JPH0352020Y2 - - Google Patents

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JPH0352020Y2
JPH0352020Y2 JP18528785U JP18528785U JPH0352020Y2 JP H0352020 Y2 JPH0352020 Y2 JP H0352020Y2 JP 18528785 U JP18528785 U JP 18528785U JP 18528785 U JP18528785 U JP 18528785U JP H0352020 Y2 JPH0352020 Y2 JP H0352020Y2
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frequency
circuit
multiplier
output
coupling
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JP18528785U
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  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は周波数を逓倍する回路に関し、特に逓
倍すべき入力周波数が広帯域、例えば500MHzに
わたり可変である場合に良好な逓倍出力が得られ
るようにした逓倍回路に関する。
〔考案の概要〕
逓倍すべき周波数が所定範囲内で可変にされて
いる場合に、非線形素子を利用した逓倍部の前段
に抵抗R、コイルL、コンデンサCの直列回路を
設け、LCの直列共振をRでダンピングして上記
所定の周波数範囲を通過させるバンドパス特性を
与えると共に、上記抵抗にコンデンサを並列接続
させてバンドパス特性の高域にピーキングをかけ
たものであり、高帯域で可変の入力周波数に対し
て安定で高能率の周波数逓倍が可能となる。
〔従来の技術〕
従来の周波数逓倍回路として、トランジスタの
ベースーエミツタ間のダイオード特性による非直
線抵抗を利用したもの、トランジスタのベース−
コレクタ間のバラクタ作用による非直線容量を利
用したもの、トランジスタのパラメトリツク効果
を利用したもの、バラクタを用いたものが知られ
ている。また発振器出力の第n次高調波を選択増
幅してn逓倍出力を得る逓倍回路も知られてい
る。
第7図にトランジスタの非直線性(コレクター
ベース間のバラクタ作用)を利用した従来の逓倍
回路の一例を上げる。入力の周波数0の信号はト
ランジスタ3の非直線増幅によりn0に逓倍され
る。入力側の整合回路1は基本波0に整合させ、
出力側の整合回路5は逓倍周波数n0に整合させ
る。このとき入力側にn0のトラツプ回路2を、
出力側に0のトラツプ回路4を夫々設け、逓倍出
力が最大になるように夫々を調整する。
〔考案が解決しようとする問題点〕 第7図に一例を上げた、非直線素子を用いる逓
倍回路は、入力周波数0が固定であることを前提
としているので、入力周波数が高帯域にわたつて
可変である場合には、それに追従して動作させる
ことは困難である。
発振器出力の第n次高調波を選択増幅する方法
は、入力周波数が広帯域にわたつて可変であつて
もよい。しかし逓倍出力レベルがn次高調波のレ
ベルに依存するので、高調波レベルの高い発振出
力を得る必要があり、このため発振器の安定性
(ドリフト、寄生発振など)の問題が生じる。
本考案は上述の問題にかんがみ、入力周波数が
広帯域にわたつて可変であつても、それに追従し
た逓倍出力を安定に取出すことができるようにす
ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、所定の周波数範囲内で発振周波数を
可変にした発振器の発振出力を逓倍する周波数逓
倍回路であつて、第1図に示すように、非線形素
子を利用した逓倍部11bと、上記発振器と逓倍
部との間を結合する結合部11aとを備えてい
る。
上記結合部11aは抵抗R、コイルL1及びコ
ンデンサC1の直列結合回路を備え、上記コイル
及びコンデンサの直列共振を上記抵抗でダンピン
グすることにより、上記所定の周波数範囲の発振
出力を通過させるバンドパス特性を与えている。
更に、上記抵抗Rと並列接続のコンデンサC2
を備え、上記バンドパス特性の高域にピーキング
を施して周波数特性を修正している。
〔作用〕
抵抗は次段の逓倍部とのインピーダンス整合に
も利用され、また直列コンデンサは次段とのカツ
プリングにも利用されている。結合部のバンドパ
ス特性により、逓倍すべき周波数範囲の信号のみ
が逓倍部に送り込まれ、不要帯域が除去されるの
で、逓倍効率が高まる。またピーキングにより周
波数特性がより平坦になり、入力が広帯域にわた
つて変化しても安定な逓倍出力レベルが得られ
る。
〔実施例〕
第1図は本考案の周波数逓倍回路の原理的ブロ
ツク図で、第2図はこの逓倍回路が使用された衛
星放送受信機の要部ブロツク図である。信号源で
ある局部発振器10の発振出力の周波数f0は、選
局回路からのチユーニング電圧に応じて、675〜
925MHzの範囲で可変される。逓倍回路11はト
ランジスタ非直線性を利用した周知の逓倍部11
bを備え、2倍の周波数2f0の逓倍出力を得てい
る。逓倍部11bの前段には、結合部11aを設
けてある。この結合部11aは、第1に局部発振
器10の出力と逓倍部11bの入力とのインピー
ダンス整合の機能、第2に不要帯域を制限して逓
倍効率を高めるバンドパスフイルタの機能、第3
に逓倍出力の周波数特性を修正するピーキング機
能を有している。
逓倍回路11の出力は、1350〜1850MHzの帯域
を通過させるバンドパスフイルタ12を通じて2
逓倍出力(周波数20)として導出される。
第2図に示す衛星放送用受信機では、まずパラ
ボラ受信アンテナで受信された12GHz程度のSHF
帯の電波が、図外の屋外ユニツトのS−Uコンバ
ータにより1GHz程度のUHF信号に変換されてか
ら、屋外ユニツトに第1IF信号として導入され
る。第1IF信号は第2図のミキサー13で第2局
部発振信号と混合され、400MHzの第2IF信号に
変換される。第2局部発振信号は受信周波数に対
応して1350〜1850MHzの帯域で変えられる。
局部発振器10をより周波数の低い低コストの
PLL回路で制御するために、局部発振器10の
出力周波数を第2局部発振周波数の1/2(675〜
925MHz)にして、逓倍回路11で2逓倍して使
用する。これによりPLL回路にTV用の安価なプ
リスケーラユニツトを使用することが可能とな
る。
局部発振器10の出力は、プリスケーラ14で
周波数が降下されてから更にプログラマブル・デ
バイダ15で選局コントローラからのデータに応
じて1.5625KHzまで分周される。分周出力は位相
比較回路16にて、水晶発振によつて得た基準信
号と位相比較され、誤差出力でもつて局部発振器
10の発振周波数が制御される。
第3図は第1図のブロツクに対応する具体回路
である。局部発振器10はトランジスタQ1を備
えるコルピツツ回路で構成され、チユーニング電
圧を可変容量ダイオードDに与えることにより、
選局周波数に応じて周波数が675〜925MHzの範囲
で可変される。
トランジスタQ1のエミツタから得られる発振
出力の一部は、抵抗R、コイルL1及びコンデン
サC1を備える結合部11aに導出される。抵抗
Rは47Ω程度で、次段の逓倍部11bの入力イン
ピーダンスと整合させるために挿入する。また発
振器10に対応して過負荷とならないような抵抗
値にしている。なおトランジスタQ1のエミツタ
から出力を取り出すので、発振器の負担は少な
い。
抵抗Rの先に結合されたコイルL1及びコンデ
ンサC1の直列共振回路は、第4図の点線で示す
ようにQの高い狭帯域のバンドパスフイルタを構
成する。この直列共振回路と直列に挿入される前
記の抵抗Rは、共振回路のダンピングとして作用
し、これにより第4図の実線のようにバンドパス
特性が0の帯域675〜925MHz以外を減衰させる広
帯域なバンドパスフイルタとなる。なおコンデン
サC1は次段との結合コンデンサにもなつてい
る。
抵抗Rに並列に接続されたコンデンサC2はピ
ーキング用であり、第4図の一点鎖線の矢印Aの
ようにバンドパス特性の高域の肩が持上げられ、
通過帯域がより平坦化されて周波数特性が修正さ
れる。また矢印Bのようにピーキングを施すこと
により、裾特性がより急峻になり、不要帯域、特
に20成分に対する減衰特性が強められる。
結合部11aの出力はトランジスタQ2を備え
る逓倍部11bに供給され、このトランジスタQ
2のコレクターベース間のバラクタ作用により基
本波が2逓倍され、且つ増幅して取出される。
トランジスタQ2のコレクタにはコイルL2
(パターン化コイル)を通じて電源電圧が与えら
れ、ここからコンデンサC3を通じてバンドパス
フイルタ20に逓倍出力が導出される。バンドパ
スフイルタ20は20の帯域1350〜1850MHzを通
し、帯域外、特に基本波0をカツトする。このバ
ンドパスフイルタ20は第5図に示すような周知
のストリツプラインで構成することができる。こ
のようなインターデイジタル・フイルタ20に共
振するλ/4長のストリツプライン21を備えて
いる。
バンドパスフイルタ20の出力はトランスTを
備えるミキサー13にて第1IF信号と混合され、
ローパスフイルタ22を経て第2IF信号として導
出される。
第6図は第3図の回路の周波数特性の実測グラ
フで、これから1350〜1850MHzの広帯域でほぼ一
定の逓倍出力が得られることが分る。
〔考案の効果〕
本考案は上述の如く逓倍部の前段に結合部を設
けたので、広帯域の入力に対して安定で高能率の
周波数逓倍動作が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の周波数逓倍回路の原理的なブ
ロツク図、第2図は衛星放送受信機に利用した場
合の実施例のブロツク図、第3図は第1図のブロ
ツクに対応する詳細回路図、第4図は第3図の結
合回路の周波数特性図、第5図は第3図のバンド
パスフイルタ20をストリツプラインで構成した
場合のラインパターン図、第6図は第3図の逓倍
回路の周波数特性図、第7図は従来の逓倍回路の
ブロツク図である。 なお図面に用いた符号において、10……局部
発振器、11……逓倍回路、11a……逓倍部、
11b……結合部、12……バンドパスフイル
タ、である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 所定の周波数範囲内で発振周波数を可変にした
    発振器の発振出力を逓倍する周波数逓倍回路であ
    つて、 非線形素子を利用した逓倍部と、上記発振器と
    逓倍部との間を結合する結合部とを備え、 上記結合部は抵抗、コイル及びコンデンサの直
    列結合回路を備え、上記コイル及びコンデンサの
    直列共振を上記抵抗でダンピングすることによ
    り、上記所定の周波数範囲の発振出力を通過させ
    るバンドパス特性を与える共とに、 上記抵抗と並列接続のコンデンサを更に備え、
    上記バンドパス特性の高域にピーキングを施して
    周波数特性を修正したことを特徴とする周波数逓
    倍回路。
JP18528785U 1985-11-30 1985-11-30 Expired JPH0352020Y2 (ja)

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JP18528785U JPH0352020Y2 (ja) 1985-11-30 1985-11-30

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JPS6295322U JPS6295322U (ja) 1987-06-18
JPH0352020Y2 true JPH0352020Y2 (ja) 1991-11-11

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