JPH0355372A - 電気錠装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、特定の個人が予め設定された識別用音声と暗
号音声とを入力することにより、電気的に解錠する電気
錠装置に関する。

［従来の技術］ 住宅や事務所等の玄関ドアを、予め設定したコード信号
をテンキー等より入力する、所定のカードを挿入する、
あるいは微弱電波によりコード信号を出力する非接触形
のカードを近づける等により入力されたコード信号を識
別し、所定のコード信号であれば電気錠を駆動して解錠
する電気錠装置が従来より知られている。

しかし、これらの電気錠は、テンキーを操作するかカー
ドを挿入するという、何れも手動操作を必要とするもの
で、手が使えない事情があるような場合には解錠の操作
ができないという不都合さがあり、改善が求められてい
た． ［発明が解決しようとする諜題コ 本発明は上述の問題に鑑み、個人毎に予め設定した識別
用音声と暗号音声とを入力すれば、これらの音声を、予
め記憶してある特徴データと比較し、一致が得られた場
合に電気錠解錠信号を出力し、この信号により電気錠を
駆動して解錠する電気錠装置を提供するものである。

［課題を解決するための手段コ 本発明は、上述の課題を解決するため、音声信号を入力
するための音声入力部と、入力した音声信号の特徴デー
タを抽出する音声特徴抽出部と、抽出した特徴データを
記憶する記憶部と、複数人の音声信号の特徴データを記
憶する個人別特徴記憶部と、複数人の暗号データを記憶
する個人別暗号記憶部と、前記記憶部に記憶した特徴デ
ータを個人別特徴記憶部に記憶している特徴データとで
比較し一致にて個人識別信号を出力する識別部と、識別
部よりの個人識別信号により前記記憶部に記憶した特徴
データを個人別暗号記憶部に記憶している暗号データと
で比較し、一致にて信号を出力する判定部と、前記特徴
抽出部、記憶部、個人別特徴記憶部、個人別暗号記憶部
、識別部および判定部をそれぞれ制御する制御部とより
なり、判定部よりの信号により解錠信号を出力する解錠
信号出力部とで構成した電気錠装置を提供するものであ
る。

［作用］ 以上のように構戒したので、本発明の電気錠装置におい
ては、予め個人別に設定した識別用音声と暗号音声とを
電気錠装置に入力すれば、電気錠装置は、入力したこれ
らの音声信号より特徴データを抽出し、この特徴データ
を予め装置に記憶してある個人別特徴データ、および個
人別暗号データとそれぞれ比較し、各データが一致した
場合に電気錠解錠信号を出力し、電気錠装置を解錠する
．［実施例コ 以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細に説明する
。

第１図は本発明による電気錠装置の一実施例の要部ブロ
ック図である．図において、１は音声入力部で、電気錠
を解錠操作するための音声信号を図示しないマイクロホ
ン等を介して入力する。２は音声特徴抽出部で、音声入
力部１より入力した音声信号を、例えば周波数スベクト
ラムに変換する等して分析し、特徴データを抽出する。

３は記憧部で、音声特徴抽出部で抽出した′ｖＦｍデー
タをＲＡＭ（ランダムアクセスメモリ）等に一旦記憧す
る。４は制御部で、装置内の各部を制御する。

５は個人別特徴記憶部で、識別すべき複数の個人の音声
信号、例えば、Ａ氏の　［ヤマ１．８氏の　「ハレ」等
より抽出したそれぞれの特徴データを記憶する．６は個
人別暗号記憶部で、電気錠解錠のための暗号用に特定し
た複数の個人の音声信号、例えば、Ａ氏の「ウミ４．Ｂ
氏の「クモリ」より抽出したそれぞれの特徴データを記
憶する。７は識別部で、記憶部３に記憶した特徴データ
を、制御部４を介して個人別特徴記憶部５より読み出し
た複数の特徴データと順次比較し、一致した個人別特徴
データのコード信号を出力する。８は判定部で、記憶部
３に記憶した特徴データと、制御部４を介し識別部７で
特定された個人別暗号を個人別暗号記憶部６より読み出
した特徴データとを比較し、一致したとき信号を出力す
る。９は解錠信号出力部で、制御部４を介して入力する
判定部８よりの信号に基づき、電気錠を解錠するための
解錠信号を出力する。１０は時間計数部で、音声入力部
１よりの信号入力に応動して時間の計数を開始し、所定
の時間後、例えば５秒後に信号を出力し、音声特徴抽出
部２および記憶部３等の動作を停止させる。この動作時
間の制限は、記憶部３に記憶した装置の解錠のための特
徴抽出データが所要時間内で処理されるものとし、続い
て入力する不要な音声信号等で特徴データが消去される
のを防止するためで、ＲＡＭの容量等を勘案して設定す
る。

なお、前記個人別特徴記憶部５および個人別暗号記憶部
６に記憶したデータは、所定の操作により書換えること
ができる。

次に、本発明の動作について第２図および第３図のフロ
ーチャートにより説明する。

第２図において、まず、音声入力部１に音声信号が入力
すれば（ステップ１、以降、ＳＴＩと略す）、この音声
信号の人力に応動し、時間計数部１０により時間の計数
を開始する（ＳＴ２）。人力した音声信号は音声特徴抽
出部２により特徴データを抽出し（ＳＴ３）．記憶部３
のＲＡＭ等に一旦記憶する（ＳＴ４）．これらの特徴抽
出および記憶部への記憶は、時間計数部ＩＯより計数開
始の所定時間経過後、例えば５秒後に出力する信号によ
り、制御部４を介し特徴抽出および記憶動作を停止する
（Ｓ↑５：Ｙｅｓ）．次に、識別部７は、制御部４を介
し記憶部３より読み出した特徴データを、個人別特徴記
憶部５に記憶している複数の特徴データと順次比較し、
一致する個人別特徴データのコード信号を出力する（Ｓ
↑６　：　Ｙｅｓ）　．判定部８は、制御部４を介し記
憶部３より読み出した特徴データと、個人別特徴記憶部
５よりのコード信号に基づき個人別暗号記憶部６より所
要の暗号データを読み出し、比較し、致したとき信号を
出力する（ＳＴ７　：　Ｙｅｓ）。この判定部８より出
力する信号を制御部４を介して解錠信号出力部９に入力
し、解錠信号出力部９により電気錠解錠用の信号を出力
し（ＳＴ８）．電気錠装置を駆動して解錠する。

前記ステップ６において、個人別特徴データとの比較で
一致が得られない場合（ＳＴ６：Ｎｏ）、再入力される
音声信号の特徴データを抽出して再度個人別特徴記憶部
５に記憶しているデータとで比較を行うが、それでも不
一致の場合、不一致の回数を制御部４を介して時間計数
部１０によりカウントし（ＳＴ９）．所定回数、例えば
不一致が３回に達した場合（ＳＴＩＯ：Ｙｅｓ）、不正
者による操作と見做して音声による電気錠解錠の動作を
停止する。

上記ステップ６でデータが一致した場合、次のステップ
７に進み、個人別暗号データとの比較を行うが、ここで
の一致が得られない場合（ＳＴＹ：Ｎｏ）、上記と同様
に再入力される音声信号より抽出した特徴データを再度
個人別暗号記憶部６に記憶しているデータとで比較を行
い、不一致の場合にはその不一致の回数を制御部４を介
して時間計数部１０によりカウントし（ＳＴＩＩ）、所
定回数、例えば３回不一致であれば（ＳＴ１２：Ｙｅｓ
）、音声による電気錠解錠の動作を停止する。

また、上記ステップ１０若しくはステップ１２で不一致
がそれぞれ所定の回数に達した場合、第３図に示す如く
、例えば３０分等と設定した時間、音声による電気錠装
置の解錠機能を停止し（個人別特徴データが一致しない
場合はＳＴ１３、個人別暗号データが一致しない場合は
ＳＴ１４）．不正操作の繰り返しによる偶発的解錠を防
止する。

なお、記憶部３のＲＡＭに記憶した特徴データは、電気
錠の解錠動作の終了を検出し自動的に消去若しくは、次
の特徴データの人力により自動的に消去する． また、上記説明では、識別の精度を高めるため暗号音声
を個人別に設定して識別するものとしたが、特徴抽出回
路の能力が充分な場合には共通の音声を暗号としてもよ
い。更に、上記説明では、個人の識別用音声と電気錠の
解錠用の暗号音声とを別々に識別するようにしたが、１
つの音声、例えば、『ヤマｊより抽出した特徴データに
より個人と暗号の両者を識別するようにしてもよく、ま
た、「ヤマ］、あるいは「ヤマ、ヒラヶ」等の特徴デー
タの抽出、記憶および識別を、単音毎に行う若しくは連
続音として行うこともできる。

また、個人別暗号記憶部６に個人毎に複数の暗号データ
を記憶しておき、時間計数部１ｏで計数する時間、例え
ば３時間毎に個人別暗号記憶部６より制御部４を介して
読み出す暗号データを切替えるようにすれば、時間によ
って暗号が変わることを知らない部外者には操作できな
いようにすること等も可能である． ［発明の効果コ 以上に説明したように、本発明による電気錠装置におい
ては、電気錠を解錠しようとする個人毎を特定した音声
により識別し、かつ解錠用の暗号を識別して解錠すると
いう、２重の音声Ｌ’２　ＶＩＡによるプロテクトをか
けたものであるから安全度が高く、部外者による悪用を
防止できる．しかも、音声によって操作するものである
から、カード等を携帯する必要がなく、また、テンキー
を操作する必要もないので、両手が塞がっていても不自
由しない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の電気錠装置の一実施例のブロック図、
第２図および第３図は本発明の電気錠装置の動作を説明
するためのフローチャートである．図中、１は音声入力
部、２は音声特徴抽出部、３は記憶部、４は制御部、５
は個人別特徴記憶＠臥６は個人別暗号記憶部、７は識別
部、８は判定部、９は解錠信号出力部、１０は時間計数
部である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）音声信号を入力するための音声入力部と、入力し
   た音声信号の特徴データを抽出する音声特徴抽出部と、
   抽出した特徴データを記憶する記憶部と、複数人の音声
   信号の特徴データを記憶する個人別特徴記憶部と、複数
   人の暗号データを記憶する個人別暗号記憶部と、前記記
   憶部に記憶した特徴データを個人別特徴記憶部に記憶し
   ている特徴データとで比較し一致にて個人識別信号を出
   力する識別部と、識別部よりの個人識別信号により前記
   記憶部に記憶した特徴データを個人別暗号記憶部に記憶
   している暗号データとで比較し、一致にて信号を出力す
   る判定部と、前記特徴抽出部、記憶部、個人別特徴記憶
   部、個人別暗号記憶部、識別部および判定部をそれぞれ
   制御する制御部とよりなり、判定部よりの信号により解
   錠信号を出力する解錠信号出力部とで構成したことを特
   徴とする電気錠装置。
2. （２）音声信号を入力するための音声入力部と、入力し
   た音声信号の特徴データを抽出する音声特徴抽出部と、
   抽出した特徴データを記憶する記憶部と、複数人の音声
   信号の特徴データを記憶する個人別特徴記憶部と、暗号
   データを記憶する暗号記憶部と、前記記憶部に記憶した
   特徴データを個人別特徴記憶部に記憶している特徴デー
   タとで比較し一致にて個人識別信号を出力する識別部と
   、識別部よりの個人識別信号により前記記憶部に記憶し
   た特徴データを暗号記憶部に記憶している暗号データと
   で比較し、一致にて信号を出力する判定部と、前記特徴
   抽出部、記憶部、個人別特徴記憶部、暗号記憶部、識別
   部および判定部をそれぞれ制御する制御部とよりなり、
   判定部よりの信号により解錠信号を出力する解錠信号出
   力部とで構成したことを特徴とする電気錠装置。