JPH03505087A - ハイブリッドペプチド及びその使用方法 - Google Patents

ハイブリッドペプチド及びその使用方法

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JPH03505087A
JPH03505087A JP1505894A JP50589489A JPH03505087A JP H03505087 A JPH03505087 A JP H03505087A JP 1505894 A JP1505894 A JP 1505894A JP 50589489 A JP50589489 A JP 50589489A JP H03505087 A JPH03505087 A JP H03505087A
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ホーイガー,ジャセク
ティモンズ,シーラ
ベドナレク,マリア エイ.
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ニュー イングランド ディーコネス ホスピタル コーポレイション
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ハイブリッドペプチド及びその使用方法玖紅鼠風り曵丑区皿工盗碧貝 本発明は、部分的にナショナル・インスティチュート・オブ・ヘルス、米国大衆 健康局からの研究認可HL−33014の下での研究過程でなされたものである 。
及里り茸旦 本発明は、蛋白における活性部位の合成ペプチド同族体及びその使用に関するも のである。より詳細には本発明は、リセプタ部位、たとえば血小板上におけるフ ィブリノーゲンのためのリセプタ部位を有する蛋白の少なくとも2種の相互作用 部位に類似した部位を有するハイブリッド線状ペプチドに関するものである。
血小板と、たとえばフィブリノーゲンとのような血漿蛋白との間の相互作用が広 範に研究されている。別々の血小板リセプタ認識ドメイン若しくは相互作用部位 はフィブリノーゲンのγ鎖及びα鎖に存在している[J、ハビガー、S、チモン ス、M、クロツェビア、D、D、ストロング及びR,F。
トウーリトル、プロシーディング・ナショナル・アカデミ−・サイエンス・US A、第79巻、第2068頁(1982)参照]。
γ鎖における血小板リセプタ認識ドメインは残基400〜411(γ400〜4 11)の間(位置し、α鏡面小板すセプタ認識ドメインは2つの部位(α95〜 97及びα572〜575)に関連すると思われる。γ鎖(HHLGGAKQA GDV> にcl−;ける配列は、α鎖における配列RGDに整列する共通領域 に対し相同でない。
残基α515〜584を包含する天然ヒトフィブリノーゲンα鎖断片と残基γ鎖 385〜411を包、含するγ鎖断片とは、それぞれ独立して血小板におけるグ リコ蛋白フィブリノーグンリセプタとフィブリノーゲンとの間のADP−若しく はスロンビンー誘発相互作用を阻止することができる。しかしながら、α血小板 リセプタ認識ドメインとγ血小板リセプタ認識ドメインとの間には構造上の差が 存在するため、機能的な交差特異性試験は行なわれていなかった。ここに示され るように、α鎖の合成ペプチド同族体はγ鎖結合を阻止することができ。
或いはその逆も成立する。血小板結合系、並びにその医薬用途における合成ペプ チド同族体の使用が本発明者等の出願に基づく米国特許第4,661,471号 、第4,666.884号及び第4、703.039号で検討されている。
止血性血小板血栓の形成及び血栓病巣の開始にはフィブリノーゲン、フィブリン 及びフォノ・ウィレブランド因子が重要である。これら血栓によりもたらされる 閉塞及び血栓病巣によりもたらされる損傷が、心臓病及び発作における主たる因 子で必る。既に形成された血餅を溶解ざぜる薬剤を開発することに多くの研究が 向けられているが、これら薬剤(たとえばス1−レプトキナーゼ及び組織プラス ミノーゲン活性化剤の使用に関する最近の報告参照)の多くは欠点を有する。血 餅を溶解される酵素法は心臓発作の後遺症を最小化させるのに役立つが、血小板 付着及び凝集を阻止する医薬製剤は心筋梗塞若しくは脳梗塞の原因となる血管の 初期閉塞を防止する。
或いは、血小板凝集又は血管に対する付着を促進する分子の製造及び使用は各種 の用途を有する。たとえば、血友病患者のような多くの患者は、遺伝子欠陥によ り或いは循環の際の過剰消費によりフィブリノーゲン又はフォノ・ウィレブラン ド因子を喪失することがおる。合成の血小板凝集若しくは付着促進分子は、血小 板血栓形成及び血管に対する血栓付着を促進して出血を止めると共に、これら患 者をその正常な生活に導くよう促進しうる。
したがって本発明の目的は、血小板におけるリセブタ部位と相互作用する少なく とも2種の異なる蛋白ドメインに類似したハイブリッド線状ペプチド同族体を提 供することにある。
本発明の他の目的は、付着性蛋白の相互作用ドメインのハイブリッド線状ペプチ ド同族体を用いることによりフィブリノーゲン、フォノ・ウイレブランド因子及 び他の付着性蛋白と血小板との間の相互作用を阻止する方法を提供することにあ る。
さらに本発明の目的は、フィブリノーゲン又は7オン・ウィレブランド因子にお ける少なくとも2種の相互作用ドメインのハイブリッド線状ペプチド同族体のマ ルチマーで形成された合成の凝集若しくは付着促進分子を提供することにある。
本発明のこれら及びその他の目的、並びに特徴は、以下の説明及び図面から明ら かとなろう。
発明の要点 本発明は、天然蛋白における相互作用部位に対し同族でおる相互作用部位を持っ たハイブリッド線状ペプチドを特徴とする。天然蛋白上のこれら相互作用部位は リセプタ認識部位、たとえば蛋白のための血小板リセブタ認識部位と反応する。
これら相互作用部位は天然蛋白において物理的に異なる。
特に本発明は、Xlが蛋白の第1リセプタドメインのための蛋白における第1相 互作用部位の同族体であり、かつX2が第2リセプタドメインのための蛋白にお ける第2相互作用部位の同族体であるXl−X2型のハイブリッド線状ペプチド を特徴とする。リセプタは、線状蛋白断片と反応するグリコ蛋白又はその他任意 の種類のリセプタとすることができる。
ドメイン又は相互作用部位は天然型の蛋白において相違する。
好適リセプタはフィブリノーゲン、フィブリン、フォノ・ウィレブランド因子又 は他の付着性蛋白のためのヒト血小板にお(ブるグリコ蛋白リセブタ部位である 。
フィブリノーゲンが好適蛋白であって、その部位は同族体の基礎を構成し、xl 及び×2は好ましくはそれぞれγ鎖及びα鎖における血小板のための相互作用部 位の同族体である。
したがって、Xl−X2の好適ハイブリッドペプチドはγ鎖からのそのアミノ末 端に近い血小板リセプタ認識ドメインの少なくとも1部と、α鎖からのそのカル ボキシル末端に近い血小板認識リセプタドメインの1部とを有する。或いは、こ れらドメインの配置は逆転することもできる。フィブリノーゲン−血小板同族体 系のための最も好適なX2若しくはカルボキシル末端部分ハRG D V 、  RG D N 、 RG D F、RGDY、RGDS、RGDM及びRGDC よりなる群から選択されるテトラペプチドである。最も好適なX1部分は、配列 HHL G G A K Q A G D V若しくはその置換同族体の活性部 分からなる2〜13個の残基の線状ペプチド断片である。
アミノ酸を示す記号はペプチド化学における標準的なものであって、これらを第 工表に示す。
アミノ酸記号 アミノ酸          記 号 アスパラギン酸        D ASn+ASp        B グリシン           G 第1表(続き) アミノ酸          記 号 ヒスチジン          H メチオニン          M トリプトファン        W バリン           V ざらに本発明は、血小板と天然付着性蛋白、たとえばフィブリノーゲンとの相互 作用を主として凝集防止メカニズムとして阻止する方法を特徴とする。この方法 は、本発明のハイブリッド線状ペプチドを形成させ、このハイブーツ1〜ペプチ ドを血小板と反応させ、かつこれら血小板を付着性蛋白に露出する工程を有する 。ペプチドと血小板との予備培養又は予備反応、及び付着性蛋白に対するペプチ ドの露出はハイブリッドペプチドを血小板と相互作用させることにより、リセプ タ部位を埋めかつ付着性蛋白と血小板との相互作用を防止する。この種の手順を 用いてフィブリノーゲン、フィブリン、フォノ・ウィレブランド因子及びその他 の付着性蛋白と血小板との相互作用を阻止し、これにより止血性血栓形成及び血 管壁部に対する血小板の付着を阻止することができる。
ざらに本発明は、止血性血栓形成過程の1部として血小板の凝集及び(又は)付 着を促進する方法を特徴とする。この方法は、合成の凝集若しくは付着促進性分 子を形成するための本発明によるハイブリッドペプチドのマルチマーの使用に基 づいている。これらマルチマーは架橋した複数のハイブリッドのコピーであるか 、或いは複数のハイブリッドを蛋白又は他の同族骨格に結合させることもできる 。いずれの場合にも、マルチマーは別々の分子におけるリセプタと反応する能力 を有し、これら分子を架橋させる。本発明の方法は、これら合成の凝集若しくは 付着促進分子を製造することがら開始し、次いで血小板をこれら分子と共にリセ プタと合成分子との間の相互作用を促進する条件下で培養する。この種の付着相 互作用を促進させるよう作用する条件はADP、スロンビン、エビネフィリン又 は他のアゴニストによる血小板の活性化を包含する。
図面の簡単な説明 第1図はα鎖における血小板リセプタ認識部位に対応する断片(RGDS)とγ 鎖にあける血小板リセプタ認識部位に対応する断片(γ400〜411)との両 者がγ鎖若しくはα鎖マルチマーにより血小板の凝集を阻止することを示し、第 2図はγ鎖断片と共に(第2A図)及びα鎖断片と共に(第28−D図)培養す ることによるヒト血小板に対する1125−フィブリノーゲンの結合阻止を示し 、第3図は本発明の範囲内における7種の異なるハイブリッドペプチドによる1 125−フィブリノーゲンの結合阻止を示している。
λ肌立用員皇碧贋 本発明は、部分的にヒトフィブリノーゲンのγ鎖及びα鎖に位置する血小板リセ ブタ認識ドメインが、相同アミノ酸配列を欠如するにも拘らず、これら連鎖から 誘導された合成ペプチドにより機能的に交差阻止されるという知見に基づいてい る。第1図は、γ鎖及びα鎖に存在する配列の合成ペプチド同族体によるこの交 差阻止の瑛象を示している。第1A図は血小板とγ鎖マルチマーとの間の相互作 用の阻止を示す一方、第1B図は血小板とα鎖マルチマーとの相互作用の阻止を 示している。より詳細には、第1A図は血小板を緩衝剤、フィブリノーゲンのα 鏡面小板すセプタ認識ドメインに相当する断片(RGDS)又はフィブリノーゲ ンのγ預血小板リセプタ認識ドメイン(γ400〜411)と予備混合した実験 を示している。ADP処理の俊、この処理された血小板に5μMのγ鎖マルチマ ーを添加し、透過率%を測定した。図面から明らかなように、緩衝剤は透過率% に影響を与えないのに対し、γ400〜411断片は明らかにγ鎖マルチマーと 血小板との間の相互作用を阻止した。これは、γ400〜411断片がγ鎖にお ける相互作用部位であるため予想される。驚くことに、α鎖断片(RGDS>も γ鎖マルチマーとの相互作用を阻止するのに同等に有効であった。他の並列実験 は、第1B図に示すように、α鎖及びγ鎖断片もα鎖マルチマーとADP処理血 小板との間の相互作用を阻止することを示す。
この知見に基づき、「チェッカーボード」分析実験を行い、α及びγ鎖断片の種 々の濃度を試験して物理的混合物が相互作用したかどうかを決定した。第■表は この実験の結果を示寒工麦 血小板に対する■125−フィブリノーゲン結合に向けられるドデカペプチド T400〜411とRGDSとの組合せの阻止能力に関するチェッカーボード分 析5〜6()μMの範囲の濃度のドデカペプチド(7400〜411)と5〜1 5μMの範囲の濃度のテトラペプチド(RGDS)とを、示したように混合して 血小板に対する放射能標識されたフィブリノーゲン結合の阻止につき試験した。
標準沃素モノクロライト法を用いて3X107 CplII /l1l(lの比 放射能を有する■125で沃素化された精製フィブリノーゲンを使用した。
血漿蛋白からから分離されかつI−IEPES均衡塩緩衝液(pH,7,35) に懸濁されたヒト血小板を所定濃度のペプチドと5分間混合した。標識されたフ ィブリノーゲン(33周/ 0.5d)を添加した後、5μMのADPを添加し た。結合実験を、空温にて撹拌することなく1x108個の血小板を含有する最 終容積0.5gl1にて行なった。第■表の結果は、全くペプチド断片を添加し ない試験により決定された比較値の結合%として示される。
第■表から明らかなように、阻止は低濃度のペプチドにて純粋に加算的であるの に対し、高濃度においては加算作用が減少する。いずれの場合にも、相乗作用は 示されない。
上記実験の結果は、ヒト血小板のためのフィブリノーゲンにあける結合ドメイン の構造に関する本発明者等による伯の実験に導いた。この実験の1部として、本 発明の基礎を構成するハイブリッドペプチドを製造しかつ試験した。以下の実施 例から明らかなように、同一分子内にフィブリノーゲンのα鎖とγ鎖とからの結 合ドメインを有する比較的短いハイブリッドペプチドを生成ざぜた場合、驚異的 な結果が得られた。
X四B この実施例においては、フィブリノーゲンのα鎖及びγ鎖からのリセプタドメイ ンの各種同族体を有する一連のハイブリッドペプチドを、ADP処理されたヒト 血小板に対する1125−フィブリノーゲンの結合阻止及びADP処理された血 小板リッチな血漿の凝集に対するペプチドの阻止作用につき試験した。これらの 結果は明らかに、本発明のハイブリッドペプチドがフィブリノーゲン−血小板相 互作用の驚異的に良好な阻止を与えることを示した。
同相法により手作業で[クロツエウイアーク等、バイオケミストリー、第23巻 、第1767頁(1984) ]又はビオサーチ9500型ペプチド合成装置に よりペプチドを合成した。これらペプチドをHFにより樹脂から分離させ、かつ 標準法を用いて濃度を同定した[クロツエウィアーク等、同上参照]。血。
小板リッチな血漿の凝集阻止をペイトン・シュアル・チャンネル凝集計[ペイト ン・アソシエーツ社、バッファO−、ニューヨーク州]にて光学測定法により測 定した。最大透過率(Tmax)の比率及び光透過率における最急激増加に対す る接線に沿った1分間の変化を示す割合(傾斜値)を用いて、ADP (5μM )の添加の後に凝集を測定した[チモンス等、Trans、 As5oc、 A m、 Phys、 、第99巻、第226頁(1986) ]。
]1125−フィブリノーゲの結合を上記したように行ない、その際HEP’E S緩笥液にてペプチド及び血漿フリーの血小板の5分間培養を行なった後、AD P及びフィブリノーゲンで処理した。
標準の固相ペプチド合成法を用いてペプチドを合成したが、組換法を用いて本発 明の範囲内でハイブリッドペプチドを形成させることもできるでおろう。したが って本明細書中に用いる「ハイブリッドペプチド」若しくは「合成ペプチド」と いう用語は、古典的なペプチド合成及び組換技術を包含する任意の方法を用いて 作成されたハイブリッド若しくは合成ペプチドを意味しかつ包含する。
第2図は、フィブリノーゲンのγ鎖及びα鏡面小板すセプタ認識ドメインに相当 する2種のペプチド断片γ400〜411及びRGDSによる■125−フィブ リノーゲン結合の阻止を示している。第2A図及び第2B図により示されるよう に、これらの実験はそれぞれ30μM及び10μMのIC5o値を与える。IC 5o値は、フィブリノーゲン結合の50%阻止を与えるペプチドの濃度である。
同じ実験の結果を、第■表にて1125−フィブリノーゲン結合の欄に示した最 初の2つの線として見ることもできる。
ざらに、第■表は同じペプチドによるADP処理された血小板リッチな血漿の凝 集に関するIC50をも示している。これ第m表 とl〜フィブリノーゲンのγ鎖及びα鎖の配列を有する合成ペプチドの凝集防止 能力 Ji25         ADP処理されたペプチド  フィブリノーゲン    血小板リッチな血漿結合         における凝集 IC50IC50 ,30300 RGDS               10                   50YRGDSQ           30                120RGDV                6                   50SRGDV    10                1o。
VGRGDV   28               150σQ上−σジα Ω′R区17     5               150RGDF                 2                   4O EAR113m25 AKQ′RΩQF           9                 75■…二aぽQR’J2F        6                 100γ鎖若しくはその同族体の血小板リセプタ認識ドメインの少なくとも 1部と、α鎖からの血小板リセプタ認識ドメインのRGD部分とを有する各種の ハイブリッドを標準固相法により作成した。成る種のハイブリッドにa3いては 、α鎖ドメインの大端ノーrニルアラニン(F)若しくはピリン(S)をバリン (V)で置換した。何故なら、γ400〜411ドメインの末端にてバリンの効 果が知られているからである。
第3A−G図は、本発明による各種のハイブリッドペプチドを用いた試験を示し ている。第3A図において、示したペプチドはカルボキシル末端でなくアミノ末 端に6けるα鎖からのドメインの同族体を有する。他の結果と比較して、特に工 125−フィブリノーゲン結合の阻止に基づき、この種のハイブリッドペプチド は天然ペプチドγ400〜411と同程度に有効であると思われた。
第38−G図に示した実験は全て、ペプチドのアミン領域にγ鎖結合部位の断片 若しくは同族体を有すると共にカルボキシル領域にα鎖部分を有するハイブリッ ドペプチドで行なった試験に関するものである。これらの結果は、γ鎖領域の1 部をα鎖領域で置換すればこのα鎖領域が1125−フィブリノーゲン結合の阻 止を促進したことを示している。しかしながら、この作用はγ鎖ドメインから2 個若しくは3個の残基の下でのみ減少する。
第■表に戻って、この減少作用は■125−フィブリノーゲン結合だけでなくA DP−処理された血小板リッチな血漿による血小板凝集についても示される。し かしながら、第■表は、α鎖及びγ鎖の両成分の両者を有するハイブリッドを用 いた驚異的結果の1つを示している。γ鎖成分の大部分、タトえば1−IHLG GAKQAGDSRGDV若しくはHHLGGAKQAGDV(3RGDVを有 するバイア’)yドペプチドは、1125−フィブリノーゲン結合を阻止するの に必要な量と血小板凝集を阻止するのに必要な量との比における改善(減少)を もたらす。事実、凝集防止量はαテトラペプチドだけと同程度又はそれより低く 、驚異的な知見である。これは極めて重要である。何故なら、α断片だけを用い る問題は、テトラペプチド断片が他の細胞マトリックスとの相互作用に関し血管 内皮の一体性に対し顕著な作用を及ぼすからである[チェノ等、ジャーナル・セ ル・バイオロジー、第105巻、第1885頁(1987) ]。インビボにお いて、この作用は剥離された血管表面の内皮デスクワメーション(desgua mat i on )及び(又は)阻害された内皮形成をもたらしうる。しかし ながら、ドデカペプチド(γ400〜411)とα鎖断片との融合生成物を作成 することにより、得られるハイブリッドは血管内皮に対するその反応性を喪失し 、したがって向上した阻止能力を有すると共にγ鎖ドメインの顕著な特徴、たと えばフィブリノーゲン及び血小板の特異性、並びに血管内皮の保護を保持するハ イブリッドを作成することができる。
第■表に示したデータから明らかなように、ハイブリッドペプチドの能力は末端 近くにシスチンを含む場合にもγ鎖ペプチド単独より大である。シスチンは蛋白 に対しジスルフィド架橋を形成するため使用することができ、或いは三量化させ てマルチマーを形成することもできるので、合成フィブリノーゲンは本発明のハ イブリッドを用いて形成されうろことが判る[たとえば米国特許第4.703. 039@参照]。同様に、フィブリノーゲンとフィン・ウイレブランド因子との 間の結合ドメインの近似した物理的構造関係[米国特許第4、661.471号 及び第4.666、884号参照]は、同じ手順を用いてフィン・ウイレブラン ド因子、フィブリノーゲン又は他の付着性蛋白/血小板の相互作用を阻止する分 子を作成しうるという可能性を与え、事実合成の付着性蛋白の形成を可能にする 。実際に、各ドメインを混合し、たとえば異なるペプチドからのドメインを同じ ハイブリッドに導入して、新たな異なる作用を得ることもできる。
以上の実施例は単に例示の目的であって、本発明の範囲を限定することを意味し ない。当業者は、本発明の範囲内において他の方法又はペプチドを決定すること ができるであろう。
本発明は、以下のクレームにより規定される。
ペプチド濃度(μM) ペプチド濃度111ノ ペプチド濃度7111ノ ペプチド濃度(μM)           ペプチド濃度//!ノ国際調査報 告 PCT/LIS  Elタハ)174:但上り出工卸工り巳と二巳工」旦触λ■ 工巴肛上且・IL   Fields  %+arched  5earch   を会rms+plat+1+t  reI:eptOr、hybrid  p rotein、  f+brinog会n、  hybrid  pept奄р ■B GPIIB/ZIIA、r會ccgnitic:n domain

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.X1が付着性蛋白のための第1リセプタドメインに関する前記蛋白における 第1相互作用部位の同族体からなり、かつX2が前記付着性蛋白における第2リ セプタドメインのための前記蛋白における第2相互作用部位の同族体からなり、 前記第1相互作用部位と前記第2相互作用部位とが天然型の前記付着性蛋白上で 異なることを特徴とするX1−X2型のハイブリッド線状ペプチド。
  2. 2.前記第1及び第2リセプタドメインが血小板上に位置する請求の範囲第1項 記載のハイブリッドペプチド。
  3. 3.付着性蛋白がフィブリノーゲン、フィブリン及びフォン・ウィレブランド因 子よりなる群から選択される請求の範囲第2項記載のハイブリッドペプチド。
  4. 4.前記付着性蛋白がフィブリノーゲンであり、X1及びX2がフィブリノーゲ ンのγ鎖とα鎖とにおける血小板のための相互作用部位の同族体からなる請求の 範囲第3項記載のハイブリッドペプチド。
  5. 5.X1がγ鎖血小板相互作用部位の同族体若しくは同族体断片からなり、かつ X2が天然フィブリノーゲンのα鎖血小板相互作用部位の同族体若しくは同族体 断片からなる請求の範囲第4項記載のハイブリッドペプチド。
  6. 6.X2がRGDV、RGDN、RGDF、RGDY、RGDS、RGDM及び RGDCよりなる群から選択されるトラペプチドからなる請求の範囲第5項記載 のハイブリッドペプチド。
  7. 7.X1が、配列HHLGGAKQAGDV若しくはその置換同族体の活性部分 からなる2〜13個の残基の線状ペプチドである請求の範囲第6項記載のハイブ リッドペプチド。
  8. 8.前記活性部分が配列HHLGGAKQからなる請求の範囲第7項記載のハイ ブリッドペプチド。
  9. 9.血小板と付着性蛋白との相互作用を阻止するに際し、前記血小板における相 互作用部位の少なくとも2つの異なるドメインと反応する前記付着性蛋白からの ペプチド配列の同族体を含有した線状ハイブリッドペプチドを形成させ、 前記ハイブリッドペプチドを前記血小板と反応させ、かつ前記血小板を前記付着 性蛋白に露出させることを特徴とする血小板と付着性蛋白との相互作用の阻止方 法。
  10. 10.前記ハイブリッドペプチドがX1−X2型を有し、ここでX1が前記付着 性蛋白のための第1リセプタドメインに関する前記付着性蛋白における第1相互 作用部位の同族体であり、かつX2が前記付着性蛋白における第2リセプタドメ インのための前記付着性蛋白における第2相互作用部位の同族体である請求の範 囲第9項記載の方法。
  11. 11.前記付着性蛋白がフィブリノーゲンからなり、X1がフィブリノーゲンの γ鎖における血小板のための相互作用部位の同族体からなり、かつX2がフィブ リノーゲンのα鎖における血小板のための相互作用部位の同族体からなる請求の 範囲第10項記載の方法。
  12. 12.X2がRGDV、RGDN、RGDF、RGDY、RGDS、RGDM及 びRGDCよりなる群から選択されるテトラペプチドからなる請求の範囲第11 項記載の方法。
  13. 13.X1が、配列HHLGGAKQAGDV若しくはその置換同族体の活性部 分からなる2〜13個の残基の線状ペプチドである請求の範囲第11項記載の方 法。
  14. 14.前記活性部分が配列HHLGGAKQからなる請求の範囲第13項記載の 方法。
  15. 15.前記付着性蛋白がフォン・ウィレプランド因子からなる請求の範囲第9項 記載の方法。
  16. 16.ハイブリッド凝集促進分子を形成させ、このハイブリッド凝集促進分子は 血小板におけるリセプタ部位と反応する付着性蛋白における相互作用部位の線状 ハイブリッド同族体のマルチマーであり、前記線状ハイブリッド同族体のそれぞ れはX1−X2型を有し、ここでX1は前記付着性蛋白における第1相互作用部 位の少なくとも1部の同族体であり、かつX2は前記付着性蛋白における第2相 互作用部位の少なくとも1部の同族体であり;さらに前記ハイブリッド凝集促進 分子を血小板と共に、前記血小板と前記ハイブリッド凝集促進分子との相互作用 を促進する条件下で培養して血小板凝集を促進することを特徴とする血小板の凝 集の促進方法。
  17. 17.相互作用を促進する前記条件が、前記血小板をアゴニストにより活性化す る工程からなる請求の範囲第16項記載の方法。
  18. 18.前記付着性蛋白がフィブリノーゲンからなり、前記第1相互作用部位がフ ィブリノーゲンのγ鎖における血小板相互作用部位の同族体からなり、かつ前記 第2相互作用部位がフィブリノーゲンのα鎖における血小板相互作用部位の同族 体からなる請求の範囲第16項記載の方法。
  19. 19.X2がRGDV、RGDN、RGDF、RGDY、RGDS、RGDM及 びRGDCよりなる群から選択されるテトラペプチドからなる請求の範囲第18 項記載の方法。
  20. 20.X1が、配列HHLGGAKQAGDV若しくはその置換同族体の活性部 分からなる2〜13個の残基の線状ペプチドである請求の範囲第18項記載の方 法。
  21. 21.前記活性部分が配列HHLGGAKQからなる請求の範囲第20項記載の 方法。
  22. 22.ハイブリッド付着促進分子を形成させ、このハイブリッド付着促進分子は 血小板におけるリセプタ部位と反応する付着性蛋白における相互作用部位の線状 ハイブリッド同族体のマルチマーであり、前記線状ハイブリッド同族体のそれぞ れはX1−X2型を有し:さらに前記ハイブリッド付着促進分子を血小板と共に 、前記血小板と前記ハイブリッド付着促進分子との相互作用を促進する条件下で 培養して血小板付着を促進することを特徴とする血管壁部に対する血小板付着の 促進方法。
  23. 23.相互作用を促進する前記条件が、前記血小板をアゴニストにより活性化す る工程からなる請求の範囲第22項記載の方法。
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