JPH03504844A - 印刷装置の押圧ローラの軸受装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 印刷装置の押圧ローラの軸受ａＸ 技術分野 本発明は、主請求項の上位概念に記載の印刷装置内で記録担体を搬送するための 押圧ローラの軸受装置に関する。

背景技術 印刷装置内において記録担体、例えば個別シートを所定の搬送路に沿って移動さ せるために、搬送路に沿って連続して配置されたローラ対が搬送手段としてしば しば利用される。前記ローラ対は、駆動される搬送ローラと、所与の押圧力をも って前記搬送ローラに押し付けられる空回りする押圧ローラとによって構成され る０両ローラの一方、有利には押圧ローラは、その表面が弾性変形可能な材料で 被膜されており、それにより所定の押付は力に際して公差を吸収することができ るとともに、ローラ対の間を通過する記録担体を一様に把持する。

これに伴って既に本質的な問題の１つが認められる。

記録担体が確実に把持されかつ搬送されるように、前記ローラ対は構成されてい なければならないのである。

この場合、様々な材質の記録担体であっても、例えばいろいろな紙重量の様々な 紙質であっても確実に処理されなければならない、これは、押圧ローラを搬送ロ ーラに押付けるところの所定の半径方向の押付は力が、周方向及び軸線方向に沿 って可能な限り一様に有効に作用する場合にのみ可能である。

前記ローラ対はしばしば比較的接近困難に配Ｉされている。それゆえローラ対は 、修理又は保守作業がそれでも容易に実施できるように取り付けられるべきであ る。そこで例えば、弾性表面ゆえに壊れやすい押圧ローラは、容易にかつなるべ く特別な工具を用いないで交換できるものでなければならない、なぜなら保守作 業はほとんどの場合使用者側において実施されるからである。場所的な理由から 、印刷装置の４ｉ！部に配置されたローラ対の両軸受部については、有利には片 側（例えば印刷装置の正面側）からの取付け・取外しを可能にする必要がある。

印刷装置内において搬送路の途中にはこの種の多数のローラ対が使用されている 。それゆえ壁部におけるローラ対の軸受は、コスト的な理由からできる限り単純 に形成され、小数の部品からなり、そして公差的に寛容に組み立てられるもので なければならない、これにより取付けには面倒な調整作業は全く不要になる。

それゆえ公差的な理由から、特に押圧ローラについての両輪受部は異なる構成で ある６両軸受部の一方は、押圧ローラをその都度の壁部において軸線方向に面し て一義的に固定するところの固定軸受を構成している。

それに対して他方の軸受部は、可動軸受として構成されており、ｖＩ造に起因す る公差や、温度影響に基づいて運転動作中に引き起こされる公差を吸収している 。

前記様々な部分的には相反する要求にもかかわらず。

保守期間を受は入れ可能なものにするために、とりわけ動作について高い信頼性 が求められている。

発明の開示 それゆえ本発明の基礎とする課題は、可能な限り単純な精造でありながら本質的 に同一の構成部材でもって可動軸受としての構成も固定軸受としての構成も許容 し、しかも簡単に組み立てることができ、そして半径方向及び軸線方向に関して 公差的に寛大であると（ろの冒頭に記載の形式の軸受装置を提供することにある 。

冒頭に記載の形式の軸受装置において、前記課題は本発明によれば、主請求項の 特徴部分に記載の事項によって解決される８本発明の解決策の本質的な要素は、 可動軸受にも固定軸受にも同様に利用可能であるところの軸受ケーシングである 。ｔＲ記軸受クりシングは、同一構造のころがり軸受を軸線方向に関して固定的 に受は止める。前記ころがり軸受自体は、嵌入された押圧ローラの対応するジャ ーナルを担持するものである。

本発明の解決策の他の特徴は、前記軸受ケーシングが保持要素を有していること にあり、ｖ４ｇＡ持要素は、軸受ケーシングを印刷装置の壁部の対応する空所内 に片側から差込むことを許容し、かつ押圧ローラを取り付けた状態において同軸 受ケーシング自体を軸線方向に間して移動不可に保持し得るように構成されてい る。

押圧ローラの可動軸受と固定軸受は、＃Ｌに１つの要素。

即ち固定軸受に関係付けられた保持リングにおいてのみ相違している。これによ って押圧ローラの対応するジャーナルは固定軸受内で軸線方向に関して固定され ており、それに対して可動軸受内の対応するジャーナルは軸線方向に沿って移動 可能に配置されている。

本発明の改良は、従属請求項に記載の事項によって特徴づけられている。前記各 事項は、以下の本発明の実施例の記載においてその利点と同様に更に詳しく説明 される。

本発明の実施例は図面に基づいて説明される。

図面の簡単な説明 第１図及び第２図は、玉軸受を装着した軸受ケーシングの正面図ないし断面図、 第３図は、第２図の表示から４５゛回転させた位置における軸受ケーシングのそ の他の断面図、第４図は、搬送ローラと押圧ローラからなるローラ対の、特に押 圧ローラの両軸受部を含む概略図、第５図は、押圧ローラの固定軸受の正面図で ある。

発明を実施するための最良の形態 第１．２図には軸受ケーシング１の正面図及び断面図が示されている。前記軸受 ケーシングは、貫通孔２を有する合成樹脂射出成形体として構成されている。

前記貫通孔内には、第１図において認められる正面倒から深みぞ玉軸受３が組込 まれている。前記深みぞ玉軸受は鍔４を有しており、同鍔は軸受ケーシング１の 外表面の周囲に当接している。深みぞ玉軸受３は、軸受ケーシング１内の第２図 に示された位置に係止爪５によって固定されている。前記係止爪は、互いに直径 上で対峙しつつ、軸受ケーシング１の正面側がら軸線方向に突出している。前記 係止爪５は弾性的に構成されており、したがって同係止爪５の内向きの突起６は 、深みぞ玉軸受３の装着に際して放射方向に避け、そして同深みぞ玉軸受の鍔４ が軸受ケーシング１の周囲に当接すると直ちに再び突入する。第１．２図に示さ れた位置において、係止爪５は突起６をもって深みぞ玉軸受の鍔４を把持してお り、それによって同深みぞ玉軸受を軸受クーリング１の貫通孔２内に軸線方向に 関して固定している。

第３図には単一部材としての軸受クーリング１の断面図が示されている。第３図 の断面は、両像止爪５を明瞭に図示できるように、第２図の表示から４５゛だけ 位置的に回転せしめられている。

第１図は、軸受ケーシング１が、互いに向い合うとともに互いに平行な２つの案 内面７を有していること、即ち同軸受ケーシング１の周囲が、回転対称的に形成 されるのではなく２第２図の切断平面に対して平行に中断されていることを最も 明瞭に示している。これによって、更に説明されるように、軸受ケーシングを収 容するところの印刷装置の壁部分の同軸受ケーシングの横断面に対応する空所の 形状は長方形のスリットとして定められ、同スリット内に同軸受ケーシング１が 半径方向に移動可能に配置されることになる。

また同時に２つの係止突起８ないし９が、軸受ケーシングの上側面ないし下側面 から垂直方向に延びつつ半径方向に突出している。この係止突起は、印刷装置の 壁部に軸受ケーシング１を軸線方向に関して固定するための保持要素として利用 される。それゆえ各係止突起は、壁部の壁厚だけ軸線方向沿いに互いにずらせて 配置されている。

今や第４図には、駆動される搬送ローラ１０と自由に連動する押圧ローラ１１と から成るローラ対の全体的な配置が概略的に示されている。第５図は、固定軸受 として構成された一方の軸受部の正面図を補足的に示している。この場合搬送ロ ーラｌＯの形状及び軸受構造はあまり重要でなく、それゆえ詳細には示されてい ない、これに対して押圧ローラ１１の軸受構造は詳細に記載されている。

押圧ローラ１１は２つのジャーナル１２ないし１３を有している。押圧ローラ１ １の一方のジャーナル１２は、同押圧ローラ１１の軸方向の固定軸受に関係付け られている。前記固定軸受は、印刷装置の概略的に示唆された第１の壁部１４内 に固定されている。前記第１の壁部は、図示されない記録担体の搬送路を側面的 に限定している。前記壁部１４内に配設された押圧ローラ１１の固定軸受は取付 けられた状態において示されている。

壁部１４はスリット形状の空所１６を有する。この長方形のスリットは、軸受ケ ーシングの案内面７相互の間隔よりもほんの少し大きい幅を有している。搬送ロ ーラ１０と押圧ローラ１１の各軸線を結ぶ線に沿った前記スリットの長さは、軸 受クーリング１を係止突起９も含めて矢印１５に沿って空所１６内へ差込むこと ができるように定められている。軸受ケーシング１内に挿入された押圧ローラ１ １のジャーナル１２は深みぞ玉軸受３の内レースと共に回転する。前記ジャーナ ルは、深みぞ玉軸受３の内レースに係合する外側の保持リング１７によって軸線 方向に移動し得ないようになっている。

更に、押圧ローラ１１を搬送ローラ１０に対して押し付けるところの半径方向の 圧接力をもたらす引張りばね１８が備えられている。前記引張りばね１８の各端 部は保持貫通孔１９内に係止されており、同保持貫通孔は壁部例えば１４におい て軸受スリット１６の両側に設けられている。引張りばね１８は、軸受ケーシン グ１の外表面にわたって与荷重を件って張設されており、これにより同軸受ケー シング１を軸受スリット１６内において搬送ローラ１０の軸線に向けて半径方向 に押し付ける。

第２の壁部２０における可動軸受の配置は組立状悪について説明するために示さ れている。第４図の表示において軸受ケーシングは、外側から、即ち再び矢印１ ５によって示唆された組込み方向に沿って、軸受ケーシング１の係止突起８が第 ２の壁部２０の外面に当接するまで、対応する軸受スリット１６内に挿入される 。挿入された軸受ケーシング１は、若干持ち上げられ、これによって係止突起９ をもって第２の壁部２０の内面に係合する。矢印１５の折れ曲がった形状は組込 み動作を概略的に表している。第２の壁部２０への軸受ケーシング１の取付けに 際して、深みぞ玉軸受３の内レースは押圧ローラ１１の第２のジャーナルに沿っ て移動せしめられる。前記ジャーナルの軸線方向の保持は配慮されていない、な ぜなら第２の壁部における押圧ローラ１１の軸受構造は、製造公差及び温度公差 を吸収するところの可動軸受を構成しなければならないからである。

ＦＩＧ　Ｉ　　　　　　　　　ＦＩＧ　２国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．壁部（１４，２０）を備えた、印刷装置内で記録担体を搬送するための押圧 ローラ（１１）の軸受装置であって、前記壁部内において、弾性変形可能な表面 を備えた前記押圧ローラが、２つの軸受部においてころがり軸受（３）を用いる ことより、所定の応力をもって搬送ローラ（１０）に対して半径方向に圧接しな がら軸線方向に関して固定されているものにおいて、前記両軸受部において前記 各々のころがり軸受（３）は、同様に構成された軸受ケーシング（１）内に固定 的に配置されており、該軸受ケーシングは、関係する前記壁部（１４ないし２０ ）の空所（１６）内に該軸受ケーシングを軸線方向に関して固定するための自己 保持的な保持要素（８，９）を有しており、前記軸受部の一方は固定軸受として 構成されるとともに、前記軸受ケーシング内に前記押圧ローラのジャーナル（１ ２）を軸線方向に関して固定するための保持リング（１７）を有しており、そし て他方の可動軸受として構成された前記軸受部においては、対応するジャーナル （１３）が半径方向の遊びをもって回動することを特徴とする、印刷装置の押圧 ローラの軸受装置。 ２．前記壁部（１４ないし２０）の前記空所（１６）はスリットとして構成され ており、前記軸受ケーシング（１）は、周囲において、対向的に配置された互い に平行な案内面（７）を有していて、該案内面の間隔は前記スリットの幅に一致 しており、前記保持要素は一対の係止突起（８ないし９）として構成され、該係 止突起は、直径上で互いに対峙しつつ前記軸受ケーシングの周面から半径方向に 突出して、しかも前記壁部の壁厚だけ軸線方向にずらして配置されており、その 結果該係止突起は取付け状態において前記壁部の内面ないし外面に当接すること になろ、請求項１記載の軸受装置。 ３．前記係止突起（８ないし９）は、前記軸受ケーシング（１）の前記周囲にお いて、前記案内面（７）に対して９０°ずらして配置されており、前記壁部（１ ４ないし２０）の前記スリット（１６）の長さは、前記軸受ケーシングを該スリ ット内に軸線方向に沿って差込むことができろように定められている、請求項２ 記載の軸受装置。 ４．前記軸受ケーシング（１）は貫通孔（２）を有しており、該貫通孔内に前記 付属のころがり軸受（３）が外レースをもって装着されており、該外レースは、 前記軸受ケーシングのスリーブへの当接面として半径方向に突出する■（４）を 有している、請求項１から３までのいずれか１項記載の軸受装置。 ５．前記軸受ケーシング（１）は、前記ころがり軸受（３）の着座部に隣接して 軸線方向に突出する弾性変形可能な係止爪（５）を有しており、該係止爪は、前 記ころがり軸受の取付けに際して該ころがり軸受の■（４）を前記軸受ケーシン グにおいて軸線方向に関して固定する、請求項４記載の軸受装置。 ６．前記対応する壁部（１４ないし２０）に固定された１つの引張りばね（１８ ）が、前記軸受部に備えられており、該引張りばねは、前記押圧ローラ（１１） がばね張力を受けて前記搬送ローラ（１０）に対して押し付けられるように、前 記軸受ケーシング（１）に作用する、請求項１から５までのいずれか１項記載の 軸受装置。 ７．前記引張りばね（１８）は、前記軸受ケーシング（１）に少なくとも部分的 に巻き付いて、与荷重状態において両端部をもって前記対応する壁部（１４ない し２０）に固定されている、請求項６記載の軸受装置。 ８．前記軸受ケーシング（１）は合成樹脂の射出成形体として構成されている、 請求項１から７までのいずれか１項記載の軸受装置。