JPH0355848Y2 - - Google Patents

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JPH0355848Y2
JPH0355848Y2 JP1984010320U JP1032084U JPH0355848Y2 JP H0355848 Y2 JPH0355848 Y2 JP H0355848Y2 JP 1984010320 U JP1984010320 U JP 1984010320U JP 1032084 U JP1032084 U JP 1032084U JP H0355848 Y2 JPH0355848 Y2 JP H0355848Y2
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JP
Japan
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reel
claw piece
support shaft
brake body
tape
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JP1984010320U
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JPS60122803U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はケースから引出された巻尺テープがそ
の位置で停止するようになされた巻尺に関し、本
出願人が先に出願した実願昭58−85221号実公昭
62−8481号公報参照の考案を改良したものであ
る。
上述の先願の巻尺は、ケース内の支軸にリール
が回転自在に支持され、リール内の巻込みばねに
よりリールに巻込力が付与され、リール外周に巻
尺テープが巻回されており、リールの回転を制動
すべく制動体が支軸に嵌合されると共に、支軸に
設けられた反発ばねにより制動体の頭部がケース
外に突出されている。
しかしながら、かかる巻尺は制動体の頭部がケ
ース外に突出されているので、外観がすつきりせ
ずケースのデザイン面で美観をそこなうと共に、
制動体の頭部が手にあたり持ちにくい欠点があ
る。しかも制動体の頭部が何らかの外力によつて
損傷しやすい欠点がある。
本考案者はかかる先願の欠点に鑑み鋭意工夫の
結果、上述の欠点を解消した巻尺を提供するもの
である。
以下、図面を参照しながら本考案について説明
する。
図面において、1はケースであつて、合成樹脂
等から作製されている。ケース1は一側壁のほぼ
中央部が凹陥しうる弾性壁11となされ、他側壁
内側のほぼ中央部に支軸12が突設され、外周壁
の一部にテープ引出口13が開口されている。弾
性壁11はケース1の他の部分より薄肉となされ
たり、弾性壁11の周縁部のみが薄肉となされ、
ケース1外から押すと凹陥しうるようになされる
と共に復元しうるようになされている。又、ケー
ス1は通常半割体が2個合わされて形成されてい
る。
2はリールであつて、ケース1の支軸12に回
転自在に支持されている。リール2は第4図の如
く円板部21と該円板部21の周縁部に形成され
た円筒状の外周部22とからなり、円板部21の
中央に穿設された透孔23がケース1の支軸12
に挿通され、リール2が回転自在となされてい
る。リール2の弾性壁11側の内側に、円板部2
1と外周部22によつて形成された空間部が設け
られている。又、リール2の外周部22の弾性壁
11側の縁部適宜箇所から支軸12に向かつて爪
片24が突設されている。爪片24は一方の縁部
が円板部21に対してほぼ直角となされて係止部
25となされ、かつ爪片24の内壁が係止部25
側から他方の縁部に向つて傾斜された傾斜面26
となされている。爪片24の個数は1個だけでも
よいが、2個又は4個が相対して外周部22に形
成されていてもよい。なお、爪片24は外周部2
2と一体に形成されていてもよいし、別途に作製
後接着等により外周部22と一体化されてもよ
い。
3は巻込ばねであつて、リール2の外周部22
内に収納され、その内端が支軸12の溝14に係
止され、その外端がリール2の外周部22に形成
された巻込ばね取付部27に取付けられている。
又、巻込ばね3によりリール2は爪片24が係止
部25を先頭にして回転する方向に不勢されてい
る。
4は巻尺テープであつて、その内端がリール2
の外周部22に形成された巻尺テープ取付部28
に取付けられて外周部22の外壁に巻回され、そ
の先端がテープ引出口13から外方に突出されて
いる。なお、巻尺テープ4は繊維製であつても金
属製であつてもよい。
5は制動体であつて、キヤツプ状の摺動部51
の外周壁から外方に向かつて腕体52が突設され
て形成されている。制動体5は摺動部51が支軸
12の先端部に回転不能かつリール2の空間部内
へ摺動自在に被着されている。制動体5を回転不
能にするには、摺動部気51の断面内形と支軸1
2の断面外形とが互に回転不能に嵌合されるよう
な形状となされたり、突起と溝の組合せ等により
嵌合されて回転不能になされればよい。又、腕体
52はリール2の爪片24とほぼ平行になされて
おり、腕体52の縁部には爪片24の係止部25
と噛み合う係止部53が形成され、腕体52の爪
片24と相対する面が爪片24の傾斜面26と逆
方向に傾斜された傾斜面54となされている。腕
体52の個数は1個だけでもよいが、摺動部51
から相反する二方向に突設されているとバランス
がよくなり好ましい。
6は反発ばねであつて、支軸12の先端部内に
収納され、その反発力により制動体5の摺動部5
1をケース1の弾性壁11に押圧するようになさ
れている。
次に本考案巻尺の使用方法及び巻尺各部の動作
について説明する。
まず、使用に際してケース1のテープ引出口1
3から突出されている巻尺テープ4の先端部を持
ち、所定長さだけ引出す。この巻尺テープ4の引
出しにつれてリール2も回転するが、そのときリ
ール2の爪片24の傾斜面26が制動体5の傾斜
面54に当接され、制動体5の傾斜面54を押圧
しつつ摺動し、制動体5は反発ばね6の反発力に
逆らつて弾性壁11から離れる方向に摺動され、
爪片24が腕体52の弾性壁11側を通り抜ける
のである。巻尺テープ4の引出し後測定する際
は、反発ばね6の反発力により弾性壁11に押圧
された制動体5の腕体52の係止部53に、巻込
ばね3の巻込力によりリール2の爪片24の係止
部25が噛み合わされて係止され、リール2の巻
込方向の回転が阻止されるのである。測定終了時
には、第3図の如く反発ばね6の反発力に抗して
ケース1の弾性壁11を指で押圧して制動体5を
リール2の空間部内へ摺動させればよい。このと
き腕体52の係止部53と爪片24の係止部25
の位置がずれてはずれ、リール2が巻込ばね3の
反発力により回転し、巻尺テープ4がリール2に
巻取られてケース1内に巻込まれるのである。
以上詳述した如く、本考案巻尺はケースの一側
壁に凹陥しうる弾性壁が設けられ、リールの回転
を制動する制動体がケース内から弾性壁を押圧す
るようになされているので、ケース外にリールの
回転を制動する押ボタンの如きものが突出せず、
外観をすつきりしたデザインとして美観を向上さ
せることができると共に、手で持ちやすくケース
の弾性壁を押圧する簡単な操作で使用でき取扱い
やすい利点がある。
又、支軸に収納された反発ばねにより、制動体
の腕体とリールの爪片とが係止されるので、リー
ルの制動が制動体により確実に行なわれ、制動力
のばらつきや低下がなく長期使用することができ
る。
又、制動体がリール内側空間部内に押込まれる
ようになされているので、制動体の動きしろをリ
ール内で吸収することができ、ケース全体を薄型
コンパクトにできる。
さらに、制動体はケース内の支軸先端部に被着
されているだけであるので組立が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案巻尺の一実施例を示す一部切欠
側面図、第2図は本考案巻尺の制動状態を示す断
面図、第3図は本考案巻尺の制動が解除された状
態を示す断面図、第4図は本考案巻尺に使用され
るリールの斜視図、第5図は本考案巻尺に使用さ
れる制動体の斜視図である。 1……ケース、11……弾性壁、12……支
軸、13……テープ引出口、2……リール、21
……円板部、22……外周部、24……爪片、2
5……係止部、26……傾斜面、3……巻込ば
ね、4……巻尺テープ、5……制動体、51……
摺動部、52……腕体、53係止部、54……傾
斜面、6……反発ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケース1の一側壁に凹陥しうる弾性壁11が設
    けられ、他側壁内側に突設された支軸12にリー
    ル2が回転自在に支持され、リール2内に巻込ば
    ね3が収納されてリール2に巻込力が付与され、
    リール2外周に巻尺テープ4が巻回されその先端
    部がテープ引出口13から突出されており、弾性
    壁11側のリール2内側に空間部が設けられると
    共にリール2外周縁の適宜箇所から支軸12に向
    かつて爪片24が突設され、爪片24の内壁が傾
    斜面26となされ、支軸12先端部に制動体5が
    回転不能かつ支軸12に沿つて上記リール2空間
    部内へ摺動可能に被着され、制動体5には上記爪
    片24とほぼ平行に腕体52が突設され、腕体5
    2の爪片24に相対する面が上記傾斜面26と逆
    方向の傾斜面54となされ、制動体5が支軸12
    先端部に収納された反発ばね6により弾性壁11
    に押圧されると共に腕体52と爪片24が係止さ
    れるようになされた巻尺。
JP1032084U 1984-01-28 1984-01-28 巻尺 Granted JPS60122803U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1032084U JPS60122803U (ja) 1984-01-28 1984-01-28 巻尺

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1032084U JPS60122803U (ja) 1984-01-28 1984-01-28 巻尺

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60122803U JPS60122803U (ja) 1985-08-19
JPH0355848Y2 true JPH0355848Y2 (ja) 1991-12-13

Family

ID=30491393

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1032084U Granted JPS60122803U (ja) 1984-01-28 1984-01-28 巻尺

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JP (1) JPS60122803U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5044744U (ja) * 1973-08-21 1975-05-06

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5044744U (ja) * 1973-08-21 1975-05-06

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Publication number Publication date
JPS60122803U (ja) 1985-08-19

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