JPH0351146B2 - - Google Patents

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JPH0351146B2
JPH0351146B2 JP11988382A JP11988382A JPH0351146B2 JP H0351146 B2 JPH0351146 B2 JP H0351146B2 JP 11988382 A JP11988382 A JP 11988382A JP 11988382 A JP11988382 A JP 11988382A JP H0351146 B2 JPH0351146 B2 JP H0351146B2
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JP
Japan
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recording
response message
magnetic tape
recording section
turned
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JP11988382A
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JPS5911059A (ja
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Akira Nakayama
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Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPS5911059A publication Critical patent/JPS5911059A/ja
Publication of JPH0351146B2 publication Critical patent/JPH0351146B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/64Automatic arrangements for answering calls; Automatic arrangements for recording messages for absent subscribers; Arrangements for recording conversations
    • H04M1/65Recording arrangements for recording a message from the calling party

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、発信者に留守状態であることを知ら
せると同時に発信者からの着信メツセージを磁気
テープ上に記録するようになした留守番電話装置
に関し、特に応答メツセージを記録した同一記録
トラツク上に設けられた着信メツセージ記録区間
が着信メツセージの記録で満たされたとき自動的
に応答専用機となすようにしたものである。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
従来、電話回線に結合されて、電話をかける発
信者に要件を述べる旨の応答メツセージを送ると
ともに、上記発信者の要件を自動的に記録し得る
ようにしたいわゆるオートアンサーモードの動作
を行なう留守番電話装置が用いられている。
ところで、従来用いられているこのオートアン
サーモードの動作を行なう留守番電話装置は、応
答専用のテープレコーダと要件記録専用のテープ
レコーダの2台を用意し、電話をしてくる相手の
呼出しのベルリングがあつたとき応答専用のテー
プレコーダを再生状態となし、ここであらかじめ
磁気テープに記録してある発信者に用件を述べる
旨の応答メツセージを再生して送り、これに続い
て他方の要件記録専用のテープレコーダで上記発
信者の用件を自動的に記録するように構成されて
いる。
このように従来のオートアンサーモードの留守
番電話装置は、応答専用及び要件記録専用の2台
のテープレコーダを必要とするため、装置が大型
化するばかりか、高価価になつてしまう。また、
要件記録専用のテープレコーダに装着したテープ
カセツトの磁気テープに要件記録が満された場合
は、以後のベルリングに対して応答再生を行なわ
ないように回線の受付けを不能とする必要がある
ので、留守番電話装置としての機能がなくなつて
しまう。従つて、外出先からユーザーがこの留守
番電話装置をリモートコントロールする場合は、
要件記録が満されているにもかかわらず、この内
容を知ることができない。
また、一台のテープレコーダのみを用いた留守
番電話装置が用いられているが、この種のものは
専ら発信者に対し留守状態にあることのみを知ら
せるメツセージを上記発信者に送るのみで、発信
者の要件を記録することができない応答専用機と
してのみしか機能しない。
〔発明の目的〕
そこで、本発明は一台のテープレコーダのみを
用いて発信者に要件を述べる旨の応答メツセージ
を送出するとともに上記発信者の要件を自動的に
記録し得るいわゆるオートアンサーモードの動作
を行なうようになし、さらに磁気テープ上の要件
記録部が要件記録で満たされた後は自動的に留守
状態であることのみを発信者に知らせる応答専用
機となるように構成し、装置自体の小型化を図る
と同時に機能の多元化を達成するようにしたもの
である。
さらに、本発明は、要件記録可能状態を知らせ
る第1の応答メツセージをあらかじめ記録した第
1の応答メツセージ記録部と、留守状態のみを知
らせる第2の応答メツセージを記録した第2の応
答メツセージ記録部と、着信される要件が記録さ
れる要件記録部を磁気テープの長手方向にそつて
形成される同一記録トラツク上に設けるようにす
ることにより、モノラルタイプの磁気ヘツドを用
いたテープレコーダによつて留守番電話装置を構
成できるようにするとともに、要件記録部が満杯
となつている状態であつても応答再生機として回
線の受付けを行なうことにより、リモートコント
ロールによつてこの内容を知ることができるよう
にするものである。
〔発明の概要〕
そこで、本発明は上述したような目的を達成す
るため、要件記録可能状態を知らせる第1の応答
メツセージをあらかじめ記録した第1の応答メツ
セージ記録部と、留守状態のみを知らせる第2の
応答メツセージを記録した第2の応答メツセージ
記録部と、着信される要件が記録される要件記録
部を磁気テープの長手方向にそつて形成される同
一記録トラツク上に設け、上記要件記録部に要件
記録可能領域が存在すること検出して磁気テープ
を第1の記録部の始端に巻戻して停止させ、上記
要件記録部に要件記録可能領域が存在しなくなつ
たことを検出して磁気テープを第2の記録部の始
端に巻戻して停止させるようになしたものであ
る。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照し
て説明する。
本発明装置に用いられる磁気テープ1には、第
1図に示すようにそれぞれの記録部が上記磁気テ
ープ1の長手方向にそつて形成される同一記録ト
ラツク上に順次並列して設けられるものであつ
て、まず磁気テープ1の始端2から所定長走行さ
せた位置から所定長さ区間に亘つて無信号録音部
3を設け、この無信号録音部3に続けてキユー
Cue信号が記録されたキユー信号記録部4を介し
て、例えば“只今外出中ですのでご要件をお話し
下さい。”の如き要件記録可能状態を知らせる第
1の応答メツセージを記録した第1の応答メツセ
ージ記録部5を設ける。この第1の応答メツセー
ジ記録部5に続けて、所定長の無信号録音部6を
設けるとともにキユー信号を記録したキユー信号
記録部7を設け、このキユー信号記録部7を介し
て例えば、“只今外出中ですので3時間後にお掛
け直し下さい。“の如き留守状態であることのみ
を知らせる第2の応答メツセージを記録した第2
のメツセージ記録部8を設ける。この第2のメツ
セージ記録部8に続けて、所定長の無信号録音部
9を介して本発明装置が取付けられる電話機に着
信される発信者からの要件が記録される要件記録
部10が磁気テープ1の長手方向に設けられる。
この要件記録部10には、あらかじめ設定した所
定の単位時間に亘つて要件記録がなされる単位要
件記録部101,102,103,……が形成され
る。これら単位要件記録部101,102,103
…の各始端には、各単位要件記録部101,10
,103,…を指示するキユー信号を記録したキ
ユー信号記録部111,112,113…が設けら
れ、さらに単位要件記録部101,102,103
…間には所定長の無信号録音部121,122,1
3,…が設けられる。
〔応答メツセージの記録動作〕
ところで、本発明装置にあつては、所定の電話
回線に接続されて留守番機能を発揮させるに当つ
て、上記磁気テープ1に設けられる第1及び第2
の応答メツセージ記録部5及び8には、あらかじ
め上述した如き第1及び第2の応答メツセージが
それぞれ記録されるものであつて、これら第1及
び第2の応答メツセージを記録する状態を第2図
に示す本発明装置のブロツク回路図及び第3図に
示すフローチヤートを参照しながら説明する。
磁気テープ1に第1及び第2のメツセージを記
録するには、本発明装置のテープ装着部にカセツ
トテープを装着し、応答録音スイツチ15をオン
する。この応答録音スイツチ15がオンされる
と、応答録音スイツチオン信号がシステムコント
ローラ16に入力され、このシステムコントロー
ラ16からは巻戻しモード指令出力が出力され、
記録及び再生ヘツド17を取付けたヘツド基板を
走行する磁気テープから離間させるように動作さ
せ、ピンチローラをキヤプスタン軸から離間させ
て保持させて早送り及び巻戻し操作モードを構成
するように動作する早送り及び巻戻し用ソレノイ
ドプランジヤ18を駆動するソレノイド駆動回路
19に駆動出力が入力されるとともに、装着され
たテープカセツトのテープリールを回転させるリ
ールモータ20を磁気テープの巻戻し方向に回転
駆動させる巻戻し用リールモータ駆動回路21に
駆動出力が入力される。そして、早送り及び巻戻
し用ソレノイドプランジヤ18が駆動され当該装
置を磁気テープの早送り及び巻戻しモードとな
し、リールモータ20を磁気テープの巻戻し方向
に回転駆動させ、磁気テープをその始端まで巻戻
す。そして、磁気テープの始端が検出されるとリ
ールモータ20が停止されるとともにヘツド基板
等を磁気テープから離間操作する早送り及び巻戻
しモード用ソレノイドプランジヤ18の動作が解
除されるとともにリールモータ駆動回路21がオ
フとなつてリールモータ20が停止され当該装置
は一度停止状態となされる。
上記磁気テープの始端の検出は、リールモータ
20が磁気テープの巻戻し方向に回転駆動して回
転されるテープリールの回転数を回転検出器22
で検出し、例えばリールカウンターのカウンター
表示が「0」表示になつたとき磁気テープの始端
であると設定し、上記カウンター表示が「0」を
表示したとき上記停止状態となす。
上述のように磁気テープをテープ始端まで巻戻
して一度停止状態となした所で、システムコント
ローラ16から早送りモード指令出力が出力さ
れ、早送り及び巻戻しモード用ソレノイドプラン
ジヤ18を駆動させるソレノイド駆動回路19に
駆動出力が入力されるとともに、スイツチング回
路24を切換えリールモータ20を磁気テープの
早送り方向に回転駆動させるリールモータ駆動回
路25に駆動出力が入力され、早送り及び巻戻し
モード用ソレノイドプランジヤ18が駆動されて
当該装置を磁気テープの早送り及び巻戻し操作モ
ードとなすとともにリールモータ20を磁気テー
プの早送り方向に回転駆動させ、磁気テープを早
送り操作する。そして、応答メツセージセレクト
装置26によつて選択される応答メツセージ記録
部の始端まで磁気テープを早送りする。本発明に
あつては、前述した第1図に示すようにに磁気テ
ープ1の始端2から順に第1の応答メツセージ記
録部5、第2の応答メツセージ記録部8と記録し
ていくものであるので、第1の応答メツセージ記
録部5の始端に対応する位置分だけ走行させるテ
ープリールのカウント数に一致する所まで早送り
する。この第1の応答メツセージ記録部5の始端
位置はあらかじめ設定したテープカウンタのカウ
ント値によつて設定され、回転検出器22で検出
されるテープリールの回転数が上記カウンタ値に
一致するまで磁気テープを早送りし、ここでリー
ルモータ20を停止するとともに早送り及び巻戻
し用ソレノイドプランジヤ18の動作を解除し、
当該装置を再び停止状態となす。
次に、応答メツセージセレクト装置26によつ
て第1のメツセージ記録部5を選択する第1のセ
レクト釦26a又は第2の応答メツセージ記録部
8を選択する第2のセレクト釦26bのいずれが
選択されているかに応じて次のステツプに移行す
る。ここでは、第1の応答メツセージ記録部5へ
の記録を行なうため、第1のセレクト釦26aが
選択されることになるので、システムコントロー
ラ16からは第1のセレクト釦26aの選択出力
が出力する。この第1のセレクト釦26aの選択
出力が出力されると、ヘツド基板を走行する磁気
テープ側へ大きく引き込みこのヘツド基板に取付
けた記録及び再生ヘツド17と消去ヘツド27を
磁気テープに摺接するようになすとともにピンチ
ローラをキヤプスタン軸に圧着させるように動作
するフオワード用プランジヤ28を駆動するソレ
ノイド駆動回路29に駆動出力が入力されると同
時にキヤプスタンを回転駆動させるキヤプスタン
モータ30を駆動するキヤプスタンモータ駆動回
路31に駆動出力が入力され、磁気テープに対し
記録及び再生ヘツド17と消去ヘツド27が摺接
した状態で上記磁気テープが定速走行するフオワ
ード操作モード状態となる。さらに、フオワード
操作モード状態となると同時にバイアス発振回路
32を切換え操作するスイツチング回路33をオ
ンさせ、バイアス出力を消去ヘツド27及び記録
及び再生ヘツド17に供給し無信号録音状態とな
し、第1図に示すように磁気テープ1の始端側に
所定区間無信号録音部3を形成する。この無信号
録音部3は、あらかじめ設定した区間に亘つて形
成され、例えば回転検出手段22によつて検出さ
れるテープリールのカウント値が所定数経過する
までの区間に亘つて形成される。上記テープリー
ルのカウント値が所定数経過した所で無信号録音
が終了すると同時にキユー信号発信回路34をオ
ンさせ記録及び再生ヘツド17を介して磁気テー
プ1に第1図に示す如く、例えば0.5秒に対応す
る区間のキユー信号記録部4にキユー信号を記録
する。このキユー信号を記録した後、システムコ
ントローラ16から録音ポーズ指令出力が出力さ
れ早送り及び巻戻し用ソレノイドプランジヤ18
を駆動するソレノイド駆動回路19をオンさせ、
ヘツド基板を磁気テープから後退させるとともに
ピンチローラをキヤプスタンから離間させた録音
ポーズ状態となす。この録音ポーズ状態は、磁気
テープを定速走行させる駆動系が磁気テープから
離れた状態にあつて、バイアス発振回路32等の
電気回路系は録音モードにある。
そして、本発明装置が録音ポーズ状態になる
と、録音準備完了を表示するLED等の発光素子
からなる表示手段35を駆動させる駆動回路36
がオンされ上記表示手段35を点灯させ録音準備
完了を操作者に知らせる。この録音準備完了状態
が表示された所で応答録音スイツチ15をオンに
すると、システムコントロール16から録音モー
ド指令出力が出力されソレノイド駆動回路19が
オフされて早送り及び巻戻し用ソレノイドプラン
ジヤ18が遮断されてポーズ状態が解除され磁気
ヘツド基板は磁気テープ側へ引き込まれ記録及び
再生ヘツド17が上記磁気テープに摺接するとと
もにピンチローラがキヤプスタンに圧着し、磁気
テープを定速走行させた録音モードになす。これ
に続いて駆動回路36をオフし録音準備完了を表
示する表示手段35が消灯する。なお、録音準備
が完了した後応答録音スイツチ15が操作される
までの間にあつても、バイアス発振回路32はオ
ンされたままの状態におかれる。そして、応答録
音スイツチ15がオンされ、ポーズ状態が解除さ
れて録音準備完了を表示する表示手段35が消灯
すると、駆動電源37からシステムコントローラ
16を介してマイクロホン38に電源が供給さ
れ、このマイクロホン38を介してメツセージの
録音可能状態になる。このメツセージの録音可能
状態になつた後、例えば2秒間は何等の信号をも
受け付けない状態におかれ、2秒経過後メツセー
ジの記録が行なわれる。この後マイクロホン38
に第1の応答メツセージに対応する要件記録が可
能であることを伝える例えば“只今外出中ですの
でご要件をお話し下さい。”の如き応答メツセー
ジを吹き込むと、この第1の応答メツセージ信号
はマイクロホン増幅器40及び前置増幅器41に
よつて増幅されて録音再生イコライザ回路42に
入力されて周波数補償がなされ、この録音再生イ
コライザー回路42を介して記録及び再生ヘツド
17に入力され、このヘツド17を介して磁気テ
ープに記録される。この第1の応答メツセージ信
号の磁気テープ1への記録は第1図に示すように
磁気テープ1の始端側位置において記録され、第
1の応答メツセージ記録部5を形成する。なお、
第1の応答メツセージの録音中キユー信号発振回
路34はオン状態にあつてキユー信号も併せて録
音される。
そして、上記第1の応答メツセージを記録した
後応答録音スイツチ15を操作してオフにすると
キユー信号発信回路34もオフとなりキユー信号
の録音が終了し、続いて第1の応答メツセージの
録音終了となる。
ところで、留守番電話装置として相手方に伝達
する事項の十分な時間を考慮し、応答録音スイツ
チ15がオフされなくともメツセージ記録後60秒
経過すると、キユー信号発信回路34がオフされ
キユー信号の録音が終了し、自動的に第1の応答
メツセージの録音終了状態になる。
そして第1の応答メツセージ録音中であつて
も、回転検出器22によつてテープリールの回転
数が検出され、第1の応答メツセージ終了時点で
ある第1の応答メツセージ記録部5の終端位置に
おけるリールカウント数がシステムコントローラ
16に記憶される。
上述のようにして要件記録が可能であることを
伝える第1の応答メツセージの記録に続けて留守
状態であることのみを伝達する第2の応答メツセ
ージの記録を行なうには、応答メツセージセレク
ト装置26によつて第2の応答メツセージに対応
する第2のセレクト釦26bを選択しておく。こ
こで、応答録音釦15をオンすると、前述した第
1の応答メツセージを記録する場合と同様に、シ
ステムコントローラ16からは巻戻しモード指令
出力が出力され記録及び再生ヘツド17を取付け
たヘツド基板を走行する磁気テープから離間させ
るように動作させ、ピンチローラをキヤプスタン
軸から離間させて保持させて早送り及び巻戻し操
作モードを構成するように動作する早送り及び巻
戻し用ソレノイドプランジヤ18を駆動するソレ
ノイド駆動回路19に駆動出力が入力されるとと
もに、装着されたテープカセツトのテープリール
を回転させるリールモータ20を磁気テープの巻
戻し方向に回転駆動させるリールモータ駆動回路
21に駆動出力が入られる。そして、早送り及び
巻戻し用ソレノイドプランジヤ18が駆動され当
該装置を磁気テープの早送り及び巻戻し操作モー
ドとなし、リールモータ20を磁気テープの巻戻
し方向に回転駆動させ、磁気テープをその始端ま
で巻戻す。そして、磁気テープの始端が検出され
るとリールモータ20が停止されるとともにヘツ
ド基板等を磁気テープから離間操作する早送り及
び巻戻し用ソレノイドプランジヤ18の動作が解
除されるとともにモータ駆動回路21がオフとな
つてリールモータ20が停止され当該装置は一度
停止状態となされる。
上記磁気テープの始端の検出は、リールモータ
20が磁気テープのの巻戻し方向に回転駆動して
回転されるテープリールの回転数を回転検出器2
2で検出し、例えばリールカウンターのカウンタ
ー表示が「0」」表示になつたとき磁気テープの
始端であると設定し、上記カウンター表示が
「0」を表示したとき上記停止状態となす。
上述のように磁気テープをテープ始端まで巻戻
し一度停止状態となした所で、システムコントロ
ーラ16から早送り指令出力が出力され、早送り
及び巻戻し用ソレノイドプランジヤ18を駆動さ
せるソレノイド駆動回路19が駆動されるととも
にスイツチング回路24を切換えリールモータ駆
動回路25を駆動させ、早送り及び巻戻し用ソレ
ノイドプランジヤ18を動作させ当該装置を早送
り及び巻戻しモードとなし、リールモータ20を
磁気テープの早送り方向に回転駆動させて磁気テ
ープを早送り操作する。そして、テープリールの
回転数を回転検出器22で検出し、第1の応答メ
ツセージ記録部5の始端に対応するカウント数に
一致するまで早送りして当該装置を再び停止状態
となす。
次に、応答メツセージセレクト装置26によつ
て第1のセレクト釦26a又は第2のセレクト釦
26bのいずれが選択されているかを判別する。
ここでは、第2の応答メツセージの記録を行なう
ものであるので、応答メツセージセレクト装置2
6において第2のセレクト釦26bが選択されて
いるので、システムコントローラ16からは第2
のセレクト釦26bの選択出力が出力される。こ
の第2のセレクト釦26bの選択出力が出力され
ると、ヘツド基板を走行する磁気テープ側へ大き
く引き込み記録及び再生ヘツド19を磁気テープ
に摺接するようになすとともにピンチローラをキ
ヤプスタン軸に圧着させるように動作するフオワ
ード用プランジヤ28を駆動するソレノイド駆動
回路29に駆動出力が入力されると同時にキヤプ
スタンを回転駆動させるキヤプスタンモータ30
を駆動するキヤプスタンモータ駆動回路31に駆
動出力が入力され、磁気テープに対し記録及び再
生ヘツド17が摺接した状態で上記磁気テープが
定速走行する再生モードとなす。そして、記録及
び再生ヘツド17によつて第1の応答メツセージ
記録部5に記録されている第1の応答メツセージ
を再生する。記録及び再生ヘツド17で再生され
る再生信号は、録音再生イコライザー回路42を
介して再生出力増幅回路43に供給され、この増
幅回路43によつて増幅されてスピーカ44に供
給され、このスピーカ44から再生音として放射
される。なお、録音再生イコライザー回路42と
再生出力増幅回路43間には音量調整用のボリユ
ウム45が設けられ再生音量を調節するようにし
ている。
そして、第1の応答メツセージ記録部5の終端
まで再生されたことが検出されると、スイツチン
グ回路33がオンになつてバイアス発振回路32
からバイアス出力が消去ヘツド27及び記録及び
再生ヘツド17に供給されるようになり無信号録
音状態となり、第1の応答メツセージ記録部5の
終端に連続して第1図に示すように第1の応答メ
ツセージ記録部5と同一トラツク上に無信号録音
部6を設ける。
ところで、第1の応答メツセージ記録部5へ
は、第1の応答メツセージとともにキユー信号も
記録されこのキユー信号は上記第1の応答メツセ
ージ記録部5の全区間に亘つて記録されるので、
このキユー信号が再生されなくなつた位置を第1
の応答メツセージ記録部5の終端として検出す
る。
上記無信号録音部3も、あらかじめ設定した区
間に亘つて形成され、例えば回転検出手段22に
よつて検出されるテープリールのカウント値が所
定数経過するまでの区間に亘つて形成される。上
記テープリールのカウント値が所定数経過した所
で無信号録音が終了すると同時にキユー信号発信
回路34をオンさせ記録及び再生ヘツド17を介
して磁気テープ1に第1図に示す如く、例えば
0.5秒に対応する区間のキユー信号記録部7にキ
ユー信号を記録する。このキユー信号を記録した
後、早送り及び巻戻し用ソレノイドプランジヤ1
8を駆動するソレノイド駆動回路19をオンさ
せ、ヘツド基板を磁気テープから後退させるとと
もにピンチローラをキヤプスタンから離間させた
前述と同様のポーズ状態となす。
そして、本発明装置がポーズ状態になると、録
音準備完了を表示する表示手段35が点灯して録
音準備完了を知らせる。この録音準備完了状態が
表示された所で応答録音スイツチ15をオンにす
ると、前述したと同様にポーズ状態が解除される
とともに録音準備完了を表示する表示手段35が
消灯し、本発明装置は録音モードとなつて、駆動
電源37からマイクロホン38に電源が供給さ
れ、このマイクロホン38によつて応答メツセー
ジの記録可能状態となる。この応答メツセージ記
録可能状態になつた後、前述と同様に2秒間は何
等の信号をも受け付けない状態におられ、2秒経
過後応答メツセージの記録が行なわれる。そし
て、2秒経過後マイクロホン38に第2の応答メ
ツセージに対応する留守状態であることのみを伝
える例えば“只今外出中ですので3時間後にお掛
け直し下さい。”の如き応答メツセージを吹き込
むと、この第2の応答メツセージ信号は前述の第
1の応答メツセージ信号の記録の場合と同様にマ
イクロホン増幅器40及び前置増幅器41、録音
再生イコライザー回路42を介して記録及び再生
ヘツド17に入力されこのヘツド17を介して磁
気テープに記録される。この第2の応答メツセー
ジ信号は第1図に示すように第1の応答メツセー
ジの記録部5と同一トラツク上にあつてこの第1
の応答メツセージ記録部5に連続して記録され第
2の応答メツセージ記録部8を形成する。この第
2の応答メツセージの録音中においてもキユー信
号発振回路34はオン状態にあつて上記メツセー
ジとともにキユー信号も併せて録音される。
上述のように第2の応答メツセージを記録した
後応答録音スイツチ15をオフにするとキユー信
号発振回路34もオフとなりキユー信号の録音が
終了し、第2のメツセージの録音終了となる。そ
して、第2のメツセージの録音時にあつても、第
1のメツセージの録音時と同様に録音開始後60秒
経過するとキユー信号発信回路34もオフとなり
自動的に第2の応答メツセージの録音終了状態に
なる。
そして、第2の応答メツセージを記録した第2
の応答メツセージ記録部8の終端位置も前述の第
1の応答メツセージ記録部5の場合と同様に回転
検出器22によつて検出されるテープリールの回
転数のカウントによつて検出され、このカウント
値がシステムコントローラ16に記憶され、第2
のメツセージ記録部8の終端位置として記憶され
る。この第2の応答メツセージ記録部8の終端位
置が記憶された所で当該装置を停止状態となし、
第2の応答メツセージの録音が終了する。
〔留守録音〕
上述のような動作をもつて、要件記録可能状態
を知らせる第1の応答メツセージと留守状態のみ
を知らせる第2の応答メツセージを磁気テープの
同一記録トラツク上に順次記録した所で、所定の
電話回線50に本発明装置への接続又は電話機5
1への直結を選択する切分器52を介して接続
し、電話回線50へ本発明装置が接続されるよう
に上記切分器52を切換えることによつて、上記
電話器50に受信があつたとき上記第1又は第2
の応答メツセージを発信者である相手方に伝える
とともに発信者からの要件を記録する留守録音状
態になすことができる。
本発明装置は、前述したように第1及び第2の
応答メツセージを記録した所で停止状態にある。
ここで留守録音状態となすには、早送り及び巻戻
し用ソレノイドプランジヤ18を駆動するソレノ
イド駆動回路19をオンさせて上記早送り及び巻
戻し用ソレノイドプランジヤ18を動作させてヘ
ツド基板を磁気テープから後退させるとともにピ
ンチローラをキヤプスタンから離間させた早送り
及び巻戻し操作モードとなし、さらにリールモー
タ、モータ駆動回路21をオンさせてリールモー
タ20を磁気テープの巻戻し方向に回転駆動さ
せ、磁気テープをその始端まで巻戻す。
そして、磁気テープの始端が前述したと同様に
して検出された所で、上記ソレノイド駆動回路1
9及びモータ駆動回路21をオフにして当該装置
を停止状態になす。一度停止状態になした所で、
システムコントローラ16から早送りモード指令
出力が出力され、早送り及び巻戻し用ソレノイド
プランジヤ18を駆動させるソレノイド駆動回路
19に駆動出力が入力されるとともに、スイツチ
ング回路24を切換えリールモータ20を磁気テ
ープの早送り方向に回転駆動させるモータ駆動回
路25に駆動出力が入力され、早送り及び巻戻し
用ソレノイドプランジヤ18が駆動されて当該装
置を早送り及び巻戻し操作モードとなすとともに
リールモータ20を磁気テープの早送り方向に回
転駆動させ、磁気テープを早送り操作する。
そして、磁気テープの早送り動作中回転検出器
22によつてテープリールの回転数を検出し、第
1の応答メツセージ記録部5の始端に対応する分
だけテープリールが回転させられた所で、上記ソ
レノイド駆動回路19及びモータ駆動回路25を
オフにして磁気テープの走行を停止して当該装置
を停止状態となす。このように第1の応答メツセ
ージ記録部5の始端が位置出しされた所でシステ
ムコントローラ16から再生モード指令出力が出
力され、停止状態にある当該装置を再生モードに
なす。すなわち、ソレノイド駆動回路29がオン
されて記録及び再生用プランジヤ28が動作され
てヘツド基板が磁気テープ側へ大きく引き込まれ
て記録及び再生ヘツド17が磁気テープに摺接さ
れるとともにピンチローラがキヤプスタンが圧着
し、さらにキヤプスタンモータ駆動回路31がオ
ンされ磁気テープを定速走行させる再生モードと
なす。そして、再生モードに入ると既に記録され
ている第1及び第2の応答メツセージ記録部5及
び8に記録された第1及び第1の応答メツセージ
は、記録及び再生ヘツド17によつて再生され、
録音再生イコライザー回路42、再生出力増幅回
路42を介してスピーカ44より再生音として放
射される。そして、第2の応答メツセージを記録
した第2の応答メツセージ記録部8の終端まで再
生されたことが検出されると、キヤプスタンモー
ド駆動回路31がオフとなつてキヤプスタンモー
ド30が停止されて磁気テープの走行が停止され
るとともにソレノイド駆動回路29がオフされて
記録及び再生用プランジヤ28の動作が停止され
てヘツド基板が磁気テープから離間するように引
き下り当該装置は停止状態となる。
ところで、本発明装置を停止状態となす第2の
応答メツセージ記録部8の終端検出は、第2の応
答メツセージとともに記録されるキユー信号を検
出して行なうものであつて、第2のメツセージが
再生された後キユー信号のみが記録された部分が
再生されキユー信号の再生出力レベルが最大値と
なつたことを検出して行なう。また、第1の応答
メツセージ記録部5から第2の応答メツセージ記
録部8に至る区間において無信号録音部6が設け
られているので、少なくともこの無信号録音部6
を再生するに足る時間分だけ当該装置を再生モー
ドを維持し得るようになし、上記記間内にキユー
信号の再生出力が検出されないとき初めて当該装
置は停止状態になる。従つて、第2の応答メツセ
ージ記録部8が全て再生された後、所定時間分だ
け無信号録音部に入つた位置において停止状態と
なつている。
上述のように第2の応答メツセージ記録部8の
終端まで再生されて一度停止状態に至つた後、シ
ステムコントローラ16から巻戻しモード指令出
力が出力され、ソレノイド駆動回路19がオンさ
れ早送り巻戻しソレノイドプランジヤ18が動作
させてヘツド基板を磁気テープから後退させると
ともにピンチローラをキヤプスタンから離間させ
早送り及び巻戻し操作モードとなし、さらにリー
ルモータ駆動回路21をオンさせリールモータ2
1を磁気テープの巻戻し方向に回転駆動させ、磁
気テープを第1の応答メツセージ記録部5の始端
位置まで巻戻して当該装置を停止状態となす。そ
して、第1図に示すように形成された磁気テープ
1の要件記録部10へ要件記録が可能か否かを電
話回線に着信された着信カウンタ52でカウント
された着信回数を検出し、その判別をシステムコ
ントローラ16で行なう。本発明装置にあつて
は、例えば上記要件記録部10に形成される所定
単位時間に亘つて要件記録が行ない得る単位要件
記録部101,102,…,1019は19を限度とす
る如く設定すると、着信カウンタ53が19回を示
すか否かによつて要件記録部10への要件記録が
可能か否かが判別される。そして、着信回数が19
回に至らないことが判別されると、発信者に応答
メツセージを送るとともに要件記録を可能とする
オートアンサーモードの留守番電話装置として機
能するようになる。
〔オートアンサーモード〕
上記オートアンサーモードにあつて、本発明装
置が接続された電話回線50に着信がありベルリ
ングの検出がなされると、システムコントローラ
16から本発明装置をフオワードポーズ状態にな
す指令出力が出力されフオワードポーズ状態とな
す。このフオワードポーズ状態は、ソレノイド駆
動回路29のみがオフされ記録及び再生用プラン
ジヤ28が動作されて記録及び再生ヘツド17を
取付けたヘツド基板が磁気テープから離れた状態
にあつて上記記録及び再生ヘツド17を磁気テー
プに離間させるとともにピンチローラをキヤプス
タンから離間させた状態であつて他の駆動系はフ
オワード操作モードにあつて、キヤプスタンモー
ド駆動回路31がオンでキヤプスタンモータ30
が回動状態にある。なお、電気系はスイツチング
回路33がオフされバイアス発振回路32からの
バイアス出力が遮断された状態の再生モードにお
かれる。続いて、リレー55が閉結され接続スイ
ツチ56がオンされて記録及び再生ヘツド17の
再生出力が電話機51に入力されるようになされ
るとともに、キヤプスタン駆動回路31がオンに
なつてフオワードポーズ状態が解除されキヤプス
タンモータ30が回転駆動され磁気テープが定速
走行する再生モードに入る。そして、磁気テープ
1の要件記録が可能であることを知らせる第1の
応答メツセージを記録した第1の応答メツセージ
記録部5が記録及び再生ヘツド17によつて再生
され、その再生信号は前置増幅器57、低周波増
幅器58、ハイパスフイルター59、低周波増幅
器60を介して電話機51の電話回線50に入力
され送信者側へ送出される。上記第1の応答メツ
セージ記録部5の終端まで再生されたことが検出
されると、用件録音準備音であるいわゆるビープ
トーンを発振するビープトーン発振回路61がオ
ンされ、この発振回路61から出力されたビープ
トーン信号はマイクロホン出力ライン側にある前
置増幅器41に入力されて増幅され、記録及び再
生ヘツド17で再生された再生出力を電話機51
に入力する入力ライン中に設けられる低周波増幅
器60を介して電話機51及び電話回路50に入
力され発信者に送出される。
なお、上述した第1の応答メツセージ記録部5
の終端は、再生中回線検出器22で検出されるテ
ープリールの回転数と上記第1の応答メツセージ
記録部5への記録時に記憶された終端位置を示す
テープカウンタのカウンタ数と一致したときをも
つて検出される。
次に、上述した第1の応答メツセージを再生す
るに至つた着信が1回目であるか否かを着信カウ
ンタ53からのカウント出力を得てシステムコン
トローラ16で判別し、第1回目の着信であると
きは作動状態にあつたフオワードモード設定用の
ソレノイド駆動回路29、リールモータ駆動回路
31がオフとされ、磁気テープの駆動系が停止さ
れるとともに記録及び再生ヘツド17による電気
的な記録及び再生系がオフ状態にある当該装置の
停止状態となす。次に早送り巻戻し操作モード形
成用のソレノイド駆動回路19がオンされて早送
り巻戻し用ソレノイドプランジヤ18が動作され
て磁気テープの駆動系を早送り巻戻し操作モード
に設定するとともに、スイツチング回路26を切
換えリールモータ駆動回路26をオンにしてリー
ルモータ20を磁気テープの早送り方向に回動さ
せ磁気テープを第2の応答メツセージ記録部8の
終端まで早送りする。この第2の応答メツセージ
記録部8の終端が検出されると、前述したと同様
に等該装置を停止状態となす。
なお、第2の応答メツセージ記録部8の終端の
検出も、第1の応答メツセージ記録部5の終端の
検出と同様に回転検出器22によるテープリール
の検出回転数と第2の応答メツセージの記録時に
記憶されたテープリールのカウント数が一致した
所で行なわれる。
続いて、フオワードモード形成用のソレノイド
駆動回路29がオンされてフオワード用プランジ
ヤ28を動作させて磁気テープの駆動系をフオワ
ードモードになすと同時にキヤプスタンモータ駆
動回路31をオンにしてキヤプスタンモータ30
を回転駆動させ磁気テープを定速送りするととも
に、電話回線50から記録及び再生ヘツド17へ
の入力ライン中に設けられるミユーテイング回路
62及びミユーテイング用のスイツチング回路6
3をオンにし、バイアス発振回路32及びこの回
路32を動作させるスイツチング回路33をオン
にして無信号録音状態となし、第1図に示す如く
第2の応答メツセージ記録部8と最初の各単位要
件記録部101間に設けられる所定長の無信号録
音部121が形成される。この無信号録音が所定
長なされるとミユーテイング回路62及びスケツ
チング回路63がオフされ無信号録音が終了し、
ビープトーン発振回路61もオフされてビープト
ーンの発振が停止し用件録音の準備が完了したこ
とを送信者に伝える。
上述のように録音モードのミユーテイングが解
除されると要件録音モードになつて、キユー信号
発振回路34が短時間、例えば0.5秒程オンにな
つて記録及び再生ヘツド17を介して次に続く単
位要件録音部101への記録があることを指示す
るキユー信号を記録したキユー信号記録部111
を設ける。次に発信者が留守中である受信者に伝
えるべき要件を発信者側の電話機を通じて話す
と、発信者の話す要件内容の要件信号は、マイク
ロホン入力側に設けられる前置増幅器41で増幅
されて録音及び再生イコライザー回路42に入力
され、このイコライザー回路42を介して記録及
び再生ヘツド17に入力され、このヘツド17に
よつて磁気テープに録音される。そして、要件記
録時間はあらかじめ設定されており、発信者が要
件内容を話すに足る例えば20秒間を設定してお
き、要件録音が開始された後、20秒が経過する
と、ビープトーン発振回路61がオンされビープ
トーンが例えば3秒間、電話回線50を通じて発
信者側に送られ、要件録音可能時間が終了したこ
とを知らせ、次いで、リレー55を開放し接続ス
イツチ56をオフにし電話回線50と接続状態を
オフにする。次いで、着信された要件録音を記録
した単位要件記録部101の終端位置を回転検出
手段22で検出されたテープリールのカウント数
としてシステムコントローラ16にて記憶する。
さらに、着信カウンター53でカウントされる着
信数に1を加算させ、当該装置を停止状態にな
す。
次にシステムコントローラ16から本発明装置
を磁気テープの巻戻しモードとなす指令出力が出
力されソレノイド駆動回路19をオンにして早送
り巻戻しモード用プランジヤ18を動作させて当
該装置を早送り及び巻戻しモードとなすとともに
巻戻し用リールモータ駆動回路21をオンにして
リールモータ20を磁気テープの巻戻し方向に回
転駆動させて磁気テープ1を第1の応答メツセー
ジ記録部5の始端まで巻戻し、本発明装置を停止
状態となすとともに着信数を着信カウンタ53か
ら検出し、着信数が19回に至つていないときに
は、前述した如き要件記録を可能とするオートア
ンサーモードの留守番電話装置としてセツテイン
グする。
このオートアンサーモードにあつて、前述と同
様に本発明装置が接続された電話回路50に着信
がありベルリングの検出がなされると、システム
コントローラ16からフオワードポーズ指令出力
が出力され当該装置は前述したと同様のフオワー
ドポーズ状態になる。続いてリレー55が閉結さ
れ接続スイツチ56がオンされて記録及び再生ヘ
ツド17の再生出力が電話機51に入力されるよ
うになされるとともに、ソレノイド駆動回路29
がオンされ記録及び再生用プランジヤ28が動作
してフオワードポーズ状態が解除されキヤプスタ
ンモータ30の回転駆動力を受け磁気テープが定
速走行する再生モードに入る。そして、第1の応
答メツセージが再生され送信者側へ送出される。
この第1の応答メツセージを記録した第1の応答
メツセージ記録部5の終端まで再生されたことが
検出されると、ビープトーン発振回路61がオン
され、ビープトーンが発信者に選出される。
次に、上述した第1の応答メツセージを再生す
るに至つた着信が1回目であるか否かをシステム
コントローラ16で判別し、既に少なくとも1回
の着信があつたときは、作動状態にあつたフオワ
ードモード設定用のソレノイド駆動回路29、リ
ールモータ駆動回路31がオフとされ、磁気テー
プの駆動系が停止されるとともに記録及び再生ヘ
ツド17による電気的な記録及び再生系がオフ状
態にある当該装置の停止状態となす。次に早送り
巻戻し操作モード形成用のソレノイド駆動回路1
9がオンされて早送り巻戻し用ソレノイドプラン
ジヤ18が動作されて磁気テープの駆動系を早送
り巻戻し操作モードに設定するとともに、スイツ
チング回路26を切換えリールモータ駆動回路2
6をオンにしてリールモータ20を磁気テープの
早送り方向に回動させ磁気テープを、既に要件録
音をなした単位要件録音部101,102,…の終
端まで早送りし、この終端が検出されると、前述
と同様に当該装置を停止状態となす。
なお、既に要件録音をなした単位要件録音部1
1,102,…の終端の検出は、回転検出器22
によるテープリールの検出回転数と、先に録音さ
れた単位要件録音部101,102,…の終端とし
て記憶されたテープリールのカウント数が一致し
た所で行なわれる。
続いて、フオワードモード形成用のソレノイド
駆動回路29がオンされてフオワード用プランジ
ヤ28を動作させて磁気テープの駆動系をフオー
ワードモードになすと同時にキヤプスタンモータ
駆動回路31をオンにしてキヤプスタンモータ3
0を回転駆動させ磁気テープを定速送りするとと
もに、ミユーテイング回路62及びミユーテイン
グ用スイツチング回路63をオンにし、バイアス
発振回路32及びこの回路32を動作させるスイ
ツチング回路33をオンにして無信号録音状態と
なし、所定長、例えば1秒間に対応する無信号録
音部122,123,…,1219を形成する。この
無信号録音をなした後、上記ミユーテイング回路
62及びスイツチング回路63がオフされ、さら
にビープトーン発信回路61がオフされ用件録音
の準備が完了したことを送信者に伝える。
この録音モードのミユーテイングが解除され、
要件録音モードになり、キユー信号発振回路34
がオンになつて単位要件録音部102,103
…,1019への記録があることを指示するキユー
信号を記録したキユー信号記録部112,113
…,1119を設ける。次に発信者が前述と同様に
受信者に伝えるべき要件を話すと、前述と同様に
磁気テープに録音される。そして、あらかじめ設
定した要件録音可能時間が経過すると、ビープト
ーン発振回路61がオンされビープトーンが電話
回線50を通じて発信者側に送られ、要件録音可
能時間が終了したことを知らせ、次いで、リレー
55を開放し接続スイツチ56をオフにし電話回
線50と接続状態をオフにする。次いで、着信さ
れた要件録音を記録した単位要件記録部101
終端位置を回転検出手段22で検出されたテープ
リールのカウント数としてシステムコントローラ
16にて記憶する。さらに、着信カウンター53
でカウントされる着信数に1を加算させ、当該装
置を停止状態になす。
次にシステムコントローラ16から巻戻しモー
ド指令出力が出力されソレノイド駆動回路19を
オンにして早送り巻戻しモード用プランジヤ18
を動作させて当該装置を早送り巻戻しモードとな
するとともに巻戻し用リールモータ駆動回路21
をオンにしてリールモータ20を磁気テープの巻
戻し方向に回転駆動させて磁気テープ1を第1の
応答メツセーズ記録部5の始端まで巻戻し、本発
明装置を停止状態となすとともに着信数を着信カ
ウンタ53から検出し、着信数が19回に至つてい
ないときには、前述した如き要件記録を可能とす
るオートアンサーモードの留守番電話装置として
セツテイングする。
上述したようなオートアンサーモードにおい
て、上述したと同様の動作をもつて要件記録が可
能である旨を伝える第1の応答メツセージの送出
と要件録音を、着信が19回あるまで、すなわち要
件記録部10への要件記録が不可能になるまで繰
り返す。
〔応答専用モード〕
そして、着信判別において、着信が19回、すな
わち要件記録が不可能になつたことが検出される
と本発明装置は応答専用機として機能するように
なる。すなわち、着信が19回あつたことが検出さ
れるとこの検出出力に応じシステムコントローラ
16によつてソレノイド駆動回路19がオンされ
早送り巻戻し用ソレノイドプランジヤ18が動作
させてヘツド基板を磁気テープから後退させると
ともにピンチローラをキヤプスタンから離間さ
せ、早送り及び巻戻し操作モードとなし、さらに
リールモータ駆動回路21をオンさせリールモー
タ21を磁気テープの巻戻し方向に回転駆動さ
れ、磁気テープを第2の応答メツセージ記録部8
の始端位置まで巻戻して当該位置を停止状態とな
し、次のベルリングを待機とする状態となす。こ
こで、本発明装置が接続された電話回路50に着
信がありベルリングの検出がなされると、システ
ムコントローラ16から本発明装置をフオワード
ポーズ状態になす指令出力が出力され、フオワー
ドポーズ状態となす。このフオワードポーズ状態
は前述したように、磁気テープの駆動系がフオワ
ード操作モードにあつて、キヤプスタンモータ3
0が停止状態におかれた状態である。なお、電気
系はバイアス発振回路32がオフされた再生モー
ドにおかれる。続いてリレー55が閉結され、接
続スイツチ56がオンされて記録及び再生ヘツド
17の再生出力が電話機51に入力されるように
なされるとともに、キヤプスタン駆動回路31が
オンになつてフオワードポーズ状態が解除されキ
ヤプスタンモータ30が回転駆動され磁気テープ
が定速走行する再生モードに入る。そして、磁気
テープ1の留守状態のみを知らせる第2の応答メ
ツセージを記録した第2の応答メツセージ記録部
8が記録及び再生ヘツド17によつて再生され、
その再生信号は、前述の第1の応答メツセージ記
録部5の再生のときと同様に、前置増幅器57、
低周波増幅器58、ハイパスフイルター59、低
周波増幅器60を介して電話機51の電話回線5
0に入力され送信者側へ送出される。
上記第1の応答メツセージ記録部5の終端まで
再生されたことが検出されると、リレー55が開
放されて接続スイツチ56がオフとなつて、電話
機51と断状態となる。なお、上述した第2の応
答メツセージ記録部8の終端は、再生中回転検出
器22で検出されるテープリールの回転数と上記
第2の応答メツセージ記録部8への記録時に記憶
された終端位置を示すテープカウンタのカウンタ
数と一致したときをもつて検出される。
そして、リレー55が開放され接続スイツチ5
6がオフになると、システムコントローラ16か
ら本発明装置を磁気テープの巻戻しモードとなす
指令出力が出力され、ソレノイド駆動回路19を
オンして早送り巻戻しモード用プランジヤ18を
動作させて早送り巻戻しモードとなすとともに巻
戻し用リールモータ駆動回路21をオンにしてリ
ールモータ20を磁気テープの巻戻し方向に回転
駆動させて磁気テープ1を第2の応答メツセージ
記録部8の始端まで巻戻し、第2の応答メツセー
ジ記録部8の始端が検出された所でソレノイド駆
動回路19及びリールモータ駆動回路21をオフ
にする指令出力がシステムコントローラ16から
出力され、本発明装置を停止状態となす。この停
止状態は、第2の応答メツセージ記録部8の始端
が頭出しされ、次のベルリングの検出によつて直
ちに上記第2の応答メツセージ記録部8を再生し
て第2の応答メツセージを送出する応答専用機と
して機能する状態におかれる。
上述のように、着信が19回あつて、要件記録部
10への要件記録が不可能になつた後は、留守状
態のみを知らせる第2の応答メツセージのみが送
出されるようになり、応答専用機として機能する
ようになる。
〔発明の効果〕
上述したように構成されて動作する本発明装置
は、一台のテープレコーダのみを用いて発信者に
要件を述べる旨の応答メツセージを送出するとと
もに上記発信者の要件を自動的に記録し得るいわ
ゆるオートアンサーモードの動作をなすと同時
に、磁気テープ上の要件記録部が要件記録で満た
された後は自動的に留守状態であることのみを発
信者に知らせる応答専用機として機能するように
なり、機能の多元化を実現でき、特に、着信回数
が非常に多くなつた場合でも留守番電話装置とし
て機能させることができる。そして、上述した2
つの機能を併せ持つようにしても、テープレコー
ダは一台で足りるので装置の小型化を達成でき
る。
さらに、本発明は第1の応答メツセージ記録部
と、第2の応答メツセージ記録部と、要件記録部
を磁気テープの長手方向にそつて形成される同一
記録トラツク上に設けるようにしてなるので、テ
ープレコーダに用いる磁気ヘツドもモノラルタイ
プのもので足るので、用いられるテープレコーダ
の構成も簡単なもので足りる。さらに要件記録部
が満杯となつたのちにベルリンブがあつた場合
は、応答再生機として回線の受付けを行ない留守
状態のみを知らせる第2の応答メツセージを再生
している間に外出先からのリモートコントロール
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いられる磁気テープの記録
パターンを示す模式図である。第2図は本発明装
置の構成を示すブロツク回路図である。第3図は
本発明装置による応答メツセージの記録動作を示
すフローチヤートであり、第4図は留守録音モー
ドにおける留守録音設定動作を示すフローチヤー
トであり、第5図はいわゆるオートアンサーモー
ド時における動作状態を示すフローチヤートであ
り、第6図は応答専用機として機能する状態にお
ける動作状態を示すフローチヤートである。 1……磁気テープ、5……第1の応答メツセー
ジ記録部、8……第2の応答メツセージ記録部、
10……要件記録部、16……システムコントロ
ーラ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 要件記録可能状態を知らせる第1の応答メツ
    セージをあらかじめ記録した第1の応答メツセー
    ジ記録部と、留守状態のみを知らせる第2の応答
    メツセージを記録した第2の応答メツセージ記録
    部と、着信される要件が記録される要件記録部を
    磁気テープの長手方向にそつて形成される同一記
    録トラツク上に設け、上記要件記録部に要件記録
    可能領域が存在すること検出して磁気テープを第
    1の記録部の始端に巻戻して停止させ、上記要件
    記録部に要件記録可能領域が存在しなくなつたこ
    とを検出して磁気テープを第2の記録部の始端に
    巻戻して停止させるようにしてなる留守番電話装
    置。
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