JPH03505400A - シガレット充填物におけるまたはそれに関する改良 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 シガレット充填物におけるまたはそれに関する改良本発明はとくに、いわゆるフ レチックシガレット（Ｋｒｅｔｅｋ　ｃｉｇａｒｅｔｔｅｓ　）の製造に関する が、それに限定されるものではない。該フレチックシガレットはタバコおよび添 加物としてクローブ（ｃｌｏｖｅ　）を含み、主としてインドネシアで喫煙され る。本発明は、タバコおよび部分的に他の繊維質のハーバル（ｈｅｒｂａｌ）添 加物またはスパイス（ｓｐｉｃｅ）添加物を含むシガレット充填物の調合ニも適 合する。

フレチックシガレットはスパイスクローブ（５ｐｉｃｅｃｌｏｖｅ　）により味 をつけられる。充填物は一般に２０％のクローブを含むが、４０％までクローブ を含むことが可能である。残りの充填物は通常のタバコである。このようなシガ レットはクローブオイル独特の香りを有し、喫煙されたときクラックリング（ｃ ｒａｃｋｌ　ｌｎｇ）音をたてて焼けるようなにおいがする。

クローブは花芽として収穫され、そのあと日光中で乾燥される。花芽は細長い胚 珠、４枚の突出した萼片、花びらの小さな基部および明らかに花粉を含む朽をと もなうおしべからなる。胚珠と萼片は強固であるが花芽はもろい。

クローブ独特の芳香と味わいの品質は可溶性でかつ揮発性の化合物であるオイル に起因する。主要組成はフェノールオイゲノールであり、クローブ中の約９０％ の芳香物を構成する。農学的影響によって変化するクローブの芳香物総含有量は 一般には１７％であるが約２１％まで含有しうる。クローブ植物内における芳香 オイルの分布は異なる。花芽の蒸気蒸留によるオイルの収量は約１５％であるが 、茎および葉のばあいの収量はそれぞれ約６％および約２〜３％にすぎない。

一般にクローブはタバコの２倍のコストがかかる、しかし収穫のすくない年には ざらにそれ以上のコストがかかる。

添付図面の母１の流れ図に示されるように、クローブは現在、フレチックシガレ ットに使用するためにまず最初に水中に数時間浸して、つぎに１晩水切りしてそ のあと切断される。クローブは外表面にのこぎり状の歯を有するドラムを回転さ せる水平軸およびドラムの外表面に近接して設けられた固定切刃からなるミルな どにより切断される。クローブは切刃とドラムとの接合部に供給され、のこぎり 状の歯に引っばられて、切刃を通過する。

この切断工程でクローブはくだかれてばらばらにされる。

この工程により小さな粒子が発生しこの粒子は乾燥され細かいダストとなって切 断段階から失われる。カッタの容量は小さいのでたくさんのカッタが必要である 。

クローブは日光中でふたたび乾燥され、すでに切断されているタバコとブレンド されてシガレットが製造される。多量のダストが乾燥貯蔵庫から失なわれ、総計 でクローブ原料の１５％が所望の芳香部を含むダストとして失なわれるので収量 は小さい。

産業は乾燥方法の機械化を望んでいる。それは、日光による乾燥が天候によって 中断されるので乾燥された材料をあらかじめ蓄積してたくわえておかなくてはな らないからである。こうした試みはこれまで繊細な花芽のさらなる品質低下およ びダストとしての損失による収量のさらなる低下という結果に終わってきた。オ イルや他の芳香物は日光による乾燥の代用として考えられている実用的なサイズ の乾燥器に要求される高い乾燥温度による蒸発によっても失われる。そのような 過程において好ましいクローブオイル（オイゲノール）全体の４０％までが失な われうる。さらにそのような損失がすべての過程で積重ねられる。切断の前の浸 水のあいだに溶解により芳香物が失われる。手扱い、切断および乾燥のあいだに もっとも高いレベルで芳香物を含む、よりもろい材料のほとんどが使用できない ダストにまで細かくされる。乾燥のあいだにさらに乾留によって芳香物が失われ る。

、喫煙時の芳香の発生は燃焼する物質の混合物および燃焼中の混合物の温度およ び酸化に依存する。よって芳香の発生はシガレット中の芳香発生要素のサイズお よび配置に大きく影響される。大きい粒子は細かく切断された成分よりも芳香が おとる傾向がある。同時にシガレット産業においては、主要な芳香の発生はその 外周が約０，５■以内の材料によることが知られている。一般にシガレットに混 合されるクローブ材料は大きくてじょうぶである傾向があり、そのサイズおよび シガレット外表面に対する配置のためにその芳香の発生を制限する傾向がある。

本発明の目的はタバコ中に添加物を含むシガレット、とくにフレチックシガレッ トのより経済的な製造方法である。該方法においては添加物はっぎのような方法 で処理される、つまり有用な添加物の収量が高くまた添加物はシガレット内で効 率的に使用されるのでタバコに味をつけるのに必要な添加物が少量であるような 方法で処理される。

前記目的に応じて、本発明により、タバコおよび部分的に他の繊維質のハーバル 添加物またはスパイス添加物を含むシガレット充填物を調合する方法が提供され る。

・　　該方法は添加物を処理してそのシー・ト状材料をつくる処理工程、該シー ト状材料をおおまかにリーフサイズ（ｌｅａｆ　５ｉｚｅ）の部分に切断する工 程、切断されたシート状材料を所望の割合でタバコと混ぜる工程およびそののち の、混合された材料を切断、乾燥または処理してシガレット充填物を形成する工 程からなる。

本明細書および特許請求の範囲において上述のバラグラフで用いられたような“ シート状材料２とは、カバーシート、カード、厚紙、ストリップまたはフィラメ ントなどの形状を有する材料を意味することを理解すべきである。

好ましくは前記添加物はフレチックシガレットを製造するためのクローブを含む 。

紙シート状材料は通常、布に使用されるリネン（ｌｆｎｅｎ）などの天然の植物 繊維から製造されるが、さらに広くは木材繊維から製造される。しかし、紙状材 料はタバコも含めた他の植物の繊維から製造されうることがよく知られている。

イギリス特許第８７１，９５２号明細書によれば、そのような繊維は機械的粉砕 または化学的熟成あるいはそれらを適切に組み合わせることによってうろことが できる。

所望の手ざわり、または色を与えるために前記紙状材料は使用目的に応じてその 繊維の含有量を高く、または低くするのがよく、さらにグランドチョーク（ｇｒ ｏｕｎｄｃｈａｌｋ）または顔料などの無機ダストを含んでもよい。

繊維の含有量が不充分で、できあがり製品に所望の強度を与えられないときには 、天然の、または合成のガム（ｇｕｍｓ）が混合されてもよい。

その強度が主に添加されたガムによってえられろ紙シート状材料製品はバウンド シート（ｂｏｕｎｄ　５ｈｅｅｔ　）として知られている。天然ガムにより結合 された材料はその強度が低く、湿度に敏感である傾向があり、そのような材料は シガレットの製造に含まれる過程に耐えるには不適切である。合成ガムによる結 合はその味と熱分解による生成物のために不適切である。

本発明の好ましい実施例においては、添加物の処理工程は添加物の非繊維質含有 物を繊維質含有物から分離し、該繊維質含有物がさらに別処理されてシート状材 料がつくられ、前記非繊維質含有物が別処理されたあとのシート状材料にもどさ れるという工程を含む。

好ましくは、繊維質含有物はさらに加湿、練りおよび機械的繊維化または熟成な どの処理を施され液状原料が形成され、そしてこの液状原料から前記シート状材 料が形成されるのがよい。

好ましくは、繊維質含有物中の芳香オイルおよび他の芳香成分を機械的繊維化ま たは熟成段階において分離してしまい、前記液状原料が前記シート状材料に形成 されるときにそこにもどされるのがよい。

好ましくは、機械的繊維化または熟成段階のあとに別な繊維質材料が前記非繊維 質含有物に加えられるのがよい。

本発明における前述の、および他の局面の充分な理解をたすけるために、本発明 を具体化した例を図式的な流れ図を示す図面である図２を参照しながら以下に説 明する。

本発明のこの例においては、シート状材料はクローブ全体、すなわちクローブ全 体からえられるクローブ成分つまりクローブの処理および取扱いのあいだに通常 は廃棄物として失なわれる成分から製造されうる。シート状材料は繊維含有量を 増加するためにクローブの茎またはタバコの茎などの他の植物繊維とクローブと の混合物からも製造されうる。頂芽であり植物の支持部でないクローブは繊維の 含有量が少ない。タバコ繊維の添加はシート状材料の結束および強度をたすける 。

クローブ（または他の添加物）は大体は製紙に用いられていてそれ自体はこの分 野で知られている技術によって、最初にシート状に変えられる。該シートはその あと一般的には約２°°スクウエア（５ｑｕａｒｅ）　　（ダイスされている（ ＋Ｎｃｅｄ））のタバコ薄層サイズの断片に細かくされタバコに添加される。そ してそのあとの切断および処理が通常の方法で行われる。

もろいつぼみも含めたクローブの非繊維質含有物は最初に乾燥クローブからタン プリング作用によって取り除かれ、よって繊維化はされない。残りの繊維質含有 物はそのあと加湿、機械的繊維化および（または）熟成および精製の工程をへて シート状材料のために液状原料が形成される。前記非繊維質含有物はそのあと手 を加えることなくもとのままの小さな粒子として前記液状原料にもどすように加 えられる、または、まずダストにまで砕かれてそれから前記液体原料にもどされ る。

機械的繊維化またはコースティックダイジェスタ（ｃａｕｓｔｉｃ　ｄｉｇｅｓ ｔｅｒ）より分離された水溶液は処理されて、捨てられるべきタンニンなどの望 ましくない成分が取り除かれる。取り除かれた溶液中の望ましいオイル成分はそ のあと集められてシート状材料に変えられる繊維質含有物にもどされる。通常の 処理溶液および蒸留により失われた他の芳香性化合物は回収され液状原料にそれ がシート状材料に形成されるまえにもどされる。

非繊維質ダストまたはクローブ粒子が液体原料からシート状材料が形成されたあ とにシート状材料の２枚の薄層のあいだにクローブ材料の薄層を１枚はさみ込む か、またはクローブ粒子をシート状材料の１枚の層に対して表面コーティングと して適用するか、どちらかの方法でシート状材料に混ぜられつる。クラックリン グ効果を高めるクローブ全体や他の材料の切断された粒子などの付加的な材料が これらのいずれかの方法により加えられてもよい。

前述したように別な繊維質材料がクローブからえられる繊維質含有物に加えられ てもよい。つまり繊維バルブのような他の添加物が機械的繊維化または熟成のあ とで加えられても、もとのままの繊維のような他の添加物が機械的繊維化または 熟成の前に加えられてもよい。

ペイルまたはタスクよりのシート状材料の断片が混合されたタバコは既知の方法 でその水分含有量を高めるために前処理される。その際の混合比は一般にはクロ ーブが２０％であるが４０％までクローブを混合してもよく、残りはタバコ材料 である。他の添加物を加えるときは、これらの比はもちろん変化するであろう。

このようにクローブ（または他の添加物）は現在よりも充分に利用することが可 能であり全体としての収量が改善された。今まではダストとして、または溶液や 蒸留によって失われていたクローブのもろくて芳香性の高い部分を混合すること により、シガレットに混入されるクローブの芳香構成分が増加しつる。

このような方法により、形成されたクローブシート状材料は広くフレチックシガ レットに混入されているクローブ片よりも薄く、シなやかである。その結果、ク ローブシート状材料は容易に燃焼し、茎の断片よりも均一に配合されうる。よっ て、クローブにもとづくシート状材料を使用すれば燃焼効果およびシガレット中 での均一な配合により喫煙時に発生する香りが増す。

浸水　　　　　加湿 水切　　　　　切断 シガレット製造 切断 シガレット製造 補正書の翻訳文提出書（特許法第１８４条の８）」

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. １．添加物を処理してそのシート状材料をつくる処理工程、該シート状材料をお おまかにリーフサイズの部分に切断する工程、切断されたシート状材料を所望の 割合でタバコと混ぜる工程およびそののちの、混合された材料を切断、乾燥また は処理してシガレット充填物を形成する工程からなるタバコおよび部分的に他の 繊維質のハーバル添加物またはスパイス添加物を含むシガレット充填物を調合す る方法。
2. ２．前記添加物がクローブを含む請求項１記載の方法。
3. ３．前記添加物の処理工程が添加物の非繊維質含有物を繊維質含有物から分離し 、該繊維質含有物がさらに別処理されてシート状材料がつくられ、前記非繊維質 含有物が別処理されたあとの前記シート状材料にもどされるという工程を含む請 求項１または２記載の方法。
4. ４．前記非繊維質含有物がタンブリングによって分離される請求項３記載の方法 。
5. ５．前記繊維質含有物がさらに加湿、練りおよび機械的繊維化または熟成などの 処理を施され、前記シート状材料を形成するための液状原料が形成される請求項 ３または４記載の方法。
6. ６．前記繊維質含有物中の芳香オイルおよび他の芳香成分が機械的繊維化または 熟成段階において分離され、前記液状原料が前記シート状材料に形成されるとき にそこにもどされる請求項５記載の方法。
7. ７．別な繊維質材料として繊維パルプが機械的繊維化または熟成段階のあとで前 記繊維質含有物に加えられる請求項５または６記載の方法。
8. ８．別な繊維質材料としてもとのままの繊維が機械的繊維化または熟成段階の前 に前記繊維質含有物に加えられる請求項５または６記載の方法。
9. ９．前記非繊維質含有物が機械的繊維化または熟成段階のあとでフィブリル化さ れる請求項５、６、７または８記載の方法。
10. １０．前記非繊維質含有物が前記液状原料にもどされ、それより前記シート状材 料がつくられる請求項５〜８のいずれか１つに記載の方法。
11. １１．前記シート状材料の２枚の薄層のあいだに前記非繊維質含有物の薄層を１ 枚はさみ込むことにより前記非繊維質材料を前記シート状材料に加える請求項３ 〜８のいずれか１つに記載の方法。
12. １２．前記シート状材料の片面または両面に前記非繊維質含有物をコーティング することにより前記非繊維質材料を前記シート状材料に加える請求項３〜８のい ずれか１つに記載の方法。