JPH0354585A - 電子写真装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は電子写真装置、特にベルト状感光体を有する装
置に関するものである。

［従来の技術コ 従来、第２図に示す様に電子写真プロセスは以下のプロ
セスから構成されていた。すなわち、帯電→露光→現像
→転写→定着が基本であり、感光体と記録紙の分離手段
、分離後の記録紙の搬送手段、感光体のクリーニング手
段、感光体の補助露光手段等も現実の装置としては必須
なものとして具備されていた。第２図は露光にレーザー
スキャナー４を用い、記録紙１２と感光体ドラムｌ９と
の転写分離に転写分離帯電器２０．２１による静電分離
を用いる場合の例であるが、露光は複写物の結像、分離
は分離ベルト、感光体はベルト等の方式もあるが、何れ
の場合においても次に示す欠点を有する。

即ち、 ｌ．定着ローラー２５の加熱に、時間がかかる→電源投
入時に待ち時間が必要。

２．定着ローラーの加熱に大きな電力を必要とする。

３．画像の記録紙への転写時、記録紙と感光体とのずれ
が生じ易く、画品質を維持する為に、高精度な用紙送り
機構を要し、かつ転写位置から定着位置までは記録紙の
送り方向の長さのスペースが必要であり、またその間の
記録紙の搬送手段が必要。

以上の欠点により、装置は大きく高価であるという結果
となっていた。

また、前記１．２を解決するため、圧力定着も提案され
ているが、用紙に光沢を帯びることがある。

［発明が解決しようとしている課題］ 本発明は上述の欠点を除去し、ウェイトタイムが無く、
省電力で転写ずれの少ない高印字品質で安価な装置を提
供する事を目的とする。

［実施例］ 以下、第１図に示す実施例について説明する。

図中１は感光体ベルト、２は静電残像を除却する前露光
ＬＥＤ，３は感光体を均一に帯電させる一次帯電器、４
は画像情報に同期して感光体ベルトにレーザー照射を行
い、静電潜像を作るレーザースキャナー、５はレーザー
光を感光体へ導く折り返しミラー６は静電潜像にトナー
を現像する現像器、７はライン状発熱体を有するサーマ
ルヘッドで現像されたトナーを感光体ベルトを介して加
熱し、発熱体の長さ以上の表面が弾性体で形成された加
圧ローラー８との圧接により感光体ベルトｌとにはさま
れた記録紙１２にトナー像の転写と定着を行う。９は感
光体ベルトのクリーニングローラー、ｌＯは感光体ベル
トを張る為のテンションローラー、ｌ１は記録紙を供給
する給紙トレイ、１３は記録紙１２を給紙トレイより送
り出すフイードローラー、ｆ４は記録紙を搬送すると共
に、斜行を除くレジストローラー１５は記録紙とレーザ
ーによる画像書き込みの同期をとるために記録紙の通過
を検知するフォトインタラプターから成るレジストセン
サー、１６は記録紙ｌ２の排紙トレイである。ｌ７は電
源と制御回路であり、以上がカバー１８に内蔵され、レ
ーザービーム電子写真プリンターを構或する。

以下に動作について説明する。

記録開始信号により給紙トレイ１１より記録紙１２がフ
イードローラーＩ３により送り出される。記録紙はレジ
ストローラーｌ４に到達し、斜行を取り除かれた後にレ
ジストローラーの回転により、感光体ベルト類により構
威される記録部へと導かれる。

この際、レジストセンサー１５により記録紙ｌ２の先端
通過が検知され、レーザースキャナーによる感光体への
潜像書き込みタイミングの同期をとる。

また、レーザー書き込みに先立って感光体ベルトは図示
しない駆動手段にて、この表面速度がレジストローラー
の記録紙送り速度と等しくなる様、図の時計回り方向へ
搬送され、前露光ＬＥＤ２による静電残像の除却と、一
次帯電器３による感光体ベルトｌへの帯電も開始される
。記録紙ｌ２はサーマルヘッド７の部位で現像器６によ
りトナーの像となった感光体ベルト上の画像と加圧ロー
ラー８により密着される。サーマルヘッドは巾約２００
μｍ．長さ２　２　０　ｍ　ｍの１本の発熱体から成り
、感光体ベルト上の画像が発熱体部分を通過するタイミ
ングと合わせて約２８０℃まで加熱する。約２００μｍ
厚のポリイミドフイルムをベースとする感光体ベルトは
この熱をトナー像へ伝え、トナーを半溶融状態にすると
共に加圧ローラーの圧力により、記録紙１２へのトナー
像の転写と定着が行われる。感光体ベル｝１の表面はテ
フロン系のコーティングが威されており、像はほぼ１０
０％記録紙　１２へ転写される。この後、記録紙１２は
排紙トレイｌ６へ排出され、感光体ベルトは極わずかに
残ったトナーと、紙粉等のごみを除く様クリーニングロ
ーラー９により清掃される。感光体ベルト１は必ず動い
ているときで、かつ画像が有る場合のみにしか加熱され
ないので、熱による性能低下は実用上無視しうる。

上記実施例中、サーマルヘッドは１つの発熱体としたが
、主走査方向に複数個設け副走査方向のみでなく、主走
査方向にも画情報に応じた加熱制御を行えばより省電力
化が計れる。また本実施例は、レーザースキャナーによ
る画像書き込みの場合を示したが、従来の原稿台を用い
たアナログ光学系を用いた複写機等においても同様の効
果が得られる。

［効果］ 以上説明した通り本発明によれば、 １．転写帯電器が不要なのでコストが安く、プロセスの
安定性が高い。

２．必要なときのみサーマルヘッドの加熱を行えば良い
ので、電源投入時の待ち時間が無く省電力で感光体ベル
トをいためにくい。

３．記録紙と感光体とを加圧ローラーにより密着させる
ので、転写ずれが起きにくい。

という様な利点を有する。また高画質，低消費電力，低
コストの装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の装置断面図、第２図は従来の
複写機の断面図を示す。 図において、ｌは感光体ベルト、３は一次帯電器、４は
レーザースキャナー、６は現像器、７はサーマルヘッド
、８は加圧ローラー、９はクリーニングローラー、１０
はテンションローラー、ｌ７は制御回路、１９はドラム
、２０は転写帯電器、２ｌは分離帯電器。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）ベルト状感光体を有する電子写真装置において、
   主走査方向にのびたライン状発熱体を有する加熱ヘッド
   と、この発熱体に対してベルト状感光体を介して配置し
   た弾性体で形成されたローラーとを有し、ベルト状感光
   体とローラーとの間に記録紙を介して圧接することで感
   光体のトナー像を記録紙に定着することを特徴とする電
   子写真装置。