JPH035565Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、牛乳壜のような倒れ易い縦長体の
安定を補助する安定具に関するものである。

〔従来の技術〕

本出願人がさきに出願した実開昭57−129043号
は、牛乳壜のような倒れ易い縦長体の下部を支え
受け、倒れを防止するための安定具として、平面
体の中央部より、放射状に切込みを入れることに
よつて生じた複数の押え片をもつて、縦長体の下
部を保持しその安定を図るものであつた。

〔考案が解決しようとする問題点〕

前記安定具は、実際に使用したところ、縦長体
の外側下部に対して、押え片の保持力が弱く、使
用後には、押え片の窄小力が弱く、使用前の平面
体に戻る力に不足する欠点があつた。

〔問題点を解決するための手段〕

この考案は、前記問題点に着目してなされたも
ので、その構成は、任意の形状を有する平面体の
中央部より、周縁部に向け、放射状に切込みを入
れて、複数の押え片を設けるとともに、各押え片
に形成した突起片に、弾性輪体を輪状に係合させ
て、、保持力と窄小力を保有させることにより、
この問題点を解決することを目的としたものであ
る。

〔実施例〕

以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。

まず構成を述べると、平面体１の中央部より、
周縁部２に向け、放射状に切込み３を入れて、複
数の押え片４を設けるとともに、各押え片に形成
した、外方に向けて鉅型に形成した突起片５に、
弾性輪体６を輪状に係合させることによつて、強
力な保持力と窄小力を保有させている、なお切込
み３の端部に設けた小孔７は、該切込み３の裂け
るのを防止するため設けられたものである。（第
１図乃至第２図参照） 次に使用方法を第３図により述べる。牛乳壜の
ような倒れ易い縦長体８を、卓上に置き上部から
下部へ向けて、平面体１の中央部をかぶせるよう
に縦長体８の底部まで貫通させることによつて、
複数の押え片４が開口起立して立体状になり、縦
長体８の外側下部を支え受けて一体的になる。更
に突起片５に係合した弾性輪体６の強力な保持力
によつて、縦長体８は安定する。使用後は、縦長
体８を平面体１から抜き出すと、今迄立体状に開
口起立していた押え片４が、突起片５に係合した
弾性輪体６によつて強力に窄小するので、即座に
使用前の通り平面体１に復元する。

〔考案の効果〕

この考案の安定具は、立体状に成型されたもの
と相違して、平面状に成型されたものであるにも
かかわらず、使用時には立体状になり、又、使用
後は自在に平面状に戻るものであるから、かさば
らず何処にでも収納することができ、軽量である
から携帯に便利であると云う効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案の実施例の平面図、第２図
は、第１図の−線断面図、第３図は、実施例
の使用状態を示す図である。 １……平面体、２……周縁部、３……切込み、
４……押え片、５……突起片、６……弾性輪体、
７……小孔、８……縦長体。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 任意の形状を有する平面体の中央部より、周縁
   部に向け、放射状に切込みを入れて、複数の押え
   片を設けるとともに、各押え片に形成した突起片
   に、弾性輪体を輪状に係合させて、保持力と窄小
   力を保有したことを特徴とした、縦長容器倒れ防
   止安定具。