JPH0350298Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0350298Y2 JPH0350298Y2 JP11322886U JP11322886U JPH0350298Y2 JP H0350298 Y2 JPH0350298 Y2 JP H0350298Y2 JP 11322886 U JP11322886 U JP 11322886U JP 11322886 U JP11322886 U JP 11322886U JP H0350298 Y2 JPH0350298 Y2 JP H0350298Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- swash plate
- main body
- piston
- convex portion
- supported
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000000295 complement effect Effects 0.000 claims description 3
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Reciprocating Pumps (AREA)
- Hydraulic Motors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本考案は産業機械及び建設機械等に使用される
油圧斜板式可変ピストンポンプ・モータに関す
る。
油圧斜板式可変ピストンポンプ・モータに関す
る。
（従来の技術）
従来の油圧斜板式可変ピストンポンプ・モータ
は何れも斜板を直接軸方向に傾動させて斜板の角
度を変えることによつて行つていたので構造が複
雑で高価かつ形状が大形となつた。
は何れも斜板を直接軸方向に傾動させて斜板の角
度を変えることによつて行つていたので構造が複
雑で高価かつ形状が大形となつた。
（考案が解決しようとする問題点）
本考案の目的はかかる従来製品の欠点を解消し
た、斜板の角度を直接斜板を軸方向に傾動させる
ことなく変えることができ、構造が簡単で安価か
つ小形形状の斜板式可変ピストンポンプ・モータ
を提供することにある。
た、斜板の角度を直接斜板を軸方向に傾動させる
ことなく変えることができ、構造が簡単で安価か
つ小形形状の斜板式可変ピストンポンプ・モータ
を提供することにある。
（問題点を解決するための手段）
このため本考案は、本体に軸と一緒に回転可能
に支持されたシリンダバレルに軸方向に移動可能
に挿入された複数個のピストンの頭部と摺接しか
つ制御スライダーを介して本体に軸方向に傾動可
能に支持された斜板を有し、前記斜板は反ピスト
ン側中央に半径方向に延在する断面が半円形の凹
部又は凸部を有し、前記制御スライダーは前記凹
部又は凸部と補合形状の凸部又は凹部を有しかつ
半径方向に移動可能に本体に支持されたことを特
徴とする斜板式可変ピストンポンプ・モータとし
たものである。
に支持されたシリンダバレルに軸方向に移動可能
に挿入された複数個のピストンの頭部と摺接しか
つ制御スライダーを介して本体に軸方向に傾動可
能に支持された斜板を有し、前記斜板は反ピスト
ン側中央に半径方向に延在する断面が半円形の凹
部又は凸部を有し、前記制御スライダーは前記凹
部又は凸部と補合形状の凸部又は凹部を有しかつ
半径方向に移動可能に本体に支持されたことを特
徴とする斜板式可変ピストンポンプ・モータとし
たものである。
（実施例）
次に本考案の実施例につき図面を参照して説明
すると、本考案に基づく斜板式可変ピストンポン
プ・モータはボデイ１とカバー２を含む本体と、
本体にベアリング１′，１″によつて回転可能に支
持され、かつスプライン１０を有するポンプ軸３
と、スプライン１０により軸３と一緒に回転可能
にバルブプレート４に摺接されて支持されるシリ
ンダバレル９と、シリンダバレル９に設けた穴
９′に軸方向に移動可能に挿入された複数個のピ
ストン５の頭部６とピストンシユー６′を介して
摺接する斜板７と、斜板７を軸方向に傾動させる
制御スライダー８とを含む。制御スライダー８は
本体ボデイ１に、一端をスプリング１１でボデイ
１との間を離隔する方向に押圧され、他端をスプ
リング１１に抗してボルト１２で半径方向に移動
可能に支持され、かつピストン５の軸方向の力を
斜板７を介して受けるために直動軸受１３が本体
ボデイとの間に介されて支持されている。第２図
で示すように、スライダー８は中央線１７に向け
て***する断面半円形状凸部（１８、凹部であつ
てもよい）を有し、そして軸３を通過させる貫通
孔１６を中央部に有する。代替的に、実施例とは
異り斜板７をカバー２側に配置し、従つてバルブ
プレート４及びシリンダバレル９をボデイ１側に
配置して軸３がシリンダバレル９によつて支持さ
れる形式の斜板式可変ピストンポンプ・モータに
本考案を使用するときは、貫通孔１６は省略され
ることができる。また同様にスプリング１１に代
えて、他のボルト又はピストンによつて支持され
てもよい。斜板７は凸部１８と嵌合する互に補合
形状となる断面が半円形の凹部１９，１８が凹部
のときは凸部であつてもよい）が反ピストン側中
央に半径方向に延在する。本体であるボデイ１に
支持された制御スライダー８がボルト１２によつ
て半径方向下方に移動されるときは、第１図に示
す斜板７の最大軸方向傾動位置から第３図に示す
スライダー８中央線１７と軸３の軸線とがほぼ一
致するほぼ軸線と垂直な最小傾動位置まで、斜板
７が傾動するようにされている。P1，P2は油の
出入ポート、１４，１５はカバー２の油路、１
４′，１５′はバルブプレート４の通路である。実
施例装置がポンプとして使用されるときは、軸３
に図示しないモーターから回転力が入力され、
P1は吐出ポートに、そしてP2は吸入ポートに連
通される。軸３はスプライン１０を介してシリン
ダバレル９を回転させるので、第１図でみてピス
トン５は穴９′内を軸方向に移動する。シリンダ
バレル９とピストンシユー６′とがバルブプレー
ト４及び斜板７とにそれぞれ摺接し回転されなが
ら第１図でみて上方から下方に向うときは吸入ポ
ートP2から圧油を吸入し、下方から上方に移動
するときに圧油を吐出する。吐出行程ではピスト
ン５はピストンシユー６′を介して斜板７をスラ
イダー８に向けて押圧するが、第２図示の位置で
は各ピストン５がこのとき押圧する力の合力方向
は斜板７のピストンシユー６′との摺接面２０に
ほぼ垂直で、斜板７の回転中心、従つてスライダ
ー８凸部１８の中央線１７に向いている。この位
置から第１図示の位置にスライダー８を移動させ
ると、スライダー８の中央線１７も上昇するの
で、前記ピストン５の合力によつて斜板７を傾動
させるモーメントが働き、斜板７はこのモーメン
トがなくなるので、即ち前記ピストン５による合
力中心が凸部の中心（１７′、第１図）に向くま
で傾動し、ポンプ吐出量は大きくなる。このよう
にして、制御スライダー８の位置をシヤフト３軸
線に対して垂直な半径方向に移動することによつ
て、ポンプ吐出量を可変にすることができる。実
施例装置がモータとして使用されるときは、P1
又はP2ポートから圧油が導入されて軸３が回転
させられ、可変出力回転数を有するモータとして
使用できる。
すると、本考案に基づく斜板式可変ピストンポン
プ・モータはボデイ１とカバー２を含む本体と、
本体にベアリング１′，１″によつて回転可能に支
持され、かつスプライン１０を有するポンプ軸３
と、スプライン１０により軸３と一緒に回転可能
にバルブプレート４に摺接されて支持されるシリ
ンダバレル９と、シリンダバレル９に設けた穴
９′に軸方向に移動可能に挿入された複数個のピ
ストン５の頭部６とピストンシユー６′を介して
摺接する斜板７と、斜板７を軸方向に傾動させる
制御スライダー８とを含む。制御スライダー８は
本体ボデイ１に、一端をスプリング１１でボデイ
１との間を離隔する方向に押圧され、他端をスプ
リング１１に抗してボルト１２で半径方向に移動
可能に支持され、かつピストン５の軸方向の力を
斜板７を介して受けるために直動軸受１３が本体
ボデイとの間に介されて支持されている。第２図
で示すように、スライダー８は中央線１７に向け
て***する断面半円形状凸部（１８、凹部であつ
てもよい）を有し、そして軸３を通過させる貫通
孔１６を中央部に有する。代替的に、実施例とは
異り斜板７をカバー２側に配置し、従つてバルブ
プレート４及びシリンダバレル９をボデイ１側に
配置して軸３がシリンダバレル９によつて支持さ
れる形式の斜板式可変ピストンポンプ・モータに
本考案を使用するときは、貫通孔１６は省略され
ることができる。また同様にスプリング１１に代
えて、他のボルト又はピストンによつて支持され
てもよい。斜板７は凸部１８と嵌合する互に補合
形状となる断面が半円形の凹部１９，１８が凹部
のときは凸部であつてもよい）が反ピストン側中
央に半径方向に延在する。本体であるボデイ１に
支持された制御スライダー８がボルト１２によつ
て半径方向下方に移動されるときは、第１図に示
す斜板７の最大軸方向傾動位置から第３図に示す
スライダー８中央線１７と軸３の軸線とがほぼ一
致するほぼ軸線と垂直な最小傾動位置まで、斜板
７が傾動するようにされている。P1，P2は油の
出入ポート、１４，１５はカバー２の油路、１
４′，１５′はバルブプレート４の通路である。実
施例装置がポンプとして使用されるときは、軸３
に図示しないモーターから回転力が入力され、
P1は吐出ポートに、そしてP2は吸入ポートに連
通される。軸３はスプライン１０を介してシリン
ダバレル９を回転させるので、第１図でみてピス
トン５は穴９′内を軸方向に移動する。シリンダ
バレル９とピストンシユー６′とがバルブプレー
ト４及び斜板７とにそれぞれ摺接し回転されなが
ら第１図でみて上方から下方に向うときは吸入ポ
ートP2から圧油を吸入し、下方から上方に移動
するときに圧油を吐出する。吐出行程ではピスト
ン５はピストンシユー６′を介して斜板７をスラ
イダー８に向けて押圧するが、第２図示の位置で
は各ピストン５がこのとき押圧する力の合力方向
は斜板７のピストンシユー６′との摺接面２０に
ほぼ垂直で、斜板７の回転中心、従つてスライダ
ー８凸部１８の中央線１７に向いている。この位
置から第１図示の位置にスライダー８を移動させ
ると、スライダー８の中央線１７も上昇するの
で、前記ピストン５の合力によつて斜板７を傾動
させるモーメントが働き、斜板７はこのモーメン
トがなくなるので、即ち前記ピストン５による合
力中心が凸部の中心（１７′、第１図）に向くま
で傾動し、ポンプ吐出量は大きくなる。このよう
にして、制御スライダー８の位置をシヤフト３軸
線に対して垂直な半径方向に移動することによつ
て、ポンプ吐出量を可変にすることができる。実
施例装置がモータとして使用されるときは、P1
又はP2ポートから圧油が導入されて軸３が回転
させられ、可変出力回転数を有するモータとして
使用できる。
（考案の効果）
以上説明したように、本考案によると、制御ス
ライダーを半径方向に移動させるだけで可変吐出
量機構を構成するので、直接斜板を軸方向に傾動
させることなく斜板の角度を変えることができ、
構造が簡単で安価かつ小形形状の斜板式可変ピス
トンポンプ・モータを提供するものとなつた。
ライダーを半径方向に移動させるだけで可変吐出
量機構を構成するので、直接斜板を軸方向に傾動
させることなく斜板の角度を変えることができ、
構造が簡単で安価かつ小形形状の斜板式可変ピス
トンポンプ・モータを提供するものとなつた。
第１図及び第３図は本考案の実施例斜板式可変
ピストンポンプ・モータの断面構造図で、それぞ
れ斜板が最大傾斜位置と最小傾斜位置にある状態
で示し、第２図は第１図に示す制御スライダーの
Ａ−Ａ方向からみた側面図である。 １……ボデイ（本体）、２……カバー（本体）、
３……軸、５……ピストン、６……頭部、７……
斜板、８……制御スライダー、９……シリンダバ
レル、１８……凸部、１９……凹部。
ピストンポンプ・モータの断面構造図で、それぞ
れ斜板が最大傾斜位置と最小傾斜位置にある状態
で示し、第２図は第１図に示す制御スライダーの
Ａ−Ａ方向からみた側面図である。 １……ボデイ（本体）、２……カバー（本体）、
３……軸、５……ピストン、６……頭部、７……
斜板、８……制御スライダー、９……シリンダバ
レル、１８……凸部、１９……凹部。
Claims (1)
- 本体に軸と一緒に回転可能に支持されたシリン
ダバレルに軸方向に移動可能に挿入された複数個
のピストンの頭部と摺接しかつ制御スライダーを
介して本体に軸方向に傾動可能に支持された斜板
を有し、前記斜板は反ピストン側中央に半径方向
に延在する断面が半円形の凹部又は凸部を有し、
前記制御スライダーは前記凹部又は凸部と補合形
状の凸部又は凹部を有しかつ半径方向に移動可能
に本体に支持されたことを特徴とする斜板式可変
ピストンポンプ・モータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11322886U JPH0350298Y2 (ja) | 1986-07-23 | 1986-07-23 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11322886U JPH0350298Y2 (ja) | 1986-07-23 | 1986-07-23 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6319078U JPS6319078U (ja) | 1988-02-08 |
| JPH0350298Y2 true JPH0350298Y2 (ja) | 1991-10-28 |
Family
ID=30994831
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11322886U Expired JPH0350298Y2 (ja) | 1986-07-23 | 1986-07-23 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0350298Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-07-23 JP JP11322886U patent/JPH0350298Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6319078U (ja) | 1988-02-08 |
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