23 Expired JPH0356271Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985162219U JPH0356271Y2 (ja) 1985-10-23 1985-10-23

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JP1985162219U JPH0356271Y2 (ja) 1985-10-23 1985-10-23

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Publication Number Publication Date
JPS6272162U JPS6272162U (ja) 1987-05-08
JPH0356271Y2 true JPH0356271Y2 (ja) 1991-12-17

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008514521A (ja) * 2004-09-30 2008-05-08 マーレイ メルローズ デヴィッド 差圧真空パネルを有する圧力容器
JP2009511378A (ja) * 2005-10-14 2009-03-19 グラハム パッケージング カンパニー,エル ピー 位置を変えることができる容器の底部の構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5651054Y2 (ja) * 1977-02-22 1981-11-30

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