JPH035081A - プラズマ切断装置 - Google Patents

プラズマ切断装置

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JPH035081A
JPH035081A JP13983089A JP13983089A JPH035081A JP H035081 A JPH035081 A JP H035081A JP 13983089 A JP13983089 A JP 13983089A JP 13983089 A JP13983089 A JP 13983089A JP H035081 A JPH035081 A JP H035081A
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JP
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magnetic field
torch
cutting
plasma
plasma arc
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JP13983089A
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English (en)
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Osamu Yamada
治 山田
Hisaaki Yamane
山根 久明
Kunio Kosaka
高坂 邦雄
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はプラズマ切断装置に関し、特に磁界の作用によ
り偏向するプラズマアークの偏向方向をトーチの移動方
向に応じて変更するようにしたものに関する。
〔従来技術〕
一般に、切断用トーチ(以下、トーチという)で発生ず
るプラズマアークのエネルギーを切断局部に集中させて
金属材料や非金属材料を溶断するプラズマ切断装置は既
に知られている。
しかし、トーチをワークに対して直交する方向に設けた
通常のプラズマ切断では、ワークの上面部の溶融度合が
その下面部の溶融度合より大きいことから切断のベベル
角が大きくなり、ワークから切取ったパーツの切断面が
ワークに対して直角にならない。従って、切断面を直角
にするだめの余分な作業工程が必要となる。
そこで、例えば、特開昭49−13062号公報には、
トーチから噴出するプラズマアークに磁界を作用させて
プラズマアークをパーツ側に偏向させ、パーツに対して
直角となる切断面を形成するようにしたプラズマ切断方
法が記載されている。
しかし、このプラズマ切断方法は、プラズマアークを磁
界の作用により偏向させる技術を開示したものに過ぎず
、プラズマアークの偏向方向は一定であり、トーチの特
定の移動方向並びに特定の移動速度においてはパーツの
切断面を直角に形成することができるが、1・−チの特
定の移動方向以外の移動方向例えばコーナや曲線を切断
する場合やトーチの移動速度が変化する場合には、切断
面を直角に形成することができない。
そこで、本願出願人は特願平1−71043号において
、プラズマトーチに磁界発生器を取付け、トーチの移動
方向に応じてこの磁界発生器を単独若しくはトーチと共
に回動してプラズマアークの偏向方向を鉛直軸回りに回
動させ、パーツの全ての切断面を直角に形成するように
したプラズマ切断装置を提案した。
(発明が解決しようとする課題〕 一般に、切断用トーチには、作動ガスを供給するガスホ
ースや冷却水ホースや電極に駆動電流を供給する電流供
給ケーブル等が接続されている。
従って、磁界発生器若しくは前記光の出願に係るプラズ
マ切断装置において、トーチを回動させるための回動機
構が大型化すること、トーチを回動しつつガスホースか
らの作動ガスや冷却水などをトーチに供給するための接
続構造が複雑化することなどの問題がある。
本発明の目的は、簡単な構成でワークから切取ったパー
ツの全ての切断面を直角に形成し得るようなプラズマ切
断装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係るプラズマ切断装置は、先端部のノズルから
噴出するプラズマアークでワークを切断する切断用トー
チと、切断用トーチをワークに対して相対的に移動させ
る移動手段と、磁界を発生させ且つこの磁界をプラズマ
アークに作用させる磁界発生手段と、予め入力された切
断加工情報に基いて移動手段を数値制御する駆動制御手
段とを備え、切断用トーチをワークに対して相対的に走
行させながらプラズマアークを磁界と直交する面内で偏
向させてワークを切断するプラズマ切断装置において、
磁界発生手段として互いに交差する磁界を発生させる複
数組の磁界発生手段を設け、駆動制御手段から切断加工
情報と切断用トーチの位置に関する情報とを受けて、プ
ラズマアークの偏向方向が常にトーチの移動方向に対し
て最適方向となるように複数組の磁界発生手段を制御す
る制御手段を備えたものである。
〔作用〕
本発明に係るプラズマ切断装置においては、駆動制御手
段は切断加工情報に基いて移動手段を数値制御して切断
用トーチをワークに対して相対移動させる。このとき、
互いに交差する磁界を発生させる複数組の磁界発生手段
は夫々磁界を発生させるとともにこの磁界を切断用トー
チから噴出するプラズマアークに作用させる。ここで、
各磁界発生手段から発生した磁界は磁界の強さと方向と
を有する磁界ヘクトルで表すことができ、複数の磁界ベ
クトルから1つの合成磁界ベクトルが得られる。即ち、
各磁界ベクトルの強さ及び方向を制御してこの合成磁界
ベクトルの方向を鉛直軸回りに360度に亙って容易に
偏向することができ、プラズマアークはこの合成磁界と
直交する面内で偏向される。
一方、プラズマ切断が開始されると制御手段は駆動制御
手段から切断加工情報と切断用トーチの位置に関する情
報とを受けてプラズマアークの偏向方向が切断用トーチ
の移動方向に対して常に切取るパーツ側へ向く最適方向
となるように複数組の磁界発生手段を制御する。その結
果、合成磁界の方向がトーチの移動方向に応じて制御さ
れ、パーツの切断面は、プラズマアークでパーツの上面
から下面に亙ってパーツの上面に対して常に直角に形成
される。
これにより、磁界発生器若しくはトーチを回動させるた
めの回動機構を不要にでき、更に作動ガスホースや冷却
水ホースなどをトーチに接続する接続構造が簡略化する
〔発明の効果〕
本発明に係るプラズマ切断装置によれば、〔作用〕の項
で説明したように、複数組の磁界発生器を設け、これら
の磁界発生器を制御してプラズマアークの偏向方向を常
にトーチの移動方向に対して切取るパーツ側へ向けた最
適方向となるように偏向できるので、コーナや曲線を含
むパーツの切断面を常に直角に形成することができる。
更に、磁界発生器若しくは1・−チを回動させるための
回動機構を不要にできるとともに、作動ガスホースや冷
却水ホースなどをトーチに接続する接続構造を簡略化で
きる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。
第1図は切断用1・−チ(以下、1・−チという)の移
動を数値制御し得るプラズマ切断装置lを示すものであ
り、このプラズマ切断装置1について説明する。
前後方向に延びる左右1対のガイドレール2・4は断面
矩形状で所定距離隔てて平行に床面上に夫々敷設されて
おり、左方のガイドレール2の内側面にはラックを形成
したラック部材8が略その全長に亙って取付けられてい
る。そして、この1対のガイドレール2・4間に切断加
工するためのワーク6が配設されている。
1対のガイドレール2・4上には正面視門形のトーチ移
動用枠28が前後方向移動可能に配設されており、この
1・−チ移動用枠28は、前後方向に所定長さを有し断
面略門形でガイドレール2に移動可能に装着された移動
部材10及び移動部材10と同様の構造でガイドレール
4に移動可能に装着された移動部材12と、移動部材1
0に立設されたコラム22及び移動部材12に立設され
たコラム24と、その両コラム22・24の上端部に亙
って左右方向に架設され前後方向に所定距離隔てた1対
の支持部材26などから構成されている。
前記移動部材10の内側面には突出部14が形成され、
この突出部14内に切断用トーチ(以下、トーチという
)16をX方向(前後方向)へ移動させるX方向サーボ
モータ18が取付けられ、このX方向サーボモータ18
の駆動軸に取付けられたピニオン(図示路)がラック部
材8のラックに噛合している。尚、符号2oはX方向サ
ーボモータ18に設けられ、フィードバック信号Ys(
第4図参照)を出力するエンコーダである。従って、X
方向サーボモータ18の駆動によりピニオン及びラック
を介して移動部材10がガイドレール2でガイドされつ
つ前後方向に移動するのに伴って、移動部材12もガイ
ドレール4でガイドされて前後方向に移動し、トーチ移
動用枠28がX方向に移動する。
前記両コラム22・24の上端部に亙って左右方向にボ
ールネジ用の螺線溝を形成した駆動軸30が配設され、
駆動軸30の両端部はこれらの両端部で回転自在に枢支
されている。この駆動軸30にボールネジブロックを介
してブロック部材32が螺合され、このブロック部材3
2の前側面又は後側面には一方の支持部材26に形成さ
れたガイド部(図示路)に係合して支持案内される摺動
係合部が設けられている。更に、駆動軸3oの左端部に
はトーチ16をX方向(左右方向)へ移動させるX方向
サーボモータ34の駆動軸が固着されている。尚、符号
36はX方向サーボモータ34に設けられ、フィードバ
ック信号XS(第4図参照)を出力するエンコーダであ
る。これにより、X方向サーボモータ34を駆動すると
駆動軸30が回転するのに伴い螺線溝及びボールネジブ
ロックを介してブロック部材32が左右方向へ移動し、
トーチ16がX方向に移動する。即ち、X方向サーボモ
ータ18とX方向サーボモータ34との組み合わせた駆
動によりトーチ16を所望の切断位置へ移動させること
ができる。
第1図〜第3図に示すように、トーチ16の下端のノズ
ル62に対して互いに対向し且つχ方向向きに1対の励
磁コイル17a・17bが夫々配設され、硅素鋼板を積
層した略り字形の磁路形成部材21がこれらの励磁コイ
ル17a・17b内0 を夫々挿通し、この磁路形成部材21はその両端部21
a・21bつまり1対の磁極をノズル62に夫々固着さ
せてトーチ16に支持されている。
尚、このノズル62は銅製であり、磁界に影響を及ぼさ
ずに透過させる。この1対の励磁コイル17a・17b
で第1磁界発生器17が構成されている。また、ノズル
62に対して互いに対向し且つY方向向きに1対の励磁
コイル19a・19bが夫々配設され、磁路形成部材2
1と同様の略り字形の磁路形成部材23がこれらの励磁
コイル19a・19b内を夫々挿通し、この磁路形成部
材23は磁路形成部材21の直ぐ下側で且っ磁路形成部
材21を第3図にて反時計方向へ90度回転させた位置
でその両端部23a・23bつまり1対の磁極をノズル
62に夫々固着させてトーチ16に支持されている。こ
の1対の励磁コイル19a・19bで第2磁界発生器1
9が構成されている。ここで、励磁コイル17aと励磁
コイル17bとのコイルの巻き方向は同一で且つ励磁コ
イル19aと励磁コイル19bとのコイルの巻き方向は
同一であり、励磁コイル17aと励磁コイル17bとは
直列接続され、励磁コイル19aと励磁コイル19bと
も直列接続されている。従って、第1磁界発生器17に
駆動電圧を印加し励磁コイル17a・17bに夫々所定
方向の電流を流すと磁極21aはS極(又はN極)に励
磁されるとともに、磁極21bはN極(又はS極)に励
磁される。また、第2磁界発生器19に駆動電圧を印加
し励磁コイル19a・19bに夫々所定方向の電流を流
すと磁極23aはS極(又はN極)に励磁されるととも
に、磁極23bはN極(又はS極)に励磁される。これ
により、第1磁界発生器17から発生する磁界と第2磁
界発生器19から発生する磁界とは互いに直交している
制御ボックス38には、後述の駆動制御装置40やトー
チ16に切断電流を供給するためのプラズマアーク用電
源装置42が収納されている。
操作盤44には、トーチ軌跡情報の入力、ワーク6の材
質と板厚の指定及び切断条件の指定等の為の複数の文字
キー及びテンキー、閉ループ状に1 2 切断するときの切断経路の方向を平面視で時計方向とす
る順方向切断キー及び反時計方向とする逆方向切断キー
、切断の開始を指令する切断開始スイッチなどが設けら
れている。
尚、図示を省略しているが、このプラズマ切断装置1は
トーチ16に作動ガスを供給するためのガス供給装置や
ノズル62を冷却するための冷却装置などを備えており
、モータ18・34への駆動電流供給ケーブル及び両磁
界発生器17・19への電流供給ケーブル、制御用ケー
ブル、作動ガス用のホース及び冷却水用ホースなどもト
ーチ16の移動に応じて延びるように設けられている。
次に、プラズマ切断装置1の制御系の全体構成について
、第4図のブロック図に基いて説明する。
プラズマ切断装置1の制御系は基本的には操作盤44・
X方向サーボモータ34、Y方向サーボモータ18、プ
ラズマアーク用電源装置42、高周波発生器46及び駆
動制御装置40等で構成されており、駆動制御装置40
はCPU (中央演算装置)48、駆動回路25・27
・50・52、CPU48にデータバスなどのパス53
を介して接続された入出力インターフェイス54、RO
M56及びRAM5Bとから構成されている。
前記入出力インターフェイス54には、操作盤44及び
駆動回路25・27・50・52が接続されると共に、
エンコーダ36からのフィードバック信号XS及びエン
コーダ20からのフィードバック信号YSが入力される
プラズマアーク用電源装置42は、商業用交流電源を入
力源とし、トーチ16の電極60に供給する直流の切断
電流を発生させるためのものである。プラズマアーク用
電源装置42に備えた出力調整器64は、入出力インタ
ーフェイス54を介してCPU48から供給される調整
信号ASに対応して電極60に切断電流を供給する。こ
こで、出力調整器64のプラス端子はワーク6に接続さ
れ、そのマイナス端子は電極60に接続されている。
従って、切断中にノズル62から噴出するプラズマアー
クにはワーク6からトーチ16に向かう3 4 プラズマ電流が流れる。このとき、両磁界発生器17・
19に駆動電流を流すと各磁界発生器17・19から磁
界が発生し、これらの磁界をプラズマアークに作用させ
ると、第2図に示すようにプラズマアークは鉛直軸りに
対して偏向角θ5だけ偏向される。
ここで、両磁界発生器17・19から発生した磁界でプ
ラズマアークを所望の方向へ偏向させる制御について、
第5図に基いて説明する。尚、X軸はX方向であり、Y
軸はY方向を示し、X軸とY軸の交点はノズル62の中
心である。
各磁界発生器17・19から発生した磁界は磁界の強さ
と方向とを有する磁界ベクトルで表すことができ、これ
らの磁界ベクトルから合成磁界ベクトルCMを得ること
ができる。つまり、後述のように、合成磁界ベクトルC
Mが決定すれば、第1磁界発生器17で発生させる磁界
ベクトルの大きさGMXはG M X = G Mco
sθで求められ、第2磁界発生器19で発生させる磁界
ベクトルの大きさGMYはG M Y = G Msi
nθで求められる。
そして、各磁界発生器17・19に供給する電流値は磁
界ベクトルの大きさGMX、GMYに応じて決定される
。尚、各磁界発生器17・19に供給する電流の方向は
合成磁界ベクトルCMの方向により決定される。この合
成磁界ベクトルGMをプラズマ電流に作用させるとプラ
ズマ電流にローレンツ力が作用し、プラズマアークは鉛
直軸りに対して合成磁界と直交する面内つまり合成磁界
ベクトルGMの方向を向いて左方向に偏向角θ5だけ偏
向される。従って、両磁界発生器17・19を制御する
ことにより、偏向方向Hを鉛直軸回りの所望の方向へ制
御することができる。尚、符号6Aは切取るパーツであ
り、符号6Bはスクラップ部分である。
高周波発生器46は、プラズマ切断を開始するのに先だ
って、電極60とノズル62間にパイロットアークを発
生させるために、ノズル62に高周波電圧を印加するも
のであり、入出力インターフェイス54を介してCPU
48から作動開始信号SSを受けている間高周波電圧を
ノズル62に5 6 印加する。
ROM56には次のようなプログラムやデータが予め格
納されている。
(1)トーチ軌跡情報に基いてトーチ16を移動させる
ために両サーボモータ18・34の駆動制御量を微小時
間毎に演算する各種の補間演算プログラム (2)前記補間演算プログラムで得られたトーチ16の
位置情報とエンコーダ20・36で検出された位置情報
とに基いて両サーボモータ18・34を駆動制御する数
値制御プログラム (3)数値制御プログラムに含まれ、1対の切断面のう
ちパーツ6Aの切断面を常に直角に形成するだめのプラ
ズマアーク偏向方向制御の制御プログラム (4)  ワーク6の材質データと板厚データとをパラ
メータとする切断電流テーブル、切断速度テーブル及び
プラズマアークの偏向度合いつまり合成磁界ベクトルG
Mの大きさを設定した磁界テーブル前記プラズマアーク
偏向方向制御プログラムには、合成磁界ベクトルGMの
大きさ及び方向から各磁界発生器17・19で夫々発生
させる磁界ベクトルGMX −GMYの大きさと方向つ
まり電流値と電流方向を演算する演算プログラムが含ま
れている。
尚、前記切断電流テーブル、切断速度テーブル及び磁界
テーブルは、電極60とワーク6間に安定したプラズマ
アークを発生させてワーク6のパーツ6Aの切断面7が
高品質で且つ直角に形成できるように、材質データと板
厚データとをパラメータとして実験的或いは経験的に求
めたデータを別々に予め格納したものである。
RAM5Bには、多数の切断加工の夫々について切断開
始位置から切断終了位置に亙る切断経路におけるトーチ
16の軌跡情報、切断加工時におけるトーチ16の位置
を記憶するトーチ位置メモリ66及びCPU4 Bで演
算処理した結果を一時的に記憶する各種メモリが設けら
れている。
次に、プラズマアーク偏向方向制御を含み駆動制御量N
40で行なわれる数値制御のルーチンに7 8 ついて、第6図のフローチャートに基いて説明スる。
プラズマ切断装置1に電源が投入されてこの制御が開始
されると、先ず初期設定が実行され(Sl)、操作盤4
4から文字キーやテンキーを操作して材質及び板厚が設
定されるとともに、順方向切断キーや逆方向切断キーで
切断経路の方向が設定される(S2)。次に、設定され
た材質データと板厚データとをパラメータとして切断電
流テーブル、切断速度テーブル及び磁界テーブルから切
断データが読み出され(S3)、この切断データに含ま
れる切断電流Iに基いて求められた調整信号ASで出力
調整器64を調節して切断電流が設定され、切断速度デ
ータ■に基いて切断速度が設定され、更に磁界データに
基いて合成磁界GMの大きさが設定される(S4)。そ
の結果、第4図に示すように出力調整器64から電極6
0に切断電流が供給される。
そして、ガス供給装置から作動ガスが1・−チ16に供
給され、操作盤44の切断開始スイッチを操作したとき
(S5)、ROM56のトーチ軌跡情報に基いて両モー
タ18・34が夫々駆動されてトーチ16が切断開始位
置(原点位置)に移動され、トーチ16の原点位置の位
置データがトーチ位置メモリ66に格納される(S6)
。例えば、第7図に示すように、トーチ16が切断開始
位置Poに移動され、トーチ位置メモリ66には位置P
、の位置データが格納される。
次に、プラズマ切断の開始に先だって、作動開始信号S
Sを高周波発生器46に出力して高周波電圧をノズル6
2に印加し、電極60とノズル62間にパイロットアー
クが発生する(S7)。次に、電極60とノズル62間
にパイロットアークが発生したことを出力調整器64で
確認して(S8)、高周波発生器46の駆動を停止する
(S9)。このとき、このパイロットアークでイオン化
されたガスがプラズマ流となってワーク6に到達し、電
極60とワーク6間に主アーク(プラズマアーク)が発
生してワーク6の切断が開始される。
9 0 次に、切断する切断図形に関するトーチ軌跡情報が読出
され、各種の補間プログラムに基いて切断する経路の軌
跡が演算されると七もに、この軌跡情報に基いてトーチ
16の現在位置における移動方向りが現在位置と所定微
小距離前れた離隔点とを結んだ方向として近似的に演算
され(SlO)、両サーボモータ18・34を夫々駆動
すると共にトーチ16の位置データが更新されてトーチ
位置メモリ66に格納され(Sll)、トーチ16の移
動方向りに基いて合成磁界GMの方向が最適方向つまり
トーチ16の移動方向りと反対方向となるように前記演
算プログラムで求めた電流値及び電流方向で第1磁界発
生器17・第2磁界発生器19を夫々制御する(S12
)。これにより、偏向方向Hは常に移動方向りに対して
右方向向きとなり、パーツ6Aの切断面は直角に形成さ
れる。そして、切断制御が継続のときには(S13)、
SIO〜S13が繰り返され、切断制御の終了に伴って
この制御が終了する。例えば、第7図に示すように、A
点以降の切断図形が円弧のときにはその円弧に関するト
ーチ移動軌跡が読出され、このトーチ移動軌跡に含まれ
る開始位置A、終了位置B、円弧の半径及び中心位置な
どからこの図形の図形軌跡が演算され、トーチ16の現
在位置が円弧開始位置Aのときには位置Aと次の離隔点
P1との2点からトーチ16の位置Aにおける移動方向
りが演算される。そして、合成磁界GMの方向がトーチ
移動方向りと反対方向となるように第1磁界発生器17
・第2磁界発生器19が夫々制御される。その結果、ト
ーチ16が位置Aのときの偏向方向Hは移動方向りに対
して右方向向きとり、1対の切断面のうちパーツ6Aの
切断面7は、パーツ6Aの上面から下面に亙って略均−
に溶融されるので、常に直角に形成される。従って、ト
ーチ16が何れの点P1 (i−1,2,3・・・)に
移動しても偏向方向Hはトーチ16の移動方向りに対し
て常に右方向となるので、パーツ6Aの切断面7は常に
直角に形成される。ここで、切断図形が円弧以外の直線
や複雑な曲線であっても上記と同様に第1磁界発生器1
7・第21 2 磁界発生器19が夫々制御されるので合成磁界GMの方
向がトーチ移動方向りと反対方向となり、偏向方向Hは
トーチ16の移動方向りに向かって常に右方向となり、
これらの切断図形の切断においてもその切断面7は常に
直角に形成される。
但し、各現在位置における移動軌跡の接線方向を演算に
より求め、その接線方向をトーチ16の移動方向として
もよい。
尚、前記の説明は直線部を切断するときにも曲線部を切
断するときにも一定のプラズマ電流で切断することを前
提としている。しかし、ローレンツ力は電流と磁界の強
さに比例することから、曲率の比較的大きな曲線部を切
断するときにプラズマ電流を減少補正して切断する場合
にはその減少補正に応じて第1及び第2磁界発生器17
・19へ供給する電流も減少補正することが望ましい。
以上説明したように、1対の磁界発生器17・19を設
け、第1磁界発生器17及び第2磁界発生器19を夫々
制御して合成磁界GMの方向を制御して、プラズマアー
クの偏向方向Hを常にトーチ16の移動方向りに向かっ
て常に右方向向きにできるので、コーナや曲線を含むパ
ーツ6Aの切断面7は常に直角に形成することができる
。更に、磁界発生器やトーチ16を回動させるだめの回
動機構を不要にできるとともに、作動ガスホースや冷却
水ホースなどをトーチに接続する接続構造を簡略化でき
る。
尚、互いに交差する磁界を発生する磁界発生器を3組以
上設け、これらの磁界発生器で発生させた磁界から得ら
れる1つの合成磁界の方向をトーチ16の移動方向りに
応じて制御するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図はプラズマ
切断装置の斜視図、第2図はトーチ及び磁界発生器を示
す部分拡大正面図、第3図は第2図■−■線断面図、第
4図はプラズマ切断装置の制御系のブロック図、第5図
は第1・第2磁界発生器からの磁界ヘクトルと合成磁界
ベクトルとを説明する説明図、第6図はプラズマアーク
偏向方向3 4 制御を含む数値制御のルーチンの概略フローチャート、
第7図はトーチの各切断位置におけるト−チの移動方向
と合成磁界の方向とプラズマアークの偏向方向との関係
を説明する説明図である。 1・・プラズマ切断装置、 6・・ワーク、6A・・パ
ーツ、 7・・切断面、 16・・切断用トーチ、  17・・第1磁界発生器、
  17a・17b19a19b・・励磁コイル、  
1B・・Y方向サーボモータ、19・・第2磁界発生器
、 21・23・・磁路形成部材、 34・・X方向サ
ーボモータ、40・・駆動制御装置、 48・・CPU
、56・・ROM、 58・・RAM0

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)先端部のノズルから噴出するプラズマアークでワ
    ークを切断する切断用トーチと、前記切断用トーチをワ
    ークに対して相対的に移動させる移動手段と、磁界を発
    生させ且つこの磁界を前記プラズマアークに作用させる
    磁界発生手段と、予め入力された切断加工情報に基いて
    前記移動手段を数値制御する駆動制御手段とを備え、切
    断用トーチをワークに対して相対的に走行させながらプ
    ラズマアークを前記磁界と直交する面内で偏向させてワ
    ークを切断するプラズマ切断装置において、前記磁界発
    生手段として互いに交差する磁界を発生させる複数組の
    磁界発生手段を設け、 前記駆動制御手段から前記切断加工情報と切断用トーチ
    の位置に関する情報とを受けて、前記プラズマアークの
    偏向方向が常にトーチの移動方向に対して最適方向とな
    るように前記複数組の磁界発生手段を制御する制御手段
    を備えたことを特徴とするプラズマ切断装置。
JP13983089A 1989-03-23 1989-05-31 プラズマ切断装置 Pending JPH035081A (ja)

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JP13983089A JPH035081A (ja) 1989-05-31 1989-05-31 プラズマ切断装置
US07/495,701 US5043554A (en) 1989-03-23 1990-03-19 Plasma-arc cutting apparatus having means for deflecting plasma arc

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JP13983089A JPH035081A (ja) 1989-05-31 1989-05-31 プラズマ切断装置

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JP (1) JPH035081A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010203295A (ja) * 2009-03-02 2010-09-16 Toyota Motor Corp プラズマ点火装置
JP2011161509A (ja) * 2010-02-15 2011-08-25 Nippon Steel & Sumikin Welding Co Ltd プラズマアーク溶接方法,多層盛溶接方法および装置
US9086647B2 (en) 2012-09-12 2015-07-21 Ricoh Company, Ltd. Developing device that suppresses hysteresis
DE112017006830T5 (de) 2017-02-27 2019-10-02 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Drucksensor

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