JPH0354669Y2 - - Google Patents

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JPH0354669Y2
JPH0354669Y2 JP1986129195U JP12919586U JPH0354669Y2 JP H0354669 Y2 JPH0354669 Y2 JP H0354669Y2 JP 1986129195 U JP1986129195 U JP 1986129195U JP 12919586 U JP12919586 U JP 12919586U JP H0354669 Y2 JPH0354669 Y2 JP H0354669Y2
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lid
container
container body
annular locking
locking rib
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JP1986129195U
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  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「考案の目的」 (産業上の利用分野) 本考案は、飲食物等を暫時的に収蔵して、保
温・保冷し又は運搬等する収蔵容器に関するもの
である。
(従来の収蔵容器) 家族や団体での旅行等に携帯する魔法瓶等は、
近年、自家用車等の普及に伴つて大型化する傾向
にある。言うまでもなく、魔法瓶は、ジユース、
茶等の飲物をじかに入れるものであつて、保温・
保冷に適した断熱構造となつている。また、前記
の如く大型化した魔法瓶の類には、最近になつ
て、その開口部を、容器内部の内のりと略々等し
い広口寸法にすることで、瓶詰めや缶詰めにした
ままの飲食物を収蔵したり、弁当箱、氷塊等を収
蔵したりできるようにしたものがある。単に魔法
瓶といえば、一般に細口のものが観念されやすい
ので、本明細書では、広口の大型保温・保冷容器
を収蔵容器ということにした。このような収蔵容
器を第3図及び第4図に示す。
第3図に示す収蔵容器1及び第4図に示す収蔵
容器2は、容器本体3と蓋体4とから成り、概略
的には同様の構成になつている。すなわち、容器
本体3の周壁内部及び蓋体4の内部には、保温・
保冷機能を向上させる断熱材5が封入されてい
る。尚、前記容器本体3の内容器3aは、ガラス
をはじめ、ステンレス、アルミニウム、合成樹脂
等の材質によつて形成される種々のものがある。
これら各収蔵容器1及び2相互が構成上において
異なる点は、容器本体3と蓋体4との結合構造に
ある。第3図の収蔵容器1では、容器本体3の上
周部にヒンジ部6が形成されていると共に、該ヒ
ンジ部6と対向する側の上周部にロック部7が形
成されている。従つて、蓋体4は、容器本体3の
上方で俯仰作動可能になされており、蓋体4の俯
作動によつて、ヒンジ部6に対するロック部7の
係着力を生じさせ、密閉状態を保つようになつて
いる。また、第4図の収蔵容器2では、容器本体
3の開口部3b外周に螺子部3cが形成されてお
り、該螺子部3cに大径の蓋体4を螺合させるよ
うになつている。
(考案が解決しようとする問題点) 第3図は示す如き構成の収蔵容器1は、容器本
体3に対する蓋体4の密閉状態が、容器本体3の
開口部3bを横切る如くヒンジ部6とロツク部7
とを結ぶ直線的な押圧力に頼つているものであ
り、しかもその直線的な加圧点は、前記ヒンジ部
6近傍及びロツク部7近傍の2点だけである。こ
のため、車に積んで運搬する途中等の振動、衝撃
により、容器本体3の収蔵液体が漏洩したり、保
温・保冷機能が低下するという欠点を有してい
た。また、二点鎖線で示す如く、蓋体4は、その
仰作動時にも容器本体3から外すことができない
ため、内容器3aの清掃時等に不便であると共
に、ヒンジ部6をあやまつて破損させるおそれが
あつた。他方、第4図に示す如き構成の収蔵容器
2は、大きな外径の蓋体4を螺合するのが前提条
件となつているため、該蓋体4を回転させようと
するときに、蓋体4の上面に掌をあてがあつて
も、各指先がやつと蓋体4の横腹に届く程度であ
り、閉栓、開栓時に十分な回転力を加えることが
できず、開閉操作が困難なものになつていた。こ
のため、やはり収蔵液体の漏洩を招くおそれがあ
るほか、保温・保冷機能を低下させる原因にもな
つていた。なおまた、収蔵容器1,2とも、収蔵
液体の少量を小出ししようとするたびに、蓋体4
を開口部3bの全面で開放しなければならないと
いう不便があつた。このときは、特に保温・保冷
機能を損じるものであつた。
本考案は、上記の如き事情に鑑みてなされたも
のであつて、蓋体の取り外しが至極簡単に行え、
しかも収蔵液体が漏洩したり、保温・保冷機能が
低下することなく且つ使用勝手のよい新規な飲食
物用収蔵容器(以下、本容器という)を提供する
ことを目的とする。
「考案の構成」 (問題点を解決するための手段) 本案容器の要旨とするところは、容器内部の内
のりに略々等しい広口の出入口を有する容器本体
と、該容器本体の出入口を被蓋する盤状の蓋体と
を備えた断熱構造の飲食物用収蔵容器において、
前記蓋体の上部全周縁部には円環状係止リブが突
設され、該円環状係止リブで囲まれた円形平面部
には中央域を避け円環状係止リブに近接して偏つ
た位置に収蔵液体の適量を注出する偏在注口が突
設され、前記容器本体の外周面上部には前記蓋体
の上面へ向つて起倒操作可能な少なくとも3個の
引締止具が等配して取付けられ、該引締止具には
前記蓋体の円環状係止リブの弧状内縁に均分掛合
して当該蓋体を容器本体の出入口に密着させる弧
状掛止縁が設けられ、前記容器本体の外周面にお
ける差渡側面の部位にわたつて回動自在な吊提取
手が設けられ、前記差渡側面の一中間部位に胴付
取手が設けられていることである。
(作用) 容器本体は、広口の出入口を有しているので、
容器本体から蓋体を分離すれば、容器本体や蓋体
の内面を容易に清掃することができるし、氷塊等
かなり大きなものの出し入れは勿論、飲食物の入
つた瓶詰、缶詰、弁当箱等を簡単に出し入れする
ことができる。
また、容器本体の外周上周部には、3個または
それ以上の引締止具が等配して取付けられ、容器
本体を被蓋する蓋体は、その円環状係止リブと引
締止具との掛合によつて全周部が容器本体の出入
口に対して均等に密着固定されるので、その被蓋
状態は確実強固である。従つて、本案容器を車に
搭載して運搬する場合等において激しい振動や衝
撃が加わつたとしても、収蔵液体が漏洩したり、
保温・保冷機能が害されたりするようなことはな
い。
更に、蓋体には偏在注口が設けられており、容
器本体の外周面における差渡側面には、回動自在
な吊提取手が設けられ、また同外周面の一部には
胴付取手が設けられているので、吊持した状態又
は床やテーブル等の台上に置いた状態で本案容器
を円滑手軽に傾動させることができる。従つて、
収蔵液体を偏在注口から所望量だけ小出しするの
が容易である。
(実施例) 以下本考案を、その実施例を示す図面に基づい
て説明すると次の通りである。
第1図及び第2図は本案容器を示すものであつ
て、第1図は側断面図、第22は平面図である。
本案容器は、容器本体8と蓋体9とから成るもの
であつて、その特徴とする部分は、容器本体8と
蓋体9との結合関係、容器本体8の外周側面に設
けられた胴付取手17と吊提取手18との位置関
係及び蓋体9に設けられた偏在注口13にある。
第1図に示すように、容器本体8は円筒状に形
成されており、飲食物を出し入れする出入口8b
が、内容器8a内部の内のりと略々等しい寸法の
広口に形成されている。
蓋体9は、前記容器本体8の出入口8bを被蓋
する円盤状のものであつて、その内面側でやや小
径に縁取りされた周囲には中空Oリング16が嵌
着されている。該蓋体9の上面には、その上面全
周を取り囲んで堤の如くに***した円環状係止リ
ブ12が突設されている。該円環状係止リブ12
の突設状況を平面視すれば、第2図に示す如くで
ある。また前記蓋体9の上面には、前記円環状係
止リブ12の一部弧縁に近接して偏つた位置に、
偏在注口13が突設されている。該偏在注口13
は、前記容器本体8の内容器8aに収蔵された液
体を所望量づつ注ぎ出すのに便利なように設けら
れたものである。そして第1図に示す如く、偏在
注口13の周壁には螺子が刻設され、口蓋14及
びコツプを重ねた注口覆15が螺着されるように
なつている。
前記容器本体8の外面上周部には、前記蓋体9
の上面に向かつて起倒操作することが可能な引締
止具10が取り付けられている。第2図に示す如
く、該引締止具10は、直径が3mm程度の針金材
をW字様に折曲形成して成るものである。引締止
具10を形成する部分は、蓋体9の円環状係止リ
ブ12の弧状内縁部に掛合する弧状掛止縁11
と、該弧状掛止縁11が蓋体9の円環状係止リブ
12を乗り越え易くするための傾斜案内杆10
a,10a(第1図参照)と、前記弧状掛止縁1
1に対して指入れ空間を確保する操作杆部10
b,10b(第1図参照)である。該引締止具1
0は少なくとも3個あり、蓋体9の全周に対して
等配状に分布して位置付けられている。そしてこ
れらの引締止具10、10,10,は、その弧状
掛止縁11各個の総合接触弧長が、蓋体9におけ
る円環状係止リブ12の周長の1/5以上を占める
ようになつている。従つて、容器本体8の出入口
8bに蓋体9を載せて、前記引締止具10を起動
操作すれば、蓋体9は、その内面にやや小径に縁
取られた部分に嵌着された中空Oリング16が多
少押し潰されるようになり、蓋体9が容器本体8
の出入口8bに密着固定される。
第1図及び第2図において、符号18を付して
示してあるのは吊提取手である。該吊提取手18
は、その両端部が容器本体8における外周面の差
渡側面部位に枢支され、回動自在である。また符
号17を付して示されてあるのは胴付取手であ
る。該胴付取手17は、吊提取手18の両端部が
枢支された差渡側面部位から等距離の一中間部位
に直接固定されている。従つて、蓋体9を取外し
た容器本体9を側面視すると、恰も大径のビール
ジヨツキの如き感を呈している。一般に、収蔵容
器は、これに液体等を収蔵するとその総重量はか
なりのものとなり、収蔵液体の所望量を注出口か
ら注ぎ出すのは容易ではない。本案容器の場合
は、この胴付取手17を操作することによつて、
床や台上に載置した状態のまま傾動せしめ、収蔵
液体の所望量を偏在注口13から注ぎ出すのが容
易となつた。また、胴付取手17と吊提取手18
を同時に操作すれば、本案容器を吊持した状態で
収蔵液体の所望量を注ぎ出すことも容易である。
言うまでもないことであるが、このような利便を
得るためには、蓋体9を容器本体8上に被蓋する
ときに、蓋体8の偏在注口13が胴付取手17と
相反するように位置付けるものとする。
(別態様の検討) 引締止具の個数は、3個以上であればよい。但
し、多すぎると、製造上から見ても使用上からし
ても不便である。従つて、この種の収蔵容器で
は、3個乃至6個の引締止具を設けるのが普通で
ある。要は、確実な引き締め力が蓋体全周に均等
に及ぶようにすることが重要である。また、容器
本体や蓋体の形状は図示のものに限定されるもの
ではなく、例えば容器本体を縦長の円柱状又は角
柱状(少なくとも蓋体の円環状係止リブが円形を
なしていればよい)とすることも可能である。こ
のように、本案容器の構成及び形状は、実施の態
様に応じて適宜変更可能である。
「考案の効果」 以上の説明から明らかなように、本案容器は次
の如き効果を奏するものである。
容器本体は、広口の出入口を有しているの
で、容器本体から蓋体を開放して分離すれば、
容器本体及び蓋体の内面を容易に清掃すること
ができるし、大きめの氷塊等を出し入れするこ
とは勿論、飲食物の入つた瓶詰、缶詰、弁当箱
等をも出し入れすることができる。
蓋体を容器本体の出入口へ密着固定したり開
放分離させたりするには、簡単な形状及び構造
になる3個又は数個の引締止具を手軽に操作す
るだけでよいから、容器本体及び蓋体の内面の
清掃を骨おしみなく行うことができるし、その
清掃に際して付属部品等を損傷するおそれがな
い。
蓋体の容器本体への密着被蓋は、蓋体の上部
全周縁部に設けられた円環状係止リブと、容器
本体の外周面上部に等配して取付けられた3個
又は数個の引締止具との掛合によつて全周均等
に行われるので、その被蓋状態は確実強固であ
り、従つて本案容器を車に搭載して運搬する場
合等において、激しい振動や衝撃が加わつたと
しても、収蔵液体が漏洩したり、保温・保冷機
能が害されたりするようなことはない。
蓋体には偏在注口が設けられており、容器本
体の外周面における差渡側面には回動自在な吊
提取手が設けられ、また同外周面の一部には胴
付取手が設けられているので、吊持した状態又
は床やテーブル等の台上に置いた状態の本案容
器を円滑手軽に傾動させることができ、従つて
総重量が嵩張る収蔵容器内の収蔵液体を偏在注
口から所望量だけ小出しするのが容易である。
本案容器は、全体の構造が簡潔であるため、
製造コストガ低廉化するばかりでなく、大量生
産にも適している。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本案容器を示すものであつ
て、第1図は側断面図、第2図は平面図、第3図
及び第4図は夫々従来の別種の収蔵容器を示す側
断面図である。 8……容器本体、8b……出入口、9……蓋
体、10……引締止具、11……弧状掛止縁、1
2……円環状係止リブ、13……偏在注口、17
……胴付取手、18……吊提取手。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器内部の内のりに略々等しい広口の出入口を
    有する容器本体と、該容器本体の出入口を被蓋す
    る盤状の蓋体とを備えた断熱構造の飲食物用収蔵
    容器において、前記蓋体の上部全周縁部には円環
    状係止リブが突設され、該円環状係止リブで囲ま
    れた円形平面部には中央域を避け円環状係止リブ
    に近接して偏つた位置に収蔵液体の適量を注出す
    る偏在注口が突設され、前記容器本体の外周面上
    部には前記蓋体の上面へ向つて起倒操作可能な少
    なくとも3個の引締止具が等配して取付けられ、
    該引締止具には前記蓋体の円環状係止リブの弧状
    内縁に均分掛合して当該蓋体を容器本体の出入口
    に密着させる弧状掛止縁が設けられ、前記容器本
    体の外周面における差渡側面の部位にわたつて回
    動自在な吊提取手が設けられ、前記差渡側面の一
    中間部位に胴付取手が設けられていることを特徴
    とする飲食物用収蔵容器。
JP1986129195U 1986-08-25 1986-08-25 Expired JPH0354669Y2 (ja)

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JP1986129195U JPH0354669Y2 (ja) 1986-08-25 1986-08-25

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JPS6337148U JPS6337148U (ja) 1988-03-10
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5758328B2 (ja) * 1980-04-03 1982-12-09 Showa Denko Kk

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS55116517U (ja) * 1979-02-13 1980-08-16
JPS6026757Y2 (ja) * 1980-09-20 1985-08-12 タイガー魔法瓶株式会社 液体保温容器

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JPS5758328B2 (ja) * 1980-04-03 1982-12-09 Showa Denko Kk

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JPS6337148U (ja) 1988-03-10

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