JPH0351564Y2 - - Google Patents

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JPH0351564Y2
JPH0351564Y2 JP1983149687U JP14968783U JPH0351564Y2 JP H0351564 Y2 JPH0351564 Y2 JP H0351564Y2 JP 1983149687 U JP1983149687 U JP 1983149687U JP 14968783 U JP14968783 U JP 14968783U JP H0351564 Y2 JPH0351564 Y2 JP H0351564Y2
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JP
Japan
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liquid
piston rod
valve body
valve
chamber
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JP1983149687U
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JPS6058979U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はピストン弁の改良に係り、特に弁体を
弁座に接触させて液体通路を閉塞したとき、吐出
側の管内に残留する液体が弁体の上部に設けたベ
ローズの外周にある室内に自動的に引き戻される
ようにして、吐出側の管端口からの液垂れ、液漏
れを有効に防止するようになした高精度のピスト
ン弁に関する。
液体の定量注入乃至定量滴下が重要視される関
連工程においては、バルブの吐出側の管端口から
の液垂れ、ボタ落ちを防止することが必要条件で
ある。この液垂れをなくすため、従来はストツプ
弁や逆止弁等と吸引バルブを併用するか、あるい
はこれらを合体させて構成したバルブが用いられ
ているが、これら従来装置では二者を夫々作動さ
せるもので、装置全体が大型となり、操作開路も
複雑となつて割高になるという不具合があり、液
垂れ防止についても必ずしも満足できる良結果は
得られなかつた。
本考案の目的は、前記した従来装置の不具合点
をなくし、弁体の上部にピストンロツドを囲むよ
うにしてベローズを設けると共に、ベローズの外
周とシリンダ面との間に液溜め用の室を形成し
て、弁座が閉止されたとき室内の容積をベローズ
の伸張によつて増大させて、該室内に減圧状態を
つくりだし、これによつて吐出側の管内に残留し
ている液体を強制的に吸引して液垂れの防止を図
つたピストン弁を提供することにある。
上記目的を達成するための本考案の構成を詳述
すれば、ピストンロツドを上下動させることによ
り、当該ロツドの先端に取付けた弁体が弁座と離
接動作するようになしたピストン弁において、前
記ピストンロツドの上下動作は瞬間的であると共
に、前記弁体の外周とシリンダ面との間には液体
が通流し得る程度の間隙が形成されており、弁体
の上部にはピストンロツドを囲むようにしてベロ
ーズを付設して、当該ベローズの外周とシリンダ
の内周面との間に液体を溜めておくことのできる
室を形成してなり、ピストンロツドが上昇して弁
体が弁座から離れ液体通路が開いたとき、前記ベ
ローズが収縮して前記室内の液体が室外に排出さ
れ、且つピストンロツドが下降して弁体が弁座に
接触し液体通路が閉じたとき、前記ベローズの伸
張に伴い前記室内に減圧状態をつくりだし、吐出
側の管内にある液体を前記室内に強制的に吸引す
るように構成したことを特徴とするピストン弁で
ある。
以下、本考案の具体的構成を図示の実施例に基
づき詳細に説明する。
本考案は、ピストンロツド1を上下動させるこ
とによつて、当該ロツド1の先端に取付けた弁体
2が弁座3との間を離接動作するようになしたピ
ストン弁において、前記弁体2の外周とシリンダ
面4との間に液体が通過できるだけの間隙5を形
成すると共に、弁体2の上部にはピストンロツド
1を囲むようにして上端にフランジ部6を備えた
ベローズ7を設け、当該ベローズ7のフランジ部
6をハウジング8内において固定して前記ベロー
ズ7の外周をシリンダ面4との間に液体を溜めて
おくことのできる室9を形成してなり、ピストン
ロツド1が上昇して弁体2が弁座3から離れ液体
通路10が開放したとき、前記ベローズ7が収縮
して前記室9内の液体が室9外に排出され、且つ
ピストンロツド1が下降して弁体2が弁座3に接
触し液体通路10が閉塞されたとき、吐出側の管
11内にある液体が前記ベローズ7の伸張に伴い
前記室9内に吸引されるように構成したものであ
る。
第1図は弁体2が弁座3から離れ、液体通路1
0が開かれて液体が流れている状態を示す断面図
であり、第2図は弁体2が弁座3に当設し、通路
10が閉じられて液体の流れが止まつた状態を示
す断面図である。なお、図示の実施例は圧縮空気
によつてピストンロツド1を上下動させるタイプ
のピストン弁を示すが、これ以外にも、たとえば
圧油乃至電気的手段によつてピストンロツド1を
瞬間的に上下動作させるタイプのものについても
本考案を適用できるのはいうまでもない。
図示する実施例の場合、ピストンロツド1の頭
部には圧縮空気の導入用通孔12が穿設されてお
り、該通孔12に供給された圧縮空気はピストン
ロツド1に横向きに開けた通気路13を通つて空
気室14内に入り、該空気室14内の圧力の増加
によりピストンロツド1に連設された鍔状の受圧
部15を上方に押し上げ、それに伴つてピストン
ロツド1が上昇するものである。なお、前記受圧
部15の上部にはキヤツプ16を位置させてあ
り、受圧部15はこのキヤツプ16内に設けた段
部17に当接して上昇範囲が規制されるようにな
つている。このキヤツプ16の中央部にはエアホ
ース(図示せず)の接続用の通孔18が穿設して
あつて、この通孔18はピストンロツド1の頭部
に設けた前記導入用通孔12と連通するようにな
つている。また、キヤツプ16の内周部には雌螺
子が刻設してあつて、組立ハウジング8の上部1
9の外周に刻設した雄螺子に高さ調節自在に螺着
されるようになつている。
前記受圧部15とキヤツプ16との間にはスプ
リング20が配設してあつて、受圧部15はこの
スプリング20のバネ圧を受け、空気室14内に
圧縮空気が供給されていないときは第2図に示す
ように、下降した状態となつており、ピストンロ
ツド1の先端に取付けた弁体2は弁座3にきつく
当接し、液体通路10は完全に閉じられる。
すなわち、前記したようにピストンロツド1の
導入用通孔12及び通気路13を通つて空気室1
4内に圧縮空気が入ると、この圧力により受圧部
15がスプリング20のバネ圧に抗して、受圧部
15の上面がキヤツプ16に設けた段部17に当
設するまで上昇し、それに伴つて弁体2が弁座3
から離れて液体通路10が開かれるものである
が、圧縮空気の供給を停止すると、スプリング2
0の圧力を受けて受圧部15が下降し、前記した
ように通路10が閉鎖されるものである。
なお、組立ハウジング8内のほぼ中間位置に
は、前記空気室14内の圧縮空気が弁体2方向へ
漏れるのを防止するためシール金具21が固定さ
れており、ピストンロツド1はこのシール金具2
1のセンター穴を貫通するようになつている。
弁体2はピストンロツド1の先端面に固定さ
れ、前記シール金具21の下方に設けられたシリ
ンダ内に位置する。この弁体2の外径は、組立ハ
ウジング8の下部内周のシリンダ面4の内径より
僅かに小径となつていて、弁体2の外周部とシリ
ンダ面4との間に液体が通れるだけの間隙5が形
成されている。弁体2の上面、好ましくは上面外
周縁より少しく中心部寄りの位置にはピストンロ
ツド1を囲むようにして上端にフランジ部6を備
えたベローズ7が連設されている。なお、弁体
2、ベローズ7及びフランジ部6は、ふつ素樹脂
等により一体物とすることができる。
ベローズ7のフランジ部6は、図示する実施例
の場合、組立ハウジング8内においてシール金具
21とハウジング8に設けた段部との間に挾んで
固定するようにしてある。従つて、ベローズ7の
外周とシリンダ面4との間には液溜め用の室9が
形成されることになる。
弁座3は、図示するように組立ハウジング8の
シリンダ内下部に環状に組立ハウジング8と一体
に突成されている。
その他、図中の22は管11の接続金具を示
す。
次に、本考案装置の動作につき説明すれば、圧
縮空気源(図示せず)からエアーをピストンロツ
ド1の導入用通孔12に供給すると圧縮空気は通
気路13を通つて空気室14内に入り、ピストン
ロツド1の受圧部15を押し上げるのでピストン
ロツド1の先端に取付けた弁体2が弁座3から離
れ、液体通路10が開放され、液体は第1図に示
す矢印の如く流れて管11の端口から滴下する。
このとき、間隙5を通つて室9内に溜まつていた
液体は、ベローズ7が収縮し室9内が小容積とな
ることによつて室9外に押し出され、送られてく
る液体と一緒になつて管11端口より滴下する。
そして、所定量の滴下後、圧縮空気の供給を停止
すると、スプリング20の弾発力によつて受圧部
15は瞬時にして下降し、同時に第2図に示すよ
うに、ピストンロツド1先端面の弁体2が弁座3
にきつく当接して液体通路10が遮断される。
すると、ベローズ7がピストンロツド1の下降
に伴つて伸張し、室9内の容積が増大し、室9内
が減圧状態となつて吐出側の管11内に残留して
いる液体は間隙5を通つて室9内に強制的に吸引
され、管11の端口からの液垂れ、液漏れを防止
することができるのである。
なお、本考案装置によればキヤツプ16の螺合
高さを調節することにより、ピストンロツド1の
上下ストロークを調整することができ、従つて、
室9内の吸引量も自在に設定することができるも
のである。
このように、本考案ピストン弁によれば、簡単
な構造で液垂れ、ボタ落ちを有効に防止すること
ができ、液体の定量注入乃至定量滴下が重視され
る関連工程で多大な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案ピストン弁の一実施例を示すもの
で、第1図は液体通路が開いているときの状態を
示す断面図、第2図は液体通路が閉じられたとき
の状態を示す断面図である。 1:ピストンロツド、2:弁体、3:弁座、
4:シリンダ面、5:間隙、6:フランジ部、
7:ベローズ、8:ハウジング、9:室、10:
液体通路、11:管、12:導入用通路、13:
通気路、14:空気室、15:受圧部、16:キ
ヤツプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ピストンロツドを上下動させることにより、当
    該ロツドの先端に取付けた弁体が弁座と離接動作
    するようになしたピストン弁において、前記ピス
    トンロツドの上下動作は瞬間的であると共に、前
    記弁体の外周とシリンダ面との間には液体が通流
    し得る程度の間隙が形成されており、弁体の上部
    にはピストンロツドを囲むようにしてベローズを
    付設して、当該ベローズの外周とシリンダの内周
    面との間に液体を溜めておくことのできる室を形
    成してなり、ピストンロツドが上昇して弁体が弁
    座から離れ液体通路が開いたとき、前記ベローズ
    が収縮して前記室内の液体が室外に排出され、且
    つピストンロツドが下降して弁体が弁座に接触し
    液体通路が閉じたとき、前記ベローズの伸張に伴
    い前記室内に減圧状態をつくりだし、吐出側の管
    内にある液体を前記室内に強制的に吸引するよう
    に構成したことを特徴とするピストン弁。
JP14968783U 1983-09-29 1983-09-29 ピストン弁 Granted JPS6058979U (ja)

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JP14968783U JPS6058979U (ja) 1983-09-29 1983-09-29 ピストン弁

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JP14968783U JPS6058979U (ja) 1983-09-29 1983-09-29 ピストン弁

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Publication Number Publication Date
JPS6058979U JPS6058979U (ja) 1985-04-24
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4567398B2 (ja) * 2004-08-18 2010-10-20 シーケーディ株式会社 薬液弁
JP7300710B2 (ja) * 2019-05-10 2023-06-30 サーパス工業株式会社 サックバックバルブ

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JPS5155040A (ja) * 1974-11-11 1976-05-14 Denryoku Chuo Kenkyujo Atsuryokuheikoshikibenjikufuhoshiki
JPS5619515A (en) * 1979-07-25 1981-02-24 Hitachi Ltd Manufacture for magnetic head

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