JPH035453A - アルキルビフェニルジスルホン酸塩の製造方法 - Google Patents

アルキルビフェニルジスルホン酸塩の製造方法

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JPH035453A
JPH035453A JP13949689A JP13949689A JPH035453A JP H035453 A JPH035453 A JP H035453A JP 13949689 A JP13949689 A JP 13949689A JP 13949689 A JP13949689 A JP 13949689A JP H035453 A JPH035453 A JP H035453A
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JP
Japan
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alkylbiphenyl
solvent
alkyl biphenyl
sulfuric anhydride
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JP13949689A
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English (en)
Inventor
Koichi Fujita
耕一 藤田
Yukitoshi Akimoto
秋元 幸俊
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Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アルキルビフェニルジスルホン酸塩の製造方
法に関する。アルキルビフェニルジスルホン酸塩は高濃
度電解質水溶液への溶解性にfれ、広範囲に利用される
界面活性剤としてを用な物質である。
〔従来の技術〕
従来、アルキルベンゼン類を無水硫酸でスルホン化して
、アルキルベンゼンスルホン酸塩を製造する際に、アル
キルベンゼンと無水硫酸を無溶媒で直接反応させる事は
よく知られている。又特開昭63−145263号公報
にはアルキルビフェニルのスルホン化をn−ヘキサンを
溶媒に用いて行なう方法が述べられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記の従来公知の方法、例えば、アルキルベンゼン類の
スルホン化に実施されている様に溶媒を使わずにアルキ
ルビフェニルのスルホン化反応を行なうと、反応途中で
反応液の粘度が急激に高くなり、撹拌が充分行なえずジ
スルホン化反応が途中で止ってしまう。更に無水硫酸を
加えて無理に反応を続けると反応物の着色が激しくなり
、遂には一部炭化を起したりする。
特開昭63−145263号公報の様に、反応溶媒とし
てn−ヘキサンを用いた場合は、ジスルホン化反応が終
了する迄撹拌は続けられるが、この方法で得られるアル
キルビフェニルジスルホン酸塩は着色が大きく、このま
までは界面活性剤の商品として受は入れられず、別に精
製工程を必要とする。
また、淡色なアルキルビフェニルジスルホン酸塩を得る
為に原料アルキルビフェニルに対する無水硫酸のモル比
を小さくすると充分なジスルホン化反応率が得られない
という問題を生じる。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、アルキルビフェニルを無水硫酸でスルホン化
してアルキルビフェニルジスルホン酸塩を製造する方法
において、炭素数10〜20のモノアルキル基を有する
アルキルビフェニルを、反応溶媒として炭素数1〜2の
脂肪族ハロゲン化炭化水素をアルキルビフェニル1重量
部に対し1〜20重量部を用いて、反応温度が30℃以
下、無水硫酸とアルキルビフェニルのモル比が1.8〜
2.5の範囲でスルホン化反応を行い、スルホン化反応
後水を加えて、反応溶媒を蒸留回収する事を特徴とする
淡色なアルキルビフェニルジスルホン酸塩の製造方法を
提供するものである。
本発明で原料として用いられるアルキルビフェニルは炭
素数10〜20のモノアルキル基を有する。この様なア
ルキルビフェニルはビフェニルと炭素数10〜20のモ
ノオレフィンをアルキル化触媒存在下に反応させて得ら
れる。この反応に用いられるモノオレフィンは炭素数1
0〜20の直鎖α−オレフィン、直鎖内部オレフィン、
分岐鎖オレフィンであり、分岐鎖オレフィンはプロピレ
ン及び、またはブテンの低重合反応で得られるものであ
る。
アルキル化触媒としてはAABr= +  A7!(J
3GaCIl z r  FeCA s 1SbCj2
 s +  ZrCl2a 、SnCl aBCj2:
+ 、BF3 、HF 、 HtSOa等が挙げられる
がHF反応選択性が良く副生物の生成が抑制できる等の
利点から最も一般的である。
スルホン化反応は炭素数1〜2の脂肪族ハロゲン化炭化
水素溶媒存在下に行なう。
この様なハロゲン化炭化水素としては、メチレンジクロ
ライド、四塩化炭素、1,1−ジクロロエタン、1.2
−ジクロロエタン、クロロホルム、テトラクロロエチレ
ン、 1.1,2,2.−テトラクロロエタン。
エチレンブロマイド、などが挙げられるが、特にスルホ
ン化剤に不活性で且つ蒸留回収に適した沸点を存する1
、2−ジクロロエタン及び、またはテトラクロロエチレ
ンが好ましい。
脂肪族ハロゲン化炭化水素の使用量は原料アルキルビフ
ェニル1重量部に対して1〜20重量部が適当である。
これより少ないとスルホン化反応途中で粘度が高くなり
撹拌が充分行なえなくなる。
これより多いと容積の大きな反応装置が必要となり反応
後の溶媒回収にも多大の時間とエネルギーを要する。特
に2〜1重量部の使用が好ましい。
スルホン化反応温度は30℃以下にする。特に10℃以
下が好ましい。反応温度が高いとスルホン化反応が速く
、高いジスルホン化率が得られるが、ジスルホン酸塩色
相の悪化が避けられない。
スルホン化剤は無水硫酸が用いられる。一般にスルホン
化剤としては無水硫酸以外に、無水硫酸と各種の無機あ
るいは有機化合物との錯体、例えば、クロルスルホン酸
1発煙硫酸、ジオキサンとの錯体等が知られているが、
これらの錯体ではアルキルビフェニルのジスルホン化反
応が充分進まない。
無水硫酸は液状、気体状または窒素、空気、アルゴン等
の不活性ガスで希釈した状態で供給できるが、特に、不
活性ガスで希釈し、液中にバブリングする方法が好まし
い。不活性ガスによる希釈は無水硫酸ガス濃度が5〜l
0VOLχになる様に行うのが好ましい。
無水硫酸の供給量は、原料アルキルビフェニル1モルに
対し、1.8〜2.5モル、特に2.0〜2.3モルの
範囲が好ましい。無水硫酸モル比が小さいとジスルホン
化率が低く、モル比が大きいとアルキルビフェニルジス
ルホン酸塩色相が大で、硫酸塩の副生量も増加する。
スルホン化反応初期の反応液は透明な均一相であるが、
反応終了後の反応液はジスルホン酸を主成分とするエマ
ルション状の相が析出して全体がエマルション状になっ
ているが、相分離のためには20時間以上の静置時間を
必要とする。
水を添加すると相分離時間が短くなるが両相中に溶媒と
ジスルホン酸が相互に溶解しているので、相分離せずそ
のまま蒸留して溶媒を回収する方が得策である。
スルホン化反応終了後直接反応溶媒である脂肪族ハロゲ
ン化炭化水素の蒸留回収工程に移ると、生成物の色相が
極度に悪化するが、蒸留に移る前に水を加えることによ
り蒸留時の色相悪化傾向を小さくすることができる。
水添加の作用は定かでは無いがスルホン化反応終了後に
未だ存在する無水硫酸の希釈、または反応副生物である
スルホン酸無水物を加水分解してその後の工程での色相
劣化を小さくするものと考えられる。水の添加量は反応
に用いたアルキルビフェニル1重量部当り0.01〜1
重量部、好ましくは0.05〜0.2重量部とする。水
の添加量が多いとアルキルビフェニルジスルホン酸塩を
水溶液として得る時、その濃度が必要以上に低濃度とな
るだけでなく、脂肪族ハロゲン化炭化水素の蒸留回収時
に発泡し易い。
水の添加時に発熱を伴うので撹拌し且っ30’C以下の
温度に保ち乍ら行うのが好ましい。
脂肪族炭化水素の蒸留回収は低温、好ましくは、温度4
0℃以下で実施する。この為に減圧操作がとられる。殆
どの留分は100〜200 Torrで留出するが、溶
媒を完全に除去する為に蒸留終了直前には更に減圧にす
る。
得られたスルホン酸はアルカリ水溶液、例えば、25−
tχNaOH水を用いて、pH7〜8に中和しアルキル
ビフェニルジスルホン酸塩とする。
〔実施例〕
以下実験例により具体的に説明する。
実施例1 アルキル基炭素数11と12の混合物で、平均分子量が
317のアルキルビフェニル60.4 gと1.2ジク
ロロ工タン600gをガラス製12フラスコに入れて7
℃に冷却した。
撹拌し乍ら窒素ガスで7 VOLXに希釈した無水硫酸
ガスを液中へ吹き込んだ。用いたアルキルビフェニルに
対し、2.3倍モルに相当する無水硫酸を供給したが最
後迄充分撹拌ができた。廃ガス中に未反応無水硫酸ガス
が出ることもなかった。
スルホン化反応終了後30℃以下の温度に保ち乍ら撹拌
して8gの水を加えた。
ロータリーエバポレーターを用いて反応生成液を減圧蒸
留して、1.2−ジクロロエタンを除去回収した。この
時ロータリーエバポレーターの温水温度を40℃以下に
保った。・ 得られたスルホン酸を25wtχNa0t(水を用いて
pH7〜8の間に中和した。
スルホン酸ナトリウム塩水溶液の少量を採取してイヤト
ロスキャン分析計(日本ヤトロン社製TH−10型)を
用いてジスルホン酸塩濃度(生成物中のジスルホン酸塩
とモノスルホン酸塩合計量に対するジスルホン酸塩の割
合;以下同じ)を測定したところ、88wtχであった
スルホン酸塩色相(ジスルホン酸塩とモノスルホン酸塩
合計量を5wt$に調製した水溶液の光路長10fl、
波長420nm光の吸光度の1000倍値;以下同じ)
は420であった。
実施例2 反応溶媒として1,2ジクロロエタンの替すニテトラク
ロロエチレンを用いた他は、実施例1と同様に行った。
ジスルホン酸塩濃度は81wtχ、スルホン酸塩色相は
345であった。
比較例1 実施例1に用いたアルキルビフェニル300gを実施例
1に用いたガラス製フラスコに入れて、7℃に冷却した
。撹拌翼で撹拌し乍ら窒素ガスで7VOLχに希釈した
無水硫酸ガスを液中へ吹き込んだ、用いたアルキルビフ
ェニルに対し1.2モル倍に相当する無水硫酸を供給し
たころから廃ガス中に未反応無水硫酸ガスを含む様にな
り白煙を生じ始めた。1.4モル倍付近で反応液の粘度
が極めて高くなって遂には攪拌できなくなった。この反
応液の少量を採取してジスルホン酸濃度を測定したとこ
ろ13imt6Aであった。
比較例2 比較例1で用いたアルキルビフェニル60.4 gとn
−へキサン356gを実施例1で用いたフラスコに入れ
て7℃に冷却した。撹拌し乍ら窒素ガスで7 VOLχ
に希釈した無水硫酸ガスを液中へ吹き込んだ。用いたア
ルキルビフェニルに対し2.2倍モルに相当する無水硫
酸を供給したが、最後迄撹拌はできた。2.0倍モルを
越えるころから廃ガスが少し白煙を生じる様になった。
スルホン化反応終了後の後処理は実施例1と同様に行っ
た。
スルホン酸ナトリウム塩水溶液を実施例1と同様に分析
したところジスルホン酸塩濃度は57−tzであった。
スルホン酸塩色相は1010であった。
実施例3.比較例3〜7 溶媒使用量、無水硫酸/アルキルビフェニルモル比、反
応温度、後処理の方法を変えて得た結果を表に示した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  アルキルビフェニルを無水硫酸でスルホン化してアル
    キルビフェニルジスルホン酸塩を製造する方法において
    、炭素数10〜20のモノアルキル基を有するアルキル
    ビフェニルを、アルキルビフェニル1重量部当り1〜2
    0重量部の炭素数1〜2の脂肪族ハロゲン化炭化水素溶
    媒を用いて、反応温度が30℃以下、無水硫酸とアルキ
    ルビフェニルのモル比が1.8〜2.5の範囲でスルホ
    ン化反応を行い、スルホン化反応後水を加えて、溶媒を
    蒸留回収することを特徴とするアルキルビフェニルジス
    ルホン酸塩の製造方法。
JP13949689A 1989-06-01 1989-06-01 アルキルビフェニルジスルホン酸塩の製造方法 Pending JPH035453A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006104450A (ja) * 2004-09-09 2006-04-20 Shin Etsu Chem Co Ltd ポリフェニレンエーテルオリゴマー体のスルホン酸塩及びその製造方法
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