JPH0352604A

JPH0352604A - 気液還流型消泡装置

Info

Publication number: JPH0352604A
Application number: JP18700589A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Muragata; 村形　博; Hiroaki Sato; 宏明佐藤
Original assignee: Kyowa Exeo Corp
Current assignee: Kyowa Exeo Corp
Priority date: 1989-07-19
Filing date: 1989-07-19
Publication date: 1991-03-06
Anticipated expiration: 2011-01-17
Also published as: JPH082405B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】《産業上の利用分野）本発明は汚水処理槽の消泡装置に関し、特に気液を還流
せしめてその場で消泡することができる気液還流型消泡
装置に関する。

《従来の技術》従来、汚水処理施設における汚水処理槽等の水面に浮遊
する泡は、汚水処理槽等の水面付近に開口せしめた気液
吸込管により吸引し、他の処理施設に配送させた上で処
理を行っていた。

しかしながら、用地の狭いところでは、このような大規
模な施設を建設することは不可能である上、施設の建設
費用は莫大なものとなるという欠点があった．他方、汚水処理槽の水面上に散水装置を配してそこから
水面に散水を行うことにより泡を消泡する方式がある。

しかしながら、この方式では、気泡の大きな泡に対して
は効果があるが、気泡の小さな泡に対しては効果が少な
く、完全に消泡を行うことは困難であるという欠点があ
った。かかる欠点は消泡剤を使用することにより緩和さ
れるが、消泡剤自体の処理が必要となるため大量に使用
す・ることかできず自ずから消泡効果には限界があった
．《発明が解決しようとする課題｝そこで、本発明者等は上記の欠点を解決すべく鋭意検討
を重ねた結果、泡と共に吸収した処理水を散水装置に気
液分離器を介して還流せしめることにより消泡剤や他の
施設を必要とすることなく汚水処理槽内の水面に浮遊す
る泡の消泡をその場で容易に行なうことができることを
見出し、本発明に到達した。

従って、本発明の第１の目的は汚水処理槽の水面に浮遊
する泡を同一処理槽内で消泡することができる気液還流
型消泡装置を提供することにある。

本発明の第２の目的は、気泡の小さな泡でも消泡剤を使
用することなく消泡することができる気液還流型消泡装
置を提供することにある。

本発明の第３の目的は、短時間で効率良く泡を消泡する
ことができる気液還流型消泡装置を提供することにある
．（課題を解決するための手段〉本発明の上記の諸目的は、水面下から水面に向けて開口
せしめた気液吸込管、気液配送管、気液配送管から分岐
した空気供給管及び水面上方に配置した散水装置並びに
排気口を有する気液分離器とからなる消泡装置であって
、前記気液吸込管と散水装置とを気液分離器を介して気
液配送管で接続すると共に、水面に浮遊する泡を処理水
と共に気液吸込管から散水装置側へ配送せしめる如く前
記気液配送管に空気供給管を分岐接続してエアリフトポ
ンプを形成せしめたことを特徴とする気液還流型消泡装
置によって達成された。

以下本発明の構威を図に従って詳述する。

第１図は本発明の気液還流型消泡装置の断面図であり、
第２図は第１図のＡ−Ａ線上で切断した断面図である．図中、符号（１）は、曝気槽等の汚水処理槽（１０）（
以下単に処理槽（１０）とする）の水面付近に水面下か
ら水面に向けて開口せしめた気液吸込管である。従って
、開口部の位置は水面に浮遊する泡を効率良く吸引する
ことができる位置に設定することは当然である．又、上
記開口部の口径は１００００１程度とすることが好まし
い．符号（２）は気液配送管であり、気液を気液吸込管
（１）から後記する気液分離器（３）及び散水装置（４
）へ配送するための気液還流経路を構成する．符号（３）は、気液分離器であり、特に、一端を散水装
置（４）側に、他端を気液吸込管（１）から配管された
気液配送管（２）側に接続せしめたメインパイプ（９）
と、一端がメインパイプ（９）の上方に接続され他端が
解放された排気口（８）を有する逆Ｕ字型の分岐管（７
）とからなるものが好ましい．散水装置（４）は、公知
のものの中から適宜選択して使用することができる．符
号（５）は、気液配送管（２）に分岐接続した空気供給
管であり、気液配送管（２）内に空気を供給することに
より泡を含む気液を気液吸込管（１）から散水装置へ配
送せしめる如くエアリフトポンプを形戒する。従って、
気液吸込管（１）側に空気が送られることがないように
接続することは当然である．符号（６）は、気液吸込管（１）が、水位の変化に応じ
て上下に摺動できるように必要に応じて気液吸込管（１
）に設けることができるフロートである．フロートには
水や砂を適宜入れることにより気液吸込管（１）の開口
部の位置を調整することができるように、着脱自在の蓋
を有する開口部を設けておく．気液配送管（２）をでき
るだけ鉛直に保つと共に、泡が気液吸込管（１）に吸入
されるのを妨げないために、フロートは２個とすること
が好ましい。又、泡がフロートに付着することを避ける
ために、フロートとフロートの間隔を４００閣以上とす
ることが好ましく、特に４５０圓程度とすることが好ま
しい。

《作　用｝気液吸込管（１）より吸引された泡を含む気液はエアリ
フトポンプの作用により気液配送管（２）を通って気液
分離器（３）へ配送される．処理水と共に配送された泡
は気液分離器（３）内で水中から放出され、この瞬間に
破泡する結果、泡中の気体が空気と共に気液分離器（３
）の上方に開口する分岐管（７）を通って排気口（８）
から排気される。気液分離器（３）のメインパイプ（９
）を通過した泡を含まない液体は散水装置（４）へ配送
され汚水処理槽（１０）の水面に散水される．この散水
は、汚水処理槽内の大きな泡を消滅せしめると共に、泡
を気液吸込管（１）の方に集め、吸い込まれ易くする作
用を有する．従って散水装置（４）の位置は、泡が汚水
処理槽（ｌＯ）の周辺に溜まらないように設置すること
が好ましい。

以上の如く、本発明の気液還流型消泡装置は、汚水処理
槽（１　０）内で気液を還流せしめるので、汚水処理ｆ
！（１０）内の水位は本装置を使用することによっては
変化せず、固定式の気液吸込管であっても、頻繁にその
開口部の位置を１！整する必要はない．又、一回目の気
液循環で泡が完全に消泡されなくても、この循環は連続
して繰り返されるので短時間で完全に泡を消泡せしめる
ことができる．《発明の効果｝以上詳述した如く、本発明の消泡装置は、汚水処理槽内
の気液を還流することによって泡を消泡するので、他の
施設を必要とせず、経済的である。

又、泡の消泡は、散水と気液分離器との併用で行うので
、その効果は大であり、更に消泡時間を短縮することが
できる．

【図面の簡単な説明】

第ｌ図は本発明の消泡装置の断面図であり、第２図は第
１図のＡ−Ａ線上で切断した断面図である。・気液吸込管・気液配送管・気液分離器・散水装置・空気供給管・フロート・分岐管・排気口・メインパイプ・汚水処理槽

Claims

【特許請求の範囲】１）水面下から水面に向けて開口せしめた気液吸込管（
１）、気液配送管（２）、気液配送管（２）から分岐し
た空気供給管及び水面上方に配置した散水装置（４）並
びに排気口（８）を有する気液分離器（３）とからなる
消泡装置であって、前記気液吸込管（１）と散水装置（
４）とを気液分離器（３）を介して気液配送管（２）で
接続すると共に、水面に浮遊する泡を処理水と共に気液吸込管（１）から
散水装置（４）側へ配送せしめる如く前記気液配送管（
２）に空気供給管（５）を分岐接続してエアリフトポン
プを形成せしめたことを特徴とする気液還流型消泡装置
。２）気液分離器（３）が、一端を散水装置（４）側に、
他端を気液配送管（２）側に接続せしめたメインパイプ
（９）と、一端が前記メインパイプ（９）の上方に接続
され、他端が解放された排気口（８）を有する逆Ｕ字型
の分岐管（７）とからなる請求項１に記載の気液還流型
消泡装置。３）気液吸込管（１）にフロートを固定し、水位の変化
に応じて上下に摺動する如く、該気液吸込管（１）を気
液配送管（２）に接続せしめた請求項１に記載の気液還
流型消泡装置。